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NIPTで血液の海外輸送でトラブルはないの?

東京でNIPTを提供するミネルバクリニックです。血液の海外輸送でトラブルはないの?というお問合せにお答えいたします。血液などの感染性の可能性のある検体を海外に輸出するのはニューヨークで起きた9.11のテロ以来大変厳しくなりました。当院ではFecexの検体用の特殊な運送方法を採用しています。

検体の紛失事故はありましたか?

これまで血液を海外に送る中で,輸送上で問題が起きたことは一度あります.検体が一つ行方不明になり,再採血をいたしました.この場合,当然無料で提供しております.輸送については,厳密な温度管理が必要なワクチンや,研究用の細胞など医療関係の国際輸送においてトップクラスの実績を持つ専門企業Fedexが担当しておりますが,輸送中のトラブルをゼロにすることは理論的にできません.日本国内における外注検査や大学病院内における検体の紛失や取り違えも経験しており,人為的なミスというのはどの業界でもゼロには出来ないものですが,ゼロにしたいと思って,院内で可能な取り組みをしたり,輸送会社と話し合いを重ねたりいたしております.日本から国外にこうした検体を専門的に輸送できるのはほかにいくつかあるのですが、いろいろ調べてFedexが一番速くて確実に検体を届けてくれる会社だと考えて利用しています。Fedexが一番高いのですが、大事な検体をお預かりしておりますので、やはり高くても安全性と確実性が一番たかいところを選びたいなという考えからです。検体のパッケージも医療機関・研究所専用となっています.血液の輸出に該当するため,9.11のテロ以降はバイオテロの可能性から感染性のある検体の輸出は大変厳格な取り扱いをされています.Fedexとの今までのやり取りのなかで,大変信頼性の高い会社だと思っています。

2020年7月、欧州へのFedexの遅配により、全面的にDHLに変更しました。
DHLはドイツに自社空港を持ち、欧州に強い会社で切り替えにより欧州での検査が早くなりました。

プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 (がん薬物療法専門医認定者名簿)、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医(臨床遺伝専門医名簿:東京都)として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

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