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妊娠5週目(妊娠五週目)とは、最終月経の初日から数えて5週0日〜5週6日の1週間のことで、日本の数え方では妊娠2か月の2週目にあたります。生理予定日から1週間ほど過ぎ、妊娠検査薬で陽性が出て初めて妊娠に気づく方が多い時期です。経腟エコーでは赤ちゃんを包む袋(胎嚢)が見え始めますが、赤ちゃん(胎芽)や心拍はまだ見えないことが多い週でもあります。この記事では、エコーで何がいつ見えるのか、症状、出血したときの考え方と流産の確率、薬・お酒・カフェイン・葉酸など気をつけることを、臨床遺伝専門医が出典つきで解説します。
⏱️ 30秒でわかる要約
📅 Q. 妊娠5週目とは?何か月?
最終月経の初日から数えて5週0日〜5週6日のことで、妊娠2か月にあたります。受精からは約3週間たった時期で、赤ちゃんの脳・脊髄・心臓のもとができ始めます。
🔎 Q. エコーで胎嚢や心拍は見える?
経腟エコーで胎嚢は約4.5〜5週、卵黄嚢は約5.5週、胎芽と心拍は6週ごろが目安です。5週で心拍が見えないのはよくあることで、それだけで流産とは判断しません。
⚠️ Q. 妊娠5週目に気をつけることは?
妊娠4〜7週は薬の影響を受けやすい時期です。自己判断で薬を飲む・やめるはせず、かかりつけの産婦人科に相談を。お酒はやめ、カフェインは量を控え、葉酸を続けましょう。
🧬 Q. ダウン症候群だけで大丈夫?
出生前検査では、ダウン症候群のほかにも調べられる病気があります。当院のNIPTは妊娠9週から(6〜8週は臨床研究)受けられ、微小欠失や単一遺伝子の変化など、一部の自閉症・発達障害の原因まで調べられます。
\ 妊娠9週から受けられるNIPT。6〜8週は臨床研究として受けられます /
東京・北青山の当院で受けられる検査の範囲と料金は、東京のNIPT(新型出生前診断)のページにまとめています。
NIPTはいつからいつまで受けられる?
- ➤エコーの目安 → 胎嚢は約4.5〜5週、卵黄嚢は約5.5週、胎芽と心拍は6週ごろ
- ➤見えないとき → 流産と判断する基準と、再検査の間隔
- ➤出血と流産の確率 → 出血は珍しくないこと、流産の多くは赤ちゃんの染色体が原因であること
- ➤気をつけること → 薬・お酒・カフェイン・葉酸と、神経管が閉じる時期の関係

妊娠5週目(妊娠五週目)とは?何か月で、何が起きている時期?
妊娠5週目とは、最終月経の初日を0週0日として数えたときの5週0日〜5週6日です。妊娠週数は受精した日ではなく最終月経の初日から数える決まりで、排卵は2週の終わりごろ、受精はおおむね3週ごろに起こります[1]。そのため妊娠5週目は、受精からはまだ約3週間しかたっていない時期です。
日本では4週を1か月として数えるため、4週0日〜7週6日が妊娠2か月です。妊娠5週目は妊娠2か月の2週目にあたり、生理予定日から1週間ほど過ぎたころです。妊娠検査薬で陽性が出て初めて妊娠に気づく方が多く、一方で、少量の出血を生理と思ったり、だるさを風邪と思ったりして、まだ妊娠に気づいていない方もいる時期です。検査薬をいつから使えるかは妊娠検査薬はいつから使える?で解説しています。
米国国立医学図書館の解説では、5週は「胚子期(はいしき)」の始まりで、赤ちゃんの脳・脊髄・心臓のもとができ始める時期とされています[1]。母体の症状はまだはっきりしないこともありますが、赤ちゃんの体のつくりにとっては、とても大事な時期に入っています。1週前の様子は妊娠4週のページをご覧ください。
妊娠5週目で産婦人科に行くのは早い?
早すぎることはありませんが、5週の前半では胎嚢がまだ小さく、エコーで子宮の中に胎嚢が確認できないこともあります。その場合は、1〜2週ほどあけてもう一度エコーを受けることになるのが一般的です。早めに受診する意味が大きいのは、子宮の外で妊娠していないか(異所性妊娠)を確かめることや、持病の薬・飲んでいる薬について相談できることです。強い腹痛や出血があるときは、週数にかかわらず、すぐかかりつけの産婦人科に連絡してください。
分娩予定日は、最終月経や、のちのエコーで測る赤ちゃんの大きさから決まります。計算のしかたは出産予定日の計算方法にまとめています。
妊娠5週目の赤ちゃん(胎芽)の様子は?エコーで何が見える?
妊娠5週目の経腟エコーで見えるのは、主に胎嚢(たいのう)と、5週後半からの卵黄嚢(らんおうのう)です。救急領域の超音波の総説では、経腟エコーで胎嚢は約4.5〜5週、卵黄嚢は約5.5週、胎芽(たいが)は6週ごろから見え始め、心拍は早ければ6週に確認できるとされています[2]。
🔎 経腟エコーで見え始める時期の目安
| 見えるもの | 何か | 見え始める目安 |
|---|---|---|
| 胎嚢 | 赤ちゃんを包む袋。子宮の中にあれば子宮内の妊娠と分かる | 約4.5〜5週 |
| 卵黄嚢 | 胎嚢の中に見える小さな丸い袋。初期の赤ちゃんに栄養を送る | 約5.5週 |
| 胎芽 | 妊娠初期の赤ちゃん | 6週ごろ |
| 心拍 | 胎芽の心臓の動き | 早ければ6週 |
出典:Muruganら(Ultrasonography, 2020)[2]。経腟エコーでの目安で、排卵の時期のずれや機械・検査の条件によって前後します。
同じ総説では、胎嚢は1日に約1.1mmずつ大きくなるとされています[2]。5週の時点で胎嚢の大きさが少し違うだけで一喜一憂するより、1〜2週あけて「大きくなっているか」「卵黄嚢や胎芽が見えてくるか」を確かめるほうが、ずっと多くのことが分かります。次の週の赤ちゃんの大きさは妊娠6週の胎芽の大きさで解説しています。
💡 用語解説:胎嚢・卵黄嚢・胎芽
胎嚢(たいのう)は、赤ちゃんと羊水を包む袋で、妊娠初期のエコーで最初に見えるものです。卵黄嚢(らんおうのう)は胎嚢の中の小さな丸い袋で、胎盤ができるまでの栄養に関わります。胎芽(たいが)は、体のつくりができあがる前の初期の赤ちゃんの呼び名で、器官のもとができそろうと「胎児」と呼ばれるようになります。
妊娠5週目は、赤ちゃんの神経管が閉じる時期にあたる
赤ちゃんの脳と脊髄のもとになる「神経管(しんけいかん)」は、受精後26〜28日ごろに閉じるとされています[5]。受精を妊娠2週の終わりごろとして計算すると[1]、受精後26〜28日は、おおよそ妊娠5週の後半から6週のはじめにあたります(当院で週数に換算した目安です)。つまり妊娠5週目は、まさに神経管が閉じようとしている週です。
神経管がうまく閉じないと、二分脊椎(にぶんせきつい)などの神経管閉鎖障害が起こります。米国予防医療専門委員会(USPSTF)は、妊娠を計画している人・妊娠の可能性がある人に、1日0.4〜0.8mg(400〜800μg)の葉酸のサプリメントを勧めています(2023年、推奨度A)[5]。大切なのは、神経管が閉じる時期が「妊娠に気づくかどうか」のころと重なることで、だからこそ妊娠前から飲み始めることが勧められています。
心臓や脳・脊髄のもとができ始める
5週は、細胞が増えるだけでなく、それぞれの細胞が決まった役割を持ち始める時期です。脳・脊髄・心臓のもとがこの週から形づくられ始め[1]、6〜7週になると心臓が規則正しく動き、経腟エコーで見えるようになります[1]。5週目は「エコーにはまだ映らないけれど、体の土台ができ始めている」週と考えるとよいでしょう。
妊娠5週目にエコーで胎嚢・心拍が見えないときは?
妊娠5週目で心拍が見えないのは、ごく普通のことです。胎芽と心拍が見え始めるのは6週ごろが目安だからです[2]。5週の時点で心拍が見えないことだけで、流産と判断することはありません。
流産と判断する基準は「大きさ」と「日数」
妊娠初期に流産と判断するかどうかは、エコーで測った大きさと、前回のエコーからの日数で決められています。米国の超音波の専門家会議がまとめた基準[4]を受けて、オーストラリアの超音波検査士の学会は2024年の指針で次のように示しています[3]。
📏 経腟エコーで流産と判断する基準と、「疑い」にとどまる所見
| エコーの所見 | 流産と判断する | 疑い(再検査で確かめる) |
|---|---|---|
| 胎嚢はあるが、卵黄嚢も胎芽も見えない | 胎嚢の平均の直径が25mm以上 | 25mm未満 |
| 胎芽はあるが、心拍が見えない | 胎芽の頭からお尻までの長さが7mm以上 | 7mm未満 |
| 卵黄嚢のない胎嚢を見たあと | 14日以上たっても心拍のある胎芽が見えない | 14日未満 |
| 卵黄嚢のある胎嚢を見たあと | 11日以上たっても心拍のある胎芽が見えない | 11日未満 |
出典:Australasian Sonographers Association(2024)[3]、Doubiletら(N Engl J Med, 2013)[4]。最終的な判断は、かかりつけの産婦人科医がエコーを見て行います。
この表を見ると、基準には大きさの余裕と、日数をあけて確かめる間隔が設けられています。続いている妊娠を早まって流産と扱わないための考え方だと、臨床遺伝専門医として受け止めています。5週の胎嚢はふつう25mmよりずっと小さいので、5週の時点でこの基準に当てはまることは、まずありません。「からっぽ」と言われても、多くは見えるようになる前の段階です。
胎嚢が子宮の中に見えないとき:異所性妊娠を見分けるための再診
妊娠検査薬が陽性なのに、子宮の中に胎嚢が見えないときは、まだ小さくて見えないだけなのか、子宮の外での妊娠(異所性妊娠)なのか、ごく早い流産なのかを、時間をあけて見分けていきます。MSDマニュアルは、異所性妊娠は命にかかわることがあり、失神・ふらつき・脈が速い、動いたり姿勢を変えたりすると悪化する激しい腹痛は、すぐ受診が必要な警戒すべき症状だとしています[6]。こうした症状があれば、予約の日を待たずにかかりつけの産婦人科に連絡してください。異所性妊娠については子宮外妊娠(異所性妊娠)の原因と症状で解説しています。
検査薬で陽性が出たあと、エコーで胎嚢が見える前に妊娠が終わることもあり、これを化学流産といいます。詳しくは化学流産とはをご覧ください。
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妊娠5週目の症状は?つわり・眠気・胸の張り
妊娠5週目の症状は人によって大きく違い、症状がほとんどない方もいれば、つわりが始まる方もいます。妊娠を続けるためのホルモンが急に増えることで、体にいろいろな変化が出てきます。どれも「この週に必ず起こる」ものではありません。
つわり・眠気・だるさ
吐き気やむかつき、においに敏感になる、空腹になると気持ち悪くなる、といったつわりの症状が、この時期から始まる方がいます。眠気やだるさ、微熱っぽさを風邪と思う方もいます。食べられるものを食べられるときに少しずつとり、水分をとれるようにすることが基本です。水分がとれない・尿がほとんど出ない・体重が急に減るときは、かかりつけの産婦人科に相談してください。つわりの始まりかたや対処はつわり(悪阻)とはで解説しています。
胸の張り・頻尿・おりものの変化
胸が張って痛い、トイレが近くなる、おりものが増えるといった変化も出やすい時期です。おりものに強いにおいやかゆみがあるとき、色が急に変わったときは、感染などがないか、かかりつけの産婦人科で確かめてもらいましょう。少量の茶色っぽいおりものや出血については、次の章で説明します。
症状がない・急になくなったときは?
妊娠5週目は、症状がまだない方も珍しくありません。症状がないことだけで、赤ちゃんの状態は判断できません。つわりや胸の張りは日によって波があり、軽くなる日もあります。気になるときは、症状の有無より、次のエコーで胎嚢や卵黄嚢が育っているかを確かめるほうが確実です。出血や強い腹痛を伴うときは、早めに連絡してください。
妊娠5週目に出血・腹痛があったら?流産の確率は?
妊娠初期の出血は珍しくなく、MSDマニュアルでは妊娠の最初の20週間に20〜30%の方に性器出血がみられるとされています[6]。出血は流産のサインのことがある一方で、出血が止まり、そのまま問題なく妊娠が続くこともあります[6]。出血があった方の約半数が流産に至るとも書かれていて[6]、出血だけで先のことは決まらない、というのが正確な理解です。
妊娠5週目の出血で考えられること
この時期の少量の出血には、受精卵が子宮に入り込むときの出血(いわゆる着床出血)、子宮の入り口からの出血、切迫流産、異所性妊娠など、いくつもの原因があります。見た目だけでは区別できないので、少しでも出血があれば、かかりつけの産婦人科に連絡しましょう。MSDマニュアルは、警戒すべき症状がなければ48〜72時間以内の受診を、警戒すべき症状があれば直ちに受診を、としています[6]。着床出血については着床出血はいつ?生理との違い、切迫流産については切迫流産とはで解説しています。
流産の確率と原因:多くは赤ちゃんの染色体の変化
日本産科婦人科学会は、妊娠の約15%は自然流産に終わるとしています[7]。そして、妊娠12週未満の早い時期の流産で最も多い原因は赤ちゃんの側の異常で、流産した組織の染色体を調べると約80%に異常があったと報告されています[7]。流産率は年齢とともに上がり、40歳を過ぎると40%以上が流産するといわれています[7]。
ノルウェーで約42万件の妊娠を調べた研究でも、流産のリスクは25〜29歳でいちばん低く(10%)、30歳を過ぎると上がり、45歳以上では53%でした[8]。これは妊娠全体(ノルウェーの登録データ)での数字で、「妊娠5週目に何%」という週数ごとの数字ではありません。週ごとの確率は、どの時点で妊娠を確認したか(検査薬か、心拍か)で大きく変わるため、ひとつの数字として示すのは難しいのです。
📊 流産の頻度について確かめられている数字
集団の数字で、一人ひとりの確率を示すものではありません。
安静にすれば防げる?仕事や運動のせいで流産する?
早い時期の流産の多くは赤ちゃんの染色体の変化によるもので、ふだんの生活や仕事のせいで起こるものではありません。日本産科婦人科学会も、切迫流産に対して安静にしたり薬を使ったりしても、流産を予防する効果はなさそうだとしています[7]。ただし、重い労働や長時間の労働は避けたほうがよいとされています[7]。流産の種類や時期は流産の種類についてで解説しています。
妊娠5週目に気をつけること・してはいけないことは?
妊娠5週目に気をつけることは、薬・お酒・たばこ・カフェインの量と、葉酸を続けることです。赤ちゃんの器官ができ始める時期なので、口に入れるものに気を配る意味がいちばん大きい週です。一方で、ふだんの生活を過度に制限する必要はありません。
薬:妊娠4〜7週は「絶対過敏期」
妊婦・授乳婦の医薬品の使い方をまとめた研究班の資料では、妊娠2か月前後(妊娠4〜7週)を「絶対過敏期」とし、さまざまな器官が作られるため、最も薬の影響を受けやすい時期としています[9]。一方で、受精から2週間(妊娠4週の中ごろ)くらいまでは薬の影響はないとされています[9]。
妊娠に気づく前に風邪薬や痛み止めを飲んでしまった、という方も多いと思います。同じ資料は、すでに飲んでしまったからといって中絶を考えるほど心配しすぎるのはよくないこと、持病の薬を自己判断でやめないことも強調しています[9]。飲んだ薬の名前・量・日付をメモして、かかりつけの産婦人科や主治医に相談してください。国立成育医療研究センターの妊娠と薬情報センターでも相談を受け付けています。
お酒・たばこ:分かった今日からやめる
米国疾病対策センター(CDC)は、妊娠中に安全とわかっているお酒の量・時期・種類はないとし、妊娠に気づく前から影響しうる一方で、やめるのに遅すぎることはないとしています[10]。妊娠に気づく前に飲んでいた方も、分かった今日からやめれば十分意味があります。お酒と赤ちゃんの関係は胎児性アルコール症候群で解説しています。たばこも、受動喫煙を含めて避けましょう。やめるのが難しいときは、かかりつけの産婦人科や禁煙外来に相談してください。
カフェイン:1日200mgまでを目安に
カフェインは完全にやめる必要はありませんが、量に気をつけましょう。食品安全委員会のまとめでは、欧州食品安全機関(EFSA)は妊婦さんについて習慣的に1日200mg以下なら赤ちゃんの健康リスクは生じないとし、英国食品基準庁は1日200mg(コーヒーをマグカップで2杯程度)を目安にしています[11]。世界保健機関(WHO)は、1日300mgを超える妊婦さんには減らすよう勧めています[11]。コーヒーだけでなく、紅茶・緑茶・エナジードリンクのカフェインも合わせて考えます。
葉酸:妊娠2〜3か月まで続ける
USPSTFは、葉酸のサプリメントを妊娠の少なくとも1か月前から始め、妊娠2〜3か月まで続けることを勧めています[5]。妊娠5週目で初めて知った方も、今日から始める意味があります。葉酸の量や選び方は葉酸サプリメントの効果をご覧ください。
仕事・運動・性行為
ふだんの仕事や軽い運動を、5週だからと一律にやめる必要はありません。前の章のとおり、早い時期の流産の多くは赤ちゃんの染色体の変化によるものです[7]。ただし、重い労働や長時間の労働は避けたほうがよいとされています[7]。出血や腹痛があるときは、運動や性行為を控え、かかりつけの産婦人科の指示に従ってください。性行為については妊娠初期の性行為はいつからOK?で解説しています。
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これから考える出生前検査:NIPTは何週から受けられる?
妊娠5週目は、赤ちゃんの病気を調べる出生前検査を考え始める方もいる時期です。当院のNIPTは妊娠9週から受けられ、妊娠6〜8週は臨床研究として受けられます。受けられる時期の上限は特に設けていません。ダウン症候群だけで大丈夫?と考える方には、当院のNIPTでは微小欠失や単一遺伝子の変化など、一部の自閉症・発達障害・知的障害の原因まで、プランによって調べられることをお伝えしています。NIPTはスクリーニング検査なので、陽性なら確定検査で確かめます。当院では絨毛検査(妊娠11〜13週)・羊水検査(妊娠15週から)まで院内で受けられ、主要な検査項目は3日以内に、マイクロアレイ検査は2週間ほどで結果が出ます。いつ受けるのがよいかはNIPTはいつからいつまで受けられる?、早い時期の検査は早期NIPT(妊娠6〜8週)で解説しています。
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臨床遺伝専門医が常駐し、羊水検査・絨毛検査も院内で行っています。まだどのプランにするか決めていない方は、調べられる範囲と費用を比べたページからご覧ください。
NIPTの費用・料金 | NIPTの施設選びのポイント
よくある質問(FAQ)
Q1. 妊娠5週目で産婦人科を受診するのは早いですか?
早すぎることはありませんが、5週の前半では子宮の中に胎嚢がまだ見えないことがあり、その場合は1〜2週ほどあけてもう一度エコーを受けるのが一般的です。異所性妊娠でないかを確かめたり、飲んでいる薬を相談したりできるのが早めの受診の意味です。強い腹痛や出血があるときは、週数にかかわらずすぐかかりつけの産婦人科に連絡してください。
Q2. 妊娠5週目で胎嚢がからっぽ・心拍が見えないと言われました。流産ですか?
5週で胎芽や心拍が見えないのはよくあることで、それだけで流産とは判断しません。胎芽と心拍は6週ごろから見え始めるのが目安です。流産と判断するのは、胎芽のない胎嚢の平均の直径が25mm以上のときや、卵黄嚢のある胎嚢を見てから11日以上、卵黄嚢のない胎嚢を見てから14日以上たっても心拍のある胎芽が見えないときなどで、それより前は再検査で確かめます。
Q3. 妊娠5週目に出血したら流産ですか?
出血だけで流産とは決まりません。妊娠の最初の20週間に20〜30%の方に性器出血がみられ、出血が止まってそのまま妊娠が続くこともあります。原因は見た目では区別できないので、少しでも出血があればかかりつけの産婦人科に連絡してください。失神やふらつき、動くと悪化する激しい腹痛があるときは、すぐ受診が必要です。
Q4. 妊娠に気づく前に薬を飲んでしまいました。大丈夫ですか?
妊娠4〜7週は薬の影響を受けやすい「絶対過敏期」とされますが、受精から2週間(妊娠4週の中ごろ)くらいまでは影響はないとされています。すでに飲んでしまったからと心配しすぎず、薬の名前・量・日付をメモして、かかりつけの産婦人科や主治医に相談してください。持病の薬を自己判断でやめないことも大切です。
Q5. 妊娠5週目の流産の確率はどのくらいですか?
妊娠5週目に限った数字はありませんが、日本産科婦人科学会は妊娠の約15%が自然流産に終わるとしています。早い時期の流産の組織の約80%に染色体の異常があったと報告されており、多くは赤ちゃんの側の原因です。流産率は年齢とともに上がり、40歳を過ぎると40%以上といわれています。
Q6. 妊娠5週目なのにつわりがない・症状がなくなりました。大丈夫ですか?
妊娠5週目は症状がまだない方も珍しくなく、症状がないことだけで赤ちゃんの状態は判断できません。つわりや胸の張りには日によって波があります。気になるときは、次のエコーで胎嚢や卵黄嚢が育っているかを確かめるのが確実です。出血や強い腹痛を伴うときは早めに連絡してください。
Q7. 妊娠5週目のカフェインはどのくらいまで大丈夫ですか?
欧州食品安全機関は、妊婦さんが習慣的に1日200mg以下なら赤ちゃんの健康リスクは生じないとしており、英国では1日200mg(コーヒーをマグカップで2杯程度)が目安とされています。紅茶・緑茶・エナジードリンクのカフェインも合わせて考えましょう。
Q8. NIPTは妊娠何週から受けられますか?
当院のNIPTは妊娠9週から受けられ、妊娠6〜8週は臨床研究として受けられます。受けられる時期の上限は特に設けていません。陽性の場合は、絨毛検査(妊娠11〜13週)・羊水検査(妊娠15週から)まで院内で受けられます。
まとめ
妊娠5週目は妊娠2か月の2週目で、経腟エコーでは胎嚢が見え始めるものの、胎芽と心拍は6週ごろが目安です[2]。5週で心拍が見えないことだけで流産とは判断せず、大きさと日数の基準で確かめていきます[3]。出血は珍しくなく、早い時期の流産の多くは赤ちゃんの染色体の変化によるものです[6][7]。
一方で、5週目は赤ちゃんの神経管が閉じる時期で、薬の影響を受けやすい時期でもあります[5][9]。お酒をやめ、カフェインは1日200mgを目安に、葉酸を続け、薬は自己判断で飲まない・やめない。出血や強い腹痛があれば、かかりつけの産婦人科に連絡してください。次の週の様子は妊娠6週で解説しています。
🏥 妊娠9週から受けられる東京のNIPT
当院のNIPTは妊娠9週から受けられ、妊娠6〜8週は臨床研究として受けられます。ダウン症候群のほかに、微小欠失や単一遺伝子の変化など、一部の自閉症・発達障害・知的障害の原因まで、プランによって調べられます。臨床遺伝専門医が常駐し、陽性なら羊水検査・絨毛検査まで院内で受けられます。来院が難しい方は、オンラインNIPT(Zoomでのカウンセリング+全国110か所の提携施設で採血)もご利用いただけます。
まだ決めていない方は:NIPTの費用・料金 | オンラインNIPT(全国対応)
参考文献
- [1] Fetal development. MedlinePlus Medical Encyclopedia. U.S. National Library of Medicine. [MedlinePlus]
- [2] Murugan VA, Murphy BO, Dupuis C, Goldstein A, Kim YH. Role of ultrasound in the evaluation of first-trimester pregnancies in the acute setting. Ultrasonography. 2020;39(2):178-189. [DOI 10.14366/usg.19043]
- [3] Australasian Sonographers Association. Guideline for Ultrasound Diagnosis of Early Pregnancy Loss (Clinical Statement, v3). 2024. [ASA]
- [4] Doubilet PM, Benson CB, Bourne T, Blaivas M, et al. Diagnostic criteria for nonviable pregnancy early in the first trimester. N Engl J Med. 2013;369(15):1443-1451. [DOI 10.1056/NEJMra1302417]
- [5] US Preventive Services Task Force. Folic Acid Supplementation to Prevent Neural Tube Defects: Recommendation Statement. 2023. [USPSTF]
- [6] 妊娠前半にみられる性器出血. MSDマニュアル家庭版. 2024年6月改訂. [MSDマニュアル]
- [7] 日本産科婦人科学会. 流産・切迫流産. [日本産科婦人科学会]
- [8] Magnus MC, Wilcox AJ, Morken NH, Weinberg CR, Håberg SE. Role of maternal age and pregnancy history in risk of miscarriage: prospective register based study. BMJ. 2019;364:l869. [DOI 10.1136/bmj.l869]
- [9] 妊婦・授乳婦の医薬品適正使用ネットワーク構築に関する研究班. 妊娠とくすり. 2009年3月. [PDF]
- [10] Centers for Disease Control and Prevention. About Alcohol Use During Pregnancy. [CDC]
- [11] 食品安全委員会. 「食品中のカフェイン」ファクトシート(2018年2月23日更新). [PDF]
関連記事
※本記事は一般の方に向けた情報提供を目的とするもので、個別の診断を示すものではありません。体調の変化や出血・腹痛があるときは、かかりつけの産婦人科にご相談ください。





