目次
胎児の成長過程は、大きく「体の器官のもとをつくる時期」と「できた器官を育てて大きくなる時期」に分かれます。妊娠10週(受精から8週)までのお腹の赤ちゃんは「胎芽(たいが)」と呼ばれ、この間に心臓・脳・手足など、ほとんどの器官がつくられ始めます。脳と脊髄を除く器官はおよそ妊娠12週ごろまでに形ができあがり、その後は大きくなることと、働きを整えることが中心になります[1]。体重がもっとも大きく増えるのは妊娠後期で、28週から40週までの12週間に、40週時点の体重の約6割が増えます[2]。この記事では、体ができる順番、妊娠週数ごとの大きさの目安、成長が「小さい」「大きい」と言われたときの考え方と染色体との関係を、臨床遺伝専門医の立場から解説します。
Q. 胎児はどのような順番で成長するのですか?
A. 受精から妊娠10週ごろまでに体の器官がつくられ、その後は大きくなって働きを整え、妊娠後期に体重が大きく増えて生まれる準備をします。心臓は妊娠5週ごろ(受精の約3週間後)から血液を送り出し始め、主な器官は妊娠12週ごろまでに形ができあがります[1]。推定体重の目安は、妊娠20週で約290g、28週で約1,200g、40週で約3,140gです[2]。
- ➤胎芽と胎児 → 妊娠10週(受精後8週)からが「胎児」。それまでは「胎芽」
- ➤器官形成期 → 受精後20〜56日ごろ(妊娠5〜10週ごろ)。薬などの影響で形の異常が起こりやすい時期
- ➤大きさの目安 → 2026年3月に公表された日本人の新しい参照値(JSUM2025)で整理
- ➤小さいと言われたら → 週数のずれ、体質、胎盤、染色体の順に考える。小さいこと=ダウン症ではない
1. 胎児の成長過程の全体像|3つのステージ
受精から出産までのおよそ38週間は、「器官をつくる時期」「器官を育てる時期」「生まれる準備をする時期」の3つに分けると理解しやすくなります。最初の時期には細胞が増えながら役割の違う細胞に分かれていき(分化)、心臓・脳・消化管・手足などの「もと」がつくられます。次の時期には、できあがった器官が大きくなり、働きを少しずつ身につけます。最後の時期には体重が大きく増え、肺など生まれてすぐに必要になる器官が成熟していきます。
この3つの時期は、妊娠初期・中期・後期という区分とおおむね重なりますが、ぴったり一致するわけではありません。ここでは、まず妊娠週数の数え方を確認し、そのうえで「胎芽」と「胎児」の違い、3つのステージと妊娠時期の区分を整理します。

妊娠週数の数え方の前提
妊娠週数は、受精した日ではなく、最後の月経が始まった日を「妊娠0週0日」として数えます。出産予定日は、そこから40週0日にあたる日です[1]。月経周期が28日の人では、排卵と受精は妊娠2週ごろ、着床は妊娠3〜4週ごろに起こります。つまり、「受精後○週」と「妊娠○週」のあいだには、約2週間のずれがあります。
最終月経から数えるのは、受精した日を本人が正確に知ることはほとんどできない一方、月経の始まった日は記録しやすく、多くの人で確認できるためです。ただし、この数え方は「月経周期28日・14日目ごろに排卵」という前提に立っています。周期が長い人や、その周期だけ排卵が遅れた人では、実際の発育の段階と計算上の週数がずれます。そのため、妊娠初期の超音波検査で赤ちゃんの大きさを測り、必要に応じて週数を修正します。
本や記事によって「胎芽は8週ごろまで」「10週ごろまで」と書き方が分かれるのは、この2週間のずれが原因であることが多いです。発生学(体のでき方を研究する学問)の教科書は受精後の週数で、産科の診療は妊娠週数で書かれているため、同じ出来事でも数字が2週間ずれて見えます。この記事では、特に断りのない限り妊娠週数で書いています。数え方と出産予定日の計算は妊娠週数の数え方と出産予定日の計算で詳しく解説しています。
胎芽と胎児の違い|胎児と呼ばれるのは何週から?
お腹の赤ちゃんが「胎児」と呼ばれるのは、受精から8週間、つまり妊娠10週からです。それより前は「胎芽(たいが)」と呼ばれます[1]。
呼び名が変わるのは、成長の中身が変わるためです。胎芽の時期には、ひとつの受精卵から増えた細胞が、心臓になる細胞、神経になる細胞、骨や筋肉になる細胞などに分かれ、体の設計図に沿って器官の形がつくられていきます。妊娠10週ごろまでにこの作業の大部分が進み、それ以降は、できあがった器官が大きくなり、働きを成熟させる段階に移ります。こうした「形づくり」から「成長と成熟」への切り替わりを境に、胎芽から胎児へと呼び名が変わります。
なお、妊婦健診では、胎芽の時期でも「赤ちゃん」「胎児」と呼ぶことがよくあります。診療の場面で呼び方が厳密に使い分けられていないことも多いので、言葉の違いを気にしすぎる必要はありません。
💡 用語解説:胎嚢・胎芽・胎児
胎嚢(たいのう)は、赤ちゃんを包む袋のことで、妊娠初期の超音波検査で最初に見えてくる構造です。胎芽(たいが)は、胎嚢の中に見えてくる、器官がつくられている最中の赤ちゃんを指します。胎児(たいじ)は、妊娠10週(受精後8週)以降の赤ちゃんの呼び名で、主な器官の形ができあがり、成長と成熟が中心になった段階です。
3つのステージと妊娠初期・中期・後期の区分
胎児の成長は、受精・着床、器官をつくる胎芽期、形を整え働きを育てる時期、大きくなって生まれる準備をする時期、という流れで進みます。下の図は、その流れを妊娠週数とあわせて示したものです。
妊娠時期の区分には、学会の定義と一般向けの区分の2つがあります。日本産科婦人科学会では、妊娠初期を13週6日まで、妊娠中期を14週0日から27週6日まで、妊娠後期を28週0日以降としています。一方、母子手帳の解説や一般向けの資料では、妊娠月数に合わせて「初期=15週まで(妊娠4か月まで)」「中期=16週から27週」とする書き方も多く見られます。どちらの区分で書かれているかによって、同じ「妊娠中期」でも始まりが2週間違う点に注意してください。
📘 妊娠時期の区分と胎児の主なできごと
| 区分 | 日本産科婦人科学会の定義 | 一般向け資料に多い区分 | 胎児の主なできごと |
|---|---|---|---|
| 妊娠初期 | 〜13週6日 | 〜15週(妊娠4か月まで) | 器官がつくられ、10週から胎児と呼ばれる |
| 妊娠中期 | 14週0日〜27週6日 | 16週〜27週(妊娠5〜7か月) | 体のつくりが整い、動きが活発になる |
| 妊娠後期 | 28週0日〜 | 28週〜(妊娠8か月以降) | 体重が大きく増え、肺などが成熟する |
※正期産は妊娠37週から41週、早産は妊娠22週から36週の出産を指します[3]。
2. 胎児の体ができる順番(受精〜妊娠10週)
体の器官の多くは妊娠5週ごろからつくられ始め、ほぼすべての器官は妊娠12週ごろまでに形ができあがります。脳と脊髄だけは例外で、妊娠期間を通して形成と発達が続きます[1]。妊娠に気づくのは、早くても妊娠4〜5週ごろであることが多いため、体の基本的なつくりの大部分は、妊娠がわかる前後の数週間に進んでいることになります。ここでは、受精から妊娠10週ごろまでに、体がどの順番でできていくのかを見ていきます。
受精から着床まで(妊娠2〜4週)
妊娠2週ごろに卵管で受精した受精卵は、細胞分裂を繰り返しながら子宮へ移動し、妊娠3〜4週ごろに子宮内膜に着床します。受精卵は、2個、4個、8個と分裂して細胞の塊になり、やがて内部に空洞をもつ「胚盤胞(はいばんほう)」になります。胚盤胞の外側の細胞はのちに胎盤の一部になり、内側の細胞の塊が赤ちゃんの体になります。
着床したあと、内側の細胞の塊は3つの層に分かれます。外側の層からは皮膚や神経、真ん中の層からは心臓・血管・骨・筋肉、内側の層からは消化管や肝臓・肺などがつくられます。どの細胞がどの器官になるかは、この時期に遺伝子の働きによって段階的に決まっていきます。
この時期の受精卵は、受精後およそ20日までは、薬などの影響を受けた場合に「まったく影響を受けないか、妊娠が続かないか」のどちらかになりやすいと考えられています[4]。これは、細胞がまだ役割の決まっていない状態で、一部が傷ついてもほかの細胞が補えるためです。着床の仕組みは着床から出産までの流れで、精子と卵子がどのようにつくられ受精するかは配偶子形成と受精のしくみで詳しく解説しています。
心臓と神経管ができる(妊娠5〜6週)
妊娠5週ごろ(受精の約3週間後)には、心臓が体液や血液を送り出し始めます。同じころ、脳や脊髄になる部分である「神経管(しんけいかん)」の形成が始まります[1]。心臓は、最初は1本の管のような形をしていて、成長とともに折れ曲がり、内部が仕切られて部屋に分かれていきます。体が大きくなるにつれて、酸素や栄養を細胞に行き渡らせる必要が増えるため、心臓と血管は早い段階から働き始めます。
神経管は、背中側の平らな板状の組織が丸まって筒になり、閉じることでできあがります。この管がうまく閉じないと、二分脊椎(にぶんせきつい)や無脳症などの「神経管閉鎖障害」が起こります。神経管閉鎖障害は妊娠のごく初期、多くは妊娠に気づく前に起こります[5]。
神経管閉鎖障害のリスクを下げるため、日本では、妊娠を計画している人や妊娠の可能性がある人に対して、食事に加えて栄養補助食品から1日400μgの葉酸を、妊娠1か月以上前から妊娠3か月まで摂ることがすすめられています[6]。妊娠がわかってから飲み始めても、この時期にはすでに神経管ができつつあるため、妊娠前からの摂取が重視されています。葉酸と神経管閉鎖障害の関係は神経管閉鎖障害と葉酸で解説しています。
手足・顔・指ができる(妊娠7〜10週)
妊娠6〜7週ごろに腕や脚のもとになる小さな突起(肢芽:しが)ができ、妊娠10週ごろには手足の指が1本ずつ分かれた、人らしい姿になります。同じ時期に、骨格のもとがつくられ、顔と首が発達し、目・耳・鼻・口の形が整っていきます[1]。
手足は、肩や腰の側から先端に向かって順に伸びていきます。手の指は、最初は水かきのような板状の組織の中にあり、指と指の間の細胞がプログラムされた細胞死(アポトーシス)によって取り除かれることで、1本1本の指に分かれます。こうした「つくって、不要な部分を取り除く」という仕組みは、体のさまざまな部分の形づくりで使われています。
大きさで見ると、頭からお尻までの長さ(頭殿長:CRL)は、妊娠8週1日で約1.4cm、9週0日で約2.0cm、10週1日で約3.0cm、11週0日で約3.8cmが日本人の基準値です[7]。8週から9週にかけては、1日におよそ1mmずつ大きくなっている計算になります。胚がどのように形づくられるかをさらに詳しく知りたい方は、胚発生の概要をご覧ください。
器官形成期とは|薬・感染症・アルコールの影響を受けやすい時期
器官形成期とは、体の器官がつくられる受精後20〜56日ごろ(妊娠5〜10週ごろ)のことで、薬などによる形の異常(奇形)がもっとも起こりやすい時期です。この時期に胎芽に届いた薬は、流産や、体の形の異常につながることがあります。器官形成期を過ぎた妊娠中期・後期には、形の異常は起こりにくくなりますが、すでにできた器官の成長や働きに影響することがあります[4]。
日本では、妊娠4週から7週ごろを「絶対過敏期」、8週から15週ごろを「相対過敏期」と呼んで、薬の影響を説明することもあります。いずれも、「体の基本的なつくりができている最中かどうか」によって、影響の受け方が変わるという考え方です。
胎児の発生に影響を与えて形の異常を起こす要因は「催奇形因子(さいきけいいんし)」と呼ばれ、一部の薬のほか、風疹などの感染症、アルコール、放射線、母体の血糖値が高い状態などが知られています。妊娠中の飲酒による影響は胎児性アルコール症候群で、催奇形因子の全体像は催奇形因子(テラトゲン)で解説しています。
ただし、器官形成期に薬を飲んだからといって、必ず影響が出るわけではありません。大部分の薬は、通常の量で使った場合に形の異常を増やすことは確認されていませんし、持病の薬を自己判断でやめると、母体の病気が悪化してかえって妊娠に悪い影響が出ることもあります。妊娠に気づく前に薬を飲んでいた場合は、飲んだ時期と薬の名前を確認し、処方した医師や産婦人科の主治医に伝えてください。妊娠中の薬の考え方は妊娠中の薬との付き合い方にまとめています。
🩺 院長コラム【「いつ飲んだか」は、受精日から数え直して考える】
妊娠に気づく前に飲んだ薬が心配になったとき、まず確認したいのは「受精後何日目だったか」です。妊娠週数で4週と聞くと器官形成期のただ中のように感じられますが、受精後に直すとまだ2週間ほどで、影響の受け方の考え方が変わります。最終月経からの週数と、超音波で修正した週数の両方を確かめることで、時期をより正確に見積もれます。
体の形がつくられる時期は短く、その時期を外れれば、形の異常という意味での影響は考えにくくなります。薬の影響を評価する際は、服用した時期と薬の性質を一つずつ確認して判断することが重要です。
3. 妊娠週数別の胎児の成長と大きさの目安【早見表】
胎児の大きさは、妊娠初期は頭からお尻までの長さ(CRL)、妊娠16週ごろ以降は頭・お腹・太ももの骨の長さから計算した推定体重で表すのが一般的です。下の表では、妊娠月数ごとに、目安になる計測値と主なできごとをまとめました。推定体重は、日本超音波医学会が2026年3月に公表した日本人の新しい参照値(JSUM2025)の50パーセンタイル値(100人中ちょうど真ん中の値)です。この参照値は、2023年3月から2024年9月に全国54施設で集められた3,753例のデータからつくられ、1985〜1995年のデータに基づく2003年の基準値に代わるものとされています[2]。
👶 妊娠週数別の胎児の大きさの目安と主なできごと
| 妊娠月数(週数) | 目安になる計測値 | 主なできごと |
|---|---|---|
| 2か月(4〜7週) | 胎嚢が見え、その中に胎芽が見え始める | 心臓が血液を送り出し始める、神経管ができる、手足のもとができる |
| 3か月(8〜11週) | CRL 約1.4cm(8週1日)→約3.8cm(11週0日) | 手足の指が分かれる、10週から胎児と呼ばれる |
| 4か月(12〜15週) | CRLから、頭の幅(BPD)などの計測へ移っていく | 脳と脊髄を除く器官の形がほぼできあがる |
| 5か月(16〜19週) | 推定体重 約140g→約230g | 骨格や筋肉が育ち、胎動を感じ始める人もいる |
| 6か月(20〜23週) | 推定体重 約290g→約570g | 肺でサーファクタントをつくる準備が始まる |
| 7か月(24〜27週) | 推定体重 約680g→約1,060g | 肺でサーファクタントがつくられ始める |
| 8か月(28〜31週) | 推定体重 約1,200g→約1,640g | 皮下脂肪がつき、体重の増え方が大きくなる |
| 9か月(32〜35週) | 推定体重 約1,800g→約2,280g | 肺のサーファクタントが十分な量に近づく |
| 10か月(36〜39週) | 推定体重 約2,450g→約2,970g(40週 約3,140g) | 37週から正期産、生まれる準備が整う |
※CRLは日本超音波医学会の2003年の基準値[7]、推定体重はJSUM2025の50パーセンタイル値[2]、肺の発達はStatPearls[8]による。数値は四捨五入した目安で、健康な赤ちゃんでも個人差があります。
母子手帳に載っている胎児発育曲線は、2003年の基準値をもとにしたものです。新しい参照値とは数値が少し違い、たとえば妊娠20週の推定体重の平均は、2003年の基準では313g[9]、JSUM2025の50パーセンタイル値では294gです[2]。どちらも「その週数の赤ちゃんの真ん中あたり」を示す目安であり、どちらかの数字に合わないから異常という意味ではありません。各週の赤ちゃんの様子は、妊娠カレンダーで1週ずつ解説しています。
妊娠初期(〜15週)の成長
妊娠初期は、体の器官がつくられ、胎芽から胎児へと切り替わる時期です。妊娠8週から11週にかけて、CRLは約1.4cmから約3.8cmへと3倍近くに伸びます[7]。「妊娠10週で約3cm」というのは、この基準値に沿った目安です。
この時期の超音波検査では、CRLを測って妊娠週数を確かめます。妊娠初期は赤ちゃんどうしの大きさの差がまだ小さいため、CRLから計算した週数は、最終月経から計算した週数よりも正確だと考えられています。最終月経からの週数とCRLから推定した週数が大きくずれている場合は、CRLをもとに週数と出産予定日を修正します。この仕組みは超音波(CRL)で妊娠週数が修正される理由で解説しています。
妊娠12週ごろには、脳と脊髄を除くほぼすべての器官の形ができあがり[1]、腎臓もつくった尿を羊水の中に出すようになります。外性器にも男女の形の違いが現れ始めますが、超音波で性別がはっきり見分けられるのは、もう少し後になってからです。胎盤も育ち、母体と赤ちゃんのあいだで酸素や栄養を受け渡す役割を担うようになっていきます。
妊娠中期(16〜27週)の成長
妊娠中期は、体のつくりが整い、動きが活発になる時期です。推定体重は、妊娠16週の約140gから27週の約1,060gへと、およそ7.6倍に増えます[2]。骨格や筋肉が育つにつれて赤ちゃんの動きが力強くなり、妊娠中期のうちに胎動を感じ始める人が多くなります。胎動を感じる時期は、初めての妊娠かどうかや体型などによって個人差があります。詳しくは胎動はいつから感じるかをご覧ください。
妊娠中期に大きく進むのが、肺の発達です。肺は妊娠16〜25週ごろに、空気の通り道の先に血管が近づいて、ガス交換ができる構造の準備が進みます。肺胞(はいほう:空気をためる小さな袋)を内側から支える「サーファクタント」という物質は、妊娠20週ごろからそれをつくる細胞の中に材料をためる構造が現れ、24週ごろからつくられ始めます[8]。サーファクタントは、肺胞がしぼんでつぶれないようにする働きをもち、生まれてすぐに自分で呼吸するために欠かせません。
妊娠22週からは、出産になった場合に「早産」と区分されます[3]。これは、22週以降に生まれた赤ちゃんが、新生児集中治療室での高度な治療を受けることで、育つ可能性がある時期として扱われるためです。ただし、早く生まれるほど肺などが未熟で、治療は長く難しくなります。早産の区分と原因は早産とはいつからかで、妊娠中期の体の変化や過ごし方は妊娠中期の体の変化と過ごし方で解説しています。
妊娠後期(28週〜)の成長
妊娠後期は、体重が大きく増え、生まれてからの生活に必要な器官が成熟する時期です。推定体重は、妊娠28週の約1,200gから40週の約3,140gへと、12週間で約1,950g増えます[2]。40週時点の体重の約6割が、妊娠後期に増える計算です。皮下脂肪がついて体が丸みを帯び、体温を保つ力もついていきます。
肺では、無気肺(肺がしぼんだ状態)を防げる十分な量のサーファクタントがつくられるようになるのは、妊娠32週ごろとされています[8]。肺胞の数が増える段階は妊娠36週ごろから始まり、生まれた後も子どもの時期を通して続きます[8]。肺は、生まれる時点で完成しているのではなく、生まれた後も育ち続ける器官です。
妊娠37週から41週の出産は正期産と呼ばれ[3]、赤ちゃんの体はお腹の外での生活に向けて準備が整った状態になります。予定日ちょうどに生まれる人は多くなく、何週で生まれる人が多いかは出産予定日のずれと何週で生まれる人が多いかで解説しています。妊娠後期に起こりやすい母体の症状や注意点は妊娠後期の症状と注意点をご覧ください。
4. 胎児が一番成長する時期は?1日にどれくらい大きくなる?
「体の形ができる」という意味では妊娠初期、「体重が増える量」という意味では妊娠後期が、胎児がもっとも成長する時期です。体の器官のもとは妊娠10週ごろまでにつくられ[1]、体重は妊娠後期に1週間あたり150〜180g前後のペースで増えます[2]。どちらを「成長」と考えるかによって、答えが変わります。
JSUM2025の50パーセンタイル値から1週間ごとの増え方を計算すると、妊娠16週から17週は約8g(1日あたり約1g)ですが、20週から21週では約80g(1日あたり約11g)、28週から29週では約144g(1日あたり約21g)、39週から40週では約176g(1日あたり約25g)と、週数が進むほど増える量が大きくなります[2]。妊娠初期のCRLでは、8週から9週にかけて1日あたりおよそ1mmずつ伸びています[7]。
📊 4週間ごとの推定体重の増え方(50パーセンタイル値)
| 期間 | 推定体重の変化 | 増えた量 | 何倍になったか |
|---|---|---|---|
| 16週→20週 | 139g→294g | 155g | 約2.1倍 |
| 20週→24週 | 294g→679g | 385g | 約2.3倍 |
| 24週→28週 | 679g→1,196g | 517g | 約1.8倍 |
| 28週→32週 | 1,196g→1,795g | 599g | 約1.5倍 |
| 32週→36週 | 1,795g→2,449g | 654g | 約1.4倍 |
| 36週→40週 | 2,449g→3,142g | 693g | 約1.3倍 |
※JSUM2025[2]の値から計算。個々の赤ちゃんの増え方には幅があります。
表を見ると、増える「量」は後期ほど大きくなる一方、増える「割合」は妊娠中期の前半がもっとも大きいことがわかります。妊娠20週から24週の4週間では体重が2倍以上になりますが、36週から40週の4週間では約1.3倍です。小さい時期は、少しの増加でも割合としては大きくなるためです。
このように、「一番成長する時期」は、形づくり、増える割合、増える量のどれに注目するかで変わります。妊娠初期は形がつくられる時期、中期は体のつくりが整い急速に大きくなる時期、後期は脂肪や筋肉がついて体重が大きく増え、肺などが成熟する時期と考えると、全体の流れをつかみやすくなります。
5. 胎児の大きさはどう測る?|CRL・BPD・FL・推定体重
胎児の大きさは、超音波検査で体のいくつかの部分を測り、その値から計算して推定します。体重計に乗せることはできないため、表示される「体重」はあくまで推定値で、実際の体重とのあいだには誤差があります。
妊娠初期には、頭のてっぺんからお尻までの長さであるCRL(頭殿長:とうでんちょう)を測ります。妊娠12週ごろを過ぎると赤ちゃんの姿勢がさまざまになり、CRLを正確に測りにくくなるため、ほかの部分の計測に移ります。妊娠中期以降は、頭の横幅であるBPD(児頭大横径:じとうだいおうけい)、お腹のまわりの長さであるAC(腹囲)、太ももの骨の長さであるFL(大腿骨長:だいたいこつちょう)を測ります。日本で使われている推定体重の計算式は、推定体重(g)=1.07×BPD³+0.30×AC²×FL(長さの単位はcm)です[7]。BPDの日本人の参照値(50パーセンタイル値)は、妊娠16週で33.0mm、24週で59.6mm、32週で81.1mm、40週で93.5mmです[2]。

母子手帳の胎児発育曲線には、平均値を中心に、上下に幅をもたせた範囲が描かれています。日本産科婦人科学会の資料では、平均値から±2.0SD(標準偏差)の範囲に、正常に発育している胎児の約95.4%が含まれると説明されています[9]。言いかえると、健康な赤ちゃんでも、およそ20人に1人はこの範囲の外側になります。曲線から外れていることは「注意して経過を見る目安」であって、それだけで病気を意味するわけではありません。
💡 用語解説:パーセンタイルとSD(標準偏差)
パーセンタイルは、100人を小さい順に並べたときに何番目にあたるかを示す値です。50パーセンタイルは真ん中、10パーセンタイルは小さいほうから10番目にあたります。SD(標準偏差)は、データのばらつきの大きさを表す値で、「平均から−2SD」は平均より大きく下回っていることを意味します。胎児の発育の評価には、どちらの表し方も使われます。
成長曲線の読み方は胎児の成長曲線の見方で、推定体重の計算方法と週数ごとの平均体重は胎児の推定体重の計算方法で詳しく解説しています。
6. 「小さい」「大きい」と言われたときの考え方
妊婦健診で「小さめ」「大きめ」と言われたときは、まず週数のずれ、次に体質による個人差、そのうえで胎盤や赤ちゃん自身に原因がないか、という順に考えます。多くの場合は、週数のずれや体質の範囲におさまります。ここでは、それぞれの考え方と、臨床遺伝専門医の立場から見た染色体との関係を説明します。
まず妊娠週数のずれを確認する
赤ちゃんの大きさは、妊娠週数ごとの基準値と比べて評価します。そのため、比べる側の週数がずれていれば、正常に育っていても「小さい」「大きい」と判断されてしまいます。たとえば、その周期だけ排卵が1週間遅れていれば、赤ちゃんの実際の発育段階は、最終月経から計算した週数より1週間若くなり、基準値より小さく見えます。
このずれを防ぐため、妊娠初期にCRLを測って週数を確かめ、必要があれば修正します。妊娠中期以降に初めて受診した場合や、初期の計測が行われていない場合には、週数そのものに誤差が残ることがあります。また、超音波による推定体重にはもともと誤差があり、1回の計測だけでは判断しにくいため、何週間かあけて計測し、成長のペースを見ることが重視されます。「前回からきちんと大きくなっているか」は、1回の数値以上に意味をもちます。
胎児発育不全(FGR)とは
胎児発育不全(FGR)とは、お腹の中の赤ちゃんが、本来の成長の力を発揮できずに小さくなっている状態です。単に体質として小さいだけの赤ちゃんと、胎盤の働きなどに問題があって育ちが妨げられている赤ちゃんを区別することが、診断の目的です。
日本ではこれまで、推定体重が基準値から−1.5SD以下であることが、胎児発育不全を疑う目安として広く用いられてきました。現在は、パーセンタイル値と、臍帯(さいたい)や胎児の血管の血流を調べるドプラ検査を組み合わせる国際的な考え方に合わせて、定義の見直しが進められています[10]。国際的な専門家の合意では、推定体重や腹囲が3パーセンタイル未満の場合、または10パーセンタイル未満で血流の異常を伴う場合などを、胎児発育不全とする考え方が示されています[11]。具体的な診断と管理は、産婦人科の主治医の判断に沿って進められます。
胎児発育不全の原因は、母体側(妊娠高血圧症候群、喫煙など)、胎盤や臍帯の問題、赤ちゃん自身の要因(染色体や遺伝子の変化、感染症など)に分けて考えます。原因と診断基準の詳細は胎児発育不全(FGR)の解説をご覧ください。
【遺伝の視点】胎児の成長と染色体の関係
赤ちゃんの成長がはっきりと遅れている場合、原因の一つとして染色体の変化が見つかることがあります。ただし、小さいことだけで染色体の変化があると判断することはできません。
発育の遅れを理由に紹介された妊娠17〜39週の胎児458例を調べた研究では、19%(89例)に染色体の異常が見つかりました。26週未満では三倍体(染色体が通常の1.5倍ある状態)が、26週以降では18トリソミーがもっとも多く、染色体異常のあった胎児の96%は、複数の器官に形の異常を伴っていました[12]。この研究は、専門施設に紹介された、発育の遅れが目立つ胎児を対象にしたもので、健診で少し小さめと言われた赤ちゃん全体にこの割合が当てはまるわけではありません。むしろ、形の異常を伴わず、少し小さめというだけの赤ちゃんでは、染色体の異常が原因である可能性はずっと低いと考えられます。18トリソミーの特徴は18トリソミー(エドワーズ症候群)で解説しています。
もう一つ、遺伝の視点から知っておきたいのが「限局性胎盤モザイク(CPM)」です。これは、赤ちゃん自身の染色体は正常でも、胎盤の細胞の一部にだけ染色体の数の変化がある状態です。報告された328例を集めた文献レビューでは、71.7%で胎児発育不全が報告され、16番染色体のトリソミーが全体の30.5%を占めていました[13]。異常が見つかって報告された例を集めたものなので、CPMがあれば必ず発育不全になるという意味ではありませんが、胎盤の染色体の変化が赤ちゃんの成長に関わりうることを示しています。NIPTは主に胎盤由来のDNAを調べるため、CPMがあると、赤ちゃんの染色体は正常でもNIPTが陽性になることがあります。詳しくは限局性胎盤モザイク(CPM)と胎児発育不全の関係をご覧ください。
「お腹が小さい」「太ももの骨(FL)が短い」と言われて、ダウン症(21トリソミー)を心配される方もいます。FLなど一部の計測値の傾向が研究で報告されていることはありますが、個々の赤ちゃんの計測値からダウン症かどうかを見分けることはできません。こうした噂の根拠は「お腹が小さい」「FLが短い」はダウン症の予兆かで検証しています。
🩺 院長コラム【「小さい」には順番をつけて向き合う】
胎児が「小さめ」と評価された場合、医学的には、週数のずれ、ご両親から受け継いだ体格、胎盤の働き、そして赤ちゃん自身の要因という順に、可能性の高いものから確かめていくのが基本です。染色体の変化は、形の異常を伴う場合や、早い時期から発育の遅れがはっきりしている場合に、より強く考える原因です。
一方で、胎盤だけに染色体の変化がある限局性胎盤モザイクのように、成長と染色体の関係には専門的な評価を要する仕組みもあります。個々の計測値だけで判断せず、週数、成長の経過、胎盤や血流、形態所見などをあわせて、どの原因を考えるべきか整理することが重要です。
大きいと言われたときの考え方
「大きめ」と言われた場合も、まず週数のずれと体質を考えます。排卵が早かった周期では、実際の発育段階が計算上の週数より進み、基準値より大きく見えます。また、ご両親の体格が大きい場合には、赤ちゃんも大きめに育つことがよくあります。超音波の推定体重は、大きい赤ちゃんほど誤差の幅も大きくなりやすいため、1回の計測だけで判断せず、経過を見ることが大切です。
病気として確認されることが多いのが、母体の血糖値が高い状態です。妊娠糖尿病などで母体の血糖値が高いと、ブドウ糖が胎盤を通って赤ちゃんに多く届き、赤ちゃんの体でインスリンが多くつくられて、脂肪がつきやすくなります。赤ちゃんが大きくなりすぎると、分娩のときに肩が引っかかるなどの難しさが増すことがあるため、血糖の管理が行われます。詳しくは妊娠糖尿病で解説しています。
まれに、体が大きく育つ体質そのものが、遺伝子の働きの変化による「過成長」の症候群であることもあります。この場合は、大きさだけでなく、超音波でほかの所見を伴うことが多いため、気になる所見がある場合は、産婦人科の主治医に確認してください。
7. お腹の赤ちゃんの成長と健康を知る方法
お腹の赤ちゃんの成長は、妊婦健診の超音波検査で大きさの経過を追うことで確認します。体の形や染色体について詳しく知りたい場合には、胎児超音波スクリーニング(胎児ドック)やNIPTなど、目的の違う検査があります。どの検査で何がわかるかを整理しておくと、結果を正しく受け止めやすくなります。
妊婦健診の超音波検査は、赤ちゃんの大きさ、羊水の量、胎盤の位置などを確認し、成長の経過を見るための検査です。これに対して、胎児ドック(胎児超音波スクリーニング)は、時間をかけて赤ちゃんの体の形を詳しく観察し、心臓などの形の異常がないかを調べる検査です。胎児ドックの内容は胎児ドックで解説しています。
NIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)は、妊娠9〜10週以降に母体から採血し、血液中に含まれる赤ちゃん(主に胎盤)由来のDNAを調べる検査です[14]。NIPTは、ダウン症(21トリソミー)などの染色体の数の変化の可能性を調べるもので、赤ちゃんの大きさや発育を評価する検査ではありません。また、NIPTで陽性となった場合は、羊水検査などの確定検査で確かめる必要があります。
NIPTを受けられる時期は妊娠週数で決まるため、週数が正確であることは検査の時期を判断するうえでも大切です。どの時期にどんな検査で何がわかるのかは胎児の病気や障害はいつわかるかにまとめています。なお、ミネルバクリニックは分娩を扱っていません。妊婦健診や分娩、妊娠経過の症状については、かかりつけの産婦人科でご確認ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 胎児と呼ばれるのは妊娠何週からですか?
受精から8週間、つまり妊娠10週からです。それより前は「胎芽(たいが)」と呼ばれ、体の器官がつくられている段階です。妊娠週数は最終月経の初日から数えるため、受精後の週数とは約2週間ずれます。
Q2. 体の器官はいつまでにできますか?
多くの器官は妊娠5週ごろからつくられ始め、ほぼすべての器官は妊娠12週ごろまでに形ができあがります。脳と脊髄は例外で、妊娠期間を通して形成と発達が続きます。
Q3. 胎児が一番成長するのはいつですか?
体の形がつくられるのは妊娠初期、体重が増える割合が大きいのは妊娠中期の前半、体重が増える量が大きいのは妊娠後期です。推定体重は妊娠28週の約1,200gから40週の約3,140gへと、妊娠後期の12週間で約1,950g増えます。
Q4. 胎児は1日にどれくらい大きくなりますか?
日本人の参照値(JSUM2025)から計算すると、体重は妊娠16週ごろで1日あたり約1g、20週ごろで約11g、28週ごろで約21g、39〜40週ごろで約25g増えます。妊娠8〜9週ごろの頭殿長(CRL)は、1日あたりおよそ1mmずつ伸びます。
Q5. 胎児が小さいと言われました。染色体異常の可能性はありますか?
小さいと言われた場合、多くは妊娠週数のずれや体質による個人差です。発育の遅れがはっきりしていて、形の異常を伴う場合には、三倍体や18トリソミーなどの染色体の変化が原因として見つかることがあります。胎盤だけに染色体の変化がある限局性胎盤モザイクが関わることもあります。小さいことだけで、ダウン症を含む染色体異常があると判断することはできません。
Q6. 胎動を感じるのはいつごろからですか?
赤ちゃん自身は妊娠初期から動いていますが、母体が胎動として感じ始めるのは妊娠中期になってからで、時期には個人差があります。初めての妊娠かどうかや体型などによっても変わります。
まとめ
胎児の成長は、受精・着床のあと、妊娠10週ごろまでに体の器官をつくる胎芽期を経て、胎児として体のつくりを整え、妊娠後期に体重が大きく増えて生まれる準備をする、という順番で進みます。ほぼすべての器官は妊娠12週ごろまでに形ができあがり、脳と脊髄は妊娠期間を通して発達が続きます[1]。受精後20〜56日ごろの器官形成期は、薬などによる形の異常が起こりやすい時期です[4]。
大きさの目安は、2026年に公表された日本人の新しい参照値(JSUM2025)で、妊娠20週で約290g、28週で約1,200g、40週で約3,140gです[2]。「小さい」「大きい」と言われたときは、週数のずれ、体質、胎盤、赤ちゃん自身の要因の順に考えます。染色体の変化は、形の異常を伴う発育の遅れで見つかることがある原因の一つですが、小さいことだけで判断できるものではありません[12]。
🧬 お腹の赤ちゃんの染色体について知りたい方へ
ミネルバクリニックは、臨床遺伝専門医が常駐するNIPT実施施設です。NIPTは妊娠9〜10週以降に受けられる、赤ちゃんの染色体の数の変化を調べる検査で、検査前後の説明と結果の解釈は臨床遺伝専門医が行います。結果が陽性だった場合の確定検査についても、遺伝医療の立場から説明します。
参考文献
- [1] 胎児の発達段階. MSDマニュアル家庭版. 2024年9月レビュー. [MSDマニュアル]
- [2] 日本超音波医学会 用語・診断基準委員会 胎児発育不全の診断に関する小委員会. 胎児超音波計測の新たな参照値の公表(JSUM 2025). 2026年3月27日. [日本超音波医学会]
- [3] 早産・切迫早産. 日本産科婦人科学会. [日本産科婦人科学会]
- [4] Drug Safety in Pregnancy. Merck Manual Professional Edition. Reviewed/Revised Oct 2023. [Merck Manual]
- [5] About Folic Acid. Centers for Disease Control and Prevention. [CDC]
- [6] 葉酸とサプリメント ‐神経管閉鎖障害のリスク低減に対する効果. e-ヘルスネット. 厚生労働省. [e-ヘルスネット]
- [7] 日本超音波医学会 用語・診断基準委員会. 「超音波胎児計測の標準化と日本人の基準値」の公示について. 2003年3月15日. [PDF]
- [8] Rehman S, Bacha D. Embryology, Pulmonary. StatPearls. StatPearls Publishing; Last Update August 14, 2023. [NCBI Bookshelf NBK544372]
- [9] 胎児計測と胎児発育曲線について. 日本産科婦人科学会 周産期委員会. [日本産科婦人科学会]
- [10] 胎児発育不全の新たな定義と診断について. 日本周産期・新生児医学会雑誌. 2026;62(1). doi:10.34456/jjspnm.62.1_1. [J-STAGE]
- [11] Consensus definition of fetal growth restriction: a Delphi procedure. Ultrasound Obstet Gynecol. 2016. [PubMed 26909664]
- [12] Snijders RJM, Sherrod C, Gosden CM, Nicolaides KH. Fetal growth retardation: associated malformations and chromosomal abnormalities. Am J Obstet Gynecol. 1993;168(2):547-555. [PubMed 8438926]
- [13] Eggenhuizen GM, Go A, Koster MPH, Baart EB, Galjaard RJ. Confined placental mosaicism and the association with pregnancy outcome and fetal growth: a review of the literature. Hum Reprod Update. 2021;27(5):885-903. [DOI 10.1093/humupd/dmab009]
- [14] NIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)とは. 出生前検査認証制度等運営委員会. [出生前検査認証制度等運営委員会]





