欧州研究機構のアドバンスグラントで行われるNIPTの臨床試験に日本から共同参加する栄誉を頂きました。 ミネルバクリニックでは、世界中の国際認証を受けた遺伝子検査機関を厳選して業界オンリーワンの検査体制を整えています。

ミネルバクリニックは高い専門性を誇り技術で皆さんにお答えする診療を行なっているため無料相談は受け付けておりません。問診票は医師が皆さんの状態を知るためや必要な情報を伝えるために作成しており診察の一部ですので配布の時点で診療料金が発生します。

羊水検査のリスク|穿刺のリスク・確率・時期・検査後についても解説

悩んでいる女性

羊水検査の検査時期

羊水は妊娠初期から子宮に存在しています。ただし、妊娠中ならばいつでも羊水検査が受けられるわけではありません。妊娠15週目から18週目、つまり妊娠4か月くらいの頃に受けるのがいいとされています。

その理由は、15週目よりも前だと子宮内にある羊水の量が少なくて検査に必要な量が採取できないからです。18週目までとしているのは検査結果が出るのに2週間前後かかるためです。もし結果を知って中絶を選んだ場合、19週目に検査をしたら人工妊娠中絶手術が受けられる妊娠22週目未満に間に合わなくなります。ただ、検査希望の妊婦さんの多くは早めに検査を受けているのでそうしたケースはあまりありません。

羊水検査の流産リスク

羊水検査後の流産リスクは、一般的に0.2~0.3%前後と言われています。おおよそ200人から300人に一人のペースです。手技に関連した胎児喪失率は0.1~0.3%と言われています。

流産する理由としては、破水による羊水の漏れ、子宮内感染、羊水穿刺挿入とおされた毛膜羊膜分離、まれに敗血症性ショックなどが挙げられます。

他にも胎児に針が刺さってしまったことによる損傷が以前は原因としてありました。しかし現在は超音波エコーの性能が向上し、胎児の位置がくっきりと見えるためそうした事故はほぼありません。

その他のリスクについて

もう一つ注意してほしいことが、産科的合併症の可能性です。胎児死亡、流産、早産の他にも破水、出血、感染などが挙げられます。

ただし、幸いなことに母体の出血、感染、敗血症などの合併症はきわめてまれです。子宮内感染が0.1%生じたという報告がありますけど、母体に対して重大な障害をもたらした例は皆無です。また、妊娠関連高血圧、低出生体重または超低出生体重も認められていません。

羊水検査でわからないこと

羊水検査はすべての先天性の疾患を検査できるわけではありません。

微小欠失といった小さな構造異常は判別できない場合があります。また遺伝子レベルの違いについての検出は不可能です。

染色体異常を持っている場合でも、合併症などには個人差があり、症状の重さについては不明です。合併症についてもあるかないかもわかりません。

また、染色体異常による先天性疾患は赤ちゃんが持って生まれてくる病気の4分の1程度です。そちらを事前に知った上で検査を受けるようにしてください。

35歳以上の妊婦さんが羊水検査を勧められる理由

近年35歳以上の出産も珍しくないせいか、産婦人科の医師から羊水検査を受けるように勧められた妊婦さんもたくさんいるかもしれません。ただ、産婦人科医もやみくもに言っているのではなく、35歳を過ぎると染色体異常による先天性疾患を持つ子どもが生まれてくる確率が高くなるので勧めているのです。

女性は35歳を過ぎると卵子の質と量が著しく低下をします。つまり妊娠しにくくなり、先天性の疾患を持つ子どもが生まれやすくなるということです。このリスクは年齢が上がるごとに確率が高くなりますので、お知りおきください。

羊水検査で染色体異常が出た場合

もし出産をするのであれば、医師に相談をして合併症などの知識を得ておくといいでしょう。生まれてこないと症状の重さがわからないからこそ事前に知っておくことで少しでも落ち着いた状態で判断ができます。

また、出生前に必要なケアを考えられるのが大きなメリットです。ダウン症は行政や支援団体によるサポートがあるのでどんな支援があるのかなどを調べておきましょう。

中絶を選んだ場合は、まずご自分を責めないでください。周りの方も妊婦さんの心のケアをしてほしいと思います。なぜならどんな理由であれ、子どもを中絶するのは女性にとって精神的な苦痛を負います。トラウマになってしまうことも珍しくありません。だからこそ女性は自分を責めたりしないでほしいですし、周りの方も支えてあげられる環境を作ってください。

ご家族で染色体異常による先天性疾患があるとわかったらどうするかを事前に決めてから検査を受けるのがいいかもしれません。もし決めた後に気持ちが変わったらそのことを隠さずに話してみてください。最も大切なのはご自分の気持ちを正直に話すことです。ご家族の方も妊婦さんの気持ちを受け止めた上でご自分の考えを話すようにしてください。

まとめ

医師に検査を受けるかどうか相談をしている女性

羊水検査のリスクについて詳しく解説をしました。確率が低いとはいえリスクがあるので、事前に知った上で検査を受けるのかどうかを決めておくのがいいでしょう。

羊水検査は、検査結果が確定診断を呼ばれるほど精度が高い検査です。検査を受けるかどうが悩んでいる方の中には、超音波エコーや母体血清マーカークワトロテスト)、トリプルマーカー、コンバインド検査あるいはNIPT新型出生前診断)を受けて陽性と判定されたので勧められたかもしれません。

ただ、どんな理由であってもご家族同士で自分の意見を率直に話し合ってから受ける受けないの結論を出してください。検査の前には遺伝カウンセリングを受けて専門家から話を聞いておくのも必須です。

東京の「ミネルバクリニック」は臨床遺伝専門医が在籍するNIPT実施施設であり、たくさんの妊婦さんの悩みや不安と真摯に向き合い、笑顔になれる出産に導いてきました。ミネルバクリニックでは、妊娠9週から受けられる赤ちゃんの健康診断である「NIPT」を業界最新の技術と業界随一の対象疾患の広さで行っております。遺伝のエキスパートである臨床遺伝専門医が出生前診断を提供しておりますので、是非、お気軽にご相談ください。妊娠初期からの出生前診断を受ける医療機関にお悩みの方は、知識・経験・実績とも「第三者から認証されている」臨床遺伝専門医が診療している「ミネルバクリニック」まで是非、ご相談ください。

羊水検査関連記事

NIPTトップページ
NIPT関連記事|羊水検査
NIPT関連記事|東京都の羊水検査実施施設
NIPT関連記事|羊水検査とNIPTの違いとは
NIPT関連記事|絨毛検査・羊水検査の精度とは
NIPT症例集|NIPT結果陽性で出産
NIPT症例集|NIPT陽性で羊水検査のために入院したのに…
NIPT症例集|羊水検査を受けずに中絶した人たち
NIPT症例集|羊水検査と痛み
NIPT症例集|羊水検査とリスク
NIPT関連記事|羊水検査の結果はいつ帰ってくるの?

羊水検査関連コラム

 

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

プロフィール

1995年医師免許取得。血液・呼吸器・感染症内科を経て、臓器別・疾患別の縦割りの医療の在り方に疑問を感じ、人を人として”全人的”に診療したいという思いを強くし、臓器を網羅した横断的専門医となり、2010年にがん薬物療法専門医取得(2019年現在全国1200人程度)。臓器を網羅すると遺伝性がんへの対策が必要と気づき、2011年に臨床遺伝専門医取得(2019年現在全国1000人程度)。遺伝相談はセンシティブな分野にもかかわらず、昼間の短い時間しか対応できない大病院のありかたに疑問を感じて、もっと必要な人がハードルを感じずに診療を受けられるようにしたいと2014年12月に開業。以来、全国から大学病院でも難しい内容の対応を求める人々を受け入れ、よろづお悩み相談所として多くの人々の様々な”家族(計画)の問題”を改善に導く。

著書に”女性のがんの本当の話”(ワニブックス)、”遺伝するがん・しないがん”(法研)がある。
少ない専門家で、正直で嘘のない言葉選びから週刊誌等の取材も多く、医療系の特集に時折コメントが掲載。(週刊現代、週刊ポスト、週刊新潮など)。
テレビ出演も時々あり、小林真央さんの病状を市川海老蔵さんが初めて記者会見した日、フジテレビの午後4時台のニュース番組に生出演して解説。その他TBS, AbemaTVなど出演。

一人一人の事情に合わせた個別対応をするべく、しっかり時間を取って本当のニーズは何かを聞き取りすることを大切にしている。短い時間でもお互いが出会ったことが相手の人生に大きな意味があるような医師患者関係の構築を理想として日々精進。

患者さんが抱えている問題を解決するにはどうしたらよいのかを考えて医師歴8年目に法学部に学士入学した程度に”凝り性”。女医が少なかった時代に3人の母親として難関専門医を3つ取得して社会進出を続けた経験から、女性のライフスタイルを医学以外の部分でも支援したいと願っている。いろんな人生経験から心に響く言葉を投げかけるため、”会うと元気になる”ということで有名。飼いネコ4匹。

さらに詳しいプロフィールはこちら

お電話での受付可能
診療時間
午前 10:00~14:00
(最終受付13:30)
午後 16:00~20:00
(最終受付19:30)
休診 火曜・水曜

 

休診日・不定休について


クレジットカードのご利用について

publicブログバナー

 

medicalブログバナー

 

NIPTトップページへ遷移