目次
妊娠に気づく前に、市販の風邪薬や痛み止めをふつうの量で短期間飲んだ場合、それで赤ちゃんの先天異常が増えることは多くありません。病気もなく薬も使っていない妊婦さんでも、赤ちゃんの約3%には何らかの先天異常があり、薬が原因と考えられるのはそのうちのごく一部です[1]。ただし、影響の出かたは「いつ(妊娠何週に)」「何を」「どれくらい」飲んだかで変わり、少数ながら注意が必要な薬もあります。持病の薬は、妊娠に気づいても自己判断で中止しないでください。この記事では、週数ごとの薬の影響、飲んでしまったときに確認すること、市販薬の考え方を、臨床遺伝専門医の立場から解説します。
Q. 妊娠に気づかず薬を飲んでしまいました。赤ちゃんに影響はありますか?
A. 多くの場合、心配しすぎる必要はありません。妊娠3週末(最終月経から数えて4週になる前)までは「全か無か」の時期とされ、大きな障害があれば妊娠が続かず、妊娠が続けば薬による形の異常は一般に生じにくいと考えられています。ただし例外があり、妊娠の継続だけで影響がないと保証する法則ではありません[1][2]。体の器官が作られる妊娠4〜7週ごろは最も注意が必要な時期ですが、ふだん使われる市販薬の多くは、この時期に飲んでも先天異常のリスクをはっきり上げるものではありません。いつ・何を・どれくらい飲んだかを書き出し、主治医や妊娠と薬情報センターで確認してください。
- ➤物差し → 薬を飲んでいなくても先天異常は約3%。薬が原因のものはそのごく一部
- ➤週数 → 受精前の0〜1週には胚は存在せず、受精後から3週末は全か無か、4〜7週は絶対過敏期、8〜15週は相対過敏期、16週以降は胎児毒性
- ➤市販薬 → 解熱鎮痛薬はアセトアミノフェンが基本。ロキソプロフェンなどのNSAIDsは妊娠20週以降は避ける
- ➤持病の薬 → 自己判断で中止しない。注意が必要な薬は主治医と切り替えを検討する
- ➤遺伝の視点 → 一般的な服薬はダウン症などの原因とは考えられない。原因の考え方と検査を整理する
1. 妊娠中の薬を考える物差し:先天異常はもともと約3%
妊娠中の薬の影響を考えるときは、「薬を飲まなくても起こる先天異常の頻度」を物差しにすると判断しやすくなります。「飲んでしまった」と気づいた直後は、薬のせいで何かが起こるのではないかと考えがちですが、赤ちゃんの先天異常は薬と関係なく一定の割合で起こっています。その土台の数字を知らないまま「リスクがある」と聞くと、実際より大きく受け止めてしまいます。
薬がなくても赤ちゃんの約3%に先天異常がある
病気もなく、薬も使っていない健康な妊婦さんでも、先天異常(生まれつきの形や機能の異常)の自然発生率は約3%とされています。このうち薬が原因と考えられるものは、先天異常全体のおよそ1%程度にとどまると報告されています[1]。米国疾病予防管理センター(CDC)も、米国で生まれる赤ちゃんの33人に1人に先天異常があると示しています[3]。
CDCは同時に、ほとんどの先天異常は原因がわからず、遺伝子、生活習慣、環境が複雑に組み合わさって起こると説明しています。一方で、原因がわかっているものとしては、妊娠中の喫煙や飲酒、ニキビ治療薬のイソトレチノインなど特定の薬が挙げられています[3]。つまり、薬は先天異常の原因の一部にはなりえますが、多くの先天異常は薬とは別のところで起きています。
この「約3%」という数字を知っておく意味は、2つあります。1つは、薬を飲んだあとに生まれた赤ちゃんに先天異常があっても、それが薬のせいとは限らないこと。もう1つは、「薬を一切飲まなければ先天異常はゼロになる」わけではないことです。薬の評価は、この3%にどれだけ上乗せされるか、あるいは上乗せされないかで考えます。先天異常の原因や種類については、先天異常とはで詳しく解説しています。
「リスク2倍」の正しい読み方(絶対リスクと相対リスク)
薬の安全性の情報で「リスクが2倍」と書かれていても、それは「もとの頻度に比べて2倍」という意味で、「2人に1人に起こる」という意味ではありません。この比率で示す数字を相対リスクといい、実際に起こる割合そのものを絶対リスクといいます。
たとえば、もともと1,000人に1人(0.1%)に起こる異常があり、ある薬でそれが2倍になったとします。相対リスクは2倍ですが、絶対リスクは0.1%から0.2%への変化で、その薬を飲んだ1,000人のうち約998人には、その特定の異常がない計算になります。同じ「2倍」でも、もとの頻度が低ければ、増える人数はわずかです。
反対に、もとの頻度が高い異常で相対リスクが上がる場合は、増える人数も多くなります。薬のリスクを聞いたときは、「何が」「もともと何%で」「飲むと何%になるのか」の3点をそろえて確認することが大切です。報道やインターネットの情報は相対リスクだけが強調されやすいため、絶対リスクに直して受け止める習慣をつけると、必要以上に不安にならずにすみます。
💡 用語解説:絶対リスクと相対リスク
絶対リスクは「実際にその出来事が起こる割合」(例:1,000人に1人=0.1%)、相対リスクは「ある条件があるときとないときの割合の比」(例:0.2%÷0.1%=2倍)です。相対リスクが大きくても、もとの頻度が低ければ絶対リスクの増え方は小さくなります。薬の影響を判断するときは、両方をそろえて見ることが基本です。
2. 妊娠週数で変わる薬の影響
薬が赤ちゃんに与える影響は、飲んだ時期によって大きく変わります。おなかの赤ちゃんは、受精から数週間のうちに体の基本的なつくりができあがり、その後は大きく育つ時期に移ります。どの時期に何が作られているかによって、薬の影響の出かたが違うのです。妊娠週数は最終月経の初日を0週0日として数えるため、受精はおよそ妊娠2週にあたります。
この区分は目安で、資料によっては相対過敏期を15週まで、16週までとするなど1週ほどの違いがあります[2][1]。赤ちゃんの週数ごとの成長については、胎児の成長過程で詳しく紹介しています。
受精〜妊娠3週末:全か無かの法則
受精から妊娠3週末までは「全か無か(all or none)」の時期と呼ばれ、薬による障害が大きければ着床しないか流産となり、胚が回復して妊娠が続けば薬による形の異常は一般に生じにくいと考えられています。この時期の胚(はい)は、器官の形成が始まる前の段階で、初期の細胞には損傷を補う能力があります。一部の細胞が傷ついても、残りの細胞が補って正常に育つか、ダメージが大きければ発生が止まるかのどちらかになり、特定の器官だけに異常が残ることは少ないとされています[1]。
妊娠に気づかずに薬を飲む時期のうち、この時期は生理予定日より前にあたります[2]。妊娠が順調に続いているなら、この時期の服薬が形の異常として残る可能性は低いと考えてよいでしょう。
ただし、この法則には例外があり、個々の薬について確認が必要です[17]。特に注意したい点は2つあります。1つは、体の中に長く残る薬です。たとえば乾癬などの治療薬エトレチナートは、服用をやめたあとも長期間体内に残るため、女性は服用中止後2年間、男性は6か月間の避妊が求められています[4]。こうした薬は、飲んだ日が全か無かの時期でも、器官形成期まで影響が続く可能性があります。
もう1つは、実際の週数がずれている場合です。妊娠週数は最終月経から計算しますが、排卵が遅れた周期では、実際の受精は計算より後になります。排卵が遅ければ、胚の発育は最終月経からの計算より遅くなります。逆に排卵が早ければ発育が進んでいるため、カレンダー上は「3週」でも、全か無かの時期だと思っていた服薬が器官形成の始まりに近かったということもありえます。超音波で確認した胎児の大きさから週数が修正されることもあるため、出産予定日・妊娠週数の数え方もあわせて確認してください。
💡 用語解説:全か無かの法則(all or none)
受精から妊娠3週末ごろまでの胚は、器官形成前で細胞が損傷を補う能力があるため、薬などの影響を受けても「一部だけに異常が残る」ことは少なく、影響が大きければ着床しない・流産する、小さければ残りの細胞が補って正常に育つ、のどちらかになるという考え方です。体内に長く残る薬などでは例外があり、個別の評価が必要です。
妊娠4〜7週:絶対過敏期(器官形成期)
妊娠4〜7週は、神経・心臓・消化管・手足など重要な器官が作られる時期で、形の異常(奇形)が最も起こりやすい「絶対過敏期」と呼ばれます。製薬会社の患者向け資料でも、この時期は最も大切な時期で、奇形を起こす可能性がある時期と説明されています[2]。
この時期の胚では、細胞が神経になる細胞、心臓になる細胞、と役割を決めながら、移動したり、管になったり、くっついたりして器官の形を作っていきます。どの器官にも「作られている最中の短い期間」があり、その期間を臨界期といいます。催奇形性のある物質がその器官の臨界期に作用すると、形の異常が残ることがあります。たとえば神経管(脳や脊髄のもと)は妊娠6週ごろ(受精後およそ4週)までに閉じるため、それ以降の服薬が神経管閉鎖障害の原因になることは考えにくくなります。
臓器ごとに臨界期が違うということは、薬の影響を考えるときに「この薬は、この時期に、この器官に影響しうるか」という組み合わせで判断できることを意味します。胚の発生がどのように進むかは、胚発生の概要で詳しく解説しています。
この時期に薬が必要になった場合でも、使ってはいけないわけではありません。発熱や感染症をそのままにすることにも、母体と赤ちゃんへのリスクがあります。必要な薬を、妊娠中の使用経験が多いものから選んで使うことが基本です。
妊娠8〜15週:相対過敏期
妊娠8〜15週は、主要な器官の形成が順次進み、全体として奇形の起こりやすさは絶対過敏期より下がる「相対過敏期」です。ただし、器官の形成がこの時期までずれ込むこともあるため、引き続き薬の使用は慎重にするよう勧められています[2]。
この時期には、口の天井にあたる口蓋が左右から伸びて閉じたり、外性器が男女の形に分かれていったりと、細かい部分の仕上げが進みます。たとえば男性ホルモンに似た作用をもつダナゾールは、妊娠初期に使うと女の赤ちゃんの外性器を男性化させることが報告されています[5]。こうした「仕上げの時期」に作用する薬があるため、8週を過ぎたから何でも大丈夫、とはいえません。
一方で、この時期に一般的な市販薬を短期間使ったことで大きな形の異常が起こることは考えにくくなります。気になる薬を飲んだ場合は、成分名と飲んだ日付を控えて、次の健診で確認すれば十分なことがほとんどです。
妊娠16週以降:胎児毒性の時期
妊娠16週以降は多くの大きな形の異常が新たに生じるリスクは低下しますが、代わりに赤ちゃんの臓器の「働き」に影響する胎児毒性が問題になります。16週を過ぎれば何を飲んでも大丈夫、というわけではありません[1]。
代表的なのは、ロキソプロフェンやイブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)です。米国食品医薬品局(FDA)は2020年、妊娠20週以降はNSAIDsを使わないよう勧告しました。ただし、医師が特定の妊娠関連疾患のために処方する低用量アスピリンは、この一律の回避勧告の対象外です。20週ごろからは羊水の多くを赤ちゃんの腎臓が作っているため、NSAIDsで赤ちゃんの腎臓の働きが落ちると羊水が減ってしまうからです。さらに妊娠30週ごろ以降は、赤ちゃんの心臓につながる動脈管という血管が早く閉じてしまうおそれもあります[6]。
日本でも2021年に医薬品医療機器総合機構(PMDA)が、NSAIDsによる胎児の腎機能低下・尿量減少と羊水過少症について添付文書の改訂を指示しました。リスクのある時期をはっきり区切ることはできないとしたうえで、飲み薬と坐薬には必要最小限の使用にとどめ羊水量を確認する旨が加えられています[7]。
このほか、血圧の薬のうちACE阻害薬とアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)は、妊娠中期以降に胎児の腎障害や羊水過少、肺の発育不全を起こすことがあり、抗菌薬のテトラサイクリン系は歯の着色やエナメル質の形成不全の原因になります[5]。この時期の注意は「形」ではなく「働き」に向けられる点を覚えておいてください。
💡 用語解説:胎児毒性と動脈管
胎児毒性とは、すでにできあがった赤ちゃんの臓器の働きを薬が妨げることです。動脈管は、肺で呼吸をしていない胎児期に、肺動脈から大動脈へ血液を流す近道の血管で、生まれてから自然に閉じます。NSAIDsはこの血管を開いておく物質(プロスタグランジン)を減らすため、妊娠後期に使うと胎児のうちに動脈管が狭くなることがあります。
3. 「妊娠に気づかず薬を飲んでしまった」ときに確認すること
飲んでしまった薬について不安なときは、まず「いつ」「何を」「どれくらい」飲んだかを整理し、その情報をもとに主治医や専門の相談窓口で確認します。情報がそろっていれば、多くの場合はその場で影響の見通しを説明してもらえます。反対に、不安から自己判断で妊娠継続をあきらめたり、必要な持病の薬を急にやめたりすることは避けてください。
実際の妊娠週数・薬の名前・量・期間を整理する
確認に必要なのは、最終月経の開始日、薬を飲んだ日付、薬の正確な名前(商品名と成分名)、1回量と回数、飲んだ日数の5つです。市販薬なら箱や説明書を、処方薬ならお薬手帳や薬の説明書を手元に用意してください。風邪薬などの市販薬は、同じ商品名でも成分が違う「シリーズ違い」が多いため、箱の成分表示まで控えておくと確認が早く進みます。
次に、飲んだ日付を妊娠週数に直します。前の章で説明したように、妊娠週数は最終月経から数えるため、生理予定日より前の服薬は「全か無か」の時期にあたることが多い一方、生理予定日ごろは妊娠4週にあたり、器官形成期との境目になるため、日付を正確に確認します。生理周期が長い人や排卵が遅れた周期では、実際の発育が計算より遅れていることがあるので、周期の長さもあわせて伝えてください。
妊娠に気づく前後は、ほかにも気になる体調の変化が重なる時期です。妊娠のごく初期にみられる症状については妊娠超初期の症状で整理しています。
添付文書の「禁忌」=危険、ではない
薬の説明書(添付文書)に「妊婦には投与しないこと(禁忌)」と書かれていても、それが「人で赤ちゃんに害が出ることが確かめられた」という意味とは限りません。妊婦さんを対象にした臨床試験は倫理的に行いにくいため、動物実験の結果や情報不足を理由に、慎重を期して禁忌とされてきた薬が少なくないのです。
この状況を見直す動きが続いています。2018年には、臓器移植後などに使う免疫抑制薬のタクロリムス、シクロスポリン、アザチオプリンについて、妊娠と薬情報センターの検討をもとに、妊婦への禁忌が解除されました。治療上の有益性が危険性を上回る場合に使える扱いに変わっています[8]。2022年には、血圧の薬のアムロジピンとニフェジピンでも妊婦への禁忌が削除されました[9]。
逆に、禁忌ではない「有益性投与(治療上の有益性が危険性を上回るときにだけ使う)」と書かれた薬が多数ありますが、これは安全性の保証ではなく、「利益とリスクを比較して医師が使用を判断する」という意味です。添付文書の文言だけで「とんでもない薬を飲んでしまった」と結論を出さず、人での使用経験のデータを確認することが大切です。
妊娠と薬情報センター・妊娠と薬外来に相談する
妊娠中・妊娠前の薬について専門的に確認したいときは、国立成育医療研究センターの「妊娠と薬情報センター」を利用できます。2005年10月に厚生労働省の事業として設立され、妊娠中や妊娠を考えている方の薬の相談に応じています。全国47都道府県の拠点病院に「妊娠と薬外来」が設けられており、授乳中の薬の相談も受け付けています[10]。
相談では、飲んだ薬の成分や時期をもとに、人での研究データを踏まえた情報が提供されます。相談に必要な書類や申し込み方法はセンターのウェブサイトで確認してください。かかりつけの産婦人科や処方した医師、薬剤師に相談することも、もちろん有効です。
🩺 院長コラム【「飲んでしまった」の不安を数字に置き換える】
妊娠に気づく前に薬を飲んでいたとわかると、自分を責めてしまいがちです。けれども、生理予定日より前に飲んだ薬の多くは全か無かの時期にあたり、妊娠が続いているなら影響は残りにくいと考えられています。先天異常はもともと約3%あるという物差しと並べると、ほとんどの市販薬はその数字を目に見えて動かすものではありません。
不安を減らす近道は、「いつ・何を・どれくらい」を書き出し、その組み合わせで評価することだと考えています。漠然とした不安を具体的な情報に置き換えられれば、必要以上に心配することも、必要な治療を止めてしまうことも避けられます。
4. 催奇形性・胎児毒性がはっきりしている主な薬
妊娠中に注意が必要な薬は、ゼロではありませんが限られています。日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会の産婦人科診療ガイドライン産科編2023では、人で催奇形性(形の異常を起こす性質)や胎児毒性を示す明らかな証拠が報告されている代表的な薬が表にまとめられています。同じ表の注意書きには、催奇形性や胎児毒性の発生頻度は必ずしも高くないこと、妊娠初期にたまたま使ったことで臨床的に問題になる影響が出ないことも多いことが明記されています[5]。催奇形性をもつ物質全般の考え方は、催奇形因子(テラトゲン)で解説しています。
⚠️ 催奇形性・胎児毒性の証拠が報告されている主な薬
| 成分名 | 主な用途 | 注意する時期 | 報告されている影響 |
|---|---|---|---|
| バルプロ酸 | てんかん・双極性障害・片頭痛 | 妊娠初期(神経発達への影響にも注意) | 神経管閉鎖障害、胎児バルプロ酸症候群、神経発達への影響 |
| カルバマゼピン、フェニトイン、フェノバルビタール | てんかん | 妊娠初期 | 催奇形性、胎児ヒダントイン症候群、口唇口蓋裂など |
| ワルファリン | 血栓の予防 | 妊娠初期(中枢神経への影響・出血はその後も注意) | ワルファリン胎芽病、点状軟骨異形成、中枢神経の異常、胎児出血 |
| チアマゾール | 甲状腺機能亢進症 | 妊娠初期 | MMI奇形症候群 |
| メトトレキサート、ミコフェノール酸モフェチル | 関節リウマチ・臓器移植など | 妊娠初期 | メトトレキサート胎芽病、耳・顔・手足・心臓などの異常 |
| エトレチナート、大量のビタミンA | 乾癬など/栄養剤 | 妊娠初期(エトレチナートは中止後も長く残る) | レチノイド胎芽病、催奇形性 |
| サリドマイド | 多発性骨髄腫など | 妊娠初期 | 手足や内臓の形の異常 |
| ミソプロストール | 胃潰瘍 | 妊娠全期間 | メビウス症候群、手足の欠損、子宮収縮・流産・早産 |
| ACE阻害薬、ARB | 高血圧 | 妊娠中期・末期 | 胎児の腎障害、羊水過少、肺の発育不全 |
| テトラサイクリン系抗菌薬 | 感染症 | 妊娠中期・末期 | 歯の着色、エナメル質形成不全 |
| NSAIDs(インドメタシン、ジクロフェナクなど) | 痛み・発熱 | 妊娠20週ごろ以降(動脈管への影響は特に後期) | 胎児の腎機能低下・羊水過少、動脈管収縮、新生児遷延性肺高血圧 |
※産婦人科診療ガイドライン産科編2023の掲載表[5]から主なものを抜粋。抗がん剤は表の対象外です。表にない薬が安全と保証されるものでも、表にある薬を使ったら必ず影響が出るものでもありません。
この表で目立つのは、抗てんかん薬、血液を固まりにくくする薬、甲状腺の薬など、長く飲み続ける持病の薬が多いことです。風邪や頭痛でたまに使う市販薬の大部分は、この表には入っていません。
バルプロ酸は、抗てんかん薬のなかでも神経管閉鎖障害などの先天異常との関連がはっきりしている薬で、欧州の大規模な妊娠登録の解析では、用量が多いほど先天異常のリスクが高くなることが報告されています[11]。顔つきの特徴や発達への影響を含む全体像は胎児バルプロ酸症候群で解説しています。神経管閉鎖障害と葉酸の関係については神経管閉鎖障害の原因と葉酸、妊娠前からの葉酸の摂り方は葉酸サプリメントの効果をご覧ください。
持病の薬は自己判断で中止しない
てんかん、甲状腺の病気、ぜんそく、うつ病、膠原病などで薬を飲んでいる方は、妊娠がわかっても自己判断で薬をやめないでください。病気が悪化すること自体が、母体と赤ちゃんにとって大きなリスクになるからです。たとえば、てんかんの発作は母体のけがや赤ちゃんへの酸素不足につながり、ぜんそくの悪化は母体の酸素が足りなくなる原因になります。
表にある薬を飲んでいる場合でも、妊娠に気づいた時点で主治医に連絡し、その薬を続けるか、ほかの薬に切り替えるかを相談します。甲状腺の薬のチアマゾールのように、妊娠初期に特有の先天異常の報告がある薬もあるため[5]、治療薬の選び方は病気の状態と週数をあわせて決めます。妊娠と甲状腺の病気の関係は妊娠と甲状腺疾患で解説しています。
理想は、妊娠を考え始めた段階で主治医に伝え、妊娠前に薬を調整しておくことです。薬の種類や量を妊娠前に整えておけば、妊娠初期の大切な時期に慌てて切り替える必要がなくなります。バルプロ酸を使っている場合は、葉酸の摂り方を含めて主治医と相談しておくことをおすすめします。
5. 妊娠中の市販薬の考え方(症状別)
妊娠中に市販薬を使うときは、商品名ではなく「成分」で考えるのが基本です。市販の風邪薬や鎮痛薬は複数の成分を組み合わせたものが多く、同じブランド名でも、解熱鎮痛成分がアセトアミノフェンのものと、イブプロフェンやロキソプロフェンのものが並んで売られています。購入するときは薬剤師に妊娠中であることと週数を伝え、成分を確認してから選んでください。
解熱鎮痛薬:アセトアミノフェンが基本、NSAIDsは20週以降避ける
妊娠中の発熱や頭痛に使う解熱鎮痛薬は、アセトアミノフェンが基本です。FDAも、妊娠中に使える市販の解熱薬として承認されているのはアセトアミノフェンだけで、アスピリンやイブプロフェンには胎児へのリスクが記録されていると述べています[12]。
一方、ロキソプロフェンやイブプロフェンなどのNSAIDsは、前の章で説明したように妊娠20週以降は原則として避けます[6][7]。妊娠初期に気づかず数回飲んでしまった場合については、表にあるように問題とされているのは主に妊娠末期の影響です[5]。また、ケトプロフェンを含む湿布や塗り薬も、胎児の動脈管が収縮するおそれがあるため妊娠後期には使用禁止、妊娠中期も必要最小限にとどめるとされています[13]。貼り薬なら大丈夫、とは限らない点に注意してください。
なお、2025年9月、米国ではFDAが妊娠中のアセトアミノフェンと子どもの自閉症などとの関連の可能性について添付文書の変更手続きを始めると発表しました。ただしFDA自身が、因果関係は確立されておらず反対の結果を示す研究もあると明記しています[12]。スウェーデンの全国規模の研究では、きょうだい同士を比べる方法で家族の背景をそろえると、妊娠中のアセトアミノフェン使用と自閉症・ADHD・知的障害との関連は見られませんでした[14]。必要なときに必要な量を使うという考え方は変わっていません。発熱そのものの影響については妊娠中の微熱・発熱、頭痛の原因と対処は妊娠初期の頭痛で解説しています。
風邪薬・咳止め・鼻水の薬
市販の総合感冒薬は、解熱鎮痛成分、咳止め、痰を出しやすくする成分、鼻水を抑える抗ヒスタミン成分、カフェインなどを組み合わせた薬です。妊娠中に気をつけたいのは、まず解熱鎮痛成分の種類です。イブプロフェンなどのNSAIDsを含む製品は、妊娠20週以降には選ばないようにします。
症状が鼻水だけ、咳だけなど限られている場合は、必要な成分だけの薬を選ぶほうが、余計な成分を体に入れずにすみます。ただし、風邪だと思っていた症状が、インフルエンザや細菌感染など治療が必要な病気のこともあります。高い熱が続く、息苦しい、強いのどの痛みがあるといった場合は、市販薬で様子をみるより受診を優先してください。妊娠初期の鼻水などは、風邪ではなくホルモンの変化による症状のこともあります。
アレルギー・花粉症の薬
花粉症などのアレルギーの薬は、飲み薬だけでなく、点鼻薬や点眼薬を中心に使う方法もあります。点鼻薬や点眼薬は、症状のある場所に直接作用し、体全体に回る量が飲み薬より少ないのが特徴です。症状が軽いうちは、こうした局所の薬で抑えられることもあります。
飲み薬の抗ヒスタミン薬には多くの種類があり、妊娠中の使用経験の多さは薬ごとに異なります。妊娠前から同じ薬で症状が安定している場合は、自己判断で中断するより、主治医に妊娠を伝えて続けるかどうかを決めるほうが安全です。眠気が出やすい薬もあるので、仕事や運転への影響も考えて選びます。
胃腸薬・便秘薬
妊娠中は、ホルモンの影響で胃もたれや胸やけ、便秘が起こりやすくなります。市販の胃腸薬や便秘薬にも多くの成分があり、まずは食事の工夫や水分補給などで様子をみて、それでもつらいときに薬を検討するのが一般的です。
胃潰瘍の薬のうちミソプロストールは子宮を収縮させる作用があり、流産や早産の原因になるため、妊娠中は使いません[5]。これは処方薬ですが、以前から胃の薬を飲んでいる方は成分を確認してください。便秘薬も、腸を強く動かすタイプでは腹痛や下痢が起こることがあるため、量や種類は産婦人科で相談して決めてください。
漢方薬・サプリメント
漢方薬やサプリメントも、体に作用する成分を含むという点では薬と同じで、「自然のものだから妊娠中も問題ない」とは言い切れません。漢方薬は複数の生薬を組み合わせたもので、処方ごとに含まれる生薬が異なります。産婦人科でつわりなどに漢方薬が処方されることもありますが、市販の漢方薬を自己判断で長く飲み続けるのは避けたほうがよいでしょう。
サプリメントで特に注意したいのは、ビタミンAです。大量のビタミンA(レチノールなどの既成ビタミンA)は、催奇形性の報告がある成分として産科ガイドラインの表にも挙げられています[5]。複数のサプリメントを重ねて飲んでいると、気づかないうちに量が多くなることがあるため、成分表示を確認してください。一方、葉酸は妊娠前から妊娠初期にかけての摂取が勧められている成分です。
つわりの薬について
つわりで処方される吐き気止めや漢方薬、点滴などについては、別の記事で詳しく解説しています。つわりの薬は使う時期がちょうど器官形成期と重なるため、心配される方が多いテーマです。処方される薬の種類と注意点はつわりに処方される薬をご覧ください。
6. 遺伝の視点:その異常は薬のせい?
赤ちゃんに何らかの異常が見つかったとき、「あのとき飲んだ薬のせいではないか」と考える方は少なくありません。けれども、先天異常には薬とはまったく関係のない仕組みで起こるものが多くあります。臨床遺伝専門医は、異常の種類と仕組み、そして服薬の時期を照らし合わせて、薬が原因として説明できるかどうかを考えます。
一般的な服薬と染色体の数の異常
ダウン症候群(21トリソミー)などの染色体の数の異常は、卵子や精子が作られる過程、あるいは受精直後の細胞分裂で染色体がうまく分かれないことで起こり、一般的な市販薬などの服用が原因になるとは考えられていません。こうした数の異常の多くは受精時に成立しますが、受精後の細胞分裂で起こるモザイクもあるため、「受精後には染色体の数が変化しない」と一律にはいえません。
染色体の数の異常は母体の年齢とともに増えることが知られており、薬を飲んでいたかどうかとは別に、年齢などに応じて起こりうるものです。染色体の数の変化を妊娠中に調べる方法には、母体の血液で調べるNIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)と、確定診断のための羊水検査や絨毛検査があります。それぞれの検査をいつ受けられるかは、胎児の障害はいつわかるで整理しています。
つまり、「薬を飲んだから染色体を調べたほうがよい」という関係にはなりません。NIPTや確定検査を受けるかどうかは、薬とは切り離して、年齢や家族歴、ご夫婦の考え方をもとに決めるものです。
形の異常は「時期」と「仕組み」で考える
形の異常(奇形)が見つかった場合は、その器官がいつ作られるかと、薬を飲んだ時期が重なっているかを確認します。器官ごとに臨界期が決まっているため、臨界期をすでに過ぎてから飲んだ薬は、その器官の形の異常の原因としては説明しにくくなります。たとえば、神経管が閉じたあとに飲んだ薬で神経管閉鎖障害が起こることは考えにくいのです。
また、薬にはそれぞれ影響を及ぼしやすい器官や異常のパターンがあります。バルプロ酸なら神経管閉鎖障害、ワルファリンなら骨や顔のつくりの特徴、というように、催奇形性のある薬で報告されているのは特定の組み合わせです[5]。見つかった異常がその薬で知られている型と合わない場合、薬が原因である可能性は低いと考えられます。一方で、生まれつきの形の異常には、単一の遺伝子の変化による症候群や、染色体の小さな欠失など、遺伝学的な原因が見つかるものもあります。
赤ちゃんの形の異常を妊娠中に調べる方法としては、超音波で赤ちゃんの体のつくりを詳しく見る胎児ドックがあります。染色体の検査であるNIPTとは、調べる対象が違う検査です。
パートナー(男性)が飲んでいた薬は?
男性が飲んでいた薬が、精子を通じて赤ちゃんに影響することは、多くの場合考えにくいとされています。ただし、注意が求められている薬もあります。前述のエトレチナートは、男性でも服用中止後6か月間の避妊が求められています[4]。
欧州医薬品庁(EMA)は2024年1月、父親がバルプロ酸を使っていた子どもで神経発達症がやや多かったとする研究(100人中約5人、ほかの抗てんかん薬では100人中約3人)を受けて、予防的な措置を勧告しました。治療中と中止後3か月間の避妊について話し合うよう求めていますが、EMA自身が、この増加がバルプロ酸によるものかどうかは確認できていないとしています[15]。2026年6月のEMA再評価では、研究結果は一貫せず因果関係は不確かとされましたが、予防的措置は維持されました[16]。男性の薬について不安がある場合も、自己判断で中止せず、処方医に相談してください。
「薬のせいかも」という不安を臨床遺伝専門医と整理する
薬の影響の評価は、薬の情報だけでなく、先天異常の成り立ちと遺伝の仕組みを組み合わせて考える必要があります。見つかった異常が染色体や遺伝子の変化で説明できるものなのか、服薬の時期と仕組みで説明できるものなのかを分けて考えることで、ご家族が「自分のせいだった」と思い込んでしまうことを避けられます。
ミネルバクリニックには常駐する臨床遺伝専門医がおり、NIPTなどの出生前検査や、検査結果の説明と遺伝カウンセリングを行っています。次の妊娠を考えるときの再発の見通しも、原因の考え方によって変わります。
🩺 院長コラム【「原因は何か」を分けて考える】
先天異常の原因を考えるとき、薬、染色体、遺伝子、感染症、偶然の発生というように、可能性を一つずつ分けて検討することが臨床遺伝の基本だと考えています。ダウン症候群などの染色体の数の異常は、多くが受精時に成立し、一般的な市販薬などの服用が原因とは考えられていません。受精後の細胞分裂で成立するモザイクもあります。
原因の考え方が整理できると、次の妊娠でどうするかという判断にもつながります。薬のことで自分を責めている方には、まず仕組みを知っていただきたいと考えています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 妊娠4週・5週で薬を飲んでしまいました。大丈夫ですか?
妊娠4〜5週は器官が作られ始める時期ですが、ふだん使われる市販薬を通常の量で短期間飲んだことで、先天異常のリスクがはっきり上がることは多くありません。先天異常はもともと約3%あり、薬が原因のものはそのごく一部です。飲んだ薬の成分名と日付、量を控えて、主治医か妊娠と薬情報センターで確認してください。
Q2. ロキソニンやイブを飲んでしまいました。
ロキソプロフェン(ロキソニン)やイブプロフェン(イブ)などのNSAIDsで特に問題とされているのは、妊娠20週以降の胎児の腎機能低下と羊水過少、妊娠後期の動脈管収縮です。妊娠初期に気づかず数回飲んだ場合は、まず飲んだ時期と量を主治医に伝えてください。妊娠20週以降は自己判断で使わないようにします。
Q3. カロナール(アセトアミノフェン)は飲んでも大丈夫ですか?
妊娠中の解熱鎮痛薬は、アセトアミノフェンが基本とされています。2025年に米国で自閉症との関連の可能性が発表されましたが、因果関係は確立されておらず、きょうだいを比べた大規模研究では関連は見られていません。必要なときに必要な量を使うという考え方は変わっていません。
Q4. 抗生物質を飲んでしまいました。
抗菌薬(抗生物質)のうち、産科ガイドラインで胎児への影響が明らかとされているのは、妊娠中期以降のテトラサイクリン系(歯の着色など)と、注射で使うアミノグリコシド系の抗結核薬(難聴)などです。薬ごとに使用時期や安全性のデータが異なります。感染症の治療が必要なときは、妊娠中の使用経験が多い抗菌薬から医師が選びます。飲んだ薬の名前を主治医に伝えて確認してください。
Q5. トラネキサム酸は妊娠中に飲めますか?
トラネキサム酸は止血作用のある成分で、のどの痛みやしみ(肝斑)向けの市販薬にも含まれています。産科ガイドラインの催奇形性・胎児毒性の表には挙がっていませんが、市販薬を妊娠中に自己判断で続けることは避け、使う必要があるかどうかを医師や薬剤師に確認してください。
Q6. 漢方薬なら妊娠中も安全ですか?
漢方薬も体に作用する成分を含む医薬品で、「自然のものだから問題ない」とは言い切れません。処方ごとに含まれる生薬が異なるため、市販の漢方薬を自己判断で長く飲み続けるのは避け、産婦人科や薬剤師に確認してから使ってください。
Q7. 授乳中の薬はどう考えればよいですか?
授乳中の薬は、母乳に移る量や赤ちゃんの月齢をもとに、妊娠中とは別の考え方で判断します。妊娠と薬情報センターでは授乳中の薬の相談も受け付けています。自己判断で授乳をやめたり薬をやめたりせず、処方した医師や薬剤師に相談してください。
まとめ
妊娠中の薬の影響は、飲んだ時期によって変わります。受精から妊娠3週末までは「全か無か」の時期、妊娠4〜7週は器官が作られる絶対過敏期、8〜15週は相対過敏期、16週以降は臓器の働きに影響する胎児毒性の時期です[1][2]。薬を飲んでいなくても先天異常は約3%にみられ、薬が原因のものはそのごく一部です。
注意が必要な薬は、抗てんかん薬のバルプロ酸、ワルファリン、ACE阻害薬・ARBなど限られており、持病の薬は自己判断でやめず主治医と相談します[5]。市販の解熱鎮痛薬はアセトアミノフェンが基本で、ロキソプロフェンなどのNSAIDsは妊娠20週以降は避けます[6]。一般的な市販薬などの服用はダウン症候群などの原因とは考えられていないため、赤ちゃんの染色体について知りたい場合は、薬とは切り離して検査を考えます。
🧬 赤ちゃんの染色体について調べたい方へ
ミネルバクリニックでは、常駐する臨床遺伝専門医のもとでNIPT(新型出生前診断)を行っています。結果の説明から、陽性の場合の確定検査まで院内で対応しています。検査の内容と流れはNIPTのページでご確認いただけます。
参考文献
- [1] 萩原櫻子, 池田龍二. 薬剤の胎児に与えるリスク. 週刊医学界新聞(医学書院). 2020年12月14日. [医学書院]
- [2] 妊婦さんに知ってほしい話. 中外製薬. [中外製薬]
- [3] About Birth Defects. Centers for Disease Control and Prevention. [CDC]
- [4] チガソンカプセル服用時・服用中止後の避妊についてのお願い(日本皮膚科学会掲載資料). [日本皮膚科学会]
- [5] 日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会. 産婦人科診療ガイドライン産科編2023 掲載表「ヒトで催奇形性・胎児毒性を示す明らかな証拠が報告されている代表的医薬品」(厚生労働行政推進調査事業報告書 別紙). [厚生労働科学研究成果データベース]
- [6] FDA recommends avoiding use of NSAIDs in pregnancy at 20 weeks or later because they can result in low amniotic fluid. U.S. Food and Drug Administration. 2020年10月15日. [FDA]
- [7] シクロオキシゲナーゼ阻害作用を有するNSAIDs「使用上の注意」の改訂について. 医薬品医療機器総合機構(PMDA). 2021年2月25日. [PMDA]
- [8] 「使用上の注意」の改訂について(薬生安発0710第1号、別紙1〜5). 厚生労働省. 2018年7月10日. [厚生労働省]
- [9] 使用上の注意改訂のお知らせ(アムロジピン、ニフェジピン). 東和薬品. 2022年12月. [東和薬品]
- [10] 妊娠と薬情報センター. 国立成育医療研究センター. [国立成育医療研究センター]
- [11] Tomson T, Battino D, Bonizzoni E, et al.; EURAP study group. Dose-dependent risk of malformations with antiepileptic drugs: an analysis of data from the EURAP epilepsy and pregnancy registry. Lancet Neurol. 2011;10(7):609–617. doi:10.1016/S1474-4422(11)70107-7. PMID:21652013. [PubMed 21652013]
- [12] FDA Responds to Evidence of Possible Association Between Autism and Acetaminophen Use During Pregnancy. U.S. Food and Drug Administration. 2025年9月22日. [FDA]
- [13] 医薬品・医療機器等安全性情報 No.312(ケトプロフェン外皮用剤の妊娠後期の女性への禁忌). 厚生労働省. 2014年4月. [厚生労働省]
- [14] Ahlqvist VH, Sjöqvist H, Dalman C, et al. Acetaminophen Use During Pregnancy and Children’s Risk of Autism, ADHD, and Intellectual Disability. JAMA. 2024;331(14):1205–1214. doi:10.1001/jama.2024.3172. [PMC・JAMA原著]
- [15] Precautionary measures to address potential risk of neurodevelopmental disorders in children born to men treated with valproate medicines. European Medicines Agency. 2024年1月24日. [EMA]
- [16] Meeting highlights from the Pharmacovigilance Risk Assessment Committee (PRAC) 8–11 June 2026. European Medicines Agency. 2026年6月. [EMA]
- [17] Critical Periods of Development. MotherToBaby. [MotherToBaby]





