目次
- 1 妊娠7ヶ月は何週?|妊娠24週〜27週・妊娠中期の最後の月
- 2 妊娠7ヶ月の赤ちゃんの体重と大きさ|24週〜27週の推定体重
- 3 【週数別】妊娠24週・25週・26週・27週の赤ちゃん
- 4 妊娠7ヶ月のお母さんの体の変化|お腹の大きさ・張り・仰向けのつらさ
- 5 妊娠7ヶ月の体重増加の目安|何キロ増えていい?
- 6 妊娠7ヶ月の妊婦健診でチェックする内容|2週間に1回になる
- 7 妊娠7ヶ月ですぐにかかりつけの産婦人科へ連絡したいサイン
- 8 妊娠7ヶ月の過ごし方と、出産に向けて考えておきたいこと
- 9 妊娠7ヶ月でもNIPT(新型出生前診断)は受けられる?
- 10 よくある質問(FAQ)
- 11 まとめ|妊娠7ヶ月は「赤ちゃんの育ち」と「早産のサイン」を見守る時期
- 12 関連記事
- 13 参考文献
📍 クイックナビゲーション

妊娠7ヶ月(7か月)とは、妊娠24週0日から27週6日までの4週間で、妊娠中期の最後の月です。赤ちゃんの推定体重は24週の約680gから27週の約1,060g(いずれも日本人の基準値の中央値)へと大きく増え、お母さんはお腹の張りや仰向けのつらさを感じやすくなります。この記事では、日本超音波医学会が2026年に公表した新しい基準値をもとに、週数ごとの赤ちゃんの体重と大きさ、お母さんの体の変化、体重増加の目安、2週間に1回になる妊婦健診の内容を、臨床遺伝専門医の立場から解説します。
⏱️ 30秒でわかる要約
📅 Q. 妊娠7ヶ月は何週?
妊娠24週0日〜27週6日です。妊娠中期の最後の月で、28週からは妊娠後期(8か月)に入ります。
👶 Q. 赤ちゃんの体重はどのくらい?
推定体重の中央値は、24週で679g、27週で1,058gです(日本超音波医学会・2026年公表)。この4週間で約1.5倍になります。
🤰 Q. お腹の張りは大丈夫?
休むと治まる張りは珍しくありません。規則的にくり返す張り・痛み、出血、破水があるときは、かかりつけの産婦人科へすぐ連絡してください。
⚖️ Q. 体重は何キロ増えていい?
目安は月ごとではなく妊娠全体で、妊娠前のBMIが18.5以上25.0未満なら10〜13kgです。体格によって目安が変わります。
🩺 Q. 妊婦健診はどう変わる?
妊娠24週からはおおむね2週間に1回になり、24〜35週の間に血算・血糖・超音波検査をそれぞれ1回行うことが国の基準で示されています。
妊娠中期全体の流れは妊娠中期(5〜7か月)に気をつけること|週数別のからだの変化と過ごし方で、妊娠カレンダーのほかの週・月は妊娠カレンダーの一覧からたどれます。
妊娠7ヶ月は何週?|妊娠24週〜27週・妊娠中期の最後の月
妊娠7ヶ月は、妊娠24週0日から27週6日までです。妊娠の月数は4週間をひと月として数えるため、24・25・26・27週の4つの週が7か月にあたります。妊娠中期(16〜27週)の最後の月で、28週からは妊娠8ヶ月(妊娠後期)に入ります。
出産予定日は妊娠40週0日なので、7か月の始まり(24週0日)では予定日まで16週、終わり(27週6日)では12週と1日です。「予定日まで3〜4か月」という時期で、赤ちゃんを迎える準備を具体的に考え始める方も多くなります。
もう1つ知っておきたいのが、妊娠22週という境目です。日本産科婦人科学会は、妊娠22週から36週までの間に出産することを「早産」と定めています[3]。妊娠7ヶ月は早産の期間に入っているため、お腹の張りや出血など、早産につながるサインに気づけることが大切です(くわしくは下の「すぐに連絡したいサイン」で説明します)。
📅 妊娠7ヶ月の週数と、前後の月
| 月数 | 週数 | 時期 |
|---|---|---|
| 妊娠6ヶ月 | 20週0日〜23週6日 | 妊娠中期 |
| 妊娠7ヶ月 | 24週0日〜27週6日 | 妊娠中期(最後の月) |
| 妊娠8ヶ月 | 28週0日〜31週6日 | 妊娠後期(最初の月) |
前の月は妊娠6ヶ月の赤ちゃんとお母さん、次の月は妊娠8ヶ月の赤ちゃんとお母さんで解説しています。
妊娠7ヶ月の赤ちゃんの体重と大きさ|24週〜27週の推定体重
妊娠7ヶ月の赤ちゃんの推定体重は、24週で中央値679g、27週で中央値1,058gです[1]。この4週間で約1.5倍に増え、7か月の終わりには1kgを超える赤ちゃんが半分以上になります。数字は、日本超音波医学会が2026年3月に公表した日本人の新しい基準値(JSUM 2025)によるものです[1]。
👶 妊娠24週〜27週の推定胎児体重(単位:g)
| 週数 | 10パーセンタイル | 中央値(50パーセンタイル) | 90パーセンタイル |
|---|---|---|---|
| 24週 | 587 | 679 | 771 |
| 25週 | 691 | 799 | 906 |
| 26週 | 801 | 925 | 1,049 |
| 27週 | 916 | 1,058 | 1,200 |
週ごとの値(日本超音波医学会 胎児超音波計測の基準値 JSUM2025、2026年3月公示)[1]。
表の「10パーセンタイル」は、同じ週数の赤ちゃん100人を軽い順に並べたときの10番目、「90パーセンタイル」は90番目にあたる値です。つまり、同じ週数でも、10人のうち8人はこの幅の中に入るということで、中央値より少し軽い・重いというだけで心配する必要はありません。
推定体重は、頭・お腹・太ももの骨の長さから計算した値
健診で伝えられる赤ちゃんの体重は、実際に量った重さではなく、超音波で測った3つの長さから計算した「推定胎児体重(EFW)」です。日本では篠塚の式が使われ、頭の横幅(児頭大横径・BPD)、お腹のまわりの長さ(腹部周囲長・AC)、太ももの骨の長さ(大腿骨長・FL)を、次の式に当てはめて計算します[1]。
💡 用語解説:推定胎児体重(すいていたいじたいじゅう)の式
推定胎児体重(g)=1.07×BPD³+0.3×AC²×FL(BPD・AC・FLはcm)。BPDは頭の横幅、ACはお腹のまわり、FLは太ももの骨の長さです。日本超音波医学会の基準値はこの式(篠塚の式)で計算されています[1]。
この式からわかるように、推定体重は3つの計測の小さな差がかけ算で大きくなる計算です。赤ちゃんの姿勢や、お腹の厚み、測る角度でも計測値は少し変わります。そのため、1回の数字だけで「小さい」「大きい」と決めず、健診ごとの変化の流れ(成長曲線)で見ることが大切です。成長曲線の見方は胎児の成長曲線とは?赤ちゃんの大きさ・発育曲線グラフの見方でくわしく解説しています。
📏 妊娠24週と27週の計測値の中央値(単位:mm)
| 計測する場所 | 24週 | 27週 |
|---|---|---|
| 頭の横幅(BPD) | 59.6 | 68.5 |
| お腹のまわり(AC) | 189.2 | 219.3 |
| 太ももの骨(FL) | 40.8 | 47.8 |
週ごとの値(日本超音波医学会 胎児超音波計測の基準値 JSUM2025、2026年3月公示)[1]。
🩺 院長コラム【「平均より小さい」と言われたときに見てほしいこと】
健診で推定体重の数字を聞くと、平均との差が気になるのは自然なことです。ただ、推定体重は超音波の3つの計測を式に当てはめて出した「推定値」で、基準値にも幅があります。臨床遺伝専門医として大切だと考えているのは、1回の数字ではなく、週を追って伸びているかどうかを見ることです。
日本超音波医学会の基準値は、2026年3月に新しいデータ(JSUM 2025)に改められました。この記事の表はその新しい値です。少し前の資料やアプリの数字とずれることがあるのは、基準そのものが新しくなったためでもあります。気になる点は、計測を見ているかかりつけの産婦人科の先生に「前回からどう伸びているか」を聞いてみてください。
妊娠7ヶ月の赤ちゃんの体の発達
体重が増えるだけでなく、この時期は体のしくみも大きく育ちます。米国国立医学図書館(MedlinePlus)の解説では、妊娠23〜25週ごろに骨髄で血液の細胞が作られ始め、肺の奥の気道が発達し、脂肪をたくわえ始めるとされています[2]。26週ごろには大きな音にびくっと反応することがあり、肺には空気の袋(肺胞)ができ始めますが、自力で安定して呼吸するにはまだ未熟です[2]。27〜30週ごろには脳が急速に育ち、肺は未熟ながら、呼吸を助ける物質(サーファクタント)を作っています[2]。
💡 用語解説:サーファクタント(肺サーファクタント)
肺の中の小さな空気の袋(肺胞)がつぶれないように支える物質です。生まれたあとに自分で呼吸するために欠かせない物質です。
【週数別】妊娠24週・25週・26週・27週の赤ちゃん
週ごとの推定体重と、その時期の赤ちゃんの様子をまとめます。体重は各週の中央値(カッコ内は10〜90パーセンタイル)です[1]。
妊娠24週の赤ちゃん|推定体重 679g(587〜771g)
妊娠7ヶ月の最初の週です。骨髄で血液の細胞が作られ始め、肺の奥の気道が発達していく時期にあたります[2]。妊婦健診は、この週からおおむね2週間に1回になります[6]。
妊娠25週の赤ちゃん|推定体重 799g(691〜906g)
脂肪をたくわえ始め、体つきが少しずつ丸みを帯びていく時期です[2]。24週から1週間で、中央値は約120g増えます[1]。
妊娠26週の赤ちゃん|推定体重 925g(801〜1,049g)
大きな音にびくっと反応することがあります。肺には空気の袋(肺胞)ができ始めますが、自力で安定して呼吸するにはまだ未熟です[2]。
妊娠27週の赤ちゃん|推定体重 1,058g(916〜1,200g)
中央値が1kgを超え、7か月の最後の週になります。脳が急速に育つ時期に入り、肺は呼吸を助けるサーファクタントを作っていますが、まだ未熟です[2]。翌週の28週からは妊娠後期です。
7か月は、赤ちゃんの向きがまだ定まっていないこともあり、健診で逆子(骨盤位)と言われることもあります。原因や考え方は逆子になる原因や対策で解説しています。
妊娠7ヶ月のお母さんの体の変化|お腹の大きさ・張り・仰向けのつらさ
妊娠7ヶ月のお母さんの体には、赤ちゃんと子宮が大きくなることによる変化が目立ってきます。ここでは、この時期に相談の多い悩みと、どこから受診の目安になるかを整理します。
お腹の大きさは、健診のたびに「子宮底長」と「腹囲」で確かめる
お腹のふくらみ方は、体格や赤ちゃんの位置、初めての妊娠かどうかで人によって大きく違います。そのため、見た目の大きさを人と比べるより、健診の記録を見るのが確実です。国の基準では、妊婦健診のたびに子宮底長(子宮のいちばん上までの長さ)・腹囲・血圧・むくみ・尿(糖と蛋白)・体重を測ることになっています[6]。健診ごとの記録の変化で、お腹が順調に大きくなっているかを確かめられます。
お腹の張り|休むと治まる張りと、規則的にくり返す張り
子宮が大きくなるにつれて、お腹がかたく張るように感じることが増えます。座る・横になるなど休むと治まる張りは、この時期に珍しくありません。一方、日本産科婦人科学会は、お腹の張りや痛みが規則的にあり、子宮の出口(子宮頸管)が開き始めるなど、早産の危険性がさし迫っている状態を「切迫早産」としています[3]。張りが規則的にくり返す、休んでも治まらない、痛みや出血をともなうときは、次の健診を待たずにかかりつけの産婦人科へ連絡してください。
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仰向けで気分が悪くなる(仰臥位低血圧症候群)
妊娠20週を過ぎると、仰向けに寝たときに大きくなった子宮が、背骨の近くを通る太い静脈(下大静脈)や大動脈を圧迫し、心臓に戻る血液が減ることがあります[4]。その結果、血圧が下がり、顔色が悪くなる、冷や汗、吐き気、めまいなどが出ることがあり、これを仰臥位低血圧症候群(ぎょうがいていけつあつしょうこうぐん)といいます[4]。
仰向けでこうした症状が出たら、左側を下にした横向きの姿勢をとると、子宮による圧迫がやわらぎます[4]。抱き枕やクッションを使って、楽に眠れる横向きの姿勢を見つけておくと安心です。横向きにしても症状が続くときは、かかりつけの産婦人科に相談してください。
胃の圧迫・便秘・腰痛・妊娠線
大きくなった子宮に押されて、胃のもたれや食べられる量が減ったと感じる方、便秘や腰痛が気になる方もいます。お腹の皮膚が伸びて妊娠線が出てくるのもこの時期からです。妊娠線の兆候と予防については妊娠線の原因やでき始めの兆候、予防方法をご覧ください。強い痛み、出血、急なむくみ、頭痛など、いつもと違う症状があるときは、我慢せずにかかりつけの産婦人科へ相談してください。
妊娠7ヶ月の体重増加の目安|何キロ増えていい?
妊娠中の体重増加の目安は、月ごとではなく妊娠全体の増加量として、妊娠前の体格(BMI)別に示されています[5]。「7か月の時点で何キロ」という決まった数字はないので、妊娠前の体格に合った全体の目安から、今の増え方を見ていきます。
⚖️ 妊娠中の体重増加指導の目安(妊娠全体)
| 妊娠前の体格 | BMI | 体重増加量の目安 |
|---|---|---|
| 低体重(やせ) | 18.5未満 | 12〜15kg |
| 普通体重 | 18.5以上25.0未満 | 10〜13kg |
| 肥満(1度) | 25.0以上30.0未満 | 7〜10kg |
| 肥満(2度以上) | 30.0以上 | 個別対応(上限5kgまでが目安) |
出典:国立健康・栄養研究所「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針」の「適正な体重増加量について」(産婦人科診療ガイドライン産科編2020 CQ010より)[5]。BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)。
この目安には、「増加量を厳格に指導する根拠は必ずしも十分ではないと認識し、個人差を考慮したゆるやかな指導を心がける」という注記が付いています[5]。急に増えた・増えないと感じたときも、ひとつの数字に合わせようと食事を極端に減らすのではなく、かかりつけの産婦人科で、ご自身の目標と今の増え方を確かめてください。体重が増えないときの考え方は妊娠中に体重が増えないけど大丈夫?原因と対処法で解説しています。
また、妊娠7ヶ月は妊娠糖尿病の検査を行う時期でもあります。日本産科婦人科学会によると、妊娠の初期に血糖値を測ったうえで、妊娠中期(24〜28週)にもう一度検査をして、妊娠糖尿病が隠れていないかを確かめます[7]。妊娠糖尿病は妊婦さんの7〜9%が診断されていると説明されています[7]。
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妊娠7ヶ月の妊婦健診でチェックする内容|2週間に1回になる
妊娠24週からは、妊婦健診がおおむね2週間に1回になります。国(厚生労働省告示)の「妊婦に対する健康診査についての望ましい基準」では、妊娠24週から35週までをおおむね2週間に1回とし、この期間に行う検査も示されています[6]。
🩺 妊娠24週〜35週の妊婦健診で行う主な内容(国の基準)
| 項目 | 内容・時期 |
|---|---|
| 毎回の健診 | 問診・診察、子宮底長・腹囲・血圧・むくみ・尿(糖と蛋白)・体重 |
| 血算(貧血などを調べる) | 妊娠24〜35週の間に1回 |
| 血糖 | 妊娠24〜35週の間に1回 |
| 超音波検査 | 妊娠24〜35週の間に1回 |
| HTLV-1抗体・性器クラミジア | 妊娠初期から30週までの間に1回 |
出典:妊婦に対する健康診査についての望ましい基準(平成27年厚生労働省告示第226号)[6]。実際の検査の時期や内容は、かかりつけの産婦人科の方針で決まります。
健診の回数が増えるのは、赤ちゃんの育ち方とお母さんの体調の変化を、こまめに確かめる必要がある時期だからです。とはいえ、気になる症状があるときに次の健診まで待つ必要はありません。健診と健診の間でも、いつもと違うと感じたら、かかりつけの産婦人科に連絡してください。
妊娠7ヶ月ですぐにかかりつけの産婦人科へ連絡したいサイン
次のようなときは、様子を見ずに、かかりつけの産婦人科へすぐ連絡してください。夜間や休日でも、分娩予定の施設の連絡先を確かめておくと安心です。
- ➤お腹の張りや痛みが規則的にくり返す、休んでも治まらない(切迫早産の目安)[3]
- ➤出血がある、水のようなおりものが流れ出る(破水の可能性)
- ➤胎動がいつもより少ない、感じない、動き方のパターンが変わった[8]
- ➤強い頭痛、目がちかちかする、急なむくみなど、いつもと違う体の変化がある
胎動について、英国の国民保健サービス(NHS)は、1日に感じるべき決まった回数はなく、赤ちゃんそれぞれのいつものパターンを知っておくことが大切だとしています[8]。そのうえで、胎動がいつもより少ない・感じない・パターンが変わったときは、翌日まで待たずにすぐ連絡するよう勧めています。家庭用の心音計(ドップラー)で心音が聞こえても、赤ちゃんが元気だとは言えないため、自分で確かめようとしないようにとも書かれています[8]。
🩺 院長コラム【「このくらいで電話していいのかな」と迷ったら】
お腹の張りや胎動の変化は、本人にしかわからず、ほかの人と比べにくい症状です。そのため「大げさかもしれない」と連絡をためらう方も少なくないと考えています。けれども、切迫早産も胎動の減少も、早く気づいて確かめることに意味があるサインです。
連絡して「心配ありません」と言われることは、決して無駄ではありません。いつもと違うと感じたら、迷っている時間を短くして、かかりつけの産婦人科に確かめてもらう。それが、この時期にお母さん自身ができるいちばん確かな備えだと考えています。
妊娠7ヶ月の過ごし方と、出産に向けて考えておきたいこと
お腹が大きくなり始める一方で、妊娠後期に比べるとまだ動きやすい時期です。出産と産後に向けた準備を、体調のよい日に少しずつ進めておくと、後期に入ってから慌てずにすみます。
- ➤分娩先と、そこまでの移動手段を確かめる:連絡先・受付時間・夜間の行き方を家族とも共有しておきます。東京で分娩先を探している方は東京都の産院なび(分娩費用・無痛分娩・NICUの比較)も参考にしてください。
- ➤赤ちゃんの名前の候補を考えておく:国内で生まれた場合、出生届は生まれた日を含めて14日以内に出す必要があります[9]。
- ➤仕事の調整:お腹の張りが増えてくる方もいます。休み方や職場への伝え方は妊娠中期に仕事を休む理由で多いケースと会社への伝え方にまとめています。
- ➤横向きで眠れる環境づくり:抱き枕やクッションなど、仰向けにならずに休める工夫をしておきます[4]。
早産の時期や原因については早産とはいつからのこと?早産の原因や兆候で、胎動の数え方については胎動カウントのはじめる時期とやり方でくわしく解説しています。
妊娠7ヶ月でもNIPT(新型出生前診断)は受けられる?
妊娠7ヶ月でも、当院ではNIPTを受けられます。東京・北青山の当院ではNIPTを受けられる時期の上限を特に設けておらず、これまでに妊娠36週で受けた方もいます。当院のNIPTは通常妊娠9週から受けられ、妊娠6〜8週は臨床研究として受けられます。検査の範囲と料金は東京のNIPT(新型出生前診断)のページに、受けられる時期の考え方はNIPTはいつからいつまで受けられる?にまとめています。
一方で、日本で人工妊娠中絶ができる時期は、厚生事務次官通知により「通常妊娠満22週未満」とされています[10]。妊娠7ヶ月(24週以降)はすでにこの時期を過ぎているため、NIPTに時期の上限がないことは、結果によって妊娠を続けるかどうかを選べるという意味ではありません。この時期に受けるかどうかは、結果を出産や生まれたあとの準備にどう生かすかも含めて、検査前の遺伝カウンセリングで考えることが大切です。
🧬 妊娠中期・後期のNIPTを考えている方へ
当院では、NIPTを受けられる時期の上限を特に設けていません。臨床遺伝専門医が常駐し、90分の受診枠の中で遺伝カウンセリングを行います。
まだ決めていない方は:NIPTの費用・料金のページで、調べられる範囲と費用を比べてからご検討ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 妊娠7ヶ月は何週から何週までですか?
妊娠7ヶ月(7か月)は、妊娠24週0日から27週6日までです。妊娠中期(16〜27週)の最後の月にあたり、28週からは妊娠後期(8か月)に入ります。
Q2. 妊娠24週の赤ちゃんの体重はどのくらいですか?
日本超音波医学会が2026年に公表した日本人の基準値では、妊娠24週の推定体重の中央値は679gで、10〜90パーセンタイルの範囲は587〜771gです。27週では中央値1,058g(916〜1,200g)になります。推定体重は超音波の計測から計算した値で、健診ごとの変化の流れで見ます。
Q3. 妊娠7ヶ月で体重は何キロ増えていいですか?
体重増加の目安は、月ごとではなく妊娠全体の増加量として、妊娠前の体格(BMI)別に示されています。BMI18.5未満は12〜15kg、18.5以上25.0未満は10〜13kg、25.0以上30.0未満は7〜10kg、30.0以上は個別対応(上限5kgまでが目安)です。厳格に守るものではなく、個人差を考えたゆるやかな目安とされているので、ご自身の目標はかかりつけの産婦人科で確かめてください。
Q4. 妊娠7ヶ月のお腹の張りはどこまで様子を見てよいですか?
お腹の張りや痛みが規則的にくり返す、休んでも治まらない、出血や水のようなおりもの(破水)がある、というときは、様子を見ずにかかりつけの産婦人科へ連絡してください。規則的な張りと子宮頸管が開き始めた状態は、早産の危険が迫っている「切迫早産」の目安です。
Q5. 妊娠7ヶ月で仰向けに寝てもいいですか?
妊娠20週を過ぎると、仰向けになったときに大きくなった子宮が背骨の近くの太い血管(下大静脈)を圧迫し、血圧が下がって、めまい・吐き気・冷や汗などが出ることがあります(仰臥位低血圧症候群)。仰向けで気分が悪くなったら、左側を下にした横向きの姿勢をとってください。
Q6. 妊娠7ヶ月の妊婦健診は何回ありますか?
国の基準では、妊娠24週から35週までは、おおむね2週間に1回の健診が目安です。この期間に、血算(貧血など)・血糖・超音波検査をそれぞれ1回行うことが示されています。妊娠糖尿病を見つけるための検査は、妊娠24〜28週にもう一度行われます。
Q7. 妊娠7ヶ月でもNIPTは受けられますか?
当院では、NIPTを受けられる時期の上限を特に設けていません(これまでに妊娠36週で受けた方もいます)。当院のNIPTは通常妊娠9週から受けられ、妊娠6〜8週は臨床研究として受けられます。なお、日本で人工妊娠中絶ができる時期は、厚生事務次官通知により「通常妊娠満22週未満」とされており、妊娠7ヶ月はすでにこの時期を過ぎています。
まとめ|妊娠7ヶ月は「赤ちゃんの育ち」と「早産のサイン」を見守る時期
- ➤妊娠7ヶ月は妊娠24週0日〜27週6日で、妊娠中期の最後の月
- ➤推定体重の中央値は24週679g → 27週1,058g(日本超音波医学会・2026年公表)。1回の数字より、健診ごとの伸びで見る
- ➤規則的な張り・出血・破水・胎動の減少は、すぐにかかりつけの産婦人科へ
- ➤仰向けで気分が悪くなったら、左側を下にした横向きに
- ➤体重増加の目安は妊娠全体で、妊娠前の体格によって決まる
- ➤妊婦健診はおおむね2週間に1回。妊娠糖尿病の検査も24〜28週に行う
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参考文献
- [1] 日本超音波医学会 用語・診断基準委員会 胎児発育不全の診断に関する小委員会. 胎児超音波計測の新たな参照値の公表(JSUM 2025). 2026年3月27日公示. [日本超音波医学会]
- [2] MedlinePlus Medical Encyclopedia. Fetal development. U.S. National Library of Medicine. Reviewed 2025-08-18. [MedlinePlus]
- [3] 日本産科婦人科学会. 早産・切迫早産. [日本産科婦人科学会]
- [4] Krywko DM, King KC. Aortocaval Compression Syndrome. In: StatPearls. Treasure Island (FL): StatPearls Publishing; updated 2023 Aug 7. [NCBI Bookshelf NBK430759]
- [5] 国立健康・栄養研究所. 適正な体重増加量について|妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針. [国立健康・栄養研究所]
- [6] 妊婦に対する健康診査についての望ましい基準(平成27年3月31日 厚生労働省告示第226号). こども家庭庁掲載. [こども家庭庁]
- [7] 日本産科婦人科学会. 妊娠糖尿病. [日本産科婦人科学会]
- [8] NHS. Your baby’s movements. Page last reviewed: 8 July 2024. [NHS]
- [9] 新宿区. 出生届. [新宿区]
- [10] 石井美智子. 医の倫理の基礎知識 2018年版【生殖医療】D-5. 母体保護法とその問題点. 日本医師会. [日本医師会]
※本記事は一般の方に向けた情報提供を目的とするもので、個別の診断を示すものではありません。妊娠中の体調や健診の内容は、かかりつけの産婦人科にご相談ください。





