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NIPTとは、妊婦さんの採血で赤ちゃん染色体異常や、微小欠失症候群などの遺伝子異常を知ることができる検査です。この検査は妊娠10週目以降から受けることができ、非常に高い精度を誇ります。
ただし、NIPTは確定診断ではなく、陽性の結果が出た場合、確定診断のために羊水検査や絨毛検査などの追加の検査が必要です。この記事では、愛媛県でNIPTを受けることができる病院を紹介します。
また、東京ミネルバクリニックのNIPTは妊娠6週から受けていただくことができます。オンラインNIPTは来院不要で、ご自宅近隣で完結できる新しいNIPTのカタチです。あわせてご確認ください。
愛媛県でNIPT(新型出生前診断)を実施する医院・クリニック一覧
愛媛県でNIPTを提供している医院の検査の種類や費用についてまとめました。
施設名 | 認証/非認証 | 提携先 | 検査会社 | 検査 可能 週 | 専門 分野 | 遺伝 カウ セ | 費用(税込) | 13,18, 21染色体 基本検査 | 全染色体 | 微小欠失 | 性別 | 結果 まで | 住所 | 電話番号 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
愛媛大学医学部附属病院 | 認証 | - | - | 10週 | 産婦人科 | あり | 16万円 | 〇 | 2週間程度 | 愛媛県東温市 志津川454 | 089-960-5322 | |||
愛媛県立中央病院 | 認証 | - | - | 10週 | 産婦人科 | あり | 15万9,560円 | 〇 | 約2-3週間 | 愛媛県松山市 春日町83番地 | 089-947-1111 | |||
産科婦人科 ばらのいずみクリニック | 認証 | - | - | 10週 | 産婦人科 | あり | 16万円 | 〇 | 約2-3週間 | 愛媛県松山市 和泉南1-7-10 | 089-956-6002 | |||
ジョウクリニック 松山院 | 非認証 | 平石クリニック | イルミナ | 9週 | 美容 | あり | 19万8,000円~ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 最短3日 | 愛媛県松山市 千舟町4-3-7 | 0120-777-923 |
NIPTクリニック 松山院 | 非認証 | DNA先進医療 | イルミナ | 9週 | 遺伝 | あり | 19万8,000円~ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 最短3日 | 愛媛県松山市 千舟町4-3-7 青野ビル3F | 0120-330-987 |
愛媛大学医学部附属病院 (認証)
NIPTは陽性時の羊水検査込みで16万円。遺伝カウンセリングは、他院からの紹介で約8,000円、院内紹介は6,000円です。他院からの予約は、かかりつけ医によるFAXのみ受付られています。予約時に必要な書類は公式サイトをご確認ください。妊娠10〜15週目であれば、年齢や既往歴を問わずにNIPT受検が可能ですが、カウンセリングや検査までパートナーの同伴は必須です。
住所 | 愛媛県東温市志津川454 |
アクセス | こちら |
Tel | 089-960-5322 |
予約 | かかりつけ医からのFAX ※妊婦さん本人の予約はできない |
検査内容 | 13,18,21トリソミー |
料金 | 16万円 |
結果まで | 2週間程度 |
URL | こちら |
愛媛県立中央病院 (認証)
NIPTは陽性時の羊水検査込みで15万9,560円。遺伝カウンセリングは、初診料もしくは再診料+5,500円、結果開示は再診料が別途必要です。他院出産の場合は個人予約を受け付けていないため、かかりつけ医を通して予約するようにしましょう。特に条件を問わず、妊娠10〜15週目の方が検査対象です。
住所 | 愛媛県松山市春日町83番地 |
アクセス | こちら |
Tel | 089-947-1111 |
予約 | かかりつけ医を通して予約 ※妊婦さん本人の予約はできない |
検査内容 | 13,18,21トリソミー |
料金 | 15万9,560円 |
結果まで | クリニックに直接お問合せください |
URL | こちら |
産科婦人科ばらのいずみクリニック (認証)
愛媛県立中央病院の認証連携施設です。NIPTは陽性時の羊水検査込みで16万円。遺伝カウンセリング料金については、医院に直接お問合せください。
住所 | 愛媛県松山市和泉南1-7-10 |
アクセス | こちら |
Tel | 089-956-6002 |
予約 | 下記のいずれか ・担当医に伝える ・かかりつけ医からFAX ・妊婦本人が電話 |
検査内容 | 13,18,21トリソミー |
料金 | 16万円 |
結果まで | クリニックに直接お問合せください |
URL | こちら |
ジョウクリニック 松山院 (非認証)
平石クリニックの提携院です。遺伝カウンセラーにNIPTに関する相談をすることができます(対面以外)。予約は妊娠がわかった時点から受け付けており、年齢制限もありません。陽性時の場合は羊水検査費用を負担してくれます。
妊娠6週目と9週目で2回NIPTが受けられる早期NIPT検査を行っています。予約はクリニックに直接問い合わせるか、平石クリニックの専用予約フォームを利用しましょう。
住所 | 愛媛県松山市千舟町4-3-7 |
アクセス | こちら |
Tel | 0120-777-923 |
予約 | 電話またはWeb |
検査内容 | ・13,18,21染色体基本検査 ・全染色体 ・微小欠失 ・胎児の性別 |
料金 | A 基本検査 19万8,000円(税込) B 全染色体検査 23万1,000円(税込) C 微小欠失検査 25万3,000円(税込) |
結果まで | 最短3日 |
URL | こちら |
NIPTクリニック 松山院 (非認証)
DNA先端株式会社の提携院です。非認証施設のため、受検条件が広く、調べられる内容も多岐にわたります。希望者には認定カウンセラーによる電話相談も受け付けており、6週目と9週目の2回にわたって検査が受けられるW-NIPTにも対応されています。陽性時の場合は羊水検査の費用負担あり。予約はDNA先端株式会社公式サイトからで、当日予約・当日検査も可能です。
住所 | 愛媛県松山市千舟町4-3-7 青野ビル3F |
アクセス | こちら |
Tel | 0120-330-987 |
予約 | 電話またはWeb |
検査内容 | ・13,18,21染色体基本検査 ・全染色体 ・微小欠失 ・胎児の性別 |
料金 | ・基本検査: 19万8,000円(税込) ・全染色体検査: 23万1,000円(税込) ・全染色体+微小欠失検査 25万3,000円(税込) |
結果まで | 最短3日 |
URL | こちら |
認証施設と非認証施設の違い
NIPTを受けられる病院は、認証施設と非認証施設の2つに分けられます。どちらも同じ医療機関ではありますが、NIPTを受検できる妊婦さんの条件や、調べられる内容、フォロー体制に少し違いがあります。
認証施設は、出生前検査認証制度等運営委員会が定めたマニュアルに則ってNIPTを行っているのに対し、非認証施設は施設それぞれが決めた独自のマニュアルでNIPTを行っています。認証施設と非認証施設は、どちらが良い悪いで判断するのではなく、それぞれの特徴を理解し、自身の妊娠状況や受けたい検査条件に合わせて選ぶようにするといいでしょう。
以下では、もう少し詳しく認証施設と非認証施設の違いについて解説しています。
認証施設とは
認証施設は、出生前検査認証制度等運営委員会が2022年2月に公表した「NIPT 等の出生前検査に関する情報提供及び施設(医療機関・検査分析機関)認証の指針」に記載されている条件を満たした施設のことを指します。
つまり、委員会が作ったマニュアル通りにNIPTが行われていることが、認証施設になるための条件ということになります。
また、認証施設には基幹施設と連携施設というものがあり、連携施設は基幹施設に統括され、支援を受けながら運営されています。
認証施設 | |
基幹施設 | 連携施設 |
・遺伝専門外来が設置されている ・産婦人科専門医と小児科専門医が常時勤務している ・少なくとも一方が臨床遺伝専門医 ・自施設で検査後の分娩や中絶ができる ・自施設で確定検査ができる |
・産婦人科専門医が常時勤務している ・臨床遺伝専門医もしくは出生前検査に関する研修を受けている ・自施設で妊婦健診と分娩ができる |
⇒連携施設で確定検査(羊水検査や絨毛検査)ができない場合は、所属する基幹施設に紹介されます
以下に、認証施設の特徴をまとめています。
◎認証施設の特徴◎
検査対象 | 21・13・18トリソミーのみ |
検査時の条件 | ・病院によっては検査を受ける妊婦に条件を設けている(年齢、既往歴など) ・紹介状が必要な場合がある ・その施設で分娩予定の妊婦しか受け付けてない場合がある |
遺伝カウンセリング | ・遺伝カウンセリングは必須 ・遺伝カウンセリングは夫婦同伴を必須とする病院もある |
通院回数 | 遺伝カウンセリング、採血、NIPTの結果通知の計3回病院へ通う必要がある(病院によってはカウンセリング当日に採血できるところもある) |
結果通知 | 必ず対面式で行われる |
陽性後の対応 | ・確定検査はNIPTを実施する病院または提携施設で可能 ・確定検査費用は無料 |
認証施設は、NIPT前後の遺伝カウンセリングから陽性判定後の確定検査の対応まで、全体のフォロー体制が整っている点が大きなメリットです。一方で、受検条件があったり調べられることが基本検査(21・13・18トリソミー)のみに限定されていたりするなど、何かと制約が多い部分がデメリットといえます。
参照:「NIPT 等の出生前検査に関する情報提供及び施設(医療機関・検査分析機関)認証の指針」(厚生労働省)
非認証施設とは
非認証施設は、出生前検査認証制度等運営委員会に認証されていない施設のことを指します。
非認証とはいえ、NIPTは医師法や医療法に基づいて適切に行われており、検査の精度は認証施設と変わりません。委員会のマニュアル通りにNIPTが行われるわけではないため、受検条件や調べられる内容に関しては、より柔軟に対応しています。
以下に、非認証施設の特徴をまとめています。
◎非認証施設の特徴◎
検査対象 | ・すべての染色体トリソミー ・微小欠失 ・胎児の性別 ※クリニックによって調べられる内容は異なる |
条件 | 年齢や既往歴などの受検条件、紹介状、夫婦の同伴は必要ない |
遺伝カウンセリング | 遺伝カウンセリングは必須としておらず、カウンセリングを行う施設は少ない |
通院回数 | 採血時のみ(1回)の来院で済む場合がほとんど |
結果通知 | ほとんどが非対面で行われる(Web、郵送) |
陽性後の対応 | ・確定検査が行えない病院も多く、自身で病院を探さなければいけないケースがある ・確定検査費用を負担してくれない病院もある ※最近では非認証施設の陽性後対応は整いつつある |
非認証施設は受検制限がなく、幅広い人に検査の機会があたえられているのが大きな特徴です。また、検査できる内容も多く、1 回だけの来院で済むことや、パートナーの同伴を必須としていない部分をメリットと感じる方も多いでしょう。
しかし、非認証施設の多くでは、臨床遺伝専門医や遺伝カウンセラーが在席していないため、遺伝カウンセリングがほぼ行われません。NIPTの正しい知識や理解を得にくく、疑問や不安への対応が不十分になりやすいことはデメリットといえます。
NIPTを受ける医院選びでおさえておきたいポイント
NIPTに対応している病院が増えてきている一方で、選択肢が多いために、どの病院を選べばいいのか迷ってしまうのではないでしょうか。NIPTを受ける病院選びの際には、次のポイントを確認しましょう。
◎NIPTを受ける医院選び4つのポイント◎
①遺伝カウンセリングの有無
②陽性判定時のフォロー体制
③検査の種類や内容
④アクセスのよさ
それぞれを、もう少し詳しく解説します。
遺伝カウンセリングの有無
遺伝カウンセリングは、臨床遺伝専門医や遺伝カウンセラーといった、遺伝子の専門家が科学的根拠に基づいて知識や情報を提供してくれるものです。検査や結果の理解には専門的な知識が必要な場合も多く、NIPT受検時や結果開示時に疑問や不安を持たれる方も少なくありません。
そんな時に遺伝カウンセリングがあれば、正しくNIPTを理解した上で、安心して検査に取り組みやすくなります。認証施設では遺伝カウンセリングが必須となっていますが、非認証施設では臨床遺伝専門医や遺伝カウンセラーが在席しているところが少ないため、遺伝カウンセリングが行われなかったり任意になっていたりします。
遺伝カウンセリングは知識や情報を提供するだけでなく、妊婦さんや家族の社会的・心理的なフォローも目的としているため、NIPTを受けるのであれば、遺伝カウンセリングを行っている病院を選ばれることをおすすめします。
陽性判定時のフォロー体制
NIPTで陽性時の場合は、確定的検査である羊水検査や絨毛検査を受け、本当に胎児の染色体に異常があるのかを診断することになります。認証施設のNIPTで陽性判定が出た場合、自施設や連携施設ですみやかに羊水検査が手配されます。また、羊水検査の追加費用は必要ありません。
対して、非認証施設の中には、自施設で羊水検査を行えないところが多く、羊水検査ができる他院を妊婦自身が探さなければいけない場合があります。
さらには、羊水検査費用の負担をしてくれないところもあります。
認証施設・非認証施設のどちらを利用するにしても、羊水検査の手配や費用の負担など、陽性判定時のフォロー体制が整っているところを選ぶようにしましょう。
検査の種類や内容
認証施設と非認証施設では、調べられる検査内容が少し異なっています。
【調べられる内容】
認証施設▶21・13・18トリソミーのみ
非認証施設▶すべての染色体トリソミー、微小欠失、胎児の性別
非認証施設の方が認証施設よりも、多くのことを調べることができます。
ただし、同じ非認証施設であっても、施設ごとに調べられる内容が異なり、調べる項目が多くなるほど費用が高くなる点には注意しましょう。
自分達が調べたい内容と目的に合った施設を選ぶようにしてください。
アクセスのよさ
NIPTはできるだけ近い病院で受けるようにしましょう。
NIPTを受けられる時期(妊娠10週目前後)は、ちょうど妊娠さんが体調を崩しやすく、つわりがよく起こる時期でもあります。
妊娠時期は、移動や座って話を聞いているだけでも心身に負担がかかりやすく、遠方の病院を選択してしまうと母体の大きな負担になってしまう可能性があります。
自宅からなるべく近い病院で受けるのが理想的ですが、自宅で検査ができるオンラインNIPTを実施している施設を選ぶという選択もあります。
ミネルバクリニックではオンラインでNIPTを実施しています
東京に院を構えるミネルバクリニックでは、オンラインNIPTに対応しており、全国どこからでも当院のNIPTを受けていただくことが可能です。
地方に住んでいてとても通えない、つわりがひどくて外出するのが辛い、小さな子供がいるので遠出して病院に行くのは難しい、などといった悩みからNIPT受検をためらっている方もいるでしょう。
ミネルバクリニックでは、そんな妊婦さんの悩みを解消してもっとNIPTを身近に捉えてもらえるようにオンライン診療を実施しています。オンラインでの診療のため、ご自宅にてゆったりと安心してカウンセリングを受けられ、移動による母体への負担や感染リスクを大幅に減らすことが可能です。
さらに、ミネルバクリニックでは偽陰性・判定保留ゼロ、陽性的中率100%の高い精度を誇るスーパーNIPTを提供しています。ご自宅で、大学病院レベルのNIPT検査を、全国どこからでも受けることができるのは、東京の遠方に住む方にとって大きなメリットでしょう。
NIPTを受ける施設において、ミネルバクリニックでのオンライン診療も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
NIPTを受ける施設を選ぶ際には、どなたも「認証施設・非認証施設」のどちらかを選ぶことになります。
両者は異なる特徴を持ち優劣もないため、ご自身の目的や、ご事情に合った施設を選ばれるとよいでしょう。
ただし、遺伝カウンセリングを実施していること、羊水判定時のフォロー体制が整っていることは、最低限見ていただきたい条件です。
当院ミネルバクリニックは、非認証施設でありながら、臨床遺伝専門医である医長自身が遺伝カウンセリングを行っています。
臨床遺伝専門医は全国にまだ1000人程度しか存在していない(2019年時点)、非常に専門性の高い資格です。
また、当院では、大学病院で受けられるようなレベルの高いNIPT検査を提供すると同時に、大きな病院ではなかなか難しい「患者さん1人1人の事情をしっかり伺い、心に寄り添う診療」を目指しております。その他にも、患者さんが安心してNIPTを受けていただけるように、次のような取り組みを行っています。
◎ミネルバクリニックのNIPT◎
・陽性時の羊水検査費用の全額を互助会が負担
・羊水検査ができる病院を迅速に紹介
・24時間つながる電話窓口の設置
妊娠から出産まで安心した気持ちで迎えたい、レベルの高いNIPTを受けたい、そんな方は、一度ミネルバクリニックまでご相談ください。
この記事の著者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニックでは、臨床遺伝専門医の院長のもと、東京都港区青山で、NIPT検査を提供しています。少子化の時代、より健康なお子さんを持ちたいという思いが高まるのは当然のことと考えています。そのため、当院では世界の先進的特許技術に支えられた高精度な検査を提供してくれる検査会社を遺伝専門医の目で選りすぐりご提供しています。
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