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「がん薬物療法専門医(やくぶつりょうほうせんもんい)って、どんな医師?」「腫瘍内科医(しゅようないかい)やがん治療認定医と何が違うの?」——この記事は、その疑問に先に結論からお答えします。がん薬物療法専門医とは、臓器の枠を越えてがんの薬物療法を統括する、日本臨床腫瘍学会が認定する専門医です。全国に1,859名(2026年4月1日現在)。この記事では、役割・他の資格との違い・どこで探せるか・「制度がなくなるのでは」という噂の真相まで、がん薬物療法専門医の資格を持つ臨床遺伝専門医の視点で整理します。
Q. がん薬物療法専門医とは何ですか?まず結論だけ知りたいです
A. がん薬物療法専門医とは、特定の臓器に限らず幅広いがんに対して、抗がん剤・分子標的薬・ホルモン薬・免疫チェックポイント阻害薬などの薬物療法を安全かつ適切に行う、日本臨床腫瘍学会(JSMO)認定の専門医です。全身状態や合併症、がんの遺伝子情報まで踏まえて治療を組み立て、看護師・薬剤師などと連携するチーム医療の調整役を担います。全国に1,859名(2026年4月1日現在)が認定を受けており、多くはがん診療連携拠点病院・大学病院・がんセンターに在籍しています。
- ➤役割 → 臓器横断でがん薬物療法を統括し、外科・放射線・緩和などと連携するがん治療のまとめ役
- ➤腫瘍内科医との違い → 「腫瘍内科医」は職能・診療科の呼び方、「がん薬物療法専門医」はその中で厳格な認定を受けた資格
- ➤がん治療認定医との違い → がん治療認定医は、がん診療の共通基盤となる幅広い知識・基本技術を認定する制度。がん薬物療法専門医とは制度の目的・認定要件が異なる
- ➤探し方 → 学会の専門医名簿、がん情報サービスの病院検索、がん相談支援センターで確認できる
- ➤「消滅」の噂 → 資格がなくなるのではなく、機構認定の「腫瘍内科専門医」へ移行・統合が進む途上。2025年に制度として正式承認された
🩺 がん薬物療法専門医の基本情報
※本記事は一般の方に向けた、がん治療に関わる医師の資格・役割の解説です。特定の検査や治療を勧めるものではありません。
1. がん薬物療法専門医とは ─ 臓器を越えてがん薬物療法を統括する専門医
がん薬物療法専門医とは、特定の臓器に限らず、幅広いがんの薬物療法に習熟した日本臨床腫瘍学会(JSMO)認定の専門医です[1]。胃がん・肺がん・乳がんといった臓器ごとの区切りを越えて、がんという病気の薬物療法そのものを専門にしている点が特徴です。がん種が違っても薬物療法の考え方には共通の土台があるため、幅広いがんのトレーニングを積んだうえで治療にあたります[2]。
何をする医師か ─ がん治療のまとめ役
がん薬物療法専門医は、がんの種類や進行度に応じて薬物療法の計画を立て、実施し、効果と副作用を管理します。特定の臓器だけでなく、全身の状態や合併症、がんの遺伝子情報まで踏まえて一人ひとりに合った治療を組み立てるのが役割です。さらに、看護師・薬剤師などのメディカルスタッフや、外科・放射線治療・緩和ケアの担当医と連携する、チーム医療の調整役でもあります。
扱う「薬物療法」は、一つではありません。国立がん研究センターのがん情報サービスでは、がんの薬物療法は使う薬の種類によって、大きく次のように整理されています[7]。
💡 用語解説:がん薬物療法の4つのタイプ
・化学療法…がん細胞が増える仕組みの一部を妨げる「細胞障害性抗がん薬(さいぼうしょうがいせいこうがんやく)」を使います。
・内分泌療法(ホルモン療法)…乳がん・前立腺がんなど、ホルモンで増えるがんに対し、ホルモンの働きを抑えます。
・分子標的療法…がんの増殖に関わる特定の分子を狙う「分子標的薬」を使います。
・免疫療法…体の免疫にブレーキをかける仕組みを解除する「免疫チェックポイント阻害薬」などを使います。
2000年代に分子標的薬、2014年から免疫チェックポイント阻害薬が加わり、がん薬物療法は年々複雑になっています[7]。
臓器横断でがん薬物療法を扱う専門医資格
がん薬物療法専門医は、日本臨床腫瘍学会が認定する学会専門医です。特定の臓器に限定せず、幅広い臓器のがん薬物療法について知識と技術を認定する点が特徴です。各臓器の専門医やメディカルスタッフと連携しながら、がん薬物療法を担います[1]。
専門性・質はどう担保されているか
がん薬物療法専門医の質は、取得時の厳しい審査だけでなく、原則5年ごとの更新で、書類審査に加えて筆記試験(CBT)を課す仕組みによっても保たれています[5]。多くの専門医資格が講習の受講や単位取得で更新されるなか、なお、4回目の更新申請からは、CBTに代えて教育セミナー(e-learning)に付随する小テストを受ける制度変更が案内されています。がん薬物療法は進歩が速く、知識を更新し続ける必要があるためと考えられます。
また、認定にあたっては、他人の論文や結果をそのまま受け入れるのではなく、臨床試験の良し悪しを自分で評価できる力も求められます。エビデンス(科学的根拠)の強さを見分ける視点は、がん薬物療法専門医に共通して求められる資質です(エビデンスレベルとは)。
2. 腫瘍内科医・がん治療認定医との違いは?
結論からいうと、「腫瘍内科医」は診療科・職能の呼び方、「がん薬物療法専門医」「がん治療認定医」「腫瘍内科専門医」は資格の名前です。まず、よく比較される3つの資格を並べて整理します。
🔎 がんに関わる3つの医師資格の比較
| 項目 | がん薬物療法専門医 | がん治療認定医 | 腫瘍内科専門医(新制度) |
|---|---|---|---|
| 認定団体 | 日本臨床腫瘍学会(JSMO) | 日本がん治療認定医機構(JBCT) | 日本専門医機構 |
| 位置づけ | 幅広いがんの薬物療法を責任をもって実践できるレベル | がん診療の共通基盤となる知識・基本技術を認定 | 新専門医制度の内科サブスペシャルティ領域 |
| 主な要件(概要) | 症例報告30例+筆記試験+口頭試問[4] | 教育セミナー受講+認定試験(CBT)[6] | 新制度では内科または外科を基本領域とし、所定のがん薬物療法専門研修を行う |
| おおよその人数 | 約1,859名(2026年)[1] | 1万人超[6] | 移行途上のため少数 |
| 更新 | 5年ごと・筆記試験あり[5] | 更新制度あり | 機構の規定による |
※「腫瘍内科専門医」は新専門医制度で新設された機構認定資格で、がん薬物療法専門医からの移行が進んでいます(詳しくは第3章)。
腫瘍内科医とがん薬物療法専門医は同じ?
腫瘍内科医とは、がんの薬物療法を中心に、診断から緩和ケアまで内科的にがんを診る医師(=診療科・職能の呼び方)です。患者さんから見ると、がんの状態や治療方針を説明し、初期の診断から経過を通じて長く関わる「担当医」にあたります。原発巣(がんが最初にできた場所)がはっきりしない「原発不明がん」などでは、最初から関わることもあります。
一方のがん薬物療法専門医は、日本臨床腫瘍学会が認定する「資格」です。腫瘍内科医が取得していることが多い資格ですが、学会認定制度では内科だけに限定されず、外科など他の基本領域を背景とする医師も取得できます。したがって、「腫瘍内科医」という職能名と「がん薬物療法専門医」という資格名は重なる部分が大きいものの、同義ではありません。
がん治療認定医との違い
がん治療認定医は、日本がん治療認定医機構(JBCT)が認定する資格で、がん診療の共通基盤となる知識と基本的な技術を身につけた医師に与えられます[6]。取得は、Web形式の教育セミナー受講と認定試験(CBT)が中心で、外科・内科・放射線科など幅広い診療科の医師が対象です。2007年度に始まり、2013年ごろには認定者が1万人を超えました[6]。
これに対しがん薬物療法専門医は、経験症例の詳しい報告(30例)の書類審査、筆記試験、口頭試問を通過する必要があり[4]、認定目的と審査要件が異なります。愛知県がんセンターの整理を借りれば、がん治療認定医は「がん治療の共通基盤となる臨床腫瘍学の知識と基本的技術」を認定する制度であり、がん薬物療法専門医は幅広い臓器のがん薬物療法について知識と技術を認定する専門医制度と位置づけられます[9]。人数もがん薬物療法専門医の方がずっと少なくなっています。
腫瘍内科専門医(新専門医制度)との関係
近年よく検索される「腫瘍内科専門医」は、日本専門医機構認定の新制度で用いられる専門医名称です。2025年に「がん薬物療法」領域が日本専門医機構のサブスペシャルティ領域として正式承認され、2026年度からは内科・外科を基本領域とする専攻医の専門研修が進められています。一方、現在の学会認定「がん薬物療法専門医」の名称を将来「腫瘍内科専門医」へ変更するかどうかは、2026年時点では未定です(詳しくは次章)。
3. がん薬物療法専門医は何人?「消滅する」の噂は本当か
まず人数から。がん薬物療法専門医は、全国に1,859名(2026年4月1日現在)です[1]。制度が始まった2006年は47名でしたが、以後ほぼ毎年増え、2015年ごろに約1,000名、そして現在の約1,859名へと増えてきました[1][9]。とはいえ1万人を超えるがん治療認定医に比べれば少なく、大都市や中核病院に集まりやすい傾向があります。
「がん薬物療法専門医は消滅する?」制度移行の真相
「がん薬物療法専門医は消滅する」という言葉を見かけることがありますが、少なくとも2026年時点で、現行の学会認定資格が直ちになくなる状況ではありません。2026年度も学会認定の新規認定試験・更新試験が予定されています。一方、日本専門医機構認定の「がん薬物療法」領域が2025年に正式承認され、新制度の整備が進んでいます。新制度の専門医名称は「腫瘍内科専門医」とされていますが、現在のがん薬物療法専門医の名称変更については未定です[3]。
経緯を整理すると、2018年に日本専門医機構ががん薬物療法領域をサブスペシャルティとして承認し、その後、名称や制度設計の見直しを経て、2025年9月の同機構の理事会で、がん薬物療法領域が正式にサブスペシャルティ領域として承認されました(学会は2025年10月に告知)[2][3]。これにより、日本専門医機構のサブスペシャルティ領域として新制度の整備が進められています。
今後については、次のように理解しておくと混乱しません[3][9]。
- ➤すでに資格を持つ医師は、これまでどおり更新して資格を維持できます。
- ➤学会認定のがん薬物療法専門医の新規認定試験は、2026年も継続して実施される予定です。
- ➤新制度では、がん薬物療法領域の専門研修が進められています。新制度の専門医名称は「腫瘍内科専門医」とされていますが、現在のがん薬物療法専門医の名称変更については未定です。
- ➤学会認定の新規試験は、腫瘍内科専門医制度が本格稼働した後、移行期間を経て終了する予定とされています。
🩺 院長コラム【「消滅」ではなく「移行」として読む】
「がん薬物療法専門医が消滅する」という表現だけを見ると、資格が無効になるように受け取られがちです。しかし制度の一次情報を追うと、2025年にがん薬物療法領域が日本専門医機構のサブスペシャルティ領域として正式承認され、新制度の整備が進んでいます。一方、現行の学会認定「がん薬物療法専門医」も2026年時点で新規・更新試験が継続しています。名称や運用が変わることと、その専門性が失われることは、別の話として区別して読む必要があります。
患者さんの立場では、担当医が「がん薬物療法専門医」か「腫瘍内科専門医」かという呼び名よりも、幅広いがんの薬物療法について適切な研修と認定を受けているか、という点が実質的な目印になります。なお、私自身はこの資格の認定第1000001号を持っていますが、資格の番号や名称そのものより、知識を更新し続ける仕組みがあるかどうかが大切だと考えています。
4. がん薬物療法専門医はどこにいる?探し方
がん薬物療法専門医は、がん診療連携拠点病院・大学病院・がんセンターに多く在籍しています[1]。クリニックに所属する専門医は多くありません。特定の専門医や病院を探すときは、次の3つの公的な手がかりが役立ちます。
① 学会の専門医名簿・② がん情報サービスの病院検索・③ がん相談支援センター
- ➤日本臨床腫瘍学会の専門医名簿…学会が公開しており、がん薬物療法専門医を確認できます[1]。掲載状況は変わることがあるため、最新は学会サイトでご確認ください。
- ➤国立がん研究センター「がん情報サービス」の病院を探す…がんの種類・地域・対応状況などで、がん診療連携拠点病院などを絞り込んで探せます[8]。
- ➤がん相談支援センター…拠点病院などに設置された相談窓口で、その病院に通っていない方でも無料・匿名で利用できます[8]。
💡 用語解説:がん診療連携拠点病院
がん診療連携拠点病院(きょてんびょういん)とは、がん対策基本法(2007年施行)にもとづき、専門的ながん医療・連携・相談支援などの要件を満たす病院として、都道府県知事の推薦を受けて厚生労働大臣が指定した病院です[8]。都道府県ごとの中心となる「都道府県がん診療連携拠点病院」と、地域ごとの「地域がん診療連携拠点病院」があります。
5. がん薬物療法専門医になるには?(試験・要件の概要)
ここは主に医師向けの内容です。がん薬物療法専門医になるには、一定年数のがん治療研修を積んだうえで、症例報告・筆記試験・口頭試問に合格する必要があります[4]。要点だけ整理します(詳細な手続きは日本臨床腫瘍学会の公式情報をご確認ください)。
受験資格・症例報告・試験
日本臨床腫瘍学会の申請要綱によると、主な条件は次のとおりです[4]。医師国家試験合格後、2年の初期研修を終えた後に5年以上のがん治療の臨床研修を行っていること、学会の認定研修施設で所定のカリキュラムの研修を修了していること、各科の基本となる学会の認定医・専門医資格を持っていること、臨床腫瘍学に関連した論文1編(共著可)と学会発表1編以上(共著可)、そして過去3年の教育セミナー出席などです。加えて、受持患者の病歴要約30例の提出が求められます[4]。
審査は、この症例報告の書類審査(一次査読)に続き、筆記試験(CBT)と口頭試問という段階を踏みます[4]。自分の専門臓器以外のがんについても問われるため、幅広いがん種の理解が必要になります。
合格率・難易度と更新試験
合格率は、回や年度、試験の構成によって変動します。過去には第1回で約90%、第3回で約67%といった記録があり、近年は「おおむね6割前後」とされることが多い試験です。特定の研修プログラム卒業生で高い合格率が示されることもありますが、それは施設ごとの数字であり、全体の合格率とは分けて考える必要があります。単一の確定した公式合格率が公表されているわけではないため、数値は幅をもって理解してください。
取得後は、原則5年ごとに更新が必要で、通常の更新では書類審査と筆記試験(CBT)の双方に合格する必要があります[5]。ただし、4回目の更新申請からはCBTに代えて教育セミナー(e-learning)に付随する小テストを受ける制度変更が案内されています。研究業績の単位取得なども求められます。取得だけでなく、維持にも継続的な学習が要る資格だといえます。
6. がん薬物療法専門医に相談したいとき
がんの治療方針や薬物療法について、担当医とは別の意見(セカンドオピニオン)を聞きたい場合、がん薬物療法専門医のいる医療機関に相談するという選択肢があります。がん診療連携拠点病院のがん相談支援センターや、上でご紹介した探し方が入口になります。
当院ミネルバクリニックでは、がん薬物療法専門医(認定第1000001号)かつ臨床遺伝専門医である院長が運営し、臓器を限定しないがん診療のセカンドオピニオンや、遺伝性のがん(遺伝性腫瘍)に関する遺伝カウンセリング・遺伝子検査に対応しています。なお、抗がん剤治療などのがん薬物療法そのものの実施は現在行っておらず、セカンドオピニオンや遺伝性腫瘍の相談を中心としています。
とくに、遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)やリンチ症候群のような遺伝性腫瘍は、がん薬物療法と遺伝の両方に関わる領域です。ご家族にがんが多い、若くしてがんになったといった背景から、遺伝的な要因を確認したい方は、遺伝カウンセリング・遺伝診療で、検査で分かること・分からないことや、結果をその後の判断にどう用いるかを相談できます。
まとめ
がん薬物療法専門医とは、臓器を越えて幅広いがんの薬物療法を担う、日本臨床腫瘍学会認定の専門医です。全国に1,859名(2026年4月1日現在)で、多くは拠点病院・大学病院・がんセンターに在籍しています[1]。「腫瘍内科医」という職能の中の資格であり、より基礎的ながん治療認定医とは要件の厳しさが異なります。近年は日本専門医機構認定の新制度整備が進んでいます。2025年にはがん薬物療法領域が正式にサブスペシャルティ領域として承認されましたが、現行の学会認定資格も2026年時点で新規・更新試験が継続しています[2][3]。がん治療の方針に迷ったときは、専門医名簿やがん情報サービス、がん相談支援センターを手がかりに、正確な情報にもとづいて次の一歩を選んでいただければと思います。
よくある質問(FAQ)
Q1. がん薬物療法専門医とがん治療認定医はどう違いますか?
制度の目的と認定要件が異なります。がん薬物療法専門医は日本臨床腫瘍学会(JSMO)が認定し、症例報告30例・筆記試験・口頭試問などによって、幅広いがん薬物療法の知識・技術を認定します。がん治療認定医は日本がん治療認定医機構(JBCT)が認定し、がん治療の共通基盤となる臨床腫瘍学の知識と基本的技術を認定する制度です。人数はがん治療認定医が1万人超、がん薬物療法専門医が約1,859名(2026年)です。
Q2. 腫瘍内科医とがん薬物療法専門医は同じですか?
同じではありません。「腫瘍内科医」は、がんの薬物療法を中心に内科的にがんを診る医師(診療科・職能の呼び方)です。「がん薬物療法専門医」は日本臨床腫瘍学会が認定する資格で、腫瘍内科医が取得していることが多い一方、学会認定制度では外科など他の基本領域を背景とする医師も取得できます。職能名と資格名は同義ではありません。
Q3. がん薬物療法専門医は全国に何人いますか?
日本臨床腫瘍学会によると、1,859名(2026年4月1日現在)です。制度が始まった2006年は47名で、以後ほぼ毎年増えてきました。多くは、がん診療連携拠点病院・大学病院・がんセンターに在籍しています。
Q4. がん薬物療法専門医はどこで探せますか?
主に3つの手がかりがあります。①日本臨床腫瘍学会が公開している専門医名簿、②国立がん研究センター「がん情報サービス」の病院検索(がんの種類・地域などで絞り込み可能)、③がん診療連携拠点病院などに設置されたがん相談支援センター(無料・匿名で利用でき、その病院に通っていない方も相談できます)。掲載状況は変わることがあるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。
Q5. がん薬物療法専門医は「消滅」するのですか?
少なくとも2026年時点で、現行の学会認定資格が直ちになくなる状況ではありません。2026年度も学会認定の新規認定試験・更新試験が予定されています。一方、2025年には日本専門医機構が、がん薬物療法領域を正式にサブスペシャルティ領域として承認しました。新制度の専門医名称は「腫瘍内科専門医」とされていますが、現在のがん薬物療法専門医の名称を変更するかどうかは未定です。
Q6. がん薬物療法専門医の合格率はどのくらいですか?
回や年度、試験の構成によって変動します。過去には第1回で約90%、第3回で約67%といった記録があり、近年は「おおむね6割前後」とされることが多い試験です。特定の研修プログラム卒業生で高い合格率が示されることもありますが、それは施設ごとの数字で、全体の合格率とは分けて考える必要があります。単一の確定した公式値が公表されているわけではないため、数値は幅をもって理解してください。
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正確な情報にもとづいて次の一歩を選ぶための相談に対応しています。
参考文献
- [1] がん薬物療法専門医について|公益社団法人 日本臨床腫瘍学会 https://www.jsmo.or.jp/public/about-specialists/
- [2] 理事長レター(がん薬物療法領域のサブスペシャルティ正式承認・認定の理念)|日本臨床腫瘍学会 https://www.jsmo.or.jp/members/for-members/letters/
- [3] 専門医制度に関するお知らせ(2025年サブスペシャルティ正式承認・試験日程)|日本臨床腫瘍学会 https://www.jsmo.or.jp/members/systems/specialist-notice/
- [4] 専門医資格認定申請について(2026年度申請要綱・症例実績報告書)|日本臨床腫瘍学会 https://www.jsmo.or.jp/members/systems/application-specialist-2026/
- [5] 専門医資格更新手続について(5年ごと・更新書類審査と筆記試験)|日本臨床腫瘍学会 https://www.jsmo.or.jp/members/systems/renewal-specialist-02/
- [6] がん治療認定医とは/がん治療認定医ってなに?|一般社団法人 日本がん治療認定医機構(JBCT) https://www.jbct.jp/general/outline.html
- [7] 薬物療法|国立がん研究センター がん情報サービス https://ganjoho.jp/public/dia_tre/treatment/drug_therapy/index.html
- [8] がん診療連携拠点病院・がん相談支援センター・病院を探す|国立がん研究センター がん情報サービス https://hospdb.ganjoho.jp/kyoten/kyotensearch
- [9] がん薬物療法専門医について(がん治療認定医との違い・人数推移)|愛知県がんセンター https://cancer-c.pref.aichi.jp/about/info/pharmacotherapy/
- [10] 「腫瘍内科専門医」は新専門医制度で何が変わる?/日本臨床腫瘍学会|ケアネット https://www.carenet.com/news/general/carenet/51874



