NIPTとは妊婦の採血で赤ちゃんの13トリソミー、18トリソミー、21トリソミーの染色体異常や微小欠失症候群その他の染色体異常、遺伝子異常を知ることができる検査です。茨城県でNIPT（新型出生前診断）を提供している医院の検査の種類や費用について比較してみました。

また、東京ミネルバクリニックのNIPTは妊娠6週から受けていただくことができます。オンラインNIPTは来院不要で、ご自宅近隣で完結できる新しいNIPTのカタチです。あわせてご確認ください。

茨城県（関東）NIPT実施医療機関の費用・検査オプションなど内容比較

茨城県でNIPTを提供する認可施設と無認可（認可外）施設の比較

茨城県（関東）でNIPT（新型出生前診断/非侵襲的出生前検査）を提供している医療機関の検査について比べてみました。NIPTを提供する認可施設と無認可（認可外）施設を比較してみた表などを掲載しています。新たな情報が入ったら随時更新していきます。

認可施設で可能な検査は基本検査と呼ばれる13トリソミー・18トリソミー・21トリソミーのみです。無認可施設は、基本検査に加えて性染色体の数の異常を調べる性染色体検査、トリソミー検査では難しい微細な欠失を調べる微小欠失検査、1番から22番までの染色体のトリソミーをチェックする全染色体検査も対応しています。


施設名		提携先	検査会社	検査可能妊娠週	医師の専門分野	遺伝カウンセリング	費用	13，18， 21染色体基本検査	全染色体	微小欠失	胎児の性別	結果開示までの期間	住所	電話番号
水戸済生会総合病院	認可	NIPT コンソーシアム	ジーンテック	10週	遺伝	〇	調査中	〇	×	×	×	2～3 週間	茨城県水戸市双葉台 3丁目3番10号	0287- 37-2221
茨城県立中央病院	認可	NIPT コンソーシアム	ジーンテック	10週	遺伝	〇	￥195,250	〇	×	×	×	2～3 週間	茨城県笠間市鯉淵6528	0296- 77-1121
水戸下肢静脈瘤クリニック	無認可	平石クリニック	国内検査及びベリナタ	10週	美容	×	￥180,000～￥230,000	〇	〇	〇	〇	7～ 10日	茨城県水戸市城南 1丁目7-5 5F	0120- 540-290

茨城県内には認可の医療施設が２件、無認可の医療施設が１件あります。
認定施設では、事前に遺伝子カウンセリングを実施しているためどんな検査になるのか検査前に知ることができます。医院によっては認定遺伝カウンセラーが在籍しているところもあるので不安の軽減につながるでしょう。しかしながらできる検査は13トリソミー、18トリソミー、ダウン症候群（21トリソミー）の3種類だけです。全ての染色体を検査するわけではありませんので陽性を見逃す可能性が出てきます。

そして認定施設の病院でNIPT（新型出生前診断）を受診するためには診療前の遺伝子カウンセリング、検査、診断結果の報告と３回の通院が必要です。遺伝子カウンセリングは夫婦同伴が条件となる上、病院によっては実施している曜日が決まっているため日程の調整が難しくなることも考えられます。そして認定施設の病院は通院患者も多く、待ち時間も長くなりがちです。院内で長く待たされることによるストレスもたまってくるでしょう。しかも検査結果が出るのにおおよそ二週間前後かかります。妊婦さんはそれまでお腹の赤ちゃんがどんな状態なのか心配する日々を過ごすのです。

また、検査対象は３５歳以上であり、尚かつ検査を受ける病院で分娩をしないといけないといった条件も付きます。

無認可施設は平石クリニックの系列です。

茨城県内にある医院から東京の平石クリニックへ採血した血液を送るだけになります。平石クリニックには認定遺伝カウンセラーが在籍していますが、茨城県まで来院することはありません。実際は医療機関ではない民間企業が行っているNIPT（新型出生前診断）と同じです。医院でカウンセリングも実施しないので、検査結果が出るまで不安を抱えながら待つことになるでしょう。

ミネルバクリニックは東京都にありますが、オンライン診療を実施しているので当院までお越しにならなくてもNIPT（新型出生前診断）検査を受けることが可能です、事前の遺伝子カウンセリングは出産経験がある臨床遺伝専門医とビデオ通話で行います。紹介状を送付した採血キットをご自宅へお送りし、お住まいの近くにある医院で採血できるようにしておりますので当院までお越しいただかなくても構いません。

検査結果も当院のホームページに患者様専用のマイページを作ってお知らせいたします。検査過程も確認できますのでご不明な点があれば遠慮なくお問い合わせください。

オンライン診療の対象地域は日本全国となりますので栃木県も範囲内です。また栃木県内からミネルバクリニックにまで直接ご来院いただけます。

関連記事：オンラインNIPT：全国どこにお住まいでもミネルバクリニックのNIPTが受けられます

また、ミネルバクリニックは日本国内屈指の豊富なNIPTのメニューを取り揃えており、妊婦さんのご希望に添った新型出生前診断を行うことができます。新型出生前診断の詳細に付きましてはミネルバクリニックのNIPTトップページからご確認ください。

性染色体の数の異常を調べる性染色体検査、トリソミー検査では難しい微細な欠失を調べる微小欠失検査、1番から22番までの染色体のトリソミーをチェックする全染色体検査はもちろん、両親になくても赤ちゃんだけに起こる新生突然変異についての検査も実施しております。事前に旦那様の口腔粘膜をお取りいただければ奥様のみのご来院で対応可能です。

まとめ

NIPT（新型出生前診断）は2013年に日本で導入されて以来、いろんな医療機関で提供されています。しかし、検査前のカウンセリングが不十分だったり、検査範囲が狭くて陽性を見逃してしまったりといった問題が起きています。例えば、無認可施設の病院だったため遺伝カウンセリングを受けられなかった妊婦さんが陽性という結果を受けて混乱してしまい、本当は正常なお子さんなのに冷静な判断ができなくなっていきなり中絶してしまうといったケースがあります。また本当に陽性で中絶する場合でも、しっかりとしたサポートがなければ大きなトラウマを残すことにもなりかねません。認可施設の病院では、新型出生前診断を受診できるのは妊娠10週目からになるので、もし陽性確定後に中絶をするならば妊婦さんの肉体に大きなご負担をかけてしまいます。無認可施設の医院では陽性の結果が出た場合、羊水検査の費用を全額負担するといったアフターサポートをしていますが、院内に遺伝子や染色体に関する専門的な知識を持つ医師が不在のため不安に怯える妊婦さんの心のケアをすることはできません。

そのため、遺伝カウンセリングの体制とアフターサポートがしっかり整っている病院で新型出生前診断を受けることをおすすめします。

東京のミネルバクリニックは、３人の子どもの母親である臨床遺伝専門医による遺伝カウンセリングをしてから検査へと移ります。医師としての意見や先輩ママとしてのアドバイスを行い、赤ちゃんが心配な妊婦さんの気持ちに寄り添った対応しています。そしてみなさまに万全の体制で新型出生前診断を受けていただけるよう世界のトップレベルと検査機関と日本独占契約をして、日々の診療に取り組んでおります。それは当院まで通院しなくても受けられれるオンライン診療でも変わりません。自宅に居ながらにして来院時と同じ環境でNIPT（新型出生前診断）検査が受けられるのです。検査後のアフターサポートも羊水検査の費用負担、再カウンセリングを実施しており、セカンドオピニオンの受け入れも行っています。

実績・経験・知識が豊富な医師やスタッフによる高水準の新型出生前診断を受けたい方は、ミネルバクリニックまでお気軽にご相談ください。

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カリオセブン｜全部の染色体を７Mbでスキャン＋微小欠失9疾患。胎児のDNA2.5％から可能なので9週から検査できます。
デノボ｜父親の加齢と相関する25遺伝子44疾患
 ペアレントコンプリート：通常のNIPT（母親の側に原因がある疾患をチェック）＋デノボ（父親側に原因がある疾患をチェック）
コンプリートNIPT：ペアレントコンプリート＋カリオセブンの全部が入っています
イルミナVeriseq2（全染色体を7Mbで欠失・重複のスキャンが可能。但し、胎児のDNAが8％ないと正確性を担保できないため、妊娠11週からとなります）
オンラインNIPT：全国どこにお住まいでもミネルバクリニックのNIPTが受けられます

この記事の筆者：仲田洋美（医師）

プロフィール

仲田洋美総合内科専門医、臨床遺伝専門医、
がん薬物療法専門医
医療法人社団ミネルバ　ミネルバクリニック　院長

1995年医師免許取得。医師として勤務を続けるうちに人を人として”全人的”に診療したいという強い思いから縦割りの医療の在り方に疑問を感じて2010年にがん薬物療法専門医取得（2019年現在全国1200人程度）し、臓器を網羅した横断的専門医となる。また、臓器を網羅すると遺伝性がんへの対策が必要と気づき、2011年に臨床遺伝専門医取得（2019年現在全国1000人程度）。

2014年に遺伝相談はセンシティブな分野にもかかわらず、昼間の短い時間しか対応できない大病院のありかたに疑問を感じて、ミネルバクリニックを開業。以来、必要な人がハードルを感じずに診療を受けられるようにしたいと思いから、全国で大学病院でも難しい内容の対応を求める人々を受け入れ、よろずお悩み相談所として多くの人々の様々な”家族（計画）の問題”を改善に導いている。

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