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妊娠6か月の胎児と母体の特徴とお腹の赤ちゃんのためにできること
見た目にも妊婦であることがわかるようになり、お腹周りだけでなくお尻や乳房のサイズも大きくなり、体重も増加してくる時期でもあります。
また、つわりがなくなってくる方が多い時期です。食事を美味しく食べられるようになったことで、急に体重が増えてしまわないように注意しなければいけません。
この記事では、妊娠6か月の胎児と母体の特徴と、お腹の赤ちゃんのためにできることをご紹介します。
妊娠6か月はどのような変化や特徴があるのか知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
妊娠6か月の胎児
日々すくすくと成長している妊娠6か月の胎児は、骨格や筋肉が発達し、どんどん活発に動きます。決まった時間になると身体をよく動かす、など胎児の活動がパターン化してくるようになります。
妊娠6か月の中頃になると、胎児の大きさは身長約30cm、体約650gほどになっています。
ここではまず、妊娠6か月の胎児についてご紹介します。
男女の性別がわかるようになる
大体妊娠10週くらいから現れ始める男女の違いですが、胎児の位置や体勢によっては確認しにくいこともあります。しかし妊娠6か月に入ると、男女の区別がよりはっきりしてくるため性別を判別しやすくなってきます。性別のはっきりわかるエコー写真を先生にもらったり、画面を見せてもらって性別を確認して嬉しいママもたくさんいるころだと思います。
それでも超音波検査のときの胎児の体勢や手足の角度により外性器が隠れていたりすると、判断できないこともありますが、焦らずに待ちましょう。
ただ、ママの中には生まれるまで性別を知りたくないという方もおられます。その場合は、早めに性別を知りたくないことをはっきりと医師に伝えておきましょう。
食べ物の味を感じられるようになる
妊娠6か月の胎児は、まぶたを開くことができるようになり、大きな音にも反応するようになっています。
また、食べ物の味を感じるセンサーである味蕾(みらい)という器官も発達してくるので、羊水を通してママが食べたものの甘味や苦味などの味を感じることができるようになります。
胎児は甘味を好む傾向があり、羊水にリピオドールという苦い液体を注入したところ胎児が羊水を飲み込む回数が減り、甘いサッカリンを注入したら、飲み込む回数が増えたという有名な実験もあります。
なぜ胎児が甘味を好むかというと、甘い食べ物は糖分を含んでいるため身体を大きくする、苦い食べ物は毒物や腐敗物の危険性があると自然に備わった力によって区別しているからです。
そしてこの頃の胎児は嗅覚も発達してきており、においを嗅ぎ分ける力が備わっています。そのため、赤ちゃんは生まれるとすぐにママの乳房が発するフェロモンのにおいに誘われて、おっぱいを飲もうとするのです。
妊娠6か月の母体
妊娠6か月は、お腹の中に羊水がたっぷりとあり、胎児が動きやすいため、逆さまになったり回転したりとダイナミックに動き回ります。
そのため、こんなに動いたらへその緒が巻きついてしまうのでは…と心配になってしまうママもおられますが、胎児が動くことで解けたりもするので、心配しすぎなくても大丈夫です。
ここからは、妊娠6か月の母体についてご紹介します。
腰痛や恥骨痛が起こることがある
妊娠6か月になるとマイナートラブルが起こるようになりますが、腰痛や恥骨痛は多くの妊婦さんが経験する代表的な症状です。
以下が妊娠6か月の妊婦さんが腰痛になる主な原因です。
- 反り腰の姿勢
- リラキシンという女性ホルモンの作用
- 心理的不安
腰痛を軽減するためには、日常の姿勢や動作に気を配り1日1回でも良いので、ストレッチを習慣化するなどの対策を行いましょう。
次は恥骨痛の主な原因です。
- 胎児の体重増加
- リラキシンという女性ホルモンの作用
- 前回の出産の影響
腰痛、恥骨痛ともにリラキシンが原因のひとつになっていますが、これはリラキシンには骨盤周りの関節や靭帯をゆるめる作用があることが関係しています。
恥骨痛は胎児の重みを骨盤ベルトで支えたり、寝るときは横向きになったりするなどの対策をしていきましょう。
足に疲労が溜まりやすくなる
子宮がどんどん大きくなる妊娠6か月の妊婦さんは、足に疲労が溜まりやすく、足がつりやすくなったり、こむらがえりが起こりやすくなったりします。
これは下半身の血行不良により起こるため、日中はできるだけ足を上げるなどして過ごすように心がけることが大切です。
また、楽な姿勢で眠ることも難しくなってくる頃です。休むときには枕を活用して身体を支えるようにすると良いでしょう。
カルシウムが不足していることで痙攣性の収縮やひきつりなどが起こる場合もあるため、病院で食事の指導を受けることもあります。
お腹の赤ちゃんのためにできること
これから妊娠後期になっていくにつれ、お腹はさらに大きくなり、動くことが大変になってきます。妊娠6か月の妊婦さんはお腹は出ていますが、安定期に入っているため、お腹の赤ちゃんのためにできることをしておくには最適な時期です。
ここでは、妊娠6か月のママが生まれてくる赤ちゃんのためにできることをご紹介します。
胎内環境を整える
胎児にとって良い胎内環境とは、ママの血液によって運ばれた酸素などの栄養が、胎盤を通して赤ちゃんによく届く、血液の循環の良い環境のことです。胎内環境を整えることは、安産のための身体作りにも繋がるため、妊婦さんは積極的に血の巡りをよくする習慣を取り入れる必要があります。
では、血の巡りの良い健康的な身体になるには、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。
1.栄養バランスの良い食事をとる
昔からよくいわれているのが、「まごわやさしい」の食材を積極的にとることです。
- ま:豆類
- ご:ごまなどの種実類
- わ:わかめや昆布などの海藻類
- や:野菜類
- さ:魚介類
- し:しいたけなどのきのこ類
- い:イモ類
これは、一汁三菜を基本とした日本食でよく使用される食材の頭文字を覚えやすく語呂合わせにしたものです。上記の食材を積極的に摂取して、健康的な食生活を送ることが重要です。
また、朝昼晩の3回の食事を規則正しくしっかりとることも大切ですが、食べすぎも良くないので適量を心がけるようにしましょう。
2.急激な体重増加に気をつける
妊婦さんは子宮や羊水、赤ちゃんの重さで体重が増えるのは自然なことですが、急激に増えてしまうと妊娠高血圧症候群などのリスクを高めてしまうため、体重は適度に増やしていくのが理想的です。体重が増えすぎないように注意しましょう。
3.ストレスを溜めない
ママがストレスを感じない状態でいることは、胎内環境を良くすることに繋がります。また、慢性的なストレスや一時的であっても、強いストレスを感じると、子宮の収縮や血行不良などを起こして胎児が栄養不足になり、発育不良による早産や低体重になるリスクが高まります。
お腹の張りは、いつもよりも胎児に酸素や栄養が届きにくくなっているサインです。張りの原因はストレスだけではありませんが、お腹が張ったら胎児からのサインだと思って横になるようにしましょう。
出産準備を始める
妊娠6か月は出産準備を始める最適な時期です。また、出産前に子連れではいけない映画館や旅行などに行っておくこともおすすめです。
以下は、妊娠6か月でやっておくと良い出産準備です。
- 部屋のレイアウトを変えておく
- 赤ちゃんの寝る場所を決める
- 沐浴場所を決める
- あったほうが良い家電の購入を検討する
- 引っ越すならこの時期にする
- 周辺の保育園情報や子育て支援を確認する
ほかにも、出産費用や教育資金など、お金に関することも今のうちから調べておくとあとで困らなくて済みます。自分たちの保険などの見直しもしておくのも良いでしょう。
胎児に害のないNIPT検査とは
近年テレビなどでも目にすることもあるNIPT検査ですが、どんな検査かご存知ですか?NIPT検査とは、お腹の中の赤ちゃんが健康な状態であるかを確かめる検査の中でも、特に注目されている新型出生前診断のことです。
ダウン症候群やエドワーズ症候群、パトウ症候群などの染色体異常症の可能性を出生前に知ることができます。
万が一NIPT検査で陽性と判断された場合には羊水検査や絨毛検査などの確定診断をする必要がありますが、NIPT検査の段階では、妊婦さんの血液検査のみで診断を行うため、胎児に全く負担をかけずに安心して受けることができます。
まとめ
妊娠6か月の胎児と母体の特徴とお腹の中の赤ちゃんにできることをご紹介しました。
妊娠6か月は胎児の成長に合わせて子宮も大きくなり、妊婦さんらしい体型になってきますが、その一方でさまざまな症状が出てくることがあります。
これから妊娠後期を迎えていきますが、自分の身体の調子にも気を配り、異変を感じたら病院で医師に相談するようにしましょう。
また、お腹の赤ちゃんの様子が心配な方は、NIPT検査を受けてみることで安心できるかもしれません。
東京にある「ミネルバクリニック」では、年齢制限を設けずにNIPT検査を行っています。しかも、臨床遺伝専門医による質の高い大学病院クオリティーの診療や遺伝カウンセリングを受けることができるため、一般的にいわれている無認可施設の環境の不十分さなどの心配がいりません。
NIPT検査を検討している方、興味がある方は是非一度「ミネルバクリニック」へご相談ください。
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