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胎動が少ない日がと心配な方へ|妊娠5ヶ月から臨月の状態と受診の目安

仲田洋美 医師

この記事の監修:仲田洋美(臨床遺伝専門医)

ミネルバクリニック院長。臨床遺伝専門医として遺伝医療・出生前診断に携わっています。

胎動は、感じはじめてから赤ちゃんが育つにつれて変化していくもので、感じ方も赤ちゃんやママによって違います。胎動が活発すぎて困っているママもいれば、少ない日があって「気にしすぎかな」と不安になるママもいます。普段感じている胎動が明らかに減った・弱くなったときは、赤ちゃんからのSOSのことがあります。この記事では、妊娠5ヶ月から臨月までの胎動の感じ方と受診の目安、胎動が少ないときにやるべき3つの対処法、胎動カウント法の要点を解説します。

この記事でわかること
📖 読了時間:約8分
👶 胎動が少ない・弱い・受診の目安
★ 臨床遺伝専門医監修

Q. 胎動が少ないと感じるのは気にしすぎ?

A. 妊娠6ヶ月ごろまでは、胎動がある日とない日があるように感じるのは珍しくありません。妊娠後期に入ると赤ちゃんごとの「いつもの動き方」ができてきます。そのいつものパターンより明らかに少ない・弱いと感じたら、気にしすぎと我慢せず、その日のうちにかかりつけの産院へ連絡してください。確認して何もなければそれで十分です。

  • ➤妊娠5〜6ヶ月 → 胎動がある日とない日があるのはよくあること
  • ➤臨月 → 動き方は変わっても、胎動の回数が自然に減るわけではない
  • ➤対処法 → 左側を下にして横になり、お腹に意識を集中して確かめる
  • ➤すぐ連絡 → 胎動が止まった・急に減った、出血・お腹の張りや痛みを伴うとき

通常の胎動の感じ方

妊娠初期のうちは赤ちゃんが小さく、どんなに活発に動いても子宮の壁に強く当たらないため、ママには伝わりません。初めての妊娠では妊娠18〜20週ごろ(妊娠5か月)から最初の胎動に気づく人が多く、経産婦さんではそれより早く気づくこともあります[1]。胎動の始まりや感じ方の個人差については胎動ってどんな感じ?で詳しく解説しています。

妊娠6か月に入っても胎動を感じられていないママは、赤ちゃんが順調に育っているか心配になってしまうかもしれませんが、胎動を感じる時期は人それぞれなので、この時期はまだあまり気にしなくて大丈夫でしょう。

以下は一般的に妊婦さんが感じる胎動の様子です。

妊娠5〜6か月

最初はガスがお腹の中でポコポコしているような感覚があり、それが徐々にグニョグニョと動く感覚に変わっていきます。この頃の胎児は羊水の中で自由に動きまわれるので、足で子宮の壁を蹴りながら回るように動くこともあります。脚で勢いをつけてぽんぽんとキックしているのも感じられるようになり、確実に胎動だとわかるようになります。

妊娠6ヶ月ごろは、胎動がある日とない日があるように感じることがよくあります。赤ちゃんはまだ小さく、羊水の量に対して体が小さいので、ママのお腹側ではなく背中側を蹴っていたり、子宮の壁に当たらない向きで動いていたりすると、動いていても気づきません。胎動が毎日決まったパターンで感じられるようになるのは、妊娠後期に入ってからです。なお、規則的に「ピクッ、ピクッ」と続く動きは、胎児のしゃっくりのこともあります。

受診の目安

この時期だと、妊婦さんによってはまだ胎動を感じない方もいらっしゃいます。もし、すでに胎動をはっきり感じていたのに「急に胎動が少なくなった」「全く胎動がない」といった場合は、赤ちゃんの状態がよくないこともあるので医師に相談しましょう。妊娠24週を過ぎても一度も胎動を感じない場合も、次の健診を待たずに相談してください[1]。

ただし、もともと胎動を感じにくいタイプで、定期健診で赤ちゃんの元気さが確認できているのであれば、そこまで心配しなくても構いません。大切なのは「ほかの人より少ないか」ではなく、「その子のいつもより減っていないか」です。

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妊娠7〜9か月

胎動がどんどん力強くなっていきます。お腹の表面を見て赤ちゃんの動きがわかることもあるため、パパもママと一緒に胎動を感じられるようになるでしょう。

また、妊娠後期になるにつれてお腹の上のほうで胎動を感じることが多く、肋骨をグリグリ蹴られて痛いと感じるママもいます。脚をぐーっと伸ばして、足の裏の形がお腹に浮き出ることもあります。痛いほどの胎動については胎動が痛いときの原因と対処法で解説しています。

受診の目安

この頃は赤ちゃんが活発に動き、胎動を最もよく感じる時期です。一方で、赤ちゃんは20〜40分ほどの周期で眠ったり起きたりを繰り返しているため、よく動くときもあれば、あまり動かないときもあります。眠りの時間は長くても90分を超えることはまれとされています[1]。

妊娠28週ごろからは、赤ちゃんごとの「よく動く時間帯」や「動き方」のパターンが見えてきます。もし横になってお腹に意識を向けても、いつもより明らかに胎動を感じないのであれば、医師に相談しましょう。お腹の張りが頻繁に続く場合は、切迫早産のサインのこともあるので、あわせて伝えてください。

妊娠10か月

出産予定日が近づく妊娠10か月(臨月)は、赤ちゃんが大きくなって子宮の中の余裕が減り、頭が骨盤のほうへ下がってきます。そのため、ポンと鋭く蹴るような動きより、ぐにゅーっと押すような動きが増え、今までとは違って胎動が弱くなったように感じる場合があります。

しかし、臨月になると胎動の回数そのものが自然に減る、というのは誤解です。英国の国民保健サービス(NHS)も、出産が近づくと赤ちゃんの動きが少なくなるというのは俗説で、出産まで動き続けると説明しています[2]。陣痛が始まってからも、赤ちゃんは眠りと目覚めのリズムを繰り返しながら動いています。

妊娠10か月で気をつけたいのは、「臨月は胎動が少ないものだ」と思い込んでしまうことです。臨月に胎動が少ないと感じたときは、赤ちゃんになんらかのトラブルが起こっていることもあります。気になるときは自分で判断せずに、かかりつけの病院へ連絡するようにしましょう。

胎動が少ないときにやるべき3つの対処法

妊婦さんのおなか

胎動は、赤ちゃんの向きやママの体勢、忙しさによって感じにくくなることがあります。しかし、いつもより少ないと感じたときは、これからご紹介する3つの対処法を行ってみましょう。

横になってみる

まずは仕事や家事の手を止めて、左側を下にして横になり、ほかのことをせずにお腹の動きに意識を集中してみてください。動き回っているときより、静かに横になっているときのほうが胎動に気づきやすくなります。

英国産婦人科学会(RCOG)のガイドラインでは、左側を下にして横になり2時間集中しても10回の胎動を感じられない場合は、医療機関に連絡するよう示されています[1]。ただし、「明らかにいつもと違う」「ほとんど動かない」と感じるときは、2時間待たずにすぐ連絡してください。

体の向きを変えたり、ゆっくり起き上がったりすると、赤ちゃんの動きに変化が出ることもあります。その際はあくまでもゆっくりと、体の負担になるような急な動きはしないようにしましょう。

お腹を優しくマッサージ

胎動を感じにくいと思ったら、お腹に手を当てて優しくなでたり、赤ちゃんに話しかけたりしながら、リラックスして動きを待つのもよいでしょう。ママが落ち着くと、小さな動きにも気づきやすくなります。

マッサージをする際は以下のことに注意しましょう。

  • お腹を強くさすらない
  • お腹を押さない

お腹を強くさすったり押したりすると、子宮の収縮(お腹の張り)を促してしまう可能性があります。触れるときは、すべりをよくするオイルなどをつけ、優しくなでる程度にします。

注意したいのは、マッサージは赤ちゃんを「起こして」安心するための方法ではないということです。反応がないまま時間が過ぎるときは、マッサージを続けずに連絡してください。また、市販の家庭用の胎児心音計(ドップラー)で心音が聞こえても、赤ちゃんが元気だという確認にはなりません。心音が聞こえて安心してしまい、受診が遅れることがあるためです[2]。

かかりつけの病院へ連絡

横になって集中しても、いつもより明らかに胎動が少ない・弱いときは、かかりつけの病院へ連絡しましょう。「翌日の健診まで様子を見る」「ひと晩寝て様子を見る」はおすすめできません[2]。

病院へ連絡する際は、次のことを伝えると話がスムーズです。

  • 妊娠週数
  • いつから、どのくらい胎動が少ない・弱いと感じているか
  • 最後にはっきり胎動を感じた日時
  • 胎動カウントをしていれば、普段の時間と今回の時間
  • 出血、破水のような水っぽいおりもの、お腹の張りや痛みの有無

受診すると、多くの場合は赤ちゃんの心拍を記録するノンストレステスト(NST:お腹に機械をつけて、胎動に合わせて心拍が上がるかを確かめる検査)や、超音波検査で羊水の量や赤ちゃんの大きさなどを確認します。何も異常がなければ、それで安心して帰ってかまいません。

異変に気づくためにも、普段から胎動の様子を観察しておくことが大切です。また、夜間でもスムーズに受診できるように、かかりつけの病院の緊急連絡先を確認しておきましょう。かかりつけの病院が夜間の対応をしていない場合は、提携している病院など、夜間に受診できるところの連絡先を把握しておきましょう。

なお、ミネルバクリニックは分娩を扱っておらず、胎動の評価(NSTなど)は行っていません。胎動の変化に気づいたときは、妊婦健診を受けている産院へ連絡してください。

胎動がないのはどんな状態?

ママが仕事や家事をしていると、お腹で赤ちゃんが動いていても感じにくい場合があります。しかし、急に胎動を感じなくなった、普段よりも胎動が弱い、違和感があるなどの場合には、赤ちゃんになんらかのトラブルが起こっている可能性もあります。

  • 胎児機能不全(赤ちゃんに十分な酸素が届かなくなっている状態。以前は「胎児仮死」と呼ばれていました)
  • 胎盤の働きの低下や、胎児発育不全・羊水過少
  • へその緒(臍帯)が強く圧迫される・結び目ができるなどの臍帯のトラブル
  • 常位胎盤早期剥離

上記はお腹の中の赤ちゃんに起きているかもしれないトラブルの例です。なお、へその緒が首に巻きついていること(臍帯巻絡)自体は珍しくなく、多くはそのまま問題なく生まれてきます。巻きついているだけで胎動が減るわけではありません。

胎動がなく、お腹の中でなんらかの問題が起きている場合、病院へ行くのが遅れると赤ちゃんに障害が残ったり、最悪の場合は死産になってしまったりする可能性もあります。RCOGのガイドラインでは、死産を経験した女性の半数あまりが、診断の前に胎動の減少を感じていたと報告されています[1]。

⚠️ すぐに病院へ連絡したいとき

  • 胎動がまったく感じられない、または急に明らかに減った
  • 胎動の減少に加えて、出血がある
  • お腹の張りや痛みが続き、休んでもおさまらない(お腹が板のように硬い)
  • 破水したかもしれない

胎動を感じられなくなり、出血やお腹の張り・痛みを伴う場合には、常位胎盤早期剥離の可能性もあるため、早急に病院を受診する必要があります。

常位胎盤早期剥離とは、赤ちゃんが生まれる前に胎盤が子宮の壁から剥がれてしまうことです。剥がれた部分からは赤ちゃんへ酸素と栄養が届かなくなります。妊娠高血圧症候群や、前回の妊娠での常位胎盤早期剥離、お腹を強く打つこと、喫煙などはリスクを高めますが、リスクのない人にも起こり、発症を前もって予測することは難しいのが特徴です。妊娠の比較的早い時期に起こることもあります。

出血が外に出てこないケースもあり、気がつかないうちに剥離が進むことがあるので十分注意しましょう。症状や治療については常位胎盤早期剥離のページで詳しく解説しています。

胎動が「弱い」と感じるときに考えられること

胎動が「少ない」ではなく「弱い」と感じるときも、考え方は同じです。赤ちゃんに問題がなくても弱く感じる理由はいくつもありますが、いつもの強さから急に弱くなったときは、回数が減ったときと同じように扱います。

🤰 胎動を弱く感じる主な理由

分類 主な理由
感じ方の問題(多くは心配いらない) 胎盤が子宮の前側(お腹側)についている/赤ちゃんの背中がママのお腹側を向いている/お腹の皮下脂肪が厚い/仕事や家事で気がそれている/臨月で動き方が変わった
赤ちゃん側の変化(受診が必要) 胎盤の働きの低下/胎児発育不全/羊水過少/常位胎盤早期剥離などで、赤ちゃんが動く余力を失っている

※どちらに当たるかは、自宅では区別できません。いつもより明らかに弱いと感じたら、理由を自分で判断せずに連絡してください。

胎盤が子宮の前側についている場合(前壁付着)は、胎盤がクッションになって、妊娠中ずっと胎動を弱く感じることがあります。この場合は、最初から弱いまま「その子のいつもの強さ」になっているので、急な変化がなければ心配はいりません。

また、「胎動が弱いとダウン症の可能性が高い」という話を目にすることがありますが、胎動の強さや回数から、赤ちゃんの染色体疾患の有無を判断することはできません。赤ちゃんの染色体について知りたい場合は、妊娠10週から受けられるNIPT(新型出生前診断)などの出生前検査で調べることになります。

胎動カウント法とは

リラックスして過ごす妊婦さん

胎動カウント法は、赤ちゃんがお腹の中で元気かを確かめるための方法です。毎日同じように数えておくと、「いつもの時間」がわかり、胎動の減少に気づきやすくなります。ここでは、日本でよく使われている「10カウント法」の要点をご紹介します。

  • 赤ちゃんがよく動く時間帯に、左側を下にして横になる
  • 胎動を感じたら1回目とし、10回動くまでの時間を計る
  • 「ゴロゴロゴロ」と続く一連の動きは1回と数える(しゃっくりは数えない)
  • 毎日記録し、普段どのくらいの時間で10回になるかを把握する
  • いつもより明らかに時間がかかる、2時間たっても10回に届かないときは病院へ連絡
  • 出血やお腹の張り、下腹部の痛みなども記録しておく

国内で目安として使われている数字では、妊娠後期に10回数えるのにかかる時間は平均20分前後で、多くの人は35分以内に数え終わるとされています。ただし、この時間には個人差があり、大切なのは「何分以内なら正常」という線より、その子のいつもの時間から延びていないかです。

10回の胎動を数える方法は、米国の研究で「2時間に10回」を目安にして死産が減ったと報告されたことから広まりました[3]。一方で、英国で約40万人の出産を対象に、胎動への意識を高める取り組みを行った大規模な研究では、死産を減らす効果ははっきりしませんでした[4]。そのため現在の英国のガイドラインは、決まった回数を数えることよりも、「いつもの胎動のパターン」を知り、変化に気づいたらすぐ連絡することを重視しています[1]。

胎動カウントを始める時期や記録の付け方は、胎動カウントのやり方で詳しく解説しています。

仲田洋美院長

🩺 院長コラム【「気にしすぎかも」で迷ったら】

胎動が少ないと感じたとき、「こんなことで電話したら迷惑では」とためらう方は少なくありません。けれども、胎動の変化は、お腹の外から赤ちゃんの様子を知る数少ない手がかりです。

連絡して確認した結果「異常なし」であれば、それは空振りではなく、赤ちゃんが元気だと確かめられたということです。迷ったときは連絡してよいし、するべきだと考えています。

まとめ

胎動の感じ方は時期によって変わり、ママと赤ちゃんによっても違います。1人目では強かったのに2人目ではあまり感じられない、ということもあります。妊娠6ヶ月ごろまでは胎動がある日とない日があるのはよくあることで、赤ちゃんが動くのを楽しみにしているママほど不安になりやすいかもしれません。

妊娠後期に入ったら、毎日少しの時間でもお腹に意識を向けて、その子の「いつもの動き方」を知っておきましょう。いつもより明らかに少ない・弱い、横になって集中しても動きを感じない、出血やお腹の張り・痛みを伴うといった場合は、気にしすぎと我慢せず、その日のうちにかかりつけの産院へ連絡してください。臨月だから胎動が少ないのは当たり前、ということはありません。

胎動の減少は死産と関連するという研究結果もある一方で、早めに確認すれば防げることもあります。胎動の感じ方に不安があるママは、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

🧬 赤ちゃんの染色体について知りたい方へ

ミネルバクリニックは、臨床遺伝専門医が常駐する遺伝専門のクリニックです。妊娠10週から受けられるNIPT(新型出生前診断)で、赤ちゃんの染色体について調べることができます。検査の前後には、結果の意味を臨床遺伝専門医が丁寧にご説明します。※胎動の変化に気づいたときは、妊婦健診を受けている産院へご連絡ください。

参考文献

  • [1] Royal College of Obstetricians and Gynaecologists. Reduced Fetal Movements (Green-top Guideline No. 57). 2011. [RCOG]
  • [2] NHS. Your baby’s movements. [NHS]
  • [3] Moore TR, Piacquadio K. A prospective evaluation of fetal movement screening to reduce the incidence of antepartum fetal death. Am J Obstet Gynecol. 1989;160(5 Pt 1):1075-1080. [PubMed]
  • [4] Norman JE, et al. Awareness of fetal movements and care package to reduce fetal mortality (AFFIRM): a stepped wedge, cluster-randomised trial. Lancet. 2018;392(10158):1629-1638. [PubMed]

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プロフィール
仲田洋美 医師(臨床遺伝専門医)

この記事の監修・執筆者:仲田 洋美

(臨床遺伝専門医/がん薬物療法専門医/総合内科専門医)

ミネルバクリニック院長。1995年に医師免許を取得後、
臨床遺伝学・内科学・腫瘍学を軸に診療を続けてきました。
のべ10万人以上のご家族の意思決定と向き合ってきた臨床遺伝専門医です。

出生前診断(NIPT・確定検査・遺伝カウンセリング)においては、
検査結果の数値そのものだけでなく、
「結果をどう受け止め、どう生きるか」までを医療の責任と捉え、
一貫した遺伝カウンセリングと医学的支援を行っています。

ハイティーンの時期にベルギーで過ごし、
日本人として異文化の中で生活した経験があります。
価値観や宗教観、医療への向き合い方が国や文化によって異なることを体感しました。
この経験は現在の診療においても、
「医学的に正しいこと」と「その人にとって受け止められること」の両立を考える姿勢の基盤となっています。

また、初めての妊娠・出産で一卵性双生児を妊娠し、
36週6日で一人を死産した経験があります。
その出来事は、妊娠・出産が女性の心身に与える影響の大きさ、
そして「トラウマ」となり得る体験の重みを深く考える契機となりました。
現在は、女性を妊娠・出産のトラウマから守る医療を使命の一つとし、
出生前診断や遺伝カウンセリングに取り組んでいます。

出生前診断は単なる検査ではなく、
家族の未来に関わる重要な意思決定です。
年齢や統計だけで判断するのではなく、
医学的根拠と心理的支援の両面から、
ご家族が後悔の少ない選択をできるよう伴走することを大切にしています。

日本人類遺伝学会認定 臨床遺伝専門医/日本内科学会認定 総合内科専門医/
日本臨床腫瘍学会認定 がん薬物療法専門医。

2025年には APAC地域における出生前検査分野のリーダーとして国際的評価を受け、
複数の海外メディア・専門誌で特集掲載
されました。

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