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NIPTは陰性だったのに|出産のため入院したら既に亡くなっていた

初めてのお子さんを妊娠したAさん。
高齢妊娠になるので、今ではだいぶ一般的になってきたNIPTを受けることにしました。
ミネルバクリニックで検査したのは、遺伝専門医カウンセリングをしていることと、精度の高い検査ができるという事からです。

結果は、陰性でした。

早い時期にNIPTを受けて、安心して妊娠期間を過ごしたAさん。
おなかの赤ちゃんはすくすくと大きくなり。
出産のために都内の大学病院に入院しました。

ところがその日、赤ちゃんの心音が確認できませんでした。
慌てて超音波検査などされましたが、赤ちゃんの心臓は動いていませんでした。

わけもわからないまま、Aさんはなくなっている赤ちゃんを分娩することになりました。

正期産までおなかの中で育てた赤ちゃんがなくなってしまった辛さ。
わたしも1回目の妊娠で経験したので、わかります。言葉にできない辛さです。。。

結局、どういう原因かわからなかったそうです。

しかし、不育症は妊娠中のどの時期でも赤ちゃんの死亡原因となるようなので、次に妊娠することを考えて、不育症で有名な新横浜のクリニックに行くことにしました。
不育症は妊娠初期の流産につながるイメージが強かったのですが、死産や新生児死亡の原因となるようです。

Aさんは少し引っかかる項目があり。不育症の治療をしつつ、次の妊娠をする準備をしました。

それから数年がたち。
Aさんは、2回目の妊娠をしました。

今度もまた、ミネルバクリニックでNIPTを受けることにしました。

そして、また陰性結果が出ました。

陰性でも生まれるまで安心はできないことを痛感しているAさんは、これで安心することはあまりなかったのですが、前回と今回で違うのは、ちゃんと不育症の治療を受けていることでしょう。

Aさんはその後、無事に出産しました。

不育症は産婦人科でもなかなか知らない医師も多いので。
それと、3回までの流産死産は原因を調べなくても大丈夫とか言ってしまう医師たちが多いのですが。
本人にしてみたら、1回でもそういう目に合うのは嫌なんですよね。

不育症の原因はわからないことも多いのですが、だいぶわかってきたこともあるので、流産死産したことがある方は、一度、検査を受けてみたらいかがでしょうか。

院長アイコン

ミネルバクリニックでは、以下のNIPT検査を提供しています。少子化の時代、より健康なお子さんを持ちたいという思いが高まるのは当然のことと考えています。そのため、当院では世界の先進的特許技術に支えられた高精度な検査を提供してくれる検査会社を遺伝専門医の目で選りすぐりご提供しています。

プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 (がん薬物療法専門医認定者名簿)、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医(臨床遺伝専門医名簿:東京都)として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

仲田洋美のプロフィールはこちら

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