InstagramInstagram

NIPTおすすめ・病院選びで後悔しない3つのポイント|東京・ミネルバクリニック

仲田洋美 医師

この記事の監修:仲田洋美(臨床遺伝専門医)

のべ10万人以上の意思決定に伴走。2025年国際誌『Global Woman Leader』表紙抜擢など、世界基準の出生前診断と遺伝カウンセリングを提供。

この記事でわかること

Q. NIPTはどこで受けるのが正解ですか?
A. 「場所」ではなく「体制」で選ぶことが後悔しないポイントです。

  • 認証施設と非認証施設の違い
  • 検査会社・解析法による精度差
  • 陽性後の流れ(羊水検査+CMA)
  • ミネルバクリニックの一貫体制

1. NIPTはどこで受ける?まず整理すべきこと

不安で何度も検索してしまいますよね。そのお気持ちは当然です。専門医の立場からお伝えすると、NIPTを受ける施設選びで最も重要なのは陽性後まで責任を持てる体制があるかという点です。

NIPTはあくまでスクリーニング検査です。確定診断ではありません。まずはNIPTの基本を理解することが第一歩です。

2. 認証施設と非認証施設の違い

日本には認証施設(大学病院中心)と非認証施設があります。しかし、非認証だから質が低いという単純な構図ではありません。

項目 認証施設 非認証施設
主体 大学病院中心 民間主体
体制 施設ごとに差あり 施設ごとに差あり
重要ポイント 遺伝カウンセリング体制 専門医関与の有無

当院は非認証施設ですが、臨床遺伝専門医が最初から最後まで担当する一貫体制を整えています。こうした体制を持つ医療機関は限られています。

認証施設と非認証施設の違いについては、認証施設と非認証施設の違いでも詳しく解説されています。認証施設が対象とする検査項目や条件と、非認証施設で可能な項目の違い・通院条件の差について理解を深めましょう。

3. 検査技術の違いを理解する

NIPTの数値は「一般論」で語られることが多いですが、実際には検査会社ごとに技術レベルが異なります。

  • ワイドゲノム法:広く浅く読む方式。胎盤モザイク(CPM)の影響を受けやすい領域があり、偽陽性が増えやすいとされます。
  • ターゲット法:特定領域を深く解析する方式。ターゲット設定次第で測定範囲が変わります(「3つのトリソミーしか分からない」は誤りです)。
  • SNP法:母体DNAと胎児DNAの識別に強み。全胞状奇胎・三倍体・消失双胎(バニシングツイン)の判断に役立つ場面があります。
  • COATE法:SNP法+ターゲット法の融合。微細欠失などで従来70%台→99.9%以上とされる報告があります(根拠はエビデンス解説をご参照ください)。

微細欠失の陽性的中率は従来70%台とされますが、COATE法では99.9%以上と報告されています。詳細はエビデンス解説をご参照ください。

4. 陽性後の流れを必ず確認する

【結論】陽性が出た後の「具体的な動き方」まで説明できる施設かどうかが、NIPT選びで最も重要です。

NIPTはスクリーニング検査です。
陽性=確定ではありません。
ここを理解していないと、必要以上に混乱してしまいます。

① 陽性とは何か

陽性とは「その疾患の可能性が高い」という意味です。
実際に胎児がその疾患を持つ確率(陽性的中率)は、
母体年齢や検査技術によって変わります。

つまり、

陽性=確定ではありません。

② 確定診断の方法

出生前の確定診断の中心は
羊水検査+CMA(染色体マイクロアレイ)
です。

CMAは網羅的にコピー数異常(微小欠失・微小重複)を評価でき、
Gバンド法では検出できない微小欠失を確定診断可能です。

ただし、既に特定領域が疑われている場合には
FISH法
MLPA法
が補助的に用いられることもあります。
これらはターゲットが明確な場合に有効ですが、
網羅性という点ではCMAとは性質が異なります。

詳しくは

羊水検査・絨毛検査の説明

をご確認ください。

③ 施設選びで見るべきポイント

  • 陽性時にすぐ専門医が説明できる体制があるか
  • 確定検査へスムーズにつながるか
  • 院内で完結できるか、それとも転院が必要か
  • 心理的ケアまで準備されているか

④ 決断の主体

出生前診断は医学的問題であると同時に倫理的問題でもあります。
医師は決定者ではありません。

知る権利も、知らないでいる権利もあります。
どの選択をしても、医療として支える姿勢があるかどうか。
それが施設選びの本質です。

仲田洋美院長

🩺 院長コラム【「どこで受けるか」は「誰が責任を持つか」です】

NIPTをご検討中の妊婦さんは、ネット上の膨大な情報に戸惑われることも多いと思います。私が臨床遺伝専門医として全国で初めて遺伝子検査を提供するクリニックを開業してから、いよいよ12年目に突入しようとしていますが、その間ずっと変わらない思いがあります。それは、「もし陽性が出たとき、その後の確定検査から心のケアまで、すべて私が責任を持って寄り添いたい」ということです。

だからこそ、当院では2025年6月から産婦人科を併設し、羊水検査や絨毛検査まで自院で完結できる体制を整えました。不安な気持ちのまま他院へたらい回しにされることがないよう、最初の遺伝カウンセリングから確定診断まで、一貫して専門医がサポートいたします。

5. ミネルバクリニックの体制

【結論】当院では「検査説明から採血まで」を1.5時間枠で確保し、医学的確認を行ったうえで検査を実施します。

NIPTは単なる採血サービスではありません。
検査の意味、結果の解釈、陽性時の選択肢まで理解していただく必要があります。

① 1.5時間枠の意味

当院では

「検査説明から採血まで」

の時間として1.5時間を確保しています。

この中には

  • 遺伝カウンセリング
  • 検査内容・限界の説明
  • 陽性時の具体的な流れの説明
  • 採血

が含まれます。
「説明だけ」「採血だけ」という分離はしていません。

② 来院時は必ず超音波検査を行います

来院の場合は、

必ずその日の赤ちゃんの状態を超音波で確認

してから検査を行います。

心拍の確認、胎児数、妊娠週数の確認など、
医学的に必要な事項を確認した上で採血を行います。

NIPTは「採血すれば終わり」ではありません。
その日の医学的状況を確認することが、安全な検査の前提です。

③ 陽性後まで一貫対応

  • 臨床遺伝専門医が結果説明まで担当
  • 院内で羊水検査・絨毛検査に対応(2025年6月〜)
  • 互助会制度により羊水検査費用を全額補助

検査前・検査中・検査後を分断しない。
これが当院の体制の特徴です。

仲田洋美院長

🩺 院長コラム【検査の「限界」を正しく伝えることの大切さ】

診察室でお話ししていると、「NIPTを受ければ100%安心だと思っていました」とおっしゃる方が少なくありません。しかし、NIPTはあくまでスクリーニング検査です。だからこそ、当院では1.5時間という枠をしっかり確保し、超音波検査で赤ちゃんの状態を確認した上で、検査の限界や陽性後の流れまで包み隠さずご説明しています。

また、微細欠失の検出において従来の検査法では偽陽性が多い領域も存在します。当院が導入している第3世代のCOATE法など、より精度の高い検査をご提供できるよう技術のアップデートにも常に目を向けています。情報過多で疲れてしまったときは、一人で抱え込まずにまずはご相談にいらしてください。

よくある質問(FAQ)

Q1. NIPTは「どこで受けるか」で何が変わりますか?

最も変わるのは、結果の説明と陽性後の導線です。NIPTはスクリーニング検査なので、陽性・判定保留・再検査などの分岐が起こり得ます。そのたびに「誰に連絡し、どの検査へ進むのか」が明確な施設ほど、精神的負担が小さくなります。

Q2. 認証施設と非認証施設、どちらが安心ですか?

認証/非認証だけで質は決まりません。チェックすべきは、臨床遺伝専門医などの専門家が関与しているか、結果説明が十分か、陽性後に確定検査(羊水検査・絨毛検査)へつながる体制があるかです。

Q3. NIPTが陽性なら確定ですか?

確定ではありません。NIPTはスクリーニング検査で、確定診断は出生前の確定検査(羊水検査・絨毛検査)で行います。微小欠失の確定診断は「羊水検査+CMA(染色体マイクロアレイ)」が中心で、Gバンド法では検出できない微小欠失を確定診断できます。※学会指針では、原則として超音波で構造異常がある場合などが対象とされています。

Q4. COATE法や検査法の違いは、なぜ重要ですか?

検査会社や解析法で精度や得意領域が変わるためです。微小欠失では従来70%台とされる一方、COATE法では99.9%以上と報告される領域があります。根拠はこちらで確認できます。

Q5. 胎児分画(胎児ゲノム率)が低いとどうなりますか?

判定が難しくなり、再検査が必要になることがあります。当院のスーパーNIPT・ダイヤモンドプラン・NEWプレミアムプランはいずれも必要最低胎児分画は3%です。詳しい説明は検査前の遺伝カウンセリングで行います。

Q6. 互助会や安心結果保証制度は「任意」ですか?

任意ではありません。互助会費8,000円はNIPT受検者全員に適用され、陽性時の羊水検査費用を全額補助します(上限なし)。安心結果保証制度(6,000円)もNIPT受検者全員に適用されます。制度の詳細はこちらをご参照ください。

【専門医コラム】ミネルバクリニックが他の「非認証施設」と決定的に違う3つの理由

昨今、遺伝診療とは関係のない美容外科などで「採血だけ」を行う非認証施設が増えています。しかし、臨床遺伝専門医が運営する当院は、検査の質とサポート体制が根本的に異なります。

① 臨床遺伝専門医による本物の遺伝カウンセリング

陽性になっても十分な説明がない施設とは異なり、当院は非認証施設でありながら臨床遺伝専門医が常駐し、大学病院レベルのしっかりとした遺伝カウンセリングを提供しています。

② 妊娠6週から可能!胎児分画2〜3%でも信頼できる高精度検査

日本の厚労省未認可の機械でメーカー推奨外の数値(カットオフ値)を出している施設では、偽陰性のリスクが高まります。当院は、胎児分画が2%、3%であっても検査の信頼性を担保できる臨床試験を経た検査会社を採用しているため、再検査の負担が極めて少ないのが特徴です。

③ 徹底した個人情報保護と倫理観

臨床遺伝専門医が運営しているからこそ、患者様の極めてセンシティブな遺伝情報の取り扱いや倫理面には非常にナーバスであり、強固なセキュリティ対策を行っております。

🏥 一人で抱え込まないでください

情報が多すぎて疲れたときほど、いったん整理が必要です。
検査の意味、結果の解釈、陽性だった場合の選択肢まで、
臨床遺伝専門医が丁寧に説明し、意思決定を支えます。

参考文献

  • [1] ACOG Practice Bulletin No. 226: Screening for Fetal Chromosomal Abnormalities. [ACOG]
  • [2] Gil MM, et al. Analysis of cell-free DNA in maternal blood in screening for fetal aneuploidies: updated meta-analysis. Ultrasound Obstet Gynecol. 2017. [PubMed]
  • [3] ACMG resources on noninvasive prenatal screening. [ACMG]
  • [4] SMFM Publications (prenatal screening and counseling). [SMFM]

プロフィール

仲田洋美 医師(臨床遺伝専門医)

この記事の監修・執筆者:仲田 洋美

(臨床遺伝専門医/がん薬物療法専門医/総合内科専門医)

ミネルバクリニック院長。1995年に医師免許を取得後、
臨床遺伝学・内科学・腫瘍学を軸に診療を続けてきました。
のべ10万人以上のご家族の意思決定と向き合ってきた臨床遺伝専門医です。

出生前診断(NIPT・確定検査・遺伝カウンセリング)においては、
検査結果の数値そのものだけでなく、
「結果をどう受け止め、どう生きるか」までを医療の責任と捉え、
一貫した遺伝カウンセリングと医学的支援を行っています。

ハイティーンの時期にベルギーで過ごし、
日本人として異文化の中で生活した経験があります。
価値観や宗教観、医療への向き合い方が国や文化によって異なることを体感しました。
この経験は現在の診療においても、
「医学的に正しいこと」と「その人にとって受け止められること」の両立を考える姿勢の基盤となっています。

また、初めての妊娠・出産で一卵性双生児を妊娠し、
36週6日で一人を死産した経験があります。
その出来事は、妊娠・出産が女性の心身に与える影響の大きさ、
そして「トラウマ」となり得る体験の重みを深く考える契機となりました。
現在は、女性を妊娠・出産のトラウマから守る医療を使命の一つとし、
出生前診断や遺伝カウンセリングに取り組んでいます。

出生前診断は単なる検査ではなく、
家族の未来に関わる重要な意思決定です。
年齢や統計だけで判断するのではなく、
医学的根拠と心理的支援の両面から、
ご家族が後悔の少ない選択をできるよう伴走することを大切にしています。

日本人類遺伝学会認定 臨床遺伝専門医/日本内科学会認定 総合内科専門医/
日本臨床腫瘍学会認定 がん薬物療法専門医。
2025年には APAC地域における出生前検査分野のリーダーとして国際的評価を受け
複数の海外メディア・専門誌で特集掲載
されました。

関連記事