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NIPT(新型出生前診断)を知っていますか?NIPTは妊娠10〜16週に母体の採血を行い、21トリソミー(ダウン症候群)、18トリソミー、13トリソミーなどの可能性を調べる検査です。出生前遺伝学的検査の1つで、結果の解釈や結果が出てからの対応を含めて相談できるシステムの整った病院で受けることが望ましいといえます。
今回は川崎市でNIPTを提供する医院やクリニックを調査しました。NIPTのメリットデメリットやどのような設備の施設で受けることが望ましいかを含めて解説します。
また、東京ミネルバクリニックのNIPTは妊娠6週から受けていただくことができます。オンラインNIPTは来院不要で、ご自宅近隣で完結できる新しいNIPTのカタチです。あわせてご確認ください。
川崎市でNIPTを受けられる医院・クリニック一覧
まずは、横浜市でNIPTを実施している医院やクリニックをまとめました。
表はご自由にソートしたり、順番を並べ替えることができるのでご活用ください。
| 施設名 | 認証/非認証 | 提携先 | 検査会社 | 検査可能 妊娠週 | 専門分野 | 遺伝 カウセ | 費用(税込) | 13,18,21染色体 基本検査 | 全染色体 | 微小欠失 | 性別 | 結果まで | 住所 | 電話番号 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 聖マリアンナ医科大学病院 | 認証 | - | ジーンテック (シーケノム) | 10週 | 遺伝 | あり | 23万7,600円 | ◯ | 2-3週間 | 川崎市宮前区 菅生2-16-1 | 044-977-8111 | |||
| 日本医科大学 武蔵小杉病院 | 認証 | - | - | 10週 | 遺伝 | あり | ー | ◯ | 2-3週間 | 川崎市中原区 小杉町1-383 | 044-733-5181 | |||
| 新百合ヶ丘総合病院 | 認証 | - | - | 10週 | 遺伝 | あり | ー | ◯ | 2-3週間 | 川崎市麻生区 古沢都古255 | 0800-800-6456 | |||
| 川崎市立川崎病院 | 認証 | - | - | 10週 | 遺伝 | あり | 11万8,370円 | ◯ | 2-3週間 | 川崎市川崎区 新川通12-1 | 044-233-5521 | |||
| 川崎レディースクリニック | 認証 | - | - | 10週 | 遺伝 | あり | 8万8,000円 | ◯ | 2-3週間 | 川崎市川崎区 砂子2-11-20 加瀬ビル133 4階 | 044-245-8802 | |||
| 三島クリニック | 非認証 | NIPT Japan | ベリナタ | 10週 | 美容 | なし | 16万5,000円〜 19万8,000円 | ◯ | 10日間程度 | 川崎市川崎区 駅前本町7-4 井門川崎ビル8階 | 0120-557-016 |
聖マリアンナ医科大学病院(認証)
聖マリアンナ医科大学病院はNIPTを実施する医療機関(基幹施設)の認証を受けた大学病院です。出生前診断を受けることで赤ちゃんを迎える準備を進められる一方、悩みが増える可能性があることに十分に配慮した仕組みを整えています。具体的には、3回の遺伝カウンセリング受診が原則として必須です。検査内容は13・18・21トリソミーで、これらが陽性となった場合の確定的検査(絨毛検査、羊水検査)も受けることが可能です。
| 住所 | 川崎市宮前区菅生2-16-1 |
| アクセス | こちら |
| Tel | 044-977-8111(代表) |
| 予約 | 以下のいずれか ・通院中:担当医へ申出 ・他院に通院中:かかりつけ医からFAX |
| 検査内容 | 13・18・21トリソミー |
| 料金 | 23万7,600円(+初診料・再診料) |
| 結果まで | 約2週間 |
| URL | こちら |
日本医科大学武蔵小杉病院(認証)
日本医科大学武蔵小杉病院はNIPTを実施する医療機関(基幹施設)の認証を受けた大学病院です。この病院で分娩する方のうち、母体年齢には関係なく希望者を対象とし、妊娠10〜14週に血液検査を行います。希望する場合は外来で申し出て予約します。検査内容は13トリソミー、18トリソミー、21トリソミーです。NIPT自体が出生前検査の遺伝カウンセリングのうち、選択肢の1つという考え方をしているため、配偶者(パートナー)と二人で遺伝カウンセリングに来院する必要があります。
| 住所 | 川崎市中原区小杉町1-383 |
| アクセス | こちら |
| Tel | 044-733-5181(代表) |
| 予約 | 外来担当医に申出 |
| 検査内容 | 13・18・21トリソミー |
| 料金 | 調査中 |
| 結果まで | 調査中 |
| URL | こちら |
新百合ヶ丘総合病院(認証)
新百合ヶ丘総合病院はNIPTを実施する医療機関(基幹施設)の認証を受けた総合病院です。この施設で妊婦健診をうける妊婦さんを対象に、希望する方は周産期遺伝相談外来を受診することでNIPTが受けられる仕組みが整えられています。
検査対象となる染色体疾患は 21/18/13トリソミーです。周産期遺伝相談外来は不妊治療や遺伝学を専門とする医師が担当しており、十分に時間をとって話を聞くことができます。
| 住所 | 川崎市麻生区古沢都古255 |
| アクセス | こちら |
| Tel | 0800-800-6456(外来診療予約) |
| 予約 | 妊婦健診担当医に申出 |
| 検査内容 | 13・18・21トリソミー |
| 料金 | 調査中 |
| 結果まで | 調査中 |
| URL | こちら |
川崎市立川崎病院(認証)
川崎市立川崎病院はNIPTを実施する医療機関(基幹施設)の認証を受けた総合病院です。超音波検査で心拍が確認され、分娩予定日が決定している方で、この施設で妊婦健診を行っている方は、外来で申し出ることで検査の予約ができます。妊娠10週0日〜 14週6日に、13・18・21トリソミーの検査が可能です。パートナーとともに遺伝相談外来(遺伝カウンセリング)を受診することが必要です。なお、同施設では羊水検査も受けられるため、検査が陽性の際も慌てずに確定検査に進むなどの対応を考えることができます。
| 住所 | 川崎市川崎区新川通12-1 |
| アクセス | こちら |
| Tel | 044-233-5521(代表) |
| 予約 | 妊婦健診担当医に申出 |
| 検査内容 | 13・18・21トリソミー |
| 料金 | 11万8,370円(+初診料・再診料) |
| 結果まで | 2週間 |
| URL | こちら |
川崎レディースクリニック(認証)
川崎レディースクリニックはNIPTを実施する医療機関(基幹施設)の認証を受けた婦人科と産科に特化したクリニックです。妊娠10週以降に、カウンセリングを行ったうえでNIPT検査をおこなっています。他院で妊婦検診を受けている方も可能な点が特徴です。希望者は、産婦人科遺伝診療学会周産期認定医により出生前診断に関する説明を受けることができます。陽性の際には羊水検査を受けることができ、費用はNIPT検査代に含まれているため安心です。検査会社は、認定検査機関として登録されている株式会社マクロジェンジャパンで、検査項目は21トリソミー、18トリソミー、13トリソミーの3つのみです。
| 住所 | 川崎市川崎区砂子2-11-20 加瀬ビル133 4階 |
| アクセス | こちら |
| Tel | 044-245-8802 |
| 予約 | Web・電話 |
| 検査内容 | 13・18・21トリソミー |
| 料金 | 検査料88,000円 (+遺伝カウンセリング料・初診料・再診料) 他院通院中の方は超音波検査代2,450円別途 |
| 結果まで | 調査中 |
| URL | こちら |
三島クリニック(非認証)
三島クリニックは非認証施設です。美容医療専門のクリニックですが、NIPT JapanのNIPTを受けることができます。臨床遺伝専門医による遺伝カウンセリングを受けられますが、リモートで、希望者のみへの実施です。別料金が発生します。検査項目は13、18、21番を含む1〜22番染色体検査により、トリソミーの可能性がわかります。ほかにも性染色体検査、微小欠失検査、性別判定が可能です。病院のホームページに予約方法が記載されていないため、希望の際は問い合わせが必要です。
| 住所 | 川崎市川崎区駅前本町7-4 井門川崎ビル8階 |
| アクセス | こちら |
| Tel | 0120-557-016 |
| 予約 | 電話またはWEB |
| 検査内容 | ・13,18,21染色体基本検査 ・全染色体 ・微小欠失 ・胎児の性別 |
| 料金 | (A)16万5,000円(税込) ※基本検査 (B)17万6,000円(税込) ※全染色体検査 (C)19万8,000円(税込) 全染色体+微小欠失検査 |
| 結果まで | 採血後10日間程度 |
| URL | こちら |
認証施設と非認証施設の違い
認証施設とは、出生前検査認証制度等運営委員会が公表した「NIPT 等の出生前検査に関する情報提供及び施設(医療機関・検査分析機関)認証の指針」に記載されている条件を満たした施設です。
出生前検査認証制度等運営委員会は産婦人科医、小児科医、臨床遺伝専門医、認定遺伝カウンセラー、看護師、社会学者など、さまざまな背景を持つメンバーで構成されています。出生前検査についての情報提供や検査精度評価をおこない、国と連携をとりながら運営されています。
非認証施設は、同委員会に認証されていない施設です。しかし違法ではなく、採用している検査が同様であれば検査の精度も変わりません。
本章では、認証施設と非認証施設の違いを詳しく解説します。病院を選択する際にぜひ役立ててください。
認証施設とは
認証施設には基幹施設と連携施設があり、状況に応じて連携を取りながら検査を実施します。基幹施設には産婦人科専門医と小児科専門医が常時勤務していることが条件です。さらに、認定遺伝カウンセラーや遺伝看護専門看護師が在籍することが望ましいとされます。
これらのスタッフが特別に設置された遺伝に関する専門外来で診療をおこなうことも条件になります。検査後のケアやその後の染色体検査、分娩までの診療が出来る施設が基幹施設です。
連携施設は産婦人科専門医を要し、その医師が臨床遺伝専門医であり、NIPTに関する研修を修了していることが条件です。基幹施設との連携も義務付けられています。
認証施設では、13,16,21トリソミーの3つ(基本検査)以外はできません。また、遺伝カウンセリングは必須であり、NIPTの受検前、採血、NIPTの結果通知の計3回病院へ通う必要があります。遺伝カウンセリングは夫婦揃って受ける必要があります。
施設により、同施設での分娩予定がある患者や、かかりつけ医の紹介状のある患者にしぼって実施している場合があります。
非認証施設とは
非認証施設は、出生前検査認証制度等運営委員会に承認されていない施設です。しかし、検査自体は委員会に認められた検査分析機関でおこなわれることが多く、検査の精度は認証機関と変わりません。
施設ごとに検査の内容を設定できるため、基本検査である13,16,21トリソミーの3つ以外にもさまざまな検査を受けられる施設があります。遺伝子情報を詳しく知りたい場合には非認証施設を選択肢に挙げる必要があるでしょう。
ただし、臨床遺伝専門医が在籍しておらず、遺伝カウンセリングを受けられないことがほとんどです。したがって、検査前後のケアや検査結果の解釈、さらなる検査が必要になった場合の対応をあらかじめ確認しておく必要があります。
NIPTを受ける医院・クリニック選びのポイント
では、多くの医療機関の中からどのような点に留意して医院やクリニックを選べば良いのでしょうか。ここではそのポイントをお伝えしていきます。
遺伝カウンセリングを実施しているか
遺伝カウンセリングは検査前と検査後におこなわれます。検査前の内容は、検査に関する情報のみならず、患者さん自身が検査を受けるかどうか自律的に判断できるよう支援します。患者さんの過去の妊娠歴や遺伝性疾患の家族歴などの情報をもとに高度な知識を活用してカウンセリングをおこないます。
検査後には検査結果をもとにその後の検査と対応をします。
遺伝カウンセリングを受けられないと、検査の重要性や結果の受け止め方を知らないうちに検査を受けることになってしまいます。また、検査が陽性だった際の対応法にも迷うでしょう。
遺伝カウンセリングにより検査前後に十分な情報を持ち、納得して望むことができるため、クリニック選びの重要なポイントです。
陽性判定時のアフターフォローは受けられるのか
検査結果が陽性の場合、認証施設では遺伝カウンセリングや確定検査が受けられる体制が整っています。しかし、非認証施設では、このようなアフターフォローがない病院がほとんどです。
病院によっては、検査結果のみ郵送やメールで届く場合があります。陽性判定が出た際には、検査結果の持つ意味や確定検査を受ける施設を自分で調べる必要があります。
NIPT検査を受けてから羊水検査を受けるまで期間が短い場合もあります。検査結果を受けて不安な気持ちの中、自分で施設を調べ手続きを踏まなければなりません。
アフターフォローが受けられる施設で検査を受けるほうが安心できるでしょう。
受けたい検査を受けられるのか
受けられる検査の内容は病院によって異なります。 認証施設では、13,21,18トリソミーの基本検査しか受けることができません。
非認証施設では、それ以外のさまざまな染色体異常(全染色体検査)や性染色体、微小欠失など他の病気のことを調べることができます。どのような範囲の検査を望むのかを検討し、検査を受ける病院を調べる必要があります。
自宅から近いか
病院と自宅の距離や通う際の交通の便も重要なポイントです。NIPTが受けられる時期は妊娠初期でつわりと重なる人も多いです。
そのような中、NIPTを受けるために何度か通う必要がある施設もあります。体調のすぐれない中、遠方の施設まで複数回通うのは負担が大きいでしょう。
近くて便利な施設で受けられると理想的です。
NIPTを受けるメリット
NIPTは妊娠初期に受ける出生前診断であり、この検査を受けることには多くの利点があります。生まれてくる赤ちゃんの病気についてあらかじめ知ることができ、不安を和らげたり、生まれるまでに準備をしたりすることが可能です。
この章では、検査の特徴を中心に利点を説明します。また、他の出生前検査との比較や得られる診断情報についても説明します。ぜひNIPT検査を受けるか検討する際に役立ててください。
非常に高い検査精度
一般的に、検査の精度は感度、特異度、的中率で評価することができます。
感度と特異度
感度とは、病気を持つ人の中で、ある所見を持つ人の割合のことです。21トリソミーに対するNIPTの感度は99.7%、特異度は99.9%以上です。
参考のため、ほかの非確定検査の精度を示します。
コンバインド検査は感度82-87%、母体血清マーカー検査はトリプルテストで感度69%、クアトロテストで81%です。
陽性的中率
陽性的中率とは検査結果が陽性のときに実際に病気がある確率をいい、陰性的中率とは検査結果が陰性のときに病気がない確率をいいます。陽性適中率は疾患の頻度と関係があり、頻度が高くなるほど陽性適中率も高くなります。
出生前検査認定運営委員会の調査によると、21トリソミーの陽性適中率は30歳で85.28%、35歳で93.58%、40歳で98.20%と、年齢が上がるにつれて非常に高くなります。
以上のことから、NIPT検査の精度は他の非確定検査よりもはるかに高いことがわかります。せっかく検査を受けるのであれば、より精度の高い検査の方が有益です。ただし、非確定検査であるため、陽性の際確定診断をつけるためには確定検査が必要です。
妊娠初期に検査を受けることができる
NIPT検査の特徴の1つは、妊娠初期に検査が受けられることです。
非確定的検査の検査時期は、以下のとおりです。
- コンバインド検査:妊娠11~13週以降
- 母体血清マーカー検査:妊娠15週以降
- NIPT:妊娠後9~10週
このようにNIPT検査は妊娠初期の中でも早く実施することができます。
そのため、結果が出た後の気持ちの整理に時間をかけることができ、検査結果が出れば妊娠期間中も安心して過ごすことができます。
検査による感染・流産リスクがない
NIPTは、母体の血液中に浮遊するDNA断片を測定し、染色体異常による病気のリスクを判定する検査です。そのため、検査に必要なのは妊婦さんの腕から通常の採血をするだけです。胎児への影響はほとんどないため、流産の危険性もなく、安全な検査といえます。
ただし、確実な検査のためには、より胎児に近い組織が必要となります。そのため、妊婦の腹部を穿刺し、羊水や絨毛から胎児の組織を採取することになります。感染や羊水喪失のために流産の可能性があります。流産のリスクは、絨毛絨毛検査では約1%、羊水検査では0.2〜0.3%です。
NIPTだけでは確定診断はできません。しかし、自覚症状のない人が受ける検査としては、安全で精度が高いことが大きなメリットです。
NIPTを受けるデメリット
NIPTには多くのメリットがある一方で、検査を受けることによるデメリットもあります。検査を受ける前に、検査自体のデメリットや結果の解釈を理解しておくことが大切です。この章では、検査のデメリットについて説明します。それらを十分に理解した上で、NIPT検査を検討してください。
検査のための費用が高い
出生前診断検査はすべて保険適用外で、自費診療です。母体血清マーカーを使用する検査や、エコー所見とマーカーを併用するコンバインド検査に比べると高額です。
病院ごとに費用が異なりますが、費用の相場は以下のとおりです。
| 検査名 | 検査時期 | 検査費用 |
| NIPT | 妊娠9〜10週以降 | 10万〜20万円 |
| コンバインド検査 | 妊娠11〜13週以降 | 5,000円〜5万円 |
| 母体血清マーカー検査 | 妊娠15〜20週 | 2〜3万円 |
施設によっては期間が限られていることも
妊娠初期に検査できることは、NIPTの特徴の1つです。妊娠9〜10週から検査可能ですが、施設によっては検査可能な時期を妊娠15週前後までに限定している施設もあります。妊娠15週頃までに検査を行うことが望ましい理由は、陽性となった場合羊水検査や絨毛検査などの確定検査を行わなければならず、期間が決まっているためです。
妊娠の発見が遅れた場合には、妊娠15週より遅くなってしまい、検査の時期が過ぎている可能性があるため、確認が必要です。
ミネルバクリニックではオンライン診療を実施しています
ミネルバクリニックではNIPTをオンラインで実施しています。オンラインのNIPTでは次のようなメリットがあります。
- 自宅でリラックスしてカウンセリングを受けられる
- 受診がないため、移動の負担や感染リスクを減らせる
- 全国どこからでも精度の高いのNIPT検査を受けられる
おもに地方在住で通院が困難な方のための制度です。臨床遺伝専門医によるオンライン遺伝カウンセリングを受け、お近くの医療機関で採血することができます。検体を郵送し、検査機関に送ります。検査結果もオンラインで確認可能です。
対面のカウンセリングができないデメリットがありますが、相談や質問は制限なく受け付けているため安心です。
ミネルバクリニックのNIPTメニュー
ここまで、NIPTのメリットや施設選びのポイントを解説してきました。ミネルバクリニックでは、さまざまなNIPTオプションをご用意しています。いずれもカウンセリングとアフターフォローが充実しています。
基本プランは以下の2つです。
- スーパーNIPTベーシック
- カリヨセブン
このプランにはカウンセリング料3万3,000円(税込)が含まれています。
また、以下のオプションも用意されています。
- プラス
- ジーンプラス
- デノボ
以下に各プランの概要、検査でわかること、料金などをまとめました。参考にしていただき、ミネルバクリニックでのNIPTをご検討ください。
スーパーNIPTベーシック
ミネルバクリニックのNIPTは、第3世代のスーパーNIPTを採用しています。これまでのNIPTとは異なり、胎児と母体のDNAをより正確に区別します。その結果精度があがり、現在最も精度の高いNIPT検査となっています。
ミネルバクリニックは、第三世代NIPTの特許を世界的に取得している企業と独占契約を結んでいます。そのため、日本では当クリニックでしか受けられない検査です。
基本検査項目配下のとおりです。
- 13トリソミー(パト症候群)
- 18トリソミー(エドワーズ症候群)
- 21トリソミー(ダウン症候群)
- 性染色体異数性
- 遺伝カウンセリング
母親からの採血のみで実施でき、費用は17万6,000円(税込)です。
カリオセブン
カリオセブンは、母体血中の胎児由来DNA(cfDNA)から染色体領域全体を解析する検査です。従来のNIPTで行われていた基本的な検査に加え、稀な染色体異数性(トリソミーやモノソミーなどの数の異常)や構造異常(欠失や重複)を検出します。したがって、検査可能な項目は多く、微小欠失症候群も調べることができます。
検査可能な疾患は以下の通りです。
- 13トリソミー(パトー症候群)
- 18トリソミー(エドワーズ症候群)
- 21トリソミー(ダウン症候群)
- 性染色体の異数性
- 構造染色体異常(欠失、重複)
- 9トリソミー、16トリソミー、22トリソミー
- 1p36欠失症候群
- 4p16.3欠失症候群
- 5p-症候群
- 15q12欠失症候群:プラダー・ウィリー症候群、アンジェルマン症候群
- 22q11.2欠失症候群
- スミス-マゲニス症候群(17p11.2)
- 11q23-q24.3欠失症候群(ヤコブセン症候群)
- 8q24.11-q24.13欠失症候群(ランガー・ギーディオン症候群)
これらに、遺伝カウンセリングが含まれます。費用は母親からの採血のみで26万4,000円(税込)です。
プラス
スーパーNIPTプラスは、スーパーNIPTベーシックに加え、誰にでも起こりうる微小欠失を検出できる検査です。微細欠失(微小欠失)症候群では、染色体の一部が欠損し、身体や精神に異常を引き起こすことがあります。約2000人に1人の割合で発生し、従来の染色体検査や血清マーカー検査、超音波検査などでは検出できないものです。
検査可能な疾患は以下の通りです。
- 13トリソミー(パトー症候群)
- 18トリソミー(エドワーズ症候群)
- 21トリソミー(ダウン症候群)
- 性染色体異数性
- 遺伝カウンセリング
- 微小欠失(4疾患)(1p36欠失症候群、4p16.3欠失症候群、スミス・マゲニス症候群(17p11.2)22q11.2症候群)
母親からの採血のみの検査で、費用は19万8,000円(税込)です。
ジーンプラス
ジーンプラスでは、両親の検体から100遺伝子の病的変異と4つの微小欠失を調べることができます。スーパーNIPTプラスに費用35,000円を追加することにより、常染色体劣性遺伝する100遺伝子2,000個の病的変異による先天性疾患を調べることができ、お得です。
トリソミーやモノソミーなどの染色体数異常や微小欠失の検出と、単一遺伝子疾患のスクリーニングを組み合わせた総合的な検査です。
この検査には以下のものが含まれます。
- 13トリソミー(パトー症候群)
- 18トリソミー(エドワーズ症候群)
- 21トリソミー(ダウン症候群)
- 性染色体異数性
- 遺伝カウンセリング
- 微小欠失(4疾患)(1p36欠失症候群、4p16.3欠失症候群、スミス・マゲニス症候群(17p11.2)22q11.2症候群)
- 100の遺伝子検査
検査は両親の検体で行い、費用は23万6,500円(税込)です。
デノボ
デノボは、父親の加齢による新生突然変異を検査できるプランです。ミネルバクリニックでは、最も精度の高い検査として、全染色体を詳細に検査するカリオセブンと、スーパー NIPTジーンプラスとデノボを組み合わせたコンプリートNIPT デノボプラスをご用意しています。
コンプリートNIPTデノボプラスには、基本検査に加え、4つの微小欠失、100の遺伝子検査、カリオセブンによる全染色体と9つの微小欠失症候群の検査が含まれます。また、デノボは精子の加齢に伴う遺伝子変異を検出することができます。
この検査には以下のものが含まれます。
- 13トリソミー(パトー症候群)
- 18トリソミー(エドワーズ症候群)
- 21トリソミー(ダウン症候群)
- 性染色体異数性
- 構造染色体異常(欠失、重複)
- 9トリソミー、16トリソミー、22トリソミー
- 1p36欠失症候群
- 4p16.3欠失症候群
- 5p-症候群
- 15q12欠失症候群:プラダー・ウィリー症候群、アンジェルマン症候群
- 22q11.2欠失症候群
- スミス-マゲニス症候群(17p11.2)
- 11q23-q24.3欠失症候群(ヤコブセン症候群)
- 8q24.11-q24.13欠失症候群(ランガー・ギーディオン症候群)
- 100の遺伝子検査
- 精子の突然変異
検査は両親の検体で行い、費用は44万0,000円(税込)です。
オンラインNIPT受診の流れ
ミネルバクリニックのオンラインNIPTをご希望の方へ、検査の流れをご案内します。
ご予約
・WEBフォームからお申し込みはこちら
・お電話でのお申し込みはこちら:03-3408-3768
・ご予約確定後、基本検査(13、18、21トリソミー)のご入金
・問診票の記入
遺伝カウンセリング
臨床遺伝専門医である院長が遺伝カウンセリングを行います。カウンセリング内容に基づき、最終的な検査プランをご選択いただきます。
基本検査(13、18、21トリソミー)以外のオプションについて、差額が出た場合のみ追加のお支払いを戴きます。
採血
検査キットをミネルバクリニックからお送りします。採血が必要な診療内容の場合、お近くの医療機関で採血をしていただきます。医療機関のご案内、手配も対応しておりますのでご相談ください。採血が終わったら、患者さまご自身でミネルバクリニックへご返送いただきます。
※詳細は事前に資料も含めご案内いたします
検体発送〜検査結果開示
検体はミネルバクリニックから検査会社へ速やかに発送し、検査の進捗状況に応じてメールをお届けします。
検査結果が出たら、患者様マイページで検査結果をご確認いただけます。仮に陽性結果が出た場合、遺伝カウンセリングなどその後のアフターフォローを行いますので、ご安心ください。
まとめ
本記事では、川崎市でNIPTが受けられる病院や医療施設の紹介や認証施設と非認証施設の違い、検査を受ける施設の選び方を解説しました。NIPTは赤ちゃんやご両親の今後にかかわる重要な検査であり、検査を受ける施設は慎重に選ぶ必要があります。ぜひ参考にして、検査を受けるかどうか、受けるならどこで受けるかを検討してください。
さらに本記事では、ミネルバクリニックで受けられるさまざまなNIPT検査のプランを紹介しました。ミネルバクリニックでは臨床遺伝専門医の院長が遺伝カウンセリングを実施しています。そのため、きちんと遺伝カウンセリングを受けたうえで、安心してNIPTを受けていただけます。
ミネルバクリニックでNIPTを受けた方が、万が一陽性だった場合、確定検査の費用を最大15万円補助します。確定検査を受ける病院も紹介しています。
また、遠方にお住まいの方でも、オンラインでカウンセリングを実施しているのでお気軽にお問い合わせください。
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この記事の著者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニックでは、臨床遺伝専門医の院長のもと、東京都港区青山で、NIPT検査を提供しています。少子化の時代、より健康なお子さんを持ちたいという思いが高まるのは当然のことと考えています。そのため、当院では世界の先進的特許技術に支えられた高精度な検査を提供してくれる検査会社を遺伝専門医の目で選りすぐりご提供しています。
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●コンプリートNIPT|第2世代マルチNIPTと第3世代スーパーNIPTジーンプラスをセットにした検査|デノボをセットにしたデノボプラスもございます




