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NIPT陽性後に後悔しない施設選び|羊水検査費用補助と確定検査まで一貫対応|東京・ミネルバクリニック

仲田洋美 医師

この記事の監修:仲田洋美(臨床遺伝専門医)

臨床遺伝専門医・がん薬物療法専門医・総合内科専門医。ミネルバクリニック院長として、出生前検査と遺伝カウンセリングに携わっています。

📍 クイックナビゲーション

NIPT(新型出生前診断)を受ける施設を探すとき、費用や通いやすさに目が向きがちです。けれども、NIPTは受けて終わりの検査ではありません。結果が陽性だったとき、確定検査をどこで受けるのか、費用はどうなるのか、誰が説明してくれるのか。この記事では、陽性後に「あとは他院で」と言われて困らないための施設選びを、臨床遺伝専門医の監修で整理します。

この記事でわかること
📖 読了時間:約12分
🩺 NIPT施設選び・陽性後サポート
★ 臨床遺伝専門医監修
  • ➤ 施設選びの3条件 → 確定検査の費用の扱い・院内で確定検査ができるか・臨床遺伝専門医が継続して関わるか
  • ➤ 陽性後のフォローがない場合のリスク → 転院先探しの負担・追加費用・心の負担
  • ➤ トリプルリスクヘッジ → 金銭・時間・心理の3つのリスクに備える当院の体制
  • ➤ 羊水検査費用 → 互助会(8,000円)で、陽性時の羊水検査・絨毛検査の検査費用を全額負担
  • ➤ 2025年6月〜 → 羊水検査・絨毛検査を院内で実施
⏱️ 30秒でわかる要約

🏥Q. NIPTの施設選びでいちばん大切なことは?

結果が陽性だった場合のサポート体制です。確定検査(羊水検査など)の費用を負担する制度があるか、確定検査を院内で受けられるか、臨床遺伝専門医が継続して関わるかの3つを、検査の前に確認してください。

⚠️Q. 陽性後のフォローがない施設だと何が困りますか?

転院先探しの負担・追加費用・心の負担が重なります。動揺しているなかで次の受診先を自分で探すことになり、羊水検査の費用(一般に15〜20万円程度)も別にかかります。

⚖️Q. 認証施設と非認証施設はどちらがよいですか?

認証の有無だけでは決められません。遺伝の専門家が関わっているか、陽性後に確定検査までどう進むかを確かめてください。ミネルバクリニックは非認証施設で、常駐する臨床遺伝専門医が確定検査まで院内で対応しています。

\ NIPTは妊娠9週から受付(妊娠6〜8週は臨床研究) /

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NIPTについて詳しく | NIPTはどこで受ける?施設の選び方

1. NIPT施設選びで後悔しないための3つの条件

【結論】 NIPTを受ける施設を選ぶときは、「陽性だった場合のサポート体制」を最初に確認してください。検査の精度や費用とあわせて、確定検査の費用の扱い・確定検査を院内で受けられるか・専門医が継続して関わるかの3つがそろっているかどうかが、後悔しない施設選びの鍵です。

「どこでNIPTを受けても同じ」「費用が安いところでいい」と考える方もいらっしゃいます。けれども、NIPTは検査を受けて終わりではありません。NIPTは非確定的な検査で、結果が陽性だった場合は、羊水検査などの確定検査が必要になります[1]。

もし陽性だった場合、確定検査(羊水検査)を受けることになりますが、その費用は誰が負担するのか、どこで受けられるのか、誰が説明してくれるのか。この答えを検査の前に確かめておかないと、いざというときに次の受診先を自分で探すことになります。

✅ NIPT施設選び 3つの必須条件

① 確定検査(羊水検査など)の費用を負担する制度があるか 陽性時の確定検査の費用は施設によって異なりますが、一般に15〜20万円程度が目安です。この費用を負担する制度があるかどうかで、陽性だったときの経済的な負担が大きく変わります。

② 確定検査(羊水検査)を院内で実施できるか 「羊水検査は他院で」となる場合、妊婦さんは不安を抱えたまま次の受診先を探すことになります。院内で受けられれば、この負担がありません。

③ 臨床遺伝専門医が継続して関わるか 結果の説明だけでなく、その後の選択肢の整理まで、検査前から関わっている専門医が担当するかどうかを確認してください。

⚠️ 重要:NIPTの陽性率は、検査項目や受ける方の年齢によって異なります。当院の集計では、ダウン症候群(21トリソミー)は約70人に1人が陽性となっています。「自分は大丈夫」と思っていても、誰にでも起こりうることです。だからこそ、検査前の施設選びが大切です。

2. 陽性後のフォロー体制がない施設のリスク

【結論】 陽性後のフォロー体制が整っていない施設でNIPTを受けると、転院先探しの負担・予想していなかった追加費用・心の負担という3つが重なることがあります。費用や手軽さだけで選ぶと、後悔につながる可能性があります。

「検査だけ受けられればいい」「陽性になったらそのとき考える」と思っていても、実際に陽性の結果を受け取ると、短い期間のうちにいくつものことを決めなければなりません。

⚠️ フォロー体制がない場合の3つのリスク

① 転院先探しの負担 陽性の結果を受けた直後、動揺しているなかで、羊水検査を受けられる病院を自分で探すことになります。大学病院などでは紹介状が必要だったり、予約が数週間先になったりすることもあります。

② 予想していなかった追加費用 羊水検査の費用は、一般に15〜20万円程度が目安です。NIPTの費用に加えてこの金額を負担することになり、NIPTの費用だけで比べたときとは総額が変わります。

③ 心の負担 「陽性です」と伝えられたあと、「あとは他院で」と言われて次の受診先をひとりで探す経験は、大きな心の負担になります。この時期に説明し支えてくれる専門家がいるかどうかは、その後の妊娠・出産の受け止め方にも影響します。

📋 実際にあった声(概要)

「陽性と言われた後、『羊水検査は大学病院で受けてください』と言われました。でも、大学病院に電話したら『紹介状がないと受けられない』と。結局、元のクリニックに紹介状を書いてもらい、大学病院の予約を取り、2週間以上待ちました。その2週間がどれだけ長く、不安だったか…。もっとよく調べてから施設を選べばよかったと心から後悔しています。」

仲田洋美院長

🩺 院長コラム【「検査だけ」で終わらない施設を選んでください】

NIPTは「受けて終わり」の検査ではありません。陽性だった場合に何が起こるのか、そのとき誰が説明し、どこで確定検査を受けるのかまでを、検査の前に確かめておいてください。

臨床遺伝専門医の役割は、検査結果を伝えることだけではありません。結果の意味を一緒に整理し、その後の選択肢を考えるところまでが仕事だと考えています。

3. トリプルリスクヘッジ|3つのリスクをすべてカバー

【結論】 ミネルバクリニックでは、「金銭的リスク」「時間的リスク」「心理的リスク」の3つに備える「トリプルリスクヘッジ」の体制を整えています。陽性だった場合も、確定検査まで院内で進めることができます。

NIPTで陽性の結果が出たとき、妊婦さんが直面するリスクは大きく3つあります。当院は、この3つそれぞれに備える体制を用意しています。

💰 金銭的リスクヘッジ

  • 互助会(8,000円)で、陽性時の羊水検査・絨毛検査の検査費用を全額負担
  • 上限額の定めなし(入院費とマイクロアレイ検査は対象外)
  • 確定検査の費用を気にせずに進められる

⏱️ 時間的リスクヘッジ

  • 2025年6月から院内で羊水検査・絨毛検査を実施
  • 多くの検査結果は3日以内に返却
  • 転院先を探す時間が不要

💜 心理的リスクヘッジ

  • 院内で完結するため、転院の負担がない
  • 検査前から関わる臨床遺伝専門医が継続して担当
  • 結果を待つ時間をできるだけ短く

💡 ポイント:互助会は、当院でNIPTを受ける方全員にご加入いただいています。考え方は海外旅行保険と同じです。「まさか自分が」と考えて加入しなかった方だけが困る、という事態を防ぐため、全員加入とすることで、陽性になった方の確定検査の費用を支える仕組みにしています。

4. 認証施設と非認証施設の違い|無認可施設のリスクと誤解を解消

【結論】 「認証施設=安心」「非認証施設=危険」という単純な図式では判断できません。確かめたいのは認証の有無だけでなく、臨床遺伝専門医が関わっているか、陽性後のフォロー体制が整っているかという点です。

NIPTを受ける施設を探していると、「認証施設」「非認証施設」という言葉を目にします。ここでは、この記事のテーマである「陽性後の体制」に関わる範囲にしぼって、違いを整理します。

💡 用語解説:認証施設と非認証施設

認証施設:日本医学会の出生前検査認証制度等運営委員会が、2022年2月の指針にもとづいて認証した施設です。基幹施設・連携施設・暫定連携施設があり、13トリソミー・18トリソミー・21トリソミーを対象にNIPTを行います[1]。

非認証施設:この認証を受けていない施設です。認証を受けていないこと自体は違法ではなく、ただちに体制の不備を意味するものでもありません。検査項目や遺伝カウンセリングの体制は、施設ごとに異なります。

以前の制度では、NIPTの対象は高年齢の妊婦さんなどに限られていました。現在の指針では、遺伝カウンセリングを受けても不安が解消されない場合は、年齢にかかわらず本人の意思決定が尊重されると整理されています[1]。「認証施設は年齢制限があるから受けられない」という理解は、今の制度にはあてはまりません。

認証施設・非認証施設の比較

項目 認証施設 非認証施設 ミネルバクリニック(非認証施設)
主な施設 大学病院、総合病院、産婦人科クリニックなど(基幹施設・連携施設) 施設により異なる 臨床遺伝専門医のクリニック
NIPTの対象 13・18・21トリソミー 施設により異なる(性染色体や微細欠失などを扱う施設もある) 13・18・21トリソミーのほか、プランにより性染色体・微細欠失・単一遺伝子
受けられる方 年齢だけでは制限されない(遺伝カウンセリングのうえで本人の意思決定を尊重) 施設により異なる 年齢による制限なし
遺伝の専門家 基幹施設に臨床遺伝専門医が在籍。連携施設は、臨床遺伝専門医または所定の研修を修了した産婦人科医 施設により異なる 臨床遺伝専門医が常駐
羊水検査(院内) 基幹施設で対応(連携施設は基幹施設と連携) 施設により異なる 2025年6月から院内で実施
陽性後のフォロー 遺伝カウンセリングを実施 施設により異なる 遺伝カウンセリングから確定検査まで院内で対応

認証施設の内容は、日本医学会 出生前検査認証制度等運営委員会の指針にもとづきます[1]。非認証施設は施設ごとに体制が異なるため、受ける前に各施設へご確認ください。

認証制度のしくみや、「認可」「無認可」という言葉との関係は、NIPTの認可(認証)施設と無認可施設の違いで詳しく解説しています。

💡 ミネルバクリニックの位置づけ

当院は非認証施設ですが、臨床遺伝専門医が開業したクリニックです。検査前の遺伝カウンセリングから、NIPT、陽性時の確定検査、その後のフォローまで、常駐する臨床遺伝専門医が一貫して対応します。

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認可(認証)と無認可の違い | 互助会について

5. 羊水検査費用の補助|互助会制度について

【結論】 ミネルバクリニックの互助会(8,000円)は、NIPTを受ける方全員にご加入いただく制度です。結果が陽性、または結果が確定できなかった場合に、カウンセリングのうえ当院の指示で羊水検査・絨毛検査を受けるときの検査費用を、全額(実費)負担します。

「NIPTが陽性だったら、羊水検査にいくらかかるの?」と心配される方は少なくありません。羊水検査の費用は施設によって異なりますが、一般には15〜20万円程度が目安です。

💰 互助会制度のポイント

入会金:8,000円(NIPTの検査費用とは別。検査のたびにお支払いいただきます)

負担内容:羊水検査・絨毛検査の検査費用の実費を全額(上限額の定めはありません)

加入:当院でNIPTを受ける方全員

確定検査を受ける施設:当院のほか、他の医療機関で受けた場合も対象です(一部対象外の施設があるため、事前にご連絡ください)

対象外:入院費、マイクロアレイ検査、性染色体の数の異常のみが陽性だった場合、カウンセリングを受けずにご自身の判断で確定検査を受けた場合など

なぜ互助会制度を設けているのか

加入を任意にすると、「自分は大丈夫」と考えて加入しなかった方だけが、陽性になったときに確定検査の費用を負担することになります。「入っておけばよかった」という後悔を生まないための仕組みです。

海外旅行保険を考えてみてください。「自分は事故に遭わない」と考えて加入しない方もいますが、いざというときに困るのはその方だけです。同じように、NIPTで陽性になる確率は高くはありませんが、誰にでも起こりうることです。だからこそ全員にご加入いただき、陽性になった方が費用を気にせず確定検査に進めるようにしています。

⚠️ 安心結果保証制度(6,000円)も全員加入です:「再検査が必要とわかったのに、流産となり検体を提出できなかった」場合に適用される制度です。

6. COATE法による高精度検査|微細欠失・単一遺伝子まで調べる方法

【結論】 ミネルバクリニックのダイヤモンドプランなどでは、COATE法(COATE-seq)という検査方法を採用しています。染色体の数の異常に加えて、微細欠失と単一遺伝子の変化までを1回の採血で調べる方法で、1,090例を対象にした研究では、全体の感度98.5%、特異度99.3%と報告されています[2]。

NIPTは、検査会社によって使う技術や解析の体制が異なり、調べられる範囲や精度も一律ではありません。どの方法で、何を調べる検査なのかを確かめることも、施設選びの一部です。

💡 用語解説:COATE法とは

COATE法(COATE-seq):お母さんの血液に含まれるDNA断片(cfDNA)のうち、調べたい領域にしぼって読み取り、赤ちゃん(胎盤)由来の変化をお母さん由来のDNAと区別して解析する方法です。染色体の数の異常、微細欠失、単一遺伝子の変化を同時に調べることができます[2]。

従来のNIPTとCOATE法の精度比較

項目 従来のNIPT COATE法
調べる対象 主に21トリソミー・18トリソミー・13トリソミー 染色体の数の異常に加えて、微細欠失と単一遺伝子の変化
精度の報告 検出率は21トリソミー99.7%、18トリソミー約98%、13トリソミー99.0%(複数の研究をまとめたメタ解析)[3] 全体の感度98.5%、特異度99.3%(1,090例の研究)[2]
読むときの注意 微細欠失や単一遺伝子の変化は対象外 超音波検査で所見があるなど、リスクの高い妊娠が中心の研究

※どちらも非確定的な検査です。陽性の場合は、羊水検査・絨毛検査による確定検査が必要です[1]。COATE法の研究の詳細はCOATE法のエビデンスをご参照ください。

💡 検査精度と価格の関係

NIPTの費用の差には、検査方法や解析の体制、検査前後の遺伝カウンセリングが含まれるかどうかといった違いが反映されています。費用だけでなく、何が含まれているのかを比べてください。

当院の検査費用には遺伝カウンセリング料(33,000円)が含まれています。検査当日の説明だけでなく、陽性時に何度でも受けられるカウンセリングや、妊娠経過中の心配事(サイトメガロウイルスの初感染など)への対応も含みます。費用がかかるから聞きにくいということがないようにするためです。

7. 検査プランの比較|どのプランを選ぶべきか

【結論】 染色体の数の異常(ダウン症候群など)、微細欠失(22q11.2欠失症候群など)、単一遺伝子の疾患(ヌーナン症候群など)を1回の検査でまとめて調べるのがダイヤモンドプラン(78項目)です。

ミネルバクリニックでは、調べたい範囲に合わせて複数の検査プランをご用意しています。それぞれの位置づけは次のとおりです。

主な検査プランの比較

プラン 位置づけ 主な検査項目
スタンダード 基本のプラン 基本のトリソミー検査
プレミアム 染色体を広く調べるプラン 全染色体+微細欠失
ダイヤモンド 78項目をまとめて調べるプラン 常染色体トリソミー6種類(13・15・16・18・21・22番)、性染色体の数の異常4種類、微細欠失症候群12種類、単一遺伝子疾患56種類
インペリアル 全染色体を詳しく調べるプラン 詳細はプランのページをご覧ください
双子マックス 双胎妊娠用のプラン 詳細はプランのページをご覧ください

ダイヤモンドプランは単胎妊娠が対象です。各プランの費用はNIPTの費用をご覧ください。

💡 用語解説:56遺伝子と症候性自閉症

ダイヤモンドプランで調べる56遺伝子には、症候性(重度)自閉症の原因となる疾患が含まれています。これらの多くは、両親にはない新しい変化(新生突然変異)として生じ、父親の年齢が上がるほど増える傾向が知られています。重い知的障害や行動面の特性を伴うことがあり、事前に知ることで、生まれたあとの医療や支援の準備につなげることができます。

仲田洋美院長

🩺 院長コラム【検査プラン選びで迷ったら】

プラン選びで迷う方に当院がお伝えしている考え方は、「調べたい範囲を、できるだけ広く」です。

出生前診断の対象となるのは、基本的には、自立して生活することに支障が出る程度の重い疾患です。ダイヤモンドプランで調べる56遺伝子には、そのような疾患の原因となる遺伝子が含まれています。

「知らなくてもよかった」ではなく、「知っておいて準備ができた」と思えるように。当院ではお一人あたり1.5時間の枠を確保し、検査の意味、結果の解釈、陽性だった場合の選択肢について、検査前に遺伝カウンセリングを行っています。

8. ミネルバクリニックのサポート体制

ミネルバクリニックでは、臨床遺伝専門医の専門性を活かした診療体制を整えています。NIPTから陽性時のフォローまで、院内で一貫して対応します。

🔬 検査技術

ダイヤモンドプランなどでCOATE法を採用しています。検査は米国の遺伝子検査会社が実施します。

🏥 院内で確定検査まで対応

2025年6月より産婦人科を併設し、羊水検査・絨毛検査を院内で実施しています。転院の必要がありません。

👩‍⚕️ 臨床遺伝専門医が常駐

臨床遺伝専門医が検査前後の遺伝カウンセリングを担当します。結果の説明から今後の選択肢の整理まで対応し、陽性時のカウンセリングは何度でも無料です。

💰 互助会で費用面にも備える

互助会(8,000円)により、陽性時の確定検査(羊水検査・絨毛検査)の検査費用を全額負担します。

⚠️ 他院でNIPT陽性となった方へ:他院で検査を受けて陽性になった場合、その後の説明や確定検査の案内は、まず検査を受けた施設にご確認ください。お困りの場合はお問い合わせください。なお、当院でNIPTを受けた方への対応を優先しています。

よくある質問(FAQ)

Q1. NIPT施設選びで最も重要なポイントは何ですか?

「陽性だった場合のサポート体制」です。具体的には、①確定検査(羊水検査など)の費用を負担する制度があるか、②確定検査を院内で実施できるか、③臨床遺伝専門医が継続して関わるか、の3点を確認してください。検査の精度や費用とあわせて、陽性になったときの流れを検査前に確かめておくことが大切です。

Q2. NIPTで陽性だった場合、羊水検査費用はいくらかかりますか?

施設によって異なりますが、一般には15〜20万円程度が目安です。ミネルバクリニックでは、NIPTを受ける方全員に互助会(8,000円)へご加入いただき、陽性などの結果を受けて当院の指示で羊水検査・絨毛検査を受ける場合の検査費用を全額負担しています。入院費とマイクロアレイ検査、性染色体の数の異常のみが陽性だった場合などは対象外です。

Q3. 認証施設と非認証施設、どちらで受けるべきですか?

認証の有無だけでは決められません。認証施設は13・18・21トリソミーを対象に、指針に沿った遺伝カウンセリングの体制でNIPTを行っています。非認証施設は、検査項目や体制が施設ごとに異なります。どちらを選ぶ場合も、遺伝の専門家が関わっているか、陽性だった場合に確定検査までどう進むのかを確認してください。ミネルバクリニックは非認証施設で、常駐する臨床遺伝専門医が、検査前の遺伝カウンセリングから確定検査まで院内で対応しています。

Q4. 陽性になった場合、羊水検査はどこで受けられますか?

ミネルバクリニックでは、2025年6月から院内で羊水検査・絨毛検査を行っています。転院の必要がなく、検査前から関わっている臨床遺伝専門医が引き続き担当します。施設によっては大学病院などへの紹介となり、紹介状の手配や予約に時間がかかることがあるため、検査前に確認しておくことをおすすめします。

Q5. 互助会への加入は任意ですか?

いいえ、当院でNIPTを受ける方全員にご加入いただいています。海外旅行保険と同じ考え方で、加入しなかった方だけが陽性時に確定検査の費用を負担する、という事態を避けるためです。

Q6. 検査を受けるかどうかまだ決めていないのですが、相談できますか?

当院では、ご相談のみのご予約はお受けしていません。検査を受ける方には、お一人あたり1.5時間の枠を確保し、検査の意味、結果の解釈、陽性だった場合の選択肢について、検査前に遺伝カウンセリングを行います。遺伝カウンセリング料(33,000円)は検査費用に含まれています。

Q7. COATE法と従来のNIPTは何が違いますか?

従来のNIPTは、主に13・18・21トリソミーを調べる検査です。COATE法は、染色体の数の異常に加えて、微細欠失と単一遺伝子の変化までを1回の採血で調べる方法で、1,090例を対象にした研究では全体の感度98.5%、特異度99.3%と報告されています。ただし、この研究は超音波検査で所見がある妊娠などリスクの高い妊娠が中心で、NIPTが非確定的な検査であることは変わりません。陽性の場合は、羊水検査などの確定検査が必要です。

Q8. 遠方ですが検査を受けられますか?

はい。オンラインNIPTにより、遠方にお住まいの方も受検できます。臨床遺伝専門医による遺伝カウンセリングもオンラインで行っています。

🏥 一人で悩まないでください

NIPTは、結果が陽性だったときの流れまで含めて選ぶ検査です。ミネルバクリニックでは、常駐する臨床遺伝専門医が、検査前の遺伝カウンセリングから結果の説明、陽性だった場合の確定検査(羊水検査・絨毛検査)までを院内で担当します。NIPTは、妊娠9週以降は通常の検査として、妊娠6〜8週は臨床研究として受け付けています。

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参考文献

  • [1] 日本医学会 出生前検査認証制度等運営委員会. NIPT等の出生前検査に関する情報提供及び施設(医療機関・検査分析機関)認証の指針. 令和4年(2022年)2月. [PDF]
  • [2] Zhang J, et al. Prospective prenatal cell-free DNA screening for genetic conditions of heterogenous etiologies. Nat Med. 2024;30(2):470-479. [DOI]
  • [3] Gil MM, Accurti V, Santacruz B, Plana MN, Nicolaides KH. Analysis of cell-free DNA in maternal blood in screening for fetal aneuploidies: updated meta-analysis. Ultrasound Obstet Gynecol. 2017;50(3):302-314. [DOI]

※本記事は一般の方に向けた情報提供を目的とするもので、個別の診断・治療方針を示すものではありません。検査や妊娠経過については、必ず主治医・専門医にご相談ください。

プロフィール
仲田洋美 医師(臨床遺伝専門医)

この記事の監修・執筆者:仲田 洋美

(臨床遺伝専門医/がん薬物療法専門医/総合内科専門医)

ミネルバクリニック院長。1995年に医師免許を取得後、
臨床遺伝学・内科学・腫瘍学を軸に診療を続けてきました。
のべ10万人以上のご家族の意思決定と向き合ってきた臨床遺伝専門医です。

出生前診断(NIPT・確定検査・遺伝カウンセリング)においては、
検査結果の数値そのものだけでなく、
「結果をどう受け止め、どう生きるか」までを医療の責任と捉え、
一貫した遺伝カウンセリングと医学的支援を行っています。

ハイティーンの時期にベルギーで過ごし、
日本人として異文化の中で生活した経験があります。
価値観や宗教観、医療への向き合い方が国や文化によって異なることを体感しました。
この経験は現在の診療においても、
「医学的に正しいこと」と「その人にとって受け止められること」の両立を考える姿勢の基盤となっています。

また、初めての妊娠・出産で一卵性双生児を妊娠し、
36週6日で一人を死産した経験があります。
その出来事は、妊娠・出産が女性の心身に与える影響の大きさ、
そして「トラウマ」となり得る体験の重みを深く考える契機となりました。
現在は、女性を妊娠・出産のトラウマから守る医療を使命の一つとし、
出生前診断や遺伝カウンセリングに取り組んでいます。

出生前診断は単なる検査ではなく、
家族の未来に関わる重要な意思決定です。
年齢や統計だけで判断するのではなく、
医学的根拠と心理的支援の両面から、
ご家族が後悔の少ない選択をできるよう伴走することを大切にしています。

日本人類遺伝学会認定 臨床遺伝専門医/日本内科学会認定 総合内科専門医/
日本臨床腫瘍学会認定 がん薬物療法専門医。

2025年には APAC地域における出生前検査分野のリーダーとして国際的評価を受け、
複数の海外メディア・専門誌で特集掲載
されました。

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