がん診療専門外来(腫瘍内科)

顕微鏡でがんの手術標本をみる医師
がんと診断された方は、ご自身の病気のことや今後のことについて、さまざまな疑問をお持ちだと思います。まずは、がんの治療を専門とする医師である腫瘍内科医とのアポイントメントを取ることから始めましょう。がんの種類やステージに応じて、最初に診療を受ける専門医は外科系腫瘍医、内科系腫瘍医、放射線腫瘍医のいずれかになります。これらの専門家は、あなたの診断と治療の選択肢をよりよく理解し、あなたが十分な情報を得た上で治療法を決定するために協力してくれます。
ミネルバクリニックではがん診療専門外来を行っています。
担当する医師はがん診療の専門医である日本臨床腫瘍学会のがん薬物療法専門医の資格を持つ院長の仲田洋美です。
厚生労働省のがん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会もがんプロフェッショナル養成プランという大学院コースの1年目のとき(2008年)に終了しています。

腫瘍内科医とは?

腫瘍内科医は化学療法、ホルモン療法、生物学的療法、標的療法などを用いて、成人のがんの診断と治療を行う特別な訓練を受けた医師のことを言います。腫瘍内科医は、多くの場合、がん患者さんの主な医療提供者となります。

化学療法とは?

化学療法とは、強力な化学薬品を用いて、体内で急速に増殖する細胞を殺す薬物療法のことです。化学療法は、がんの治療に最もよく用いられます。がん細胞は、体内のほとんどの細胞よりもはるかに速く成長し、増殖するからです。化学療法には様々な種類の薬剤があります。化学療法に使用される薬剤は強力であり、健康な細胞にダメージを与える可能性があります。このダメージが、化学療法に伴う副作用の原因となります。

ホルモン療法とは?

ホルモン療法は、ホルモンを利用して増殖するがんの成長を遅らせたり、止めたりするがん治療法です。ホルモン療法は、ホルモン療法、ホルモン治療、内分泌療法とも呼ばれています。

標的療法とは

標的療法とは、がん細胞の増殖や生存に関わる特定の遺伝子タンパク質を薬剤で狙い撃ちするがん治療法です。標的療法は、がんの成長と生存を助ける組織環境に影響を与えたり、血管細胞のようながんの成長に関係する細胞を標的にしたりします。

医師は、化学療法や他の治療法と並行して標的治療を行うことが多いです。厚生労働省では多くの種類のがんに対する標的療法を承認しています。また、新しい標的治療法を見つけるための研究も世界中で行われています。

生物学的療法とは?

生体から作られた物質を用いて病気を治療する治療法の一種。これらの物質は、生体内に自然に存在する場合もあれば、実験室で作られる場合もあります。がんの場合、生物学的療法の中には、体ががんと闘うのを助けるために、免疫系を刺激したり抑制したりするもがあります。その他の生物学的療法は、特定のがん細胞を攻撃することで、がん細胞の増殖を抑えたり、がん細胞を死滅させたりします。また、生物学的療法は、一部のがん治療によって引き起こされる特定の副作用を軽減することもあります。生物学的療法の種類には、免疫療法(サイトカイン、がん治療用ワクチン、一部の抗体など)と一部の標的療法があります。biotherapy(生物療法)、biological therapy(生物物学的療法)、biological response modifier therapy(生物学的反応修飾物質療法)BRM療法などとも呼ばれます。

腫瘍内科と臨床腫瘍科の違いは?

腫瘍内科では、化学療法、ホルモン剤、生物学的製剤などのがんの薬物治療を行います。臨床腫瘍科では、薬物治療に加えて、放射線治療を併用することもあります。

どうして腫瘍内科にかかったほうがいいの?

腫瘍内科医は、がん患者やがんの疑いのある患者を調査、診断、治療するための高度な訓練を受けた医師です。これらの医師は、患者さんの体の様々な部分に発生する様々な種類の癌を治療することができます。癌に罹患した場合、腫瘍内科医は病理報告書に基づいて治療計画を立てることができます。

どのような場合に腫瘍内科にかかる(紹介される)の?

腫瘍内科医とは、癌や癌の疑いのある人を調査、診断、治療するために高度な訓練を受けた医師のことです。これらの医師は、患者さんの体の様々な部分に発生する様々な種類の癌を治療することができます。癌に罹患している場合、腫瘍内科医は病理報告に基づいて治療計画を立てることができます。治療計画は、患者さんが患っている癌の種類、癌の進行度、癌の広がりやすさなどによって異なります。また、体のどの部分が侵されているかも考慮されます。

腫瘍内科のおすすめポイント|1.腫瘍内科医の初診

がんは、世界中の社会で大きな問題となっています。毎年、多くの人がさまざまな種類のがんで亡くなっています。日本においては、国民の1/2が生涯の間にがんに罹患し、国民の1/3ががんで死亡しています。つまり、がんは主要な死因の一つとして知られています。

しかし、幸いなことに、生存率は向上し続けています。これは、がんの発見、治療、管理の進歩によるものです。がん患者さんは、通常、医療従事者のチームと一緒に仕事をします。医療チームには、腫瘍医、看護師、病理医、栄養士などが含まれます。チームのすべてのメンバーは、患者さんの健康に欠かせない貴重なサービスを提供しています。

腫瘍内科のおすすめポイント|2.患者さんがプライマリーケア担当医から紹介される場合

プライマリーケアの医師が患者さんにがんの疑いがあると判断した場合、腫瘍医に診てもらうことが多いです。プライマリーケア医は、患者さんを診断するために様々な診断テストや処置を行います。診断を確定するためには、CTスキャンやMRI、血液検査などが行われます。検査の結果、がんの兆候が明らかになった場合には、プライマリ・ケア医は患者さんにがん専門医の受診を勧めることがあります。

腫瘍内科のおすすめポイント|3.患者さんに回復までにかかる期間の基本的な予測

腫瘍内科の初診は、数時間程度で終わることもあります。初診時には、腫瘍医は患者さんの健康状態に関する情報収集に時間を費やします。プライマリーケアの医師が身体検査を行った場合でも、腫瘍内科医は身体検査を行う可能性があります。また、いくつかの追加検査が行われることもあります。

診察の一環として、医師はあなたの病気、治療の選択肢、そして予後について話します。予後(病気からどのように回復するかについての医師の予測)は、がんの種類、最初に診断されたときの病期、治療への反応などによって異なります。完治しないがんもありますが、可能な限り生活の質を高められるような治療法であれば治療可能な場合もあります。

診療においては保険の手続きや治療にかかる費用について説明することもあります。腫瘍内科医は、患者さんに回復までにかかる期間の基本的な予測をすることも珍しくありません。患者さんは通常、いろんな質問を納得がいくまでするように勧められます。

ほとんどの人は、医師に会う直前までたくさんの疑問を持っています。そうすると、患者さんは自分が聞きたかったことを忘れてしまうことがあります。患者さんは、病気や治療計画についてすべて知っておくことが有益です。診察までの間、紙とペンを用意しておき、質問事項を書き留めておきましょう。疑問に思ったことをすべて書き留めておくほうが良いでしょう。質問し忘れることも防止できます。
できれば、ご家族やご友人など、誰かと一緒に診察室に入っていただき、もう一つの耳となってください。精神的なサポートをしてくれるだけでなく、医師が言ったことを覚えておいてくれたり、あなたの代わりにメモを取ってくれたり、忘れがちな重要な質問を思い出させてくれたりします。

腫瘍内科のおすすめポイント|4.腫瘍内科専門医の話をじっくり聞くことで疑問がたくさん解決される

腫瘍内科医の話に耳を傾けることは、最も重要なことだと思います。なぜなら、あなたの疑問の多くが解決されるかもしれませんし、耳を傾けることで気持ちが整理され、追加の質問を思いつくかもしれないからです。どんどん疑問が解決することで気持ちも晴れやかになって行き、落ち着いて治療に望めるようになります。

質問しておけばいい事を列記しておきます。

  • 私の診断は?どのくらいの期間で治療を開始する必要がありますか?
  • 私の診断はどのようなもので、どのくらいの期間で治療が必要でしょうか。また、治療方法にはどのようなものがあるのでしょうか。
  • 推奨される治療法の利点は何ですか?
  • 推奨される治療法の欠点は何ですか?
  • 潜在的なリスクや副作用は何ですか?
  • 臨床試験や治験への参加を検討すべきでしょうか?
  • 治療は私の日常生活にどのような影響を与えますか?治療中も仕事を続けることができますか?
  • 治療は私の生殖能力に影響を与えますか?その場合、将来子供を持つ能力を守るために何かできることはありますか?
  • 治療開始後に新たな症状が出てきた場合はどうすればよいですか?
  • がんの診断に対処するために、どのようなサポートを受けることができますか?
  • 診察室を出た後、さらに質問がある場合は誰にどのように連絡すればいいですか?

腫瘍内科のおすすめポイント|5.外科手術が必要と言われたときに

外科的な手術が必要と言われたとき、その手術が本当に必要なのかどうかをセカンドオピニオンに出すことで調査したアメリカの保険会社の調査結果によると、実に50人に一人は手術が必要ないことが明らかになりました。
このような時、同じ外科医のセカンドオピニオンを受けても、外科医の特性から手術をすすめられるかもしれません。わたしたち腫瘍内科医は手術適応も判断できるように教育を受けています。是非、ご相談ください。

腫瘍内科医との最初の面談の前にしておくべき最も重要なことは何ですか?

腫瘍内科医が最初に尋ねるのは、あなたの病歴です。診察室に入ると、いつ何があったのか忘れてしまいがちなので、時系列で思い出せるように病歴を書き留めておくとよいでしょう。症状や医師に相談したきっかけなどをメモしておきましょう。医師はどのような検査を指示しましたか?他の専門家に紹介されましたか?以前にがんの治療を受けたことがありますか?

何を持っていけばいいですか?

徹底的なコンサルテーションを行うために、腫瘍腫瘍医は、あなたの報告書やその他の必要な資料を見たいものです。これには、実施されたスキャン、X線、MRI、CTなどの画像検査のコピーや、生検が行われた場合の病理学的スライドなどが含まれます。

また、市販の鎮痛剤、ビタミン剤、ハーブ、サプリメントなど、服用している薬があれば必ずお持ちください。また、市販の鎮痛剤、ビタミン剤、ハーブ、サプリメントなどの薬をお持ちの方は、リストにするのではなく、実際に服用している薬をお持ちいただき、その量を記録します。医師は、治療法を提案する前に、相互作用の可能性がないかどうかを確認するために、あなたが何を飲んでいるかを知る必要があります。カルシウムやビタミンDなどは忘れがちですが、これらは治療の妨げになることがあります。

まとめ

腫瘍内科がどういう診療をするのかをお伝えしてきました。

米国のoncologist(腫瘍医)は時として、理学療法、精神カウンセリング、臨床遺伝学などをすべて駆使して患者の集学的治療のコーディネートを行う役割を果たしており、日本臨床腫瘍学会においても、また、院長が学んだがんプロフェッショナル養成プランというがんの専門医療を行うプロフェッショナルを養成する大学院コースでも米国型の腫瘍内科医を求めて人材育成をしております。

当院では、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医かつ日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医が、担癌状態の皆様に、幅広い集学的医学介入をご提案可能であることを特徴としております。臓器横断型であることを特徴といたしておりまして、臓器を限定せず診療いたします。

また、がんという疾患を臓器を限定せず、肺がん・乳がん・大腸がん・胃がんなどの多いがんはもとより、泌尿器のがん、骨腫瘍、肉腫などがんと名前の付く診断名でしたらすべからく対応し、がん相談支援センターの機能も果たしたいと考えておりますので、是非、お気軽にご相談ください。

セカンド・オピニオンのご相談もお受けしておりますので、お気軽にお越しください。

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