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NIPT(新型出生前診断)の費用・料金|プラン別の値段と含まれるもの

仲田洋美 医師

この記事の監修:仲田洋美(臨床遺伝専門医)

ミネルバクリニック院長。臨床遺伝専門医として遺伝医療に携わっています。

ミネルバクリニックのNIPT(新型出生前診断)の費用は、プランによって税込22万円から55万円です(事前学習による当日割引後)。これとは別に、すべての方に共通の費用として17,850円がかかります。臨床遺伝専門医による1.5時間の遺伝カウンセリングと4Dエコーは料金に含まれ、陽性だった場合の羊水検査・絨毛検査の費用は、互助会から実費が支払われます。この記事では、プラン別の料金、料金に含まれるものと別途かかるもの、陽性時の費用、保険や支払い方法までをまとめます。NIPTそのものの仕組みはNIPT(新型出生前診断)とはをご覧ください。

この記事でわかること
📖 読了時間:約12分
💴 NIPTの費用・料金・値段
★ 臨床遺伝専門医監修

Q. ミネルバクリニックでNIPTを受けると、総額でいくらかかりますか?

A. プランの料金(事前学習による当日割引後で税込22万〜55万円)に、全員共通の17,850円を加えた金額です。スタンダードプランなら220,000円+17,850円で237,850円になります。当日割引は、ご予約後にお送りする事前学習動画をご視聴いただいた方に適用されます。視聴されなかった場合は定価(231,000円〜605,000円)になります。

  • ➤プラン別の料金 → スタンダード・プレミアム・双子マックス・ダイヤモンド・インペリアルの定価と割引後
  • ➤料金に含まれるもの → 1.5時間の遺伝カウンセリング、4Dエコー、性別判定、結果作成
  • ➤別途かかる費用 → 全員共通の17,850円と、カウンセリングだけで終わる場合の33,000円
  • ➤陽性時の費用 → 羊水検査・絨毛検査は互助会から実費を支払い、院内で確定検査
  • ➤保険・支払い → 健康保険は使えない自費診療。クレジットカード・分割払いに対応

ミネルバクリニックのNIPT(新型出生前診断)の費用とプラン別の料金

⏱️ 30秒でわかる要約

💴 Q. NIPTの費用はいくら?

事前学習動画をご視聴いただいた場合の当日割引後で、スタンダード220,000円からインペリアル550,000円までです(税込)。どのプランでも、別に共通の17,850円がかかります。

📋 Q. 料金に含まれるものは?

臨床遺伝専門医による1.5時間の遺伝カウンセリング、事前学習動画、4Dエコー、性別判定、結果作成が含まれます。陽性だった場合は、その後のカウンセリングを何度でも無料で受けられます。

🧾 Q. 別にかかる費用は?

マイページ利用料550円、結果作成費3,300円、羊水検査互助会8,000円、結果が出ない場合に備える互助会6,000円の合計17,850円です。検査を受けずにカウンセリングだけで終わる場合は33,000円かかります。

🩺 Q. 陽性だったら、確定検査の費用は自己負担?

羊水検査・絨毛検査は、互助会から検査費用の実費が支払われます(入院費とマイクロアレイは対象外)。羊水検査・絨毛検査は院内で行い、主要な項目は3日以内に結果が出ます。

🏥 Q. 健康保険は使える?

使えません。NIPTは病気の治療ではないため、全額自費です。お支払いは現金のほか、各種クレジットカード・分割払いに対応しています。

1. ミネルバクリニックのNIPTの費用一覧

ミネルバクリニックのNIPTは5つのプランがあり、事前学習による当日割引後の料金は220,000円から550,000円(税込)です。プランによって料金が違うのは、調べる範囲が違うためです。基本の三大トリソミー(13・18・21トリソミー)はどのプランにも含まれ、上のプランになるほど、微小欠失症候群、全部の常染色体、単一遺伝子疾患と、調べる範囲が広がります。

ミネルバクリニックでは、2026年7月に三大トリソミーだけを調べるプランを廃止しました。三大トリソミーは、出生前検査で広く調べられている基本の項目です。遺伝の専門クリニックとして、ご家族にとってより重い問題になりうる病気を幅広く調べるプランに力を入れるため、いちばん基本のスタンダードでも、22q11.2欠失症候群を含む代表的な微小欠失症候群を調べる内容にしています。米国臨床遺伝・ゲノム学会(ACMG)は、一般の妊婦さんを対象としたNIPTのガイドラインで、22q11.2欠失症候群のNIPTをすべての妊婦さんに提供することを提案しています[1]。

どのプランを選んでも、臨床遺伝専門医による遺伝カウンセリングと4Dエコーは料金に含まれています。料金の違いは「サービスの手厚さ」ではなく「検査で何を調べるか」の違いだと考えてください。どの範囲まで調べるかは、事前学習動画と遺伝カウンセリングでご説明したうえで、ご夫婦に決めていただきます。

プラン別の料金と検査範囲

各プランの定価、事前学習による当日割引後の料金、主に調べる範囲を表にまとめます。プラン名をクリックすると、それぞれの詳しいページに移ります。

💴 NIPTのプラン別料金(税込)

プラン 定価 当日割引後 主に調べる範囲 対象
スタンダード 231,000円 220,000円 三大トリソミー、性染色体の数の異常、代表的な微小欠失症候群6種類7疾患 単胎・双胎
プレミアム 275,000円 264,000円 スタンダードの範囲に加え、微小欠失症候群12種類13疾患、15・16・22番などのトリソミー 単胎
双子マックス 473,000円 440,000円 全常染色体(1〜22番)の数の異常、92種類の微小欠失・重複、5Mbを超える染色体の構造異常 単胎・双胎
ダイヤモンド 451,000円 407,000円 プレミアムの範囲に加え、父親由来の新生突然変異による56遺伝子の疾患 単胎
インペリアル 605,000円 550,000円 全常染色体の数の異常、92種類の微小欠失・重複、5Mbを超える構造異常、155遺伝子202疾患の単一遺伝子疾患 単胎

※当日割引は、事前学習動画をご視聴いただいた方に適用されます。※どのプランでも、別に共通の費用17,850円がかかります(第2章)。※結果が出るまでの期間は、検体の到着後10〜14日(双子マックスは10〜15日、インペリアルは10〜21日)が目安です。

たとえば、スタンダードプランを当日割引で受けた場合の総額は、220,000円+17,850円で237,850円です。インペリアルプランなら550,000円+17,850円で567,850円になります。ここに挙げた以外に、検査のための追加料金はかかりません。

表の「5Mb」は500万塩基の長さを指し、顕微鏡で染色体を見る従来の検査で見える境界に近い大きさです。インペリアルと双子マックスに含まれる5Mb全染色体スキャンと、インペリアルに含まれる単一遺伝子疾患のスクリーニングは、プランの中身として含まれる検査で、単独では申し込めません。

当日割引について

当日割引は、全員に自動で適用されるものではありません。ご予約後にお送りする事前学習動画をご視聴いただき、事前学習を済ませて来院された方に適用されます。割引額はプランによって異なり、スタンダードとプレミアムは11,000円、双子マックスは33,000円、ダイヤモンドは44,000円、インペリアルは55,000円です。

事前学習動画には、本来は遺伝カウンセリングの中でご説明する内容をまとめています。各プランで何がわかり何がわからないか、検査の意味、出生前診断にかかわる医学的な事実などです。ご夫婦のご都合のよいときに、繰り返しご覧いただけます。

先に基本を理解していただいたうえで来院されると、当日の1.5時間をご夫婦それぞれの事情や疑問に充てられます。複数回の来院をお願いせずに、1回の診療で検査を受けるかどうかの判断まで進めるように組み立てています。当日割引は、この事前学習の仕組みにご協力いただいた分を料金に反映したものです。

双子の場合の費用

双子(双胎)の場合に選べるのは、スタンダード(220,000円)と双子マックス(440,000円)の2つです。双子では、お母さんの血液の中に2人分の赤ちゃんのDNAが混ざっています。そのため、ほかの3つのプランは単胎だけが対象です。

スタンダードを双子で受けた場合、三大トリソミーに加えてY染色体の有無を調べます。性別については「男の子を含むかどうか」がわかる形になり、性染色体の数の異常は解析できません。

双子マックスは、双子でも全部の常染色体の数の異常、92種類の微小欠失・重複、5Mbを超える構造異常まで調べられるプランです。単一遺伝子疾患のスクリーニングは単胎だけが対象のため、双子マックスには含まれません。2つのプランの違いは双子で受けられるNIPTの違いで詳しくご説明しています。

夫婦の保因者検査とのセット料金

ご夫婦の保因者検査「ファミリーセーフティ プラス」をNIPTと同時にお申し込みいただくと、保因者検査の部分はご夫婦2名で330,000円(税込)になります。単独でお申し込みの場合はご夫婦で506,000円(1名253,000円)なので、NIPTとのセットで176,000円低くなります。

保因者検査は、ご夫婦ご自身の血液で、女性787遺伝子・男性714遺伝子を調べます。常染色体潜性(劣性)の病気は、ご両親が症状のない保因者であっても、お二人が同じ遺伝子の保因者であればお子さんに発症することがあります。家族歴がなくても起こりうるため、米国産婦人科学会は、妊娠中や妊娠を考えている女性に保因者検査の情報を提供するよう推奨しています[2]。

ご夫婦の遺伝子は一生変わらないため、一度受ければ次のお子さんのときにも結果を使えます。NIPTとセットの場合、保因者検査の遺伝カウンセリング料はNIPTの料金に含まれます。別途、結果作成手数料3,300円と翻訳料金5,500円がかかります。検査期間は検体の到着後3〜4週間です。詳しくはファミリーセーフティ プラスのページをご覧ください。

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📅 NIPTを予約する

NIPTトップページ | インペリアルとダイヤモンドの違い

2. NIPTの料金に含まれるもの・別途かかるもの

プランの料金には、臨床遺伝専門医による1.5時間の遺伝カウンセリング、事前学習動画、4Dエコー、性別判定、結果作成が含まれます。陽性だった場合は、その後のカウンセリングを何度でも無料で受けられます。これとは別に、全員共通の費用として17,850円がかかります。「総額でいくらになるのか」がわかるように、含まれるものと別途かかるものを分けてご説明します。

料金に含まれるもの

ミネルバクリニックには臨床遺伝専門医が常駐しており、NIPTの遺伝カウンセリングは臨床遺伝専門医が担当します。ご夫婦お一組ごとに1.5時間の枠をお取りし、その時間の費用はプランの料金に含まれています。

📋 NIPTの料金に含まれるもの

項目 内容
事前学習動画 各プランの内容、検査の意味、出生前診断の医学的な事実をまとめた動画。ご自宅で繰り返し視聴できます
遺伝カウンセリング 臨床遺伝専門医による1.5時間の診療。検査の前のご説明とプランの決定
4Dエコー 採血の前に、赤ちゃんの様子をご夫婦で一緒に確認できます
性別判定 無料オプション。双子の場合はY染色体の有無のみ
結果作成 報告書を作成し、マイページでお知らせ。報告書には胎児分画(FF)の値を記載。陰性の場合は、結果説明のための来院はありません
陽性時のカウンセリング 結果の意味と、確定検査を含む次の進め方について、何度でも無料でカウンセリングを受けられます
院長への連絡 NIPTを受けた方には院長の携帯電話番号をお渡しし、24時間ご連絡いただけます

※陽性時の確定検査の費用は、互助会から実費が支払われます(第3章)。

報告書に記載する胎児分画(FF)とは、お母さんの血液中のDNAのうち、赤ちゃん(胎盤)に由来するDNAが占める割合です。この値が低いと結果の信頼性が下がるため、どのくらいの胎児分画で検査が行われたのかを、ご夫婦ご自身で確認できるようにしています。

4Dエコーは、採血の前に赤ちゃんが元気にしている様子を確認するためのものです。産婦人科の健診では、お父さんがエコーに立ち会えない医療機関もあります。ご夫婦お二人で一緒にご覧いただける時間として、NIPTの料金に含めています。

💡 用語解説:遺伝カウンセリング

遺伝カウンセリングとは、遺伝が関わる検査や病気について、医学的な情報をわかりやすくご説明し、検査を受けるかどうか、結果をどう受け止めるかをご本人やご家族が決められるように支える医療です。NIPTでは、何がわかり何がわからないのか、陽性や陰性が何を意味するのか、陽性のときにどのような選択肢があるのかを、検査の前に確認します。ミネルバクリニックでは臨床遺伝専門医が担当します。

全員にかかる別途費用17,850円の内訳

プランの料金とは別に、NIPTを受けるすべての方に17,850円がかかります。内訳はマイページの利用料、結果作成費、2つの互助会の会費です。どれも必須の費用で、選んで外すことはできません。

🧾 全員共通の別途費用(NIPT1回あたり・税込)

項目 金額 内容
マイページ利用料 550円 検査の進み具合と結果を確認するシステムの利用料
結果作成費 3,300円 検査結果の報告書の作成費用
羊水検査互助会 8,000円 陽性時の羊水検査・絨毛検査の費用を支払うための会費
結果が出ない場合に備える互助会 6,000円 再検査が必要になったのに流産されて再採血ができず、結果が出なかったときに備える保険の会費
合計 17,850円 NIPTを受けるすべての方に必要です

※互助会の会費は、NIPTを受けるたびにかかります。

2つの互助会は、NIPTを受けるすべての方にご加入いただく仕組みです。陽性になった方や結果が出なかった方の負担を、受ける方全体で分け合う考え方で運営しています。羊水検査互助会の補助の範囲は第3章、結果が出ない場合に備える互助会は第3章の最後でご説明します。

検査を受けずにカウンセリングだけで終わった場合

遺伝カウンセリングを受けたうえで、NIPTを受けずにお帰りになる場合は、遺伝カウンセリング料金として33,000円(税込)がかかります。臨床遺伝専門医が1.5時間の枠をお取りして診療するためです。

NIPTを受ける場合、この33,000円分の遺伝カウンセリングはプランの料金に含まれています。料金とは別に33,000円がかかるわけではありません。オンライン診療では、先に遺伝カウンセリング料金をお支払いいただき、プランが決まった後に差額をお支払いいただく流れになります(第5章)。

遺伝カウンセリングを無料にしていない理由は、遺伝カウンセリングが無料ではない理由で院長が詳しくご説明しています。

キャンセル・返金について

NIPTは、事前学習、遺伝カウンセリング、検査、結果作成、陽性の場合のカウンセリングまでを一連のパッケージとしています。そのため、料金をお支払いいただいた後のキャンセルはご遠慮いただいています。

一方で、再検査が必要になったのに、その前に流産されて再採血ができず、結果が出なかった場合に備えて、互助会(会費6,000円)があります。この場合は、互助会から検査代金をお返しします。キャンセルや返金の詳しい取り扱いは、キャンセルや返金はできますか?をご確認ください。

仲田洋美院長

🩺 院長コラム【料金の中に遺伝カウンセリングを入れている理由】

NIPTの費用を調べると、検査の値段だけを比べたくなるかもしれません。けれども、同じ「陽性」でも、どの項目でどのくらいの確からしさなのかによって、その後の進め方は大きく変わります。結果の意味を、検査を受ける前に理解しておくことが欠かせないと考えています。

そのため、臨床遺伝専門医による1.5時間の遺伝カウンセリングを、検査とは切り離せないものとしてプランの料金に含めています。事前学習動画で基本を押さえていただいたうえで、当日はご夫婦それぞれの事情に時間を使う。この形が、検査を受けるかどうかを納得して決めていただくために必要だと考えています。

3. 陽性だった場合の確定検査の費用

NIPTで陽性だった場合の羊水検査・絨毛検査は、羊水検査互助会(会費8,000円)から検査費用の実費が支払われます。入院費と染色体マイクロアレイは対象外です。羊水検査・絨毛検査は院内で行い、主要な項目は3日以内に結果が出ます。

NIPTは、赤ちゃんに病気の可能性が高いか低いかを調べるスクリーニング検査で、診断を確定する検査ではありません。陽性の結果には、実際にはその病気がない「偽陽性」が一定の割合で含まれます。そのため、陽性だった場合は、確定検査で診断を確かめることになります。

羊水検査・絨毛検査は互助会で補助

確定検査には、お腹に針を刺して羊水をとる羊水検査・絨毛検査があります。羊水検査互助会(カトレア会)は、ミネルバクリニックのNIPTで陽性、または判定保留となり、院長のカウンセリングを経て羊水検査か絨毛検査を受けた方に、その検査費用の実費を支払う仕組みです。金額の上限はありません。

支払いの対象外は、入院が必要になった場合の入院費と、染色体マイクロアレイ検査です。染色体マイクロアレイとは、染色体のごく小さな欠失や重複を詳しく調べる解析で、陽性の内容によって追加で検討されることがあります。補助の条件の詳細は羊水検査互助会(カトレア会)の規約でご確認ください。

羊水検査や絨毛検査を互助会なしで受けた場合の費用の目安は、羊水検査の費用相場にまとめています。

💡 用語解説:羊水検査と絨毛検査

羊水検査は、お腹から細い針を刺して羊水をとり、その中に含まれる赤ちゃんの細胞で染色体を調べる検査です。絨毛検査は、胎盤のもとになる絨毛という組織をとって調べる検査で、羊水検査より早い時期に行えます。どちらも診断を確定するための検査で、NIPTのようなスクリーニング検査とは役割が違います。どちらを選ぶかは、妊娠週数と陽性の内容によって決めます。

院内で確定検査(主要項目は3日以内)

ミネルバクリニックは2025年6月から産婦人科を併設し、NIPT陽性後の絨毛検査・羊水検査を院内で行っています。主要な項目は3日以内に確定検査の結果がわかります。染色体マイクロアレイなど詳しい解析が必要な項目は、14日程度かかる場合があります。

NIPTの結果を受け取ってから、確定検査を受ける医療機関を探し、予約を取り、結果を待つまでの期間は、ご夫婦にとって長く感じられるものです。院内で確定検査まで行うことで、別の医療機関を探す手間と、結果を待つ時間を短くしています。

陽性後の流れと支援の内容は、院内での確定検査とアフターフォローで詳しくご説明しています。

NIPTで陽性または判定保留
▶
院長のカウンセリング結果の意味と選択肢
▶
院内で確定検査羊水検査・絨毛検査
▶
互助会から実費入院費・マイクロアレイを除く

流産で再検査ができず結果が出ない場合の互助会

NIPTでは、まれに結果が出ず「判定保留」になることがあります。再採血が必要になったのに、その前に流産されて再検査ができず結果が出ない場合に備えるのが、会費6,000円の互助会です。いわば保険のような仕組みで、この場合は互助会から検査代金をお返しします。

判定保留の多くは、血液中の赤ちゃん由来のDNAの割合(胎児分画)が少ないことが原因です。妊娠週数が早い場合や、お母さんの体格などの影響を受けることがあり、その場合は時期を空けて再採血をお願いすることがあります。結果が出ない原因と再検査の考え方は、NIPTの結果が出ない原因と判定保留・再検査をご覧ください。

\ 確定検査まで院内で行うNIPTのご予約 /

📅 NIPTを予約する

NIPTトップページ | 羊水検査互助会について

4. プランで費用が違うのは「調べる範囲」が違うから

プランによって料金が違うのは、調べる病気の種類と範囲が違うためです。NIPTで調べる病気は、大きく3つの種類に分けられます。それぞれ起こり方が違うため、どの種類まで調べたいかでプランが決まります。

3つの疾患カテゴリ

1つ目は、染色体の数の異常です。ダウン症候群(21トリソミー)、エドワーズ症候群(18トリソミー)、パトウ症候群(13トリソミー)のように、染色体が1本多くなる病気で、お母さんの年齢が上がるほど起こりやすくなります。三大トリソミーはすべてのプランに含まれ、双子マックスとインペリアルでは1〜22番すべての常染色体の数の異常を調べます。

2つ目は、微小欠失症候群です。染色体のごく一部が欠けたり重複したりすることで起こる病気で、22q11.2欠失症候群などがあります。お母さんの年齢とは関係なく起こるため、若い方でも同じように起こりえます。調べる病気の数は、スタンダードの7疾患から、双子マックスとインペリアルの92疾患まで、プランによって異なります。

22q11.2欠失症候群は、心臓の病気、口蓋の異常、免疫の低下、発達の遅れなどが起こりうる病気で、ACMGがNIPTでの提供を提案している項目です[1]。一方、米国母体胎児医学会(SMFM)は2025年の指針で、一般の妊婦さん全員に微小欠失のスクリーニングをルーチンで行うことは推奨せず、22q11.2欠失を調べる場合は、検査前に適切な説明を受けたうえで選ぶものとしています[3]。学会によって考え方が分かれる項目だからこそ、陽性と出たときの確からしさや確定検査の必要性を、検査の前に理解しておくことが大切です。

3つ目は、単一遺伝子疾患です。1つの遺伝子の変化で起こる病気で、ヌーナン症候群や軟骨無形成症などがあります。多くはご両親にない新生突然変異で起こり、精子は生涯つくられ続けるため、お父さんの年齢が上がると起こりやすくなります。ダイヤモンドは56遺伝子、インペリアルは155遺伝子202疾患を調べます。

💡 用語解説:新生突然変異(de novo変異)

新生突然変異とは、ご両親の遺伝子にはなく、精子や卵子がつくられる過程で偶然生じて、その赤ちゃんに初めて現れる遺伝子の変化のことです。家族に同じ病気の人がいなくても起こります。精子は生涯にわたってつくられ続け、細胞分裂の回数が多いため、お父さんの年齢が上がるとこの変化が増えることが知られています。ダイヤモンドとインペリアルは、この種類の病気を調べる項目を含むプランです。

精度で選ぶか、広さで選ぶか

料金の高い2つのプランは、目指す方向が違います。ダイヤモンドは調べる項目を絞って結果の確からしさを重視したプラン、インペリアルは調べる範囲の広さを重視したプランです。

ダイヤモンド(407,000円)は、プレミアムの範囲に、お父さんの年齢と関係する56遺伝子を加えたプランです。陽性と出たときに、本当にその病気がある割合(陽性的中率)が高くなるように、項目を選んでいます。偽陽性による不安をなるべく避けたい方に向いています。

インペリアル(550,000円)は、全常染色体、92種類の微小欠失・重複、5Mbを超える構造異常、155遺伝子202疾患を1回の採血で調べるプランです。広く調べるほど、主な目的以外の所見(偶発的所見)が見つかる可能性も上がるため、その場合にどう考えるかを事前にご説明します。2つのプランの違いはインペリアルとダイヤモンドの違いで詳しく比べています。

NIPTの費用が従来の検査より高い理由

NIPTの費用が、母体血清マーカー検査などの従来の検査より高くなるのは、検査そのものの工程と、検査の前後の体制に費用がかかるためです。NIPTでは、お母さんの血液に含まれるわずかな赤ちゃん由来のDNA断片を、大量に読み取って解析します。

料金には、専用の採血管、検体の国際輸送、解析、報告書の作成が含まれます。ミネルバクリニックが検体を送るのは、CE-IVD、CLIA、CAP、ISO 15189といった、検査の質に関する国際認証を取得したラボだけです。シーケンサー(DNAを読み取る装置)を自院では持たず、検査内容に応じてラボを選んでいます。

さらに、臨床遺伝専門医による1.5時間の遺伝カウンセリング、4Dエコー、陽性時の確定検査の体制も、NIPTの料金に含まれています。検査の値段だけでなく、結果が出た後に何が用意されているかまで含めて、費用を見ていただくのがよいと考えています。

仲田洋美院長

🩺 院長コラム【料金の差は「何を知りたいか」の差】

プランの料金を見ると、高いほうが良い検査のように感じるかもしれません。けれども、料金の差は検査の良し悪しの差ではなく、調べる範囲の差です。広く調べればわかることは増えますが、そのぶん、主な目的以外の所見に向き合う可能性も増えます。

どの範囲まで調べるのがよいかは、ご夫婦の年齢、ご家族の状況、そして結果を知ったあとにどうしたいかによって変わります。料金の高い低いではなく、お二人が何を知りたいのかを先に考えていただくことが、プラン選びでいちばん大切だと考えています。

5. 保険・医療費控除・支払い方法

NIPTには健康保険は使えず、全額自費になります。お支払いは現金のほか各種クレジットカードに対応し、分割払いや現金との併用もできます。医療費控除については、専用のページでご説明しています。

健康保険が適用されない理由

健康保険は、けがや病気の治療に対して給付されるものです。NIPTは、妊娠中の赤ちゃんの染色体や遺伝子の状態を調べる検査で、病気の治療にはあたりません。そのため、健康保険は適用されず、自費診療になります。

これは、ミネルバクリニックに限らず、どの医療機関でNIPTを受けても同じです。陽性だった場合の羊水検査・絨毛検査も、基本的には自費の検査です。ミネルバクリニックでは、この確定検査の費用を互助会から支払う仕組みにしています(第3章)。

医療費控除について

医療費控除は、1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合に、所得税の負担が軽くなる制度です。NIPTの費用が医療費控除の対象になるかどうかは、検査の目的や結果によって考え方が分かれます。

対象になる条件と、申告のときに必要なものは、NIPTの医療費控除の対象と条件で詳しくご説明しています。領収書は確定申告で必要になることがあるため、大切に保管してください。

支払い方法

来院でのお支払いは、現金のほか、VISA、JCB、Mastercard、American Express、ダイナースの各種クレジットカードがご利用いただけます。一括払いのほか、分割払い、現金とクレジットカードの併用もできます。

全国どこからでも受けられるオンラインNIPTでは、Web決済でお支払いいただきます。VISA、JCB、Mastercard、American Express、ダイナース、Discoverがご利用になれます。オンライン診療では、先に遺伝カウンセリング料金をお支払いいただき、遺伝カウンセリングでプランが決まった後に差額をお支払いいただきます。その後、検査キットをお送りし、お近くの医療機関で採血していただく流れです。

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カウンセリング料金先にお支払い
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遺伝カウンセリングプランを決定
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差額のお支払い検査キットを送付

6. 費用の相場や、ほかの出生前診断の費用を知りたい方へ

このページでは、ミネルバクリニックでNIPTを受けた場合の料金をまとめました。NIPTの一般的な費用相場や、ほかの出生前診断の費用を知りたい方は、目的に合わせて次のページをご覧ください。

NIPTの費用相場、認証施設と非認証施設の費用やサービスの違い、低価格のNIPTを選ぶときの注意点は、NIPTの費用相場にまとめています。費用の数字だけで施設を選ぶと、陽性後の確定検査やカウンセリングの体制が含まれていないことがあります。

クアトロテスト、コンバインド検査、羊水検査など、NIPT以外の出生前診断も含めて種類ごとの費用を比べたい方は、出生前診断の費用一覧をご覧ください。検査ごとにわかることと、受けられる時期もあわせてまとめています。

🏥 NIPT(新型出生前診断)をお考えの方へ

ミネルバクリニックのNIPTは、臨床遺伝専門医による1.5時間の遺伝カウンセリングと4Dエコーを含み、陽性の場合は確定検査まで院内で行います。ご予約後に事前学習動画をお送りしますので、プランの内容をご確認のうえ来院してください。ご予約は24時間WEBで受け付けています。

よくある質問(FAQ)

Q1. ミネルバクリニックのNIPTの費用はいくらですか?

事前学習動画をご視聴いただいた場合の当日割引後で、スタンダード220,000円、プレミアム264,000円、ダイヤモンド407,000円、双子マックス440,000円、インペリアル550,000円です(税込)。どのプランでも、別に共通の費用17,850円がかかります。

Q2. 基本のプランはいくらですか?

基本のプランはスタンダードで、定価231,000円、事前学習による当日割引後は220,000円です(税込)。三大トリソミー、性染色体の数の異常、代表的な微小欠失症候群6種類7疾患を調べ、単胎・双胎のどちらでも受けられます。三大トリソミーだけを調べるプランは、2026年7月に廃止しました。

Q3. 料金に遺伝カウンセリングは含まれますか?

含まれます。臨床遺伝専門医による1.5時間の遺伝カウンセリング、事前学習動画、4Dエコー、性別判定、結果作成は、すべてプランの料金に含まれています。陰性の場合は結果をマイページでお知らせし、結果説明のための来院はありません。陽性だった場合は、その後のカウンセリングを何度でも無料で受けられます。

Q4. 検査を受けずに帰った場合も費用はかかりますか?

はい。遺伝カウンセリングを受けたうえでNIPTを受けずにお帰りになる場合は、遺伝カウンセリング料金として33,000円(税込)がかかります。臨床遺伝専門医が1.5時間の枠をお取りして診療するためです。

Q5. 陽性になったら、羊水検査の費用は自己負担ですか?

ミネルバクリニックのNIPTで陽性または判定保留となり、院長のカウンセリングを経て羊水検査か絨毛検査を受けた場合は、羊水検査互助会から検査費用の実費が支払われます。金額の上限はありません。入院費と染色体マイクロアレイは対象外です。

Q6. 双子だと費用は変わりますか?

双子の場合に選べるのは、スタンダード(220,000円)と双子マックス(440,000円)です(当日割引後・税込)。双子マックスは、双子でも全常染色体の数の異常、92種類の微小欠失・重複、5Mbを超える構造異常まで調べられます。

Q7. 健康保険や医療費控除は使えますか?

NIPTは病気の治療ではないため、健康保険は使えず全額自費です。医療費控除の対象になるかどうかは検査の目的や結果によって考え方が分かれるため、NIPTの医療費控除のページで条件をご確認ください。

Q8. 分割払いはできますか?

できます。来院でのお支払いは、現金のほか、VISA、JCB、Mastercard、American Express、ダイナースの各種クレジットカードに対応し、一括払い、分割払い、現金との併用ができます。オンライン診療ではWeb決済でお支払いいただきます。

Q9. 夫婦で保因者検査も受けると費用はどうなりますか?

保因者検査のファミリーセーフティ プラスをNIPTと同時にお申し込みいただくと、保因者検査の部分はご夫婦2名で330,000円(税込)です。単独のご夫婦506,000円より176,000円低くなります。別途、結果作成手数料3,300円と翻訳料金5,500円がかかります。

Q10. NIPTはなぜ従来の出生前検査より高いのですか?

お母さんの血液中のわずかな赤ちゃん由来のDNAを大量に読み取って解析するため、専用の採血管、国際輸送、国際認証を取得したラボでの解析と報告書作成に費用がかかります。ミネルバクリニックの料金には、臨床遺伝専門医による遺伝カウンセリング、4Dエコー、陽性時の確定検査の体制も含まれています。

参考文献

  • [1] Noninvasive prenatal screening (NIPS) for fetal chromosome abnormalities in a general-risk population: An evidence-based clinical guideline of the American College of Medical Genetics and Genomics (ACMG). Genetics in Medicine. [Genetics in Medicine]
  • [2] Committee Opinion No. 691 Summary: Carrier Screening for Genetic Conditions. American College of Obstetricians and Gynecologists. [PubMed 28225421]
  • [3] Society for Maternal-Fetal Medicine Consult Series #74: Cell-free DNA screening for aneuploidies: Updated guidance. Pregnancy. 2025;1(6):e70139. [PMC13344640]

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仲田洋美 医師(臨床遺伝専門医)

この記事の監修・執筆者:仲田 洋美

(臨床遺伝専門医/がん薬物療法専門医/総合内科専門医)

ミネルバクリニック院長。1995年に医師免許を取得後、 臨床遺伝学・内科学・腫瘍学を軸に診療を続けてきました。 のべ10万人以上のご家族の意思決定と向き合ってきた臨床遺伝専門医です。

出生前診断(NIPT・確定検査・遺伝カウンセリング)においては、 検査結果の数値そのものだけでなく、 「結果をどう受け止め、どう生きるか」までを医療の責任と捉え、 一貫した遺伝カウンセリングと医学的支援を行っています。

ハイティーンの時期にベルギーで過ごし、 日本人として異文化の中で生活した経験があります。 価値観や宗教観、医療への向き合い方が国や文化によって異なることを体感しました。 この経験は現在の診療においても、 「医学的に正しいこと」と「その人にとって受け止められること」の両立を考える姿勢の基盤となっています。

また、初めての妊娠・出産で一卵性双生児を妊娠し、 36週6日で一人を死産した経験があります。 その出来事は、妊娠・出産が女性の心身に与える影響の大きさ、 そして「トラウマ」となり得る体験の重みを深く考える契機となりました。 現在は、女性を妊娠・出産のトラウマから守る医療を使命の一つとし、 出生前診断や遺伝カウンセリングに取り組んでいます。

出生前診断は単なる検査ではなく、 家族の未来に関わる重要な意思決定です。 年齢や統計だけで判断するのではなく、 医学的根拠と心理的支援の両面から、 ご家族が後悔の少ない選択をできるよう伴走することを大切にしています。

日本人類遺伝学会認定 臨床遺伝専門医/日本内科学会認定 総合内科専門医/ 日本臨床腫瘍学会認定 がん薬物療法専門医。 2025年には APAC地域における出生前検査分野のリーダーとして国際的評価を受け、 複数の海外メディア・専門誌で特集掲載されました。

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