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NIPT検査ができる病院選びに失敗しないための3つのポイントを紹介

出産を控える妊婦さんは、これから誕生する新たな生命に大きな期待と希望を寄せつつも、赤ちゃんが健康に生まれてくれるのか?という不安に押しつぶされそうになることもあります。
現代の医療では、お腹にいる胎児が染色体異常による疾患を持つ可能性を安全に検査できる、NIPT(新型出生前診断)という検査を受けることができます。
NIPTは、2013年から日本医学会・日本産科婦人科学会が認めた認可施設で受けられるようになり、今では無認可施設でも多く取り扱われています。
そこでこの記事では、NIPTはどんな病院で検査ができるのか?そして、検査を受ける病院選びに失敗しないための3つのポイントをご紹介していきます。

NIPTはどんな病院で検査できるのか

NIPTは、母体に流れる血液を使った非確定的検査で、流産や死産のリスクを伴う侵襲的な検査よりも安全に胎児の染色体異常による疾患の可能性(13・18・21トリソミー)を調べることができる、妊婦さんに安全な出生前診断の1つです。
NIPTでは、母体血漿中にあり胎児に由来する「cfDNA」と母体に由来する「DNA断片」を調べ、これらの染色体のDNA断片の量の差異を比べることで染色体の数的異常を発見することができます。
この検査が行われている病院(施設)は、主に認可施設と無認可施設という2つに分けられるので、それぞれの特徴をご説明します。

認可施設の特徴

日本でも正式にNIPTが行えるようになったのは2013年4月からで、日本医学会・日本産科婦人科学会の指針に基づいて認定を受けた施設が「認可施設」とされています。
認可施設でのNIPTは、35歳以上かつ妊娠10週以降の妊婦さんが対象となり、臨床遺伝専門医・認定遺伝カウンセラーの有資格者による遺伝カウンセリングを受けられるという特徴があります。
医療環境が整っており、高い技術のNIPTを受けられるという一方で、超音波検査や母体血清マーカーで胎児に染色体異常のある可能性が見つかった、染色体異常のある子供を過去に妊娠した、両親のどちらかが均衡型ロバートソン転座である、などの検査条件が必要になり、希望しても検査を受けられないというケースもあります。
認可施設においては、検査を受けるハードルは高めですが、年齢制限なしでNIPTを受けられる病院(施設)である「無認可施設」も存在します。

無認可施設の特徴

認可施設から遅れて普及し始めた「無認可施設」は、日本医学会・日本産科婦人科学会から認定されていないという点から悪いイメージで捉えてしまう方もいるかもしれません。
実際に日本産科婦人科学会は、遺伝子に対する知識が浅く十分なカウンセリングも行われていない不適切な無認可施設で、たくさんの妊婦さんが検査を行っていることを問題視していました。
しかし、無認可施設はNIPTを受けたくても受けられなかった妊婦さんの助け舟となっているのです。
無認可施設はNIPTを受けられる年齢制限がなく、他の非確定的検査を予め受ける必要もありません。認可施設と比べて技術や環境に差があることは否めませんが、ミネルバクリニックのような高い技術や豊富な知識、そして最新鋭の検査が行われている無認可施設も存在します。
出産に対して不安な気持ちでいっぱいの妊婦さんを身近で助けられる場所として、無認可施設が今後も重宝されることは間違いありません。

NIPT検査ができる病院選びで失敗しないためのポイント

NIPTを受けられる病院はこれからも増え続けるとみられていますが、注意しなければいけないのがどの病院で検査を受けるかというところです。
ここからは、NIPT検査ができる病院選びで失敗しないための3つのポイントをご紹介していきます。

病院の基本方針や理念

NIPTは生命に関わる大切な検査です。近いから、安いからという基準だけで病院選びをしてしまうことは避けましょう。
まずはその病院の基本方針や理念を調べ、主にどの分野に力を入れている病院なのか、そしてNIPTに対してどのように向き合っているのかを確認してみましょう。
診療案内の中にNIPTがただ含まれているだけの病院(施設)は、日本産科婦人科学会から危惧されている不適切な無認可施設である可能性もあります。
遺伝子に対する知識やNIPTの技術はもちろんのこと、これまでの経験や実績をしっかりと表に出している場合は信頼できるポイントとなります。
今後は連携施設による臨床遺伝に関する研修を経た医師が扱うNIPTも増えてきます。その上で、臨床遺伝専門医が検査を行っているかという点は特に注目すべきです。
ミネルバクリニックは、NIPTを受けるハードルが低い無認可施設ではありますが、大学病院レベルの知識と技術を持った臨床遺伝専門医がいるため、安心して診療を受けていただけます。
失敗しない病院選びの材料として、在籍する医師やスタッフのチェックは欠かさずに行いましょう。

遺伝カウンセリングの体制は整っているか

臨床遺伝専門医がいるか、というポイントに加えて遺伝カウンセリングの体制にも注目してみましょう。
遺伝カウンセリングは、臨床遺伝専門医によってNIPTの検査を行う前に妊婦さんに正しい情報を提供する場となり、検査を受けた後は陽性・陰性に関わらず妊婦さんが適切な判断を下せるように導かなければなりません。
無認可施設が増えたことで、遺伝子に対する十分な知識が備わっていない病院でNIPTを受けてしまう可能性が高まってしまったのは事実で、実際にNIPTに対する理解を深めないまま検査を受けてしまう妊婦さんも見受けられます。
そのため、病院選びを行う上で臨床遺伝学に対して広い知識を備えている医師が遺伝カウンセリングを行っているかを確かめ、カウンセリング体制が整っている病院でNIPTを受けることをおすすめします。

NIPT検査に使われている技術

認可施設は、臨床遺伝専門医による安定した高い技術によるNIPTを受けられるようになっています。
無認可施設でNIPTを受ける場合は、その病院(施設)が使用する技術に注目してみましょう。
無認可施設で高い技術によるNIPTを求めている方は、日本で唯一となる第2・第3世代の最新技術を取り扱っているミネルバクリニックで診療を受けることをおすすめします。
第2世代のNIPTはカリオセブンと呼ばれるもので、胎児のゲノムを横切るトリソミーなどの異数性、染色体の欠損やコピーを700万塩基対の大きさで検出することができます。
胎児ゲノムにおける全染色体を分析できるため、NIPTで発見できる13・18・21トリソミーに加えて、1p36欠失症候群や4p16.3欠失症候群など9疾患を検査することが可能となりました
第3世代NIPTはスーパーNIPTジーンプラスと呼ばれ、日本においてミネルバクリニックの独占契約となる最新技術と設備を用いた検査です。第1世代のNIPTでは測定できなかった、高い精度とDNA断片のすべてを塩基配列を決定することで、13・18・21トリソミーに加えて4つの微細欠失と100種類の遺伝子における2000の病的変異の検出が可能となりました。
約1万人の基本検査及び性染色体検査の論文報告によると、偽陰性率0%、18・21トリソミーに関する偽陽性率0%、陽性適中率100%という非常に高い精度の検査に進化を遂げています。
世界でも最新のNIPT技術を取り扱うミネルバクリニックは年齢制限なし、妊娠9週目から検査が可能となっています。全国の悩める妊婦さんは信頼と安心のミネルバクリニックを頼って間違いありません。

まとめ

NIPTにおいて、認可施設と無認可施設の環境の差、技術の差はまだまだ課題が山積みとなっていますが、無認可施設でも経験と知識が豊富な臨床遺伝専門医がいるケースもあります。
遺伝カウンセリングの体制はとても重要で、NIPTがどのような検査であるかを患者様に十分に理解してもらうことはもちろんのこと、検査結果に応じたアフターケアの質も病院によって大きな差が生まれることを覚えておきましょう。
また、医師が胎児ではなく、今まさに出産に対する不安を抱えている妊婦さんと向き合い、精神的なケアを行ってくれるかどうかも重要です。
NIPTを受ける病院がどうしても決められないという方は、大学病院レベルの遺伝専門医が悩める患者さんの不安解消に全力を注ぐ、ミネルバクリニックまでお気軽にご相談ください。

臨床遺伝専門医によるNIPT

プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会認定総合内科専門医、日本臨床腫瘍学会認定がん薬物療法専門医 、日本人類遺伝学会認定臨床遺伝専門医として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

仲田洋美のプロフィールはこちら

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