目次
福島県でNIPT(新型出生前診断)を受けたいと考えたとき、まず迷うのが「どこで受けられるのか」「認可(認証)施設とそれ以外の施設は何が違うのか」という点だと思います。福島県内で日本医学会の認証を受けているNIPT実施施設は、福島県立医科大学附属病院(福島市)と、郡山市の2つの病院の計3施設です(2026年10月16日現在)。認証施設では、検査前後の遺伝カウンセリングが義務づけられている一方、調べる病気は13・18・21トリソミーの3つに限られています。この記事では、福島県で受けられる施設と選び方、そして来院せずに受けられるミネルバクリニックのオンラインNIPT(郡山市で採血)について、臨床遺伝専門医の立場から解説します。
- ➤福島県でNIPTを受けられる認証施設(基幹施設・連携施設)と所在地
- ➤認証施設と認証外の施設の違いと、施設を選ぶときに確かめたいこと
- ➤料金を比べるときに、金額より先に確認したい「料金に含まれるもの」と、「1つの病気あたり」で考える見方
- ➤福島県からミネルバクリニックのNIPTを受ける方法(オンラインNIPT・来院)
- ➤陽性的中率が低いと確定検査が増える? ― がん検診と比べた考え方
- ➤ダウン症候群以外の病気や、一部の自閉症・発達障害・知的障害の原因もNIPTでわかること

⏱️ 30秒でわかる要約
🏥 Q. 福島県でNIPTはどこで受けられますか?
日本医学会の認証施設は、福島県立医科大学附属病院(福島市)、寿泉堂綜合病院(郡山市)、太田西ノ内病院(郡山市)の3施設です(2026年10月16日現在)。このほか、県外のクリニックのオンラインNIPTを使い、県内の提携施設で採血して受ける方法もあります。
🤔 Q. ダウン症候群だけ調べれば大丈夫ですか?
大丈夫とは言えません。子育ての負担を最も大きく左右するのは、知的障害の程度よりも、攻撃的な行動や自傷、睡眠の問題といった行動の問題です。それを伴いやすいのは、ダウン症候群よりも微小欠失症候群や単一遺伝子疾患で、三大トリソミーだけの検査では調べられません。当院のNIPTはこれらの病気まで調べられます。
⚖️ Q. 認証施設と認証外の施設は何が違いますか?
認証施設は検査前後の遺伝カウンセリングと陽性時の確定検査の体制が決められていますが、調べるのは13・18・21トリソミーの3つだけです。認証外の施設は調べる範囲が広い検査を選べる一方、説明や陽性時の対応は施設によって大きく異なります。
💻 Q. 福島県からミネルバクリニックのNIPTを受けられますか?
受けられます。オンラインNIPTなら、Zoomで臨床遺伝専門医の遺伝カウンセリングを受け、郡山市にある提携施設で採血できます。陽性の場合は、確定検査(羊水検査・絨毛検査)まで当院で受けられます。
🧩 Q. NIPTで自閉症や発達障害はわかりますか?
一部はわかります。当院のNIPTは、自閉症・発達障害・知的障害の原因になる遺伝子や染色体の変化の一部を調べられます。ただし、陰性でも自閉症や発達障害がないとは言えません。
\ ダウン症候群だけで大丈夫ですか? /
当院のNIPTは、子育ての負担につながりやすい微小欠失症候群や単一遺伝子疾患まで調べられます。どこまで調べるかは、90分の受診枠の中で臨床遺伝専門医と一緒に決められます。
福島県でNIPTを受けられる施設の選び方——認証施設と認証外の違い
NIPTは、お母さんの血液に含まれる赤ちゃん(胎盤)由来のDNAの断片を調べ、染色体の数の変化などがあるかを推定するスクリーニング検査です。採血自体による流産リスクはありません。ただし、どの施設で受けるかによって、調べられる病気の範囲、検査前後の説明、陽性だったときの対応が大きく変わります。福島県で施設を選ぶ前に、まずこの違いを整理しておきましょう。
認証施設(認可施設)とは
「認可施設」とよく呼ばれるのは、日本医学会の出生前検査認証制度等運営委員会が認証した医療機関のことで、正式には「認証施設」といいます。2022年に公表された指針では、認証施設で行うNIPTの対象を13トリソミー、18トリソミー、21トリソミーの3つと定めています。それ以外の病気については、検査の精度や臨床的な意味が現時点では十分に確立されていないという理由で、対象に含めていません[1]。
認証施設には「基幹施設」と「連携施設」の2種類があります。どちらの施設でも、検査の前に妊婦さんとパートナーに情報提供を行い、受けるかどうかを自分で決められるように支援することが求められています。検査を受ける・受けないのどちらにも誘導してはならないこと、十分に考える時間を持てるように配慮することも、指針に明記されています[1]。
陽性や判定保留だった場合は、原則として基幹施設の臨床遺伝専門医が遺伝カウンセリングを行い、確定検査(羊水検査・絨毛検査)とその後の対応を担います。連携施設に臨床遺伝専門医がいて確定検査も行える場合は連携施設で対応し、そうでない場合は基幹施設に紹介される仕組みです[1]。福島県では、基幹施設が福島市、連携施設が郡山市にあるため、郡山市の施設で受けて陽性だった場合に、福島市の基幹施設を受診する流れになることもあります。
💡 用語解説:基幹施設(きかんしせつ)と連携施設
基幹施設は、産婦人科と小児科の専門医が常に勤務し、その少なくとも一方が臨床遺伝専門医で、確定検査や出産後の赤ちゃんの医療まで対応できる、主に大学病院などの施設です。連携施設は、基幹施設と組んでNIPTを行う施設で、対応が難しい部分は基幹施設が補うことになっています。福島県の基幹施設は福島県立医科大学附属病院の1施設です。
認証外の施設とは
認証外の施設は、認証制度の認証を受けずにNIPTを行っている医療機関です。認証外であることだけで検査の質が決まるわけではありませんが、遺伝カウンセリングの有無や内容、陽性時に確定検査をどこで受けるのか、性別や微小欠失などをどこまで調べるのかは、施設によって大きく異なります。採血だけを行う施設、オンラインで説明を行い提携先で採血する施設など、受け方もさまざまです。
そのため、認証外の施設を選ぶときは、次の点を事前に確認してください。「検査の前後に臨床遺伝専門医の説明を受けられるか」「陽性だった場合、確定検査をどこで受けられ、費用は誰が負担するのか」「調べる範囲と、それぞれの陽性的中率(陽性のうち本当に病気がある割合)がどのくらいか」。これらの点を事前に確認することが重要です。
一方、認証施設を選ぶ利点は、決められた体制のもとで、陽性時の確定検査まで地域の病院で受けられることです。反対に、ダウン症候群(21トリソミー)以外にも、微小欠失症候群や単一遺伝子の病気まで調べたい場合には、認証施設では対応していません。どちらが正しいということではなく、何を調べたいか、陽性のときにどう対応したいかで選ぶものだと考えてください。
福島県でNIPTを受けられる施設の一覧
福島県内で日本医学会の認証を受けているNIPT実施施設は、次の3施設です[2]。会津地方や浜通り(いわき市・相馬市など)には認証施設がないため、これらの地域にお住まいの方は、福島市か郡山市まで通うことになります。
🏥 福島県でNIPTを受けられる施設(認証施設は2026年10月16日現在)
| 施設名 | 施設の種類 | 所在地 | 調べられる範囲 | 確定検査の体制 | 遺伝カウンセリング |
|---|---|---|---|---|---|
| 福島県立医科大学附属病院 | 認証施設(基幹施設) | 福島市 | 13・18・21トリソミー | 基幹施設として羊水検査・絨毛検査を実施 | 検査前後に実施 |
| 寿泉堂綜合病院 | 認証施設(連携施設) | 郡山市 | 13・18・21トリソミー | 基幹施設と連携して対応 | 検査前後に実施 |
| 太田西ノ内病院 | 認証施設(連携施設) | 郡山市 | 13・18・21トリソミー | 基幹施設と連携して対応 | 検査前後に実施 |
| ミネルバクリニック(オンラインNIPT) | 認証外 | 東京都港区(採血は郡山市の提携施設) | プランにより13・18・21トリソミー、性染色体、微小欠失、全常染色体、単一遺伝子まで | 羊水検査・絨毛検査を院内で実施 | 臨床遺伝専門医がZoomで実施 |
出典:日本医学会 出生前検査認証制度等運営委員会 認証医療機関・認証検査分析機関一覧(2026年10月16日現在)[2]、各施設の公式サイト。最新の認証施設は日本医学会の一覧でご確認ください。予約方法、受けられる週数、紹介状の要否、料金は各施設で異なるため、受診前に各施設の公式サイトで確認してください。
県外のクリニックが福島県内の医療機関と提携し、採血だけを県内で行う形もあります。こうした場合も、上で挙げた3つの確認ポイント(説明する医師、陽性時の確定検査、調べる範囲と精度)を同じように確かめてください。
また、福島県は南北に長く、会津・中通り・浜通りで移動時間が大きく異なります。県内の認証施設に通いやすい方もいれば、隣接する県の施設のほうが近い方もいます。宮城県や栃木県の施設の状況は、宮城・仙台のNIPTと栃木県・宇都宮のNIPTでまとめています。
NIPTの費用の比べ方
NIPTは自由診療のため、施設ごとに料金が異なります。ただ、表示されている検査料金だけを比べると、あとから思わぬ費用がかかることがあります。比べるときは、金額より先に料金に何が含まれているかを確認してください。具体的には、検査前後の遺伝カウンセリングの費用、陽性だったときの確定検査(羊水検査・絨毛検査)の費用、結果が出なかったときの再検査の扱い、調べる範囲(3つのトリソミーだけか、それ以上か)です。
陽性になった場合、確定検査には別途費用がかかるのが一般的で、施設によっては自己負担になります。当院の料金には、臨床遺伝専門医による遺伝カウンセリング(90分の受診枠の中で行います)、NIPTでの性別判定、4Dエコー(来院の場合)が含まれます。検査結果の作成費用(3,300円)や互助会の会費は別にかかります。陽性時の確定検査の費用は羊水検査互助会(カトレア会)で補助しています。プラン別の料金と含まれるものはNIPTの費用・料金|プラン別の値段と含まれるものをご覧ください。オンラインNIPTの場合は、これとは別に採血施設での採血料がかかります。
ダウン症候群だけで大丈夫? ― 「値段」ではなく「調べられる範囲」で選ぶ
「ダウン症候群だけが心配」という方は少なくありません。けれども、出生前検査で調べる病気は、どれも赤ちゃんとご家族の暮らしに大きくかかわるものです。そして、ご家族の子育ての負担を最も大きく左右するのは、知的障害の程度よりも、攻撃的な行動や自傷、睡眠の問題といった「行動の問題」だと分かっています[12]。こうした行動の問題を伴いやすい病気には、ダウン症候群ではなく、微小欠失症候群や単一遺伝子疾患が多く含まれます[12][5]。三大トリソミーだけを調べる検査では、これらの病気は調べられません。
出生前検査は、その後の人生を左右するかもしれない検査です。「安さ」だけで選んで大丈夫でしょうか。
三大トリソミーだけを調べる検査を仮に10万円とすると、1つの病気あたりは約3万3千円です。
当院のインペリアルプランは、全常染色体と性染色体の数の異常、92種類の微小欠失・重複、202の単一遺伝子疾患を調べます。検出対象疾患数は性染色体の数の変化も含めて320になり、1つの病気あたりは約1,719円です。さらに、5Mbを超える欠失・重複はすべての染色体が対象なので、数えきれないほどの変化を調べていることになります。数えられる分だけでも、これだけの範囲を調べられます。
※価格は事前学習協力割引後の税込価格です(事前動画を見て理解を深める協力をしてくださった方に対する割引です)。最新の料金は料金ページをご確認ください。※検出対象疾患数は、数の異常・微小欠失・重複・単一遺伝子疾患を1つずつ数えたものです。性染色体の数の異常は4種類(ターナー症候群・クラインフェルター症候群・トリプルX症候群・XYY症候群)として数えています。5Mbを超える構造異常は数に入れていないため、双子マックスとインペリアルは実際にはさらに多くの変化を調べています。※「三大トリソミーだけを調べる検査」は計算のための仮の例で、特定の施設の価格ではありません。
ただし、病気の数が多いほど良い検査、というわけではありません。調べる範囲が広がると、陽性になる可能性も、確定検査が必要になる場面も増えます。だからこそ、どこまで調べたいかは、検査前の遺伝カウンセリングで、陽性だったときのことまで含めて考えてから選ぶことが大切です。
どこまで調べたいかは、ご家族によって違います。90分の受診枠の中で、常駐する臨床遺伝専門医が遺伝カウンセリングを行い、どのプランが合うかを一緒に考えます。
ミネルバクリニックでNIPTを受ける方法
ミネルバクリニックは東京・北青山にある、臨床遺伝専門医が常駐する遺伝診療のクリニックです。福島県にお住まいの方は、オンラインNIPTと来院の2つの方法で受けられます。どちらも、検査プランや結果の扱いは同じです。
オンラインNIPT——Zoomで遺伝カウンセリング、郡山市で採血
オンラインNIPTでは、ご自宅からZoomで臨床遺伝専門医の遺伝カウンセリングを受け、検査プランを決めます。その後、検査キットがご自宅に届くので、紹介状を持って提携施設で採血し、検体を当院に送り返していただきます。提携施設は全国110か所にあり、福島県では郡山市に採血できる提携施設があります。施設名は、提携先を守るため公開しておらず、検査を受けることが決まった方にだけお伝えしています。
会津地方や浜通りから郡山市まで通うのが難しい場合は、かかりつけの医療機関で採血してもらえるなら、そこでの採血も可能です。近くに採血できる医療機関が見つからない場合は、当院で探すこともできますので、遺伝カウンセリングの際にご相談ください。なお、採血料は施設ごとに別にかかります。結果は検体が届いてからおおむね10〜14日(インペリアルプランの単一遺伝子の結果のみ3〜4週間)で、マイページでお知らせします。
来院して受ける——北青山で4Dエコーを見ながら
来院の場合は、90分の受診枠の中で、臨床遺伝専門医が遺伝カウンセリングを行い、4Dエコーで赤ちゃんの心拍と発育を確認してから採血します。NIPTは、赤ちゃんの心拍が確認できていることを前提に受ける検査です。心拍が止まったあとに採血すると、結果の解釈が難しくなるためです。郡山駅から東京駅までは東北新幹線でおよそ1時間半なので、日帰りでの受診も現実的です。
陽性だったとき——確定検査まで院内で
NIPTはスクリーニング検査なので、陽性の場合は羊水検査や絨毛検査による確定検査が必要です。ミネルバクリニックは2025年6月から産婦人科を併設し、陽性の場合も、確定検査(絨毛検査・羊水検査)まで院内で受けられます。当院の絨毛検査・羊水検査は、基本的に日曜日に行っています(月曜日が祝日の場合は月曜日)。他院でNIPTを受けて陽性になった方の確定検査も受け入れています。主要な検査項目は3日以内に、マイクロアレイ検査(染色体の微細な欠失・重複を調べる検査)は2週間ほどで結果が出ます。陽性後のカウンセリングは何度でも無料で受けられます。
費用面では、2つの制度があります。羊水検査互助会(カトレア会)は1回のNIPTにつき8,000円で、NIPTを受けるすべての方に加入いただいており、陽性時の確定検査の費用を上限なしで補助します。安心検査結果保障制度は1回のNIPTにつき6,000円で、再検査が必要になったのに、その前に流産して再検査ができず結果が出なかったときに、検査代金(諸費用を除く)を返金する制度です。詳しくは羊水検査互助会(カトレア会)をご覧ください。
陽性的中率が低いと「無駄な確定検査」が増える? ― がん検診と比べて考える
ここまで、陽性のときは確定検査まで院内で受けられることを説明しました。施設を選ぶときに「陽性のあと、確定検査で確かめられる体制があるか」が大切なのは、NIPTの陽性的中率が病気によっては高くないからです。特に微小欠失・重複のように調べる範囲を広げると、陽性的中率は下がります。そのため、「陽性的中率が低い検査は、体に負担のかかる確定検査をむやみに増やすのではないか」という批判があります。この問いは、がん検診と比べると考えやすくなります。
がん検診でも、陽性的中率は数%です。胸部X線で行う日本の自治体の肺がん検診では、国が2008年の報告書で示した陽性反応適中度(要精密検査とされた人のうち、実際に肺がんだった人の割合)の許容値は「1.3%以上」です[13]。米国の大規模試験(NLST)では、陽性的中率は低線量CTで2.4〜5.2%、胸部X線で4.4〜6.7%でした[14]。それでも低線量CTによる検診は、肺がんによる死亡を減らすことが示されています[15]。
X線とCTの違いは、この問題を考えるうえでわかりやすい例です。X線は「怪しい」と判定する人がCTより少ないぶん陽性的中率は少し高いのですが、そのかわり見逃しも多くなります。CTは拾い上げを広げたぶん陽性的中率が下がりましたが、肺がんによる死亡を減らしました。陽性的中率が低いことは、それだけで「悪い検査」であることを意味しません。
がん検診の精密検査にも危険があります。米国の保険請求データを使った調査では、肺の異常を調べる精密検査を受けた人は、受けなかった人に比べて、重い合併症が針生検で4.0%、気管支鏡で13.4%、胸部手術で11.3%多く起きていました[16]。一方、出生前の確定検査については、英国の医療施設で行われた研究で、絨毛検査・羊水検査を受けた人と受けなかった人とで、流産の割合に統計的な差は見られませんでした(差は絨毛検査で0.29%、羊水検査で−0.36%で、どちらも統計的な差なし)[17]。研究の規模や方法が違うため、数字を直接並べてどちらが安全かを比べることはできません。ただ、「陽性的中率が低いと、体に負担のかかる精密検査・確定検査が増える」という心配は、肺がん検診にも同じように当てはまり、がん検診ではそれでも検診が行われています。
それでも出生前検査で慎重な意見が出るのには、理由があります。
1つめは、検査の結果が「妊娠を続けるかどうか」の判断に直結することです。
2つめは、いちばん大きな危険が、陽性のあと確定検査を受けずに妊娠をやめる選択をしてしまうことにある点です。陽性的中率が低いと、本当は病気のない赤ちゃんが失われるおそれがあります。
3つめは、結果を待つ間の不安が大きく、判断できる期間にも限りがあることです。
4つめは、微小欠失などは症状の幅が広く、わかっても見通しが立てにくいことがあり、学会によって考え方が分かれていることです(後の「22q11.2欠失症候群を調べる意味」を参照)。どれも、ご家族が安心して判断できるようにするための大切な指摘です。
一方で、陽性的中率だけを見ると「外れの陽性」ばかりに目が向きますが、拾い上げなければ、本当に病気がある赤ちゃんについて、ご家族が生まれる前に知り、出産する施設や生まれてすぐの治療を準備するか、妊娠を続けるかどうかを考える機会そのものがなくなります。見逃しにも、外れの陽性と同じように重い結果があります。
実際に、先天的な病気が生まれる前にわかったお母さんは、生まれてから初めて知ったお母さんに比べて、心の面の生活の質が高かったという報告があります[18]。また、重い心臓の病気では、生まれる前にわかっていると生まれてすぐの治療を早く始められ、大血管転位症では手術の前後に亡くなる赤ちゃんが減ったと報告されています[19]。ただし、前者はポルトガルの小規模な研究で、生まれる前に知ることで出産までの間の不安やつらさが増えるという報告もあり、研究によって結果は分かれます。22q11.2欠失症候群のように心臓の病気を伴うことがある病気では、生まれる前に知っていることが、出産する施設の選び方や生まれてすぐの検査の準備につながります。
弱点は検査そのものではなく、「確定検査で確かめる前に決めてしまうこと」にあります。だから当院は、陽性になったら院内で確定検査(絨毛検査・羊水検査)を受けられる体制をとっています。主要な検査項目は3日以内に、マイクロアレイ検査は2週間ほどで結果が出ます。陽性後の遺伝カウンセリングは何度でも無料で、確定検査の費用は羊水検査互助会(カトレア会)で補助され、補助に上限はありません。
NIPTは、可能性のある赤ちゃんを見逃さずに拾い上げるための検査です。陽性になったときに大切なのは、確定検査で本当にそうかを確かめてから考えることです。当院では、その確定検査まで院内で受けられます。
通常は妊娠9週から、6〜8週は臨床研究として受けられます
一般的にNIPTは妊娠10週ごろから受ける検査ですが、当院では通常妊娠9週から受けられ、できるだけ早い時期に結果を知りたい方のために、妊娠6〜8週から臨床研究として受けられる体制を整えています。妊娠12週以降に人工妊娠中絶を行う場合は中期中絶となり、体への負担が大きくなります。また、妊娠4か月(妊娠12週以降)の流産・死産・人工妊娠中絶も、労働基準法上の産後休業の対象となり、原則として産後8週間(本人の請求があり医師が支障ないと認めた場合は6週間経過後に就業可能)の規定が適用されるため、仕事への影響を心配される方もいます。早い時期に結果を知ることで、考える時間を持つことができます。
ただし、週数が早いほど、血液中の赤ちゃん由来のDNAが少なく、判定できずに再検査になることがあります。先ほどの安心検査結果保障制度は、こうした場合に備えた制度です。早い時期の検査については早期NIPTとは|費用やメリット・デメリットで詳しく解説しています。
🩺 院長コラム【住んでいる場所で、受けられる検査が変わらないように】
私は高知の田舎で生まれ育ちました。地方では、専門的な医療を受けたくても、まず「どこまで通えるか」が選択肢を決めてしまうことがあります。福島県も、会津・中通り・浜通りで事情がまったく違います。オンラインNIPTを始めたのは、住んでいる場所によって受けられる検査や説明の質が変わってしまう状況を、少しでも減らしたいと考えたからです。
NIPTで大切なのは、採血そのものよりも、検査の前に「何を調べ、何を調べないのか」を理解し、陽性だったときにどうするかまで見通しておくことだと考えています。遠方の方にも、来院された方と同じ内容の遺伝カウンセリングを、臨床遺伝専門医が直接行う。この点は、オンラインでも変えていません。
ダウン症候群だけを調べればよいわけではない
出生前検査で調べる病気は、どれも赤ちゃんの命や発達、そしてご家族の暮らしに大きくかかわるものです。ただ、その中身は病気によって大きく異なります。違いは「命の見通し」だけでなく、「自立の見通し」「自閉症や強い行動の問題を伴うか」「家族の介護や見守りの負担」にも表れます。
ダウン症候群(21トリソミー)は、医療や支援の進歩により、成人して働いたり地域で暮らしたりする方も多い病気です。自閉スペクトラム症を伴う割合は約16%で、出生前検査で調べるほかの病気と比べて少ないことが分かっています[3]。一方、18トリソミーや13トリソミーでは、1歳まで生きられる赤ちゃんは18トリソミーで13.4%、13トリソミーで11.5%と、約1割にとどまります[4]。
さらに、微小欠失症候群や単一遺伝子疾患の中には、重い知的障害やてんかんに加えて、自閉スペクトラム症を高い割合で伴う病気があります。遺伝性の病気ごとに自閉スペクトラム症を伴う割合をまとめた解析では、レット症候群61%、コルネリア・デ・ランゲ症候群43%、アンジェルマン症候群34%、CHARGE(チャージ)症候群30%でした[3]。こうした病気では、ご家族の見守りや介護の負担が大きくなりやすいことも知られています。
行動の問題とご家族の負担
ご家族の日々の負担には、知的障害の程度だけでなく、攻撃的な行動や自傷(自分の体を傷つける行動)、睡眠の問題といった「行動の問題」が深く関わります。遺伝性の病気ごとに行動の問題を調べた研究では、アンジェルマン症候群やスミス・マゲニス症候群では他人への攻撃的な行動が、コルネリア・デ・ランゲ症候群やスミス・マゲニス症候群、プラダー・ウィリー症候群では自傷が多いことが分かっています[5]。
このうち、スミス・マゲニス症候群、プラダー・ウィリー症候群、アンジェルマン症候群は当院のすべてのプランで、コルネリア・デ・ランゲ症候群はダイヤモンドプランとインペリアルプランで調べられます。ダウン症候群だけを調べればよいのか、検査を選ぶ前に考えていただきたい点です。病気ごとの違いはNIPT検査で分かる疾患の重篤度でも整理しています。
22q11.2欠失症候群を調べる意味
22q11.2欠失症候群(ディジョージ症候群)は、妊娠中の赤ちゃんのおよそ1,000人に1人にみられ、微小欠失症候群の中で最も多い病気です[6]。多くは親から受け継いだものではなく新しく起こる変化で、母親の年齢とは関係がありません[6]。心臓の病気、免疫の働きの低下、低カルシウム血症、口蓋裂、発達の遅れなどを伴うことがあり、自閉スペクトラム症を伴う割合も一般より高いと報告されています[3][6]。
米国臨床遺伝・ゲノム学会(ACMG)は、年齢にかかわらずすべての妊婦さんに、22q11.2欠失症候群のNIPTを提供することを提案しています(条件付きの推奨)[7]。一方、米国母体胎児医学会(SMFM)の2025年の指針は、微小欠失の一般集団への一律のNIPTを推奨しておらず、22q11.2欠失のNIPTを選ぶ場合は検査前に十分な説明を受けることを求めています[20]。学会によって考え方が分かれる項目だからこそ、検査前の遺伝カウンセリングが大切になります。生まれる前に分かっていれば、出産する施設の選び方や、生まれてすぐの心臓・カルシウム・免疫の検査など、赤ちゃんを迎える準備ができます。当院では、スタンダードプランから22q11.2欠失症候群を調べられます。ただし、微小欠失の陽性的中率は対象疾患、検査法、事前確率によって大きく異なるため、陽性の場合は必ず確定検査が必要です。詳しくはDiGeorge症候群(22q11.2欠失)の全体像をご覧ください。
💡 用語解説:微小欠失症候群(びしょうけっしつしょうこうぐん)
染色体のごく一部が欠けていることで起こる病気の総称です。欠けている部分が小さいため、顕微鏡で染色体を見る通常の検査では分かりにくく、母親の年齢と関係なく起こるものが多いのが特徴です。22q11.2欠失症候群、プラダー・ウィリー症候群、アンジェルマン症候群などがあり、多くは知的障害や発達の遅れを伴います。
🩺 院長コラム【「3つのトリソミーで十分か」を考える】
NIPTの話になると、どうしても「ダウン症候群がわかる検査」というイメージが先に立ちます。けれども、出生前検査で調べる病気を並べてみると、命の見通しも、自立の見通しも、ご家族の負担も、病気によって大きく違います。そして、母親の年齢と関係なく起こる病気も少なくありません。
私は、どの病気を調べるかは、ご夫婦が自分たちで決めることだと考えています。そのためには、選択肢が見えていなければなりません。認証施設で調べる3つのトリソミーのほかに、どんな病気をNIPTで調べられ、その精度がどのくらいなのか。それを知ったうえで選んでいただくことが、臨床遺伝専門医としての役割だと考えています。
自閉症・発達障害・知的障害もNIPTで一部わかる——当院で調べられること
お子さんの自閉症や発達障害、知的障害を心配されるのは自然なことです。その原因はさまざまで、多くはまだ分かっていませんが、一部は染色体や遺伝子の変化が原因だと分かっています。当院のNIPTで調べる微小欠失・重複や単一遺伝子疾患には、自閉症・発達障害・知的障害を伴う病気が含まれています。つまり、一部の自閉症・発達障害・知的障害の原因は、当院のNIPTでわかります。
性染色体の数の異常は、ほかの病気とは分けて考える
性染色体の数の異常(クラインフェルター症候群[47,XXY]、トリプルX[47,XXX]、47,XYY、ターナー症候群[45,X]など)は、ほかの染色体の病気とは事情が大きく異なります。知的障害を伴うことは少なく、成人の多くは自立して生活しています[8]。ただし、言葉の発達がゆっくりだったり、読み書きなど学習面に苦手さが出たりすることがあり、自閉スペクトラム症の診断を受ける割合も、47,XYYで19%、47,XXYで11%と、一般より高いと報告されています[8][9]。早く分かっていれば、ことばの支援や学習の支援を早めに始めることができます。性染色体の数の異常は、スタンダードプランから調べられます。詳しくはNIPT性染色体異常|症状・検査・費用で解説しています。
プラン別に調べられる範囲
当院のNIPTは5つのプランがあり、調べる範囲が段階的に広がります。スタンダードプランは13・18・21トリソミーと性染色体の数の異常、微小欠失6種類7疾患を対象にし、双子でも受けられます。プレミアムプランは15・16・22トリソミーと微小欠失12種類13疾患まで範囲が広がるプランです(単胎のみ)。ダイヤモンドプランはプレミアムと同じ範囲に、父親の年齢とともに増える新生突然変異(de novo変異)による単一遺伝子疾患56遺伝子を加えたプランです。
ダイヤモンドプランでは、米国の3大遺伝子検査会社の一角が提供する新技術『COATE法』(SNP法とターゲット法の組み合わせ)※で検査します。1,090例で検証した研究では、感度98.5%・特異度99.3%でした[10]。また、超音波検査で赤ちゃんの異常が疑われた妊婦さんを対象にしたこの研究では、染色体の検査に加えて単一遺伝子の病気も調べると、見つかった病気の数が約1.6倍(61件→98件、60.7%増)に増えたと報告されています[10]。精度の詳細はCOATE法のエビデンスをご覧ください。
※「3大遺伝子検査会社」は、遺伝性がんや周産期(出生前検査・保因者検査)を含む遺伝子検査全般を手がける米国の検査専業会社のうち、2025年通期の売上高が上位の3社を指します(各社の決算発表にもとづく当院調べ)。がん検診やリキッドバイオプシーに特化した会社は含みません。COATE法の検査性能は、研究対象集団・対象疾患・検査条件によって異なります。
インペリアルプランは、1〜22番すべての常染色体と性染色体の数の異常、92種類の微小欠失・重複と5Mbを超える構造異常に加え、最大155遺伝子(202疾患)の単一遺伝子疾患を対象にします。超音波で明確な異常が認められた高リスクの妊娠750例を対象にした研究では、陽性的中率96.9%・感度100%・特異度99.9%でした[11]。当院を受診するすべての妊婦さんに、そのまま同じ精度を保証する数値ではありません。双子マックスプランは、全常染色体の数の異常と92種類の微小欠失・重複を、双子でも調べられるプランです。
🧬 当院のNIPTで調べられる範囲と、自閉症・発達障害・知的障害を伴うことがある主な病気
| プラン | 微小欠失・重複 | 単一遺伝子 | 自閉症・発達障害・知的障害を伴うことがある主な病気 |
|---|---|---|---|
| スタンダード | 6種類7疾患 | なし | 22q11.2欠失症候群、アンジェルマン症候群、プラダー・ウィリー症候群、スミス・マゲニス症候群 |
| プレミアム | 12種類13疾患 | なし | スタンダードの病気に加え、2q33欠失症候群、ジェイコブセン症候群など |
| ダイヤモンド | 12種類13疾患 | 56遺伝子 | プレミアムの病気に加え、レット症候群、コルネリア・デ・ランゲ症候群、CHARGE症候群など |
| インペリアル | 92種類+5Mbを超える構造異常 | 最大155遺伝子(202疾患) | ダイヤモンドの病気に加え、フェラン・マクダーミッド症候群、ピット・ホプキンス症候群、16p11.2欠失・重複など |
| 双子マックス | 92種類+5Mbを超える構造異常 | なし | スタンダードの病気に加え、ウィリアムズ症候群、16p11.2欠失・重複など |
どのプランも13・18・21トリソミーを含みます。症候群名は代表的なものだけを挙げています。
NIPTでわからないこと
正直にお伝えしておきたい限界もあります。まず、NIPTはスクリーニング検査なので、陽性の場合は確定検査が必要です。とくに微小欠失は、数の異常より陽性的中率が低めです。また、陰性でも、自閉症・発達障害・知的障害がないとは言えません。原因の多くはまだ分かっておらず、脆弱X症候群のようにNIPTで調べられない原因もあります。病気が見つかった場合も、症状の重さまでは予測できません。まれですが、偽陰性(病気があるのに陰性と出ること)の可能性もあります。
ここで挙げた病気は、1つひとつはまれで、大多数のお子さんには当てはまりません。検査の目的は不安を大きくすることではなく、調べられる範囲を知ったうえで選んでいただくことです。自閉症とNIPTの関係は、自閉症はNIPTでわかりますか?でさらに詳しく解説しています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 福島県の認可施設(認証施設)はどこですか?
2026年10月16日現在、福島県の認証施設は、基幹施設の福島県立医科大学附属病院(福島市)と、連携施設の寿泉堂綜合病院(郡山市)、太田西ノ内病院(郡山市)の3施設です。予約方法や受けられる週数は施設ごとに異なるため、各施設の公式サイトで確認してください。
Q2. ダウン症候群だけ調べれば大丈夫ですか?
ダウン症候群だけを調べれば大丈夫、とは言えません。知的障害を伴う病気のお子さんのご家族を比べた研究では、スミス・マゲニス症候群、ウィリアムズ症候群、プラダー・ウィリー症候群のご家族は、ダウン症候群のご家族より子育てのストレスが高く、ストレスを最も強く左右していたのは知的障害の程度よりも行動の問題でした。こうした病気は三大トリソミーだけを調べる検査ではわかりません。当院ではスタンダードプランから22q11.2欠失症候群やプラダー・ウィリー症候群、アンジェルマン症候群などの微小欠失を、ダイヤモンドプラン・インペリアルプランでは単一遺伝子疾患まで調べられます。どこまで調べるかは、検査前の遺伝カウンセリングで一緒に考えます。
Q3. 福島県の認可施設では、どこまで調べられますか?
認証施設で行うNIPTの対象は、指針で13トリソミー、18トリソミー、21トリソミーの3つと定められています。微小欠失症候群や単一遺伝子の病気、13・18・21番以外の常染色体の異常は対象に含まれていません。
Q4. 福島県で認可施設以外で受けても大丈夫ですか?
認証外であることだけで検査の質が決まるわけではありませんが、説明の内容や陽性時の対応は施設によって大きく異なります。検査の前後に臨床遺伝専門医の説明を受けられるか、陽性時に確定検査をどこで受けられ費用はどうなるか、調べる範囲と陽性的中率はどうか、の3点を事前に確認してください。
Q5. 福島県から東京のクリニックでNIPTを受けられますか?
受けられます。ミネルバクリニックのオンラインNIPTなら、Zoomで臨床遺伝専門医の遺伝カウンセリングを受け、郡山市にある提携施設で採血できます。来院する場合は、郡山駅から東京駅まで東北新幹線でおよそ1時間半です。陽性の場合は、確定検査まで当院で受けられます。
Q6. 会津地方やいわき市に住んでいても、オンラインNIPTの採血はできますか?
福島県で当院の提携施設があるのは郡山市です。郡山市まで通うのが難しい場合は、かかりつけの医療機関で採血してもらえるなら、そこでの採血も可能です。近くに採血できる医療機関がない場合は当院で探すこともできるので、遺伝カウンセリングの際にご相談ください。採血料は施設ごとに別にかかります。
Q7. NIPTで自閉症や発達障害はわかりますか?
一部はわかります。当院のNIPTで調べる微小欠失・重複や単一遺伝子疾患には、22q11.2欠失症候群、アンジェルマン症候群、レット症候群など、自閉症・発達障害・知的障害を伴う病気が含まれています。ただし、原因の多くはまだ分かっておらず、陰性でも自閉症や発達障害がないとは言えません。
Q8. NIPTは妊娠何週から受けられますか?
一般的には妊娠10週ごろから受ける検査ですが、当院では通常妊娠9週から受けられ、妊娠6〜8週から臨床研究として受けられる体制を整えています。週数が早いほど赤ちゃん由来のDNAが少なく、判定できずに再検査になることがあります。
Q9. 陽性的中率が低い検査は、無駄な確定検査を増やすのではありませんか?
がん検診でも陽性的中率は数%で、日本の肺がん検診では許容値が1.3%以上とされていますが、それでも検診は行われています。陽性的中率が低いことは、それだけで悪い検査であることを意味しません。大切なのは、陽性のときに確定検査で確かめる前に決めないことです。ミネルバクリニックでは確定検査まで院内で受けられ、主要な検査項目は3日以内に結果が出ます。
🏥 福島県からも、臨床遺伝専門医のNIPTを
ダウン症候群だけでなく、18・13トリソミーや微小欠失症候群、一部の自閉症・発達障害・知的障害の原因まで、当院のNIPTでわかります。来院が難しい方は、オンラインNIPT(Zoomでのカウンセリング+全国110か所の提携施設で採血)もご利用いただけます。福島県では郡山市で採血できます。
関連記事
参考文献
- [1] 日本医学会 出生前検査認証制度等運営委員会. NIPT等の出生前検査に関する情報提供及び施設(医療機関・検査分析機関)認証の指針. 2022年2月. [日本医学会 出生前検査認証制度等運営委員会]
- [2] 日本医学会 出生前検査認証制度等運営委員会. 認証医療機関・認証検査分析機関一覧(2026年10月16日現在). [日本医学会 出生前検査認証制度等運営委員会]
- [3] Richards C, Jones C, Groves L, Moss J, Oliver C. Prevalence of autism spectrum disorder phenomenology in genetic disorders: a systematic review and meta-analysis. Lancet Psychiatry. 2015;2(10):909-916. [University of Birmingham]
- [4] Meyer RE, Liu G, Gilboa SM, et al. Survival of children with trisomy 13 and trisomy 18: A multi-state population-based study. Am J Med Genet A. 2016;170A(4):825-837. [PMC4898882]
- [5] Arron K, Oliver C, Moss J, Berg K, Burbidge C. The prevalence and phenomenology of self-injurious and aggressive behaviour in genetic syndromes. J Intellect Disabil Res. 2011;55(2):109-120. [University of Birmingham]
- [6] McDonald-McGinn DM, Sullivan KE, Marino B, et al. 22q11.2 deletion syndrome. Nat Rev Dis Primers. 2015;1:15071. [PMC4900471]
- [7] Dungan JS, Klugman S, Darilek S, et al. Noninvasive prenatal screening (NIPS) for fetal chromosome abnormalities in a general-risk population: An evidence-based clinical guideline of the American College of Medical Genetics and Genomics (ACMG). Genet Med. 2023;25(2):100336. [ACMG]
- [8] Leggett V, Jacobs P, Nation K, Scerif G, Bishop DVM. Neurocognitive outcomes of individuals with a sex chromosome trisomy: XXX, XYY, or XXY: a systematic review. Dev Med Child Neurol. 2010;52(2):119-129. [PMC2820350]
- [9] Bishop DVM, Jacobs PA, Lachlan K, et al. Autism, language and communication in children with sex chromosome trisomies. Arch Dis Child. 2011;96(10):954-959. [Arch Dis Child]
- [10] Zhang J, Wu Y, Chen S, et al. Prospective prenatal cell-free DNA screening for genetic conditions of heterogenous etiologies. Nat Med. 2024;30(2):470-479. [DOI 10.1038/s41591-023-02774-x]
- [11] Chen S, Xu W, Zhang L, et al. Expanded noninvasive prenatal screening for dominant single-gene disorders: proof-of-concept, performance, and challenges. Am J Obstet Gynecol. 2025;233(6):673.e1-673.e21. [DOI 10.1016/j.ajog.2025.06.043]
- [12] Fitzgerald J, Gallagher L. Parental stress and adjustment in the context of rare genetic syndromes: A scoping review. J Intellect Disabil. 2022;26(2):522-544. [DOI 10.1177/1744629521995378]
- [13] 厚生労働省 がん検診事業の評価に関する委員会. 今後の我が国におけるがん検診事業評価の在り方について(報告書). 2008年3月.(肺がん検診のプロセス指標:陽性反応適中度 許容値1.3%以上)
- [14] Aberle DR, DeMello S, Berg CD, et al. Results of the two incidence screenings in the National Lung Screening Trial. N Engl J Med. 2013;369(10):920-931. [DOI 10.1056/NEJMoa1208962]
- [15] National Lung Screening Trial Research Team; Aberle DR, Adams AM, Berg CD, et al. Reduced lung-cancer mortality with low-dose computed tomographic screening. N Engl J Med. 2011;365(5):395-409. [DOI 10.1056/NEJMoa1102873]
- [16] Huo J, Xu Y, Sheu T, Volk RJ, Shih YT. Complication rates and downstream medical costs associated with invasive diagnostic procedures for lung abnormalities in the community setting. JAMA Intern Med. 2019;179(3):324-332. [DOI 10.1001/jamainternmed.2018.6277]
- [17] Beta J, Zhang W, Geris S, Kostiv V, Akolekar R. Procedure-related risk of miscarriage following chorionic villus sampling and amniocentesis. Ultrasound Obstet Gynecol. 2019;54(4):452-457. [DOI 10.1002/uog.20293]
- [18] Fonseca A, Nazaré B, Canavarro MC. Parental psychological distress and quality of life after a prenatal or postnatal diagnosis of congenital anomaly: a controlled comparison study with parents of healthy infants. Disabil Health J. 2012;5(2):67-74. [DOI 10.1016/j.dhjo.2011.11.001]
- [19] Li YF, Zhou KY, Fang J, et al. Efficacy of prenatal diagnosis of major congenital heart disease on perinatal management and perioperative mortality: a meta-analysis. World J Pediatr. 2016;12(3):298-307. [DOI 10.1007/s12519-016-0016-z]
- [20] Society for Maternal-Fetal Medicine. Consult Series #74: Cell-free DNA screening for aneuploidies: Updated guidance. 2025. [SMFM公式指針]
※本記事は一般の方に向けた情報提供を目的とするもので、個別の診断・治療方針を示すものではありません。認証施設の情報は2026年10月16日現在のもので、変更されることがあります。



