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妊娠9週目|【医師が解説】妊婦と赤ちゃんの変化について

妊婦

妊娠9週目に入ると妊婦さんの多くは不安な気持ちに駆られてしまいます。流産する可能性が高い時期でもあるためちょっとした兆候でも気になってしまいます。赤ちゃんの様子やご自分の状態について知りたくなるのも当然です。

今回の記事では妊娠9週目に入った妊婦さんの状態や赤ちゃんの様子、つわりや持病への対処法について詳しく解説をしています。普段の生活についての注意点もご紹介していますので最後までご覧ください。

妊娠9週目の赤ちゃんの様子

赤ちゃんは妊娠8週目くらいまでに脳をはじめ、心臓や肺、肝臓、腎臓などの器官の基本的な形がほぼ完成していきます。大きさはサクランボぐらいで2頭身から3頭身くらいに成長します。身長は1.5~1.8センチメートル、体重は3.4グラムほどです。

生殖器の発達がスタートしますが、性別が分かるのはもう少し後になります。超音波検査なら妊娠14週くらいからチェック可能です。NIPT新型出生前診断)を受検すればもっと早い段階で調べられます。ママとはへその緒でつながっており、超音波エコーの写真で見るとおなかから下に足のようにへその緒が伸びていて成長とともに太くなっていきます。

脳や臓器といった体の重要な機関が完成したので手足の基本形ができ始めます。正式には手は腕、足は自由下肢(かし)といい、腕はやがて肘を中心に上腕、前腕、手の3つの部分に分かれていきます。自由下肢は、股関節から足先までをいい、誕生した後に自由に動かせる部分です。歩く、走るだけではなく体重を支えないといけないため腕よりも多くの骨や関節があるのです。妊娠10週目にはると手足が動かせるようになります。

妊娠9週目の妊婦さんの状態

つわりがある妊婦

妊娠9週目の妊婦さんは最も”つわり”がつらくなる時期です。つわりが起きる原因は妊娠を維持させようとする妊娠ホルモン(「ヒト絨毛性ゴナドトロピン」または「hCG」)によるものです。他にもストレスの蓄積や低血糖、胃酸の増加などが影響を与えています。症状は個人によって大きく差がありますが、吐き気を伴い、食事が十分に摂れない人は無理をせず、食べられる食物を食べられる量だけ食べるようにしましょう。他にも”特定のにおいがダメになる匂いづわり”や眠くて仕方がない”寝つわり”といった症状もあるためつわりによる対策が必要です。その際はかかりつけの医師に相談しておくのがいいでしょう。

ただし、つわりがひどくても水分補給だけは欠かさないでください。なぜなら赤ちゃんは絨毛を通して栄養をもらっているからです。また脱水にならないようこまめに水分補給をしてください。もしつわりで食欲が旺盛になったママさんは食べ過ぎに注意しておきましょう。妊娠糖尿病にかかる恐れがあるからです。

妊娠3ヶ月に入った時期は子宮がだんだん大きくなり、大人のにぎりこぶしや、アボカドぐらいになります。同時に子宮の筋肉も引き延ばされるので下腹部に痛みを感じることもあります。子宮の圧迫によって腸の動きが鈍くなるため便秘になりがちです。妊娠初期は、一時的におりものの量が急に増える傾向があります。 胎盤は、この時期に形成されている最中です。そして乳腺が発達して脂肪が増えるので、ママのおっぱいは大きく重くなり、敏感になります。この症状は出産するまで続いていきます。

また、妊娠ホルモンの変化や腰回りが大きくなるため妊娠前に着ていた服がきつくなってくる頃です。これからお腹が大きくなってくる準備として、すこしゆったりした服も必要になってきます。最近ではゆったりした服や、ウエストを調節できるボトムスなども増えているので、ファッションも楽しめますのでお好きなものを選んでみてください。

他にもこうした症状が出てくるので注意しておきましょう。

  • ・出血
  • ・軽い子宮のけいれん
  • ・嗜好の変化
  • ・疲れやすくなる
  • ・気分の浮き沈み
  • ・頻尿

妊娠9週目の妊婦さんに起きるトラブルや病気

自宅のリビングルームのソファに座っている心配な妊婦

もしあなたが妊娠前から持病を抱えている場合や妊娠中に病気になってしまったら、症状は悪化するのか、お腹の中にいる赤ちゃんへ影響を及ぼさないか心配になるでしょう。しかし事前に注意点を知っておけば不安は和らぐかもしれませんのでご紹介します。

膠原病

膠原病とは、ひとつの病気の名前ではなく、「感染症」や「腎臓病」と同じように、いくつかの病気が集まったグループを表す言葉です。皮膚や内臓のいろいろな組織の間にある膠原線維などからなる部分や血管に炎症・変性を起こし、さまざまな臓器に炎症を起こす病気のことをいいます。

妊娠中は赤ちゃんへの影響が少ないステロイド薬を注意しながら使用をして治療を継続させます。妊娠初期には症状が悪化し、中・後期は安定することが多く、産後再び悪くなると言われていますけど、一概には言い切れません。通常の妊娠より流・早産を起こしやすい傾向のため健診では注意深く観ていく必要があります。正期産で生まれた赤ちゃんならば特に問題ありません。

ぜんそく

医師の指示に従って治療を受けることが大切です。ぜんそく持ちの女性が妊娠すると症状が悪化することが多いようです。

どんなケースであれ、妊娠中に医師のの指示に従って、気管支拡張薬や吸入薬を使用して発作をコントロールすることが重要です。ぜんそくの薬は体内にいる赤ちゃんへ悪影響を与えることはありませんのでご安心ください。ぜんそくによって赤ちゃんの発育が遅れたり、早産・難産になることもありません。ほとんどの妊婦さんは無事に出産しています。

糖尿病

糖尿病はすい臓から分泌されるインスリンというホルモンが不足し、エネルギー源であるブドウ糖が十分に利用されず尿中に排出される病気です。そのままではトラブルが起こりやすいため血糖値のコントロールが必要です。主に食事療法によって摂取エネルギーをコントロールします。それでも足りない場合はインスリンの注射を打たないといけません。出産までに血糖値が高いままだと体の機能が未発達な巨大児が生まれる可能性があり、重症だと逆に低出生体重児が生まれることもあります。ただし、血糖値のコントロールができれば出産も問題ありません。

感染症

B型・C型肝炎は赤ちゃんに感染してもすぐには症状に出ず潜伏し(キャリア化)、将来慢性肝炎・肝硬変・肝臓がんに進展する場合があります。そのため母親の感染チェックや赤ちゃんへの感染を予防することが大切です。妊娠初期に血液検査をするのはB型・C型肝炎にかかっていないか調べるためです。

他にも放置すると胎児感染し重症化の恐れがありますし、クラミジアは早産や前期破水のリスクを上昇させる可能性があります。また、HIV(エイズ)は適切な予防対策(抗ウィルス薬・帝王切開・粉ミルク育児など)を受ければ赤ちゃんへの感染率は1%以下に抑えられます。

「妊娠9週目の壁」「魔の9週目」とは

「9週の壁」・「魔の9週」という言葉が生まれた理由は、日本の医療事情と妊活が大きく関係をしています。昔は、予定月経が1ヶ月以上遅れてからでないと医師にも妊娠と判定するのが難しかったのですが、現在は妊娠検査薬や経腟超音波検査の普及により妊娠6~7週に初診ができるようになりました。最初の心音を確認してから2週間後が妊娠9週目です。

その時に心音確認ができていれば妊活は終わり妊娠生活へと移っていきますが、最も流産しやすい時期であるため乗り越えられなかった妊婦さんがたくさんいます。しかし9週目を超えると流産する確率がグッとさがるため「妊娠9週目の壁」「魔の9週目」と呼ばれるようになったのです。

妊娠9週目までに流産するのは染色体異常が約7割が染色体異常が原因

人は、受精から着床、その後の器官形成期までに約70%以上が流産していると言われています。これは薬や放射線、感染症、染色体の異常などよって器官を作るのが困難となり、発育が停止するからです。奇形や染色体の異常を持つ多くが子宮内で亡くなり、流産としてカウントされています。

腹痛や出血などの自覚症状はなく、定期診察の際に赤ちゃんの心音が確認できず亡くなってしまっている稽留流産(けいりゅうりゅうざん)のほとんどが染色体異常によるものです。また、受精から着床までの1週間で約30%が、その後心拍確認前までに起きる流産を化学流産といいますが、こちらも原因の多くは受精卵の染色体異常です。

もう一つ診断で出てくるのが「切迫流産」です。ただ、流産と名前が付いていても「流産になりかけている」状態です。超音波検査で心音が確認できたら妊娠は継続できます。

妊娠9週目のママがやっておいたほうがいいこと

上司や同僚からマタニティハラスメントを受けている妊婦

妊娠して真っ先に気になるのは仕事のことだと思います。職場へ伝えるタイミングなども気になるでしょう。結論から申し上げますと職場へは早めに伝えた方が無難です。特に妊娠初期はつわりや体調不良で自分の思うように体が動かないことが起こりがちです。つわりのたびに仕事がストップするようでは職場にも迷惑をかけるので早めに報告をして迷惑をかけないようにしておきましょう。伝えるタイミングとしては流産する可能性が低くなる妊娠10週目くらいかおすすめです。理解のある職場ならば負担の少ない仕事を割り振ってくれますし、育児休業も積極的に取るよう勧めてくれます。

もしつわりや妊娠高血圧症候群、切迫流産などで体調が悪いのに休めないならば「母性健康管理指導事項連絡カード」を取得しておきましょう。産院でもらえるほか、厚生労働省の関連サイトからもダウンロード可能です。

このカードに医師が「母体の勤務状況の緩和や休憩に関する措置が必要」であると診断し、記入しておくと労働時間の短縮や妊婦健診受診するための通院休暇などの取得が可能になります。詳細は在住地域の自治体に確認をしてください。

妊娠中の運動について

妊娠中の運動については個人差があります。普段から運動しているママさんは少し控えめにしたほうがいいかもしれません。反対に運動不足のママさんは水泳、水中エアロビクス、ウオーキングやヨガなど無理のない範囲でするのがおすすめです。妊娠初期の運動については下のリンク先で詳しく解説しています。

妊娠9週から新型出生前診断(NIPT)検査が受けられる

妊娠9週~10週になると、出生前診断の新型出生前診断(NIPT)を受けることができます。新型出生前診断(NIPT)とは、胎児が染色体異常症をもつ確率を調べることができるスクリーニング(非確定的)検査です。

母体の血液中に含まれる胎児に由来するDNAの欠片を採血し、胎児の染色体異常症である、ダウン症候群エドワーズ症候群、パトウ症候群を調べることができます。

従来の超音波検査や母体血清マーカーの検査精度が80~85%といわれているのに対して、新型出生前診断(NIPT)は精度99%以上といわれている非常に信頼できる検査です。

妊娠9週~10週という早い段階で胎児の状態を知ることで、妊娠生活を送っている間に赤ちゃんが産まれてから必要な準備をしっかり整えることができます。

胎児が先天的になんらかの疾患を持っている可能性は、妊婦全体の3~5%といわれており、母体が35歳を過ぎるとさらにそのリスクが高まります。妊娠中の心配を取り除き、安心して妊婦生活を送るためにも、新型出生前診断(NIPT)を受けることを検討してみましょう。

まとめ

若い夫婦に医学の助言をする医師

妊娠9週は赤ちゃんの臓器や生殖器が発達し、手足が動き始め、赤ちゃんの成長を実感する妊娠9週です。しかし母体については洋服がきつくなったり、つわりがピークになったりと変化を感じる時期です。稽留流産や切迫流産の可能性もあり、赤ちゃんに会える楽しみが増す一方で、ご自身の身体を労わる必要もあります。

十分な睡眠や、栄養・水分摂取に心がけ、無理をせずに過ごしましょう。

また、妊娠9週を過ぎたら、胎児の染色体異常症を調べる新型出生前診断(NIPT)を受けられることができます。

検査を受けることで、胎児の状態を知ることができ、万が一異常があった場合にも出産後に赤ちゃんを万全の体勢で迎える準備を整えられます。

東京の「ミネルバクリニック」では、「大学病院レベルの専門医療を地域で」という方針のもと、日本全国から患者さんを受け入れています。

全国に1200人程度の難関資格である、臨床遺伝専門医によるNIPT検査で、無認可医院でありながらクオリティーの高い診療が可能です。

土日、夜間も完全予約制にて診療を受け付けているので、NIPT検査を受けたいと考えている方は、ぜひ「ミネルバクリニック」までお気軽にご相談ください。

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