目次
NIPT判定保留で諦める前に|
他院で結果が出なかった方の次の選択肢を
臨床遺伝専門医が解説
Q. NIPTで判定保留(再検査)と言われました。どうすればいいですか?
A. 判定保留は「陽性」ではなく、技術的な理由で結果が出せなかった状態です。
同じ検査技術を使う施設で再検査しても、約50%以上の確率で再び判定保留になると言われています。当院のCOATE法採用プランなら、胎児分画3%〜で判定可能。当院実績では判定保留率0%を達成しています。
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判定保留の意味 → 陽性ではなく「技術的に判定できなかった」状態 -
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発生頻度 → 全体の約0.3〜0.4%(年間数千人に発生) -
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主な原因 → 胎児分画不足、母体要因(BMI等)、検査技術の限界 -
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解決策 → COATE法採用の検査なら胎児分画3%〜で判定可能 -
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当院の実績 → NEWプレミアム・ダイヤモンドプランで判定保留率0%
1. NIPT判定保留(再検査)とは?まず知っておくべきこと
【結論】 NIPT判定保留とは、「陽性」でも「陰性」でもなく、技術的な理由で結果を出せなかった状態を指します。これは検査の失敗であり、赤ちゃんに異常があることを示すものではありません。
「判定保留」「再検査が必要です」という結果を受け取り、不安で夜も眠れない日々を過ごしていらっしゃるかもしれません。まずは深呼吸をしてください。判定保留は決して「悪い結果」ではないのです。
💡 用語解説:判定保留(No-Call)とは
NIPT検査において、採取した血液サンプルから技術的に結果を判定できなかった状態を指します。「No-Call(ノーコール)」とも呼ばれます。これは陽性を意味するものではなく、検査をやり直す必要があることを示しています。
NIPT(新型出生前診断)は、母体の血液中に含まれる胎児由来のDNA断片(セルフリーDNA)を分析する検査です。この検査が成功するためには、一定量以上の胎児DNAが血液中に存在している必要があります。
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発生頻度:NIPT受検者全体の約0.3〜0.4%(NIPTコンソーシアムデータ)
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年間発生数:日本国内で年間数千人が判定保留を経験
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同一施設での再検査成功率:約50%程度(同じ技術では限界がある)
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意味:陽性ではない。技術的に結果が出せなかっただけ
判定保留と陽性・陰性の違い
混同されやすいのですが、「判定保留」と「陽性」は全く異なる概念です。以下の表で整理してみましょう。
| 結果 | 意味 | 次のステップ |
|---|---|---|
| 陰性 | 染色体異常の可能性が低い | 通常の妊婦健診を継続 |
| 陽性 | 染色体異常の可能性が高い | 羊水検査・絨毛検査で確定診断 |
| 判定保留 | 技術的に判定できなかった | 再検査または別技術での検査 |
⚠️ 重要なポイント:判定保留は「グレーゾーン」や「疑い」ではありません。検査自体が技術的に完了しなかっただけであり、赤ちゃんの染色体に問題があるかどうかは、まだ何もわかっていない状態です。
2. なぜ結果が出ない?判定保留になる3つの主な原因
【結論】 判定保留の主な原因は、①胎児分画(胎児DNA濃度)の不足、②母体要因(BMI・投薬など)、③検査技術の限界の3つに分類されます。
「なぜ私だけ結果が出なかったの?」と自分を責めてしまう方もいらっしゃいますが、決してあなたのせいではありません。判定保留には明確な原因があり、多くの場合は検査技術を変えることで解決できます。
💡 用語解説:胎児分画(Fetal Fraction)とは
母体の血液中に含まれる全てのセルフリーDNAのうち、胎児(実際には胎盤)由来のDNAが占める割合のことです。NIPTの精度はこの胎児分画に大きく依存します。一般的に4%以上が必要とされますが、当院のCOATE法なら3%〜で判定可能です。
原因①:胎児分画の不足
判定保留の最も多い原因がこれです。胎児分画が検査に必要な基準値を下回ると、正確な判定ができません。
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妊娠週数が早い:妊娠初期は胎児分画が低く、週数が進むにつれて上昇
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BMIが高い:体格が大きい方は母体DNAが増え、相対的に胎児分画が低下
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胎盤の状態:胎盤の発育状況によって胎児DNA放出量が変動
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個人差:同じ条件でも胎児分画には個人差がある
原因②:母体の健康状態が影響するケース
母体の健康状態や服用している薬剤が、検査結果に影響を与えることがあります。
体格・体重の影響
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BMI 30以上で判定保留リスク上昇
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母体DNAが多いと胎児DNAが相対的に希釈
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対策:高感度な検査技術を選択
薬剤・治療の影響
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ヘパリンなどの抗凝固薬
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免疫抑制剤や特定の治療薬
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対策:事前に主治医と相談
原因③:検査技術の限界
ここが最も重要なポイントです。実は、判定保留の多くは使用している検査技術の限界によって引き起こされています。
⚠️ 同じ施設で再検査しても解決しにくい理由
同じ検査技術を使っている限り、約50%以上の確率で再び判定保留になると言われています。これは検査技術そのものに限界があるためです。たとえば、従来の検査技術では胎児分画4%以上が必要とされていますが、この基準を満たせない方は何度検査しても同じ結果になってしまいます。
🩺 院長コラム【判定保留は「検査の限界」であって「あなたの問題」ではない】
長年、臨床遺伝専門医としてNIPTに携わってきた経験から申し上げます。判定保留で落ち込んでいる方に一番お伝えしたいのは、「これはあなたのせいではない」ということです。
多くの施設で使われている従来の検査技術には、胎児分画の下限という壁があります。体格や体質、妊娠時期などによってこの壁を超えられない方が一定数いらっしゃいます。だからこそ私たちは、その壁を超えられる技術(COATE法)を採用しているのです。
判定保留になったからといって、赤ちゃんに問題があるわけではありません。適切な技術を選べば、ほとんどの場合は結果を得ることができます。
3. NIPTの検査技術の違いを理解する
【結論】 NIPTには複数の検査技術があり、技術によって判定保留率や精度が大きく異なります。検査会社の技術レベルやシーケンサーの種類、解析を担当するバイオインフォマティクスの専門家の有無も、結果に大きく影響します。
「NIPTはどこで受けても同じ」と思っていませんか?実は、検査技術によって精度も判定保留率も全く異なります。ここでは主要な検査技術の違いを解説します。
主なNIPT検査技術の比較
| 検査技術 | 特徴 | 胎児分画の要件 | 判定保留率 |
|---|---|---|---|
| ワイドゲノム法(MPSS法) | 全ゲノムを広く浅く読む | 4%以上必要 | 0.3〜0.5% |
| ターゲット法 | 特定領域を深く読む | 4%以上必要 | 0.2〜0.4% |
| SNP法 | 母体と胎児のDNA識別に優れる | 3〜4%以上 | 0.2〜0.3% |
| COATE法 | SNP法+ターゲット法の融合 | 3%〜で判定可能 | 極めて低い |
💡 用語解説:COATE法とは
SNP法とターゲット法を融合させた次世代NIPT技術です。米国4大遺伝子検査会社の1つが開発し、従来の技術では判定が難しかった胎児分画3%〜でも正確な判定が可能。微細欠失や遺伝子変異の検出精度は99.9%以上を達成しています。詳細はCOATE法のエビデンスをご覧ください。
検査会社によって精度が異なる理由
NIPTの精度は、単に「どの技術を使うか」だけでなく、検査会社の技術力にも大きく左右されます。
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シーケンサーの種類:最新機器か旧型機器かで読み取り精度が異なる
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バイオインフォマティクス:解析を担当する専門家の有無と技術力
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検査実績:黎明期から遺伝子検査に取り組んできた歴史と経験
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品質管理体制:検体の取り扱いから解析までの厳格な管理
当院のダイヤモンドプランは、米国4大遺伝子検査会社の1つが検査を担当しています。単にシーケンサーを購入して機械に判定させるだけの検査とは、根本的に異なる品質を実現しています。
4. 当院なら判定可能?COATE法の技術力
【結論】 当院のダイヤモンドプラン・NEWプレミアムプランで採用しているCOATE法は、胎児分画3%〜で判定可能。当院の実績では判定保留率0%を達成しています。
「他院で判定保留になったけど、本当に結果が出るの?」という不安は当然のことです。ここでは、なぜ当院のCOATE法なら判定保留を回避できるのか、その技術的な根拠をお伝えします。
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胎児分画3%〜で判定可能(従来法は4%以上必要)
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微細欠失の陽性的中率:99.9%以上(従来法は70%台)
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SNP法+ターゲット法の融合で高精度と高感度を両立
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父親由来の新生突然変異も検出可能
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米国4大遺伝子検査会社が検査を担当
ダイヤモンドプランで検査できる項目
ダイヤモンドプランは、判定保留を回避できるだけでなく、検査項目も非常に充実しています。1位ダウン症候群、2位ヌーナン症候群、3位ディジョージ症候群の頻度トップ3をすべて網羅できる唯一のプランです。
常染色体トリソミー(6種)
13 / 15 / 16 / 18 / 21 / 22
性染色体異数性(4種)
45,X / 47,XXX / 47,XXY / 47,XYY
微細欠失(12領域)
1p36, 2q33, 4p16, 5p15, 8q23q24, 9p, 11q23q25, 15q11.2-q13, 17p11.2, 18p, 18q22q23, 22q11.2(ディジョージ症候群)
単一遺伝子(56遺伝子)
ヌーナン症候群、コステロ症候群、結節性硬化症など30以上の疾患に関連する遺伝子変異を検出
⚠️ 重要:56遺伝子には症候性(重度)自閉症の原因となる疾患が多数含まれています。これらは父親由来の精子の新生突然変異によって生じ、積算リスクは約1/600。当院では約1/60人が陽性となっています。
他院で判定保留になった方へ
同じ技術で再検査しても、結果が変わらない可能性があります。
検査技術を変えることで、結果を得られる可能性があります。
※オンライン診療も対応可能です
5. 判定保留と言われたら?次にとるべき選択肢
【結論】 判定保留になった場合の選択肢は、①同一施設での再検査、②別技術を採用する施設での再検査、③確定検査(羊水検査等)に進むの3つがあります。最も成功率が高いのは②です。
「再検査と言われたけど、どうすればいいの?」この疑問に、具体的な選択肢とそれぞれのメリット・デメリットをお伝えします。
選択肢①:同一施設での再検査
⚠️ 同一施設再検査の問題点
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同じ技術を使う限り、約50%以上の確率で再び判定保留になる
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時間が経過しても根本的な解決にならないケースが多い
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再検査までに時間がかかり、妊娠週数が進んでしまう
選択肢②:別技術を採用する施設での再検査(推奨)
✓ 別技術での再検査のメリット
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根本的な解決が期待できる(技術の限界を超えられる)
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当院のCOATE法なら胎児分画3%〜で判定可能
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判定保留率0%の実績
選択肢③:確定検査(羊水検査・絨毛検査)に進む
羊水検査・絨毛検査は確定診断が可能ですが、わずかながら流産リスク(約0.1〜0.3%)があります。判定保留の段階では、まずリスクのないNIPTで結果を得ることを優先することをお勧めします。
| 選択肢 | 成功率 | リスク | 推奨度 |
|---|---|---|---|
| 同一施設で再検査 | 約50% | なし | △ |
| 別技術での再検査 | ほぼ100% | なし | ◎ |
| 羊水検査・絨毛検査 | 確定診断 | 流産リスク0.1〜0.3% | ○ |
6. NIPT施設選びで失敗しないために
【結論】 判定保留を避けるためには、最初から高精度な検査技術を持つ施設を選ぶことが重要です。価格だけでなく、検査技術、臨床遺伝専門医の有無、陽性時のサポート体制を確認しましょう。
「安いから」「近いから」という理由だけで施設を選ぶと、判定保留になったり、陽性時に適切なサポートが受けられなかったりする可能性があります。生涯に関わる大切な検査だからこそ、正確性と安心感を優先してほしいのです。
施設選びで確認すべきポイント
価格の違いには理由がある
NIPTの価格は施設によって大きく異なりますが、これには明確な理由があります。
💡 価格に反映される要素
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検査技術・シーケンサーの種類
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バイオインフォマティクス専門家の有無
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遺伝カウンセリング料(当院は33,000円が検査費用に内包)
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陽性時の継続的なサポート体制
当院の検査費用には遺伝カウンセリング料33,000円が含まれています。これは当日の説明だけでなく、陽性になった時に何度でもカウンセリングを受けられること、妊娠経過中に心配なことがあればいつでも相談できることまで含まれています。「お金がかかるから相談しにくい」という状況を避け、安心して日常生活が送れるようにという配慮です。
🩺 院長コラム【「2日で結果が出る」より「正確な結果が出る」を選んでほしい】
私のクリニックでは、「2日など短期間で結果を出すこと」よりも「正確性」を重視しています。生涯に関わる大切な検査だからこそ、スピードよりも正確性が重要だと考えるからです。
また、陽性後のフォロー(心理的・医学的ケア)が極めて重要であり、患者さんのトラウマを防ぐことを最優先にしています。だからこそ、臨床遺伝専門医が最初から最後まで一貫して担当し、遺伝カウンセリングから確定検査までをワンストップで提供できる体制を整えているのです。
「安いから」「早いから」という理由だけで施設を選ぶのではなく、正確性と、陽性だった場合のサポート体制を重視していただきたいと思います。
7. 当院のサポート体制|トリプルリスクヘッジ
【結論】 ミネルバクリニックは、金銭的・時間的・心理的な3つのリスクヘッジを備え、検査から確定診断まで一貫してサポートできる稀有な医療機関です。
当院は臨床遺伝専門医が遺伝子検査のために開業した日本初のクリニックとして、専門性を活かした診療体制を整えています。NIPTの陽性的中率などの数字は検査会社の技術レベルにより大きく異なりますが、当院では世界中の検査の中から厳しく選んだものだけを採用しています。
💰 金銭的リスクヘッジ
互助会(8,000円)に加入いただくと、陽性時の確定検査(羊水検査)費用を全額カバー。上限なしで安心です。
⏱️ 時間的リスクヘッジ
2025年6月より産婦人科を併設し、羊水検査・絨毛検査も院内で実施可能に。多くの結果は3日以内にお返しできます。
💚 心理的リスクヘッジ
院内完結により転院不要。臨床遺伝専門医が最初から最後まで担当し、患者さんの不安時間を最小化。トラウマを防ぐ医療的配慮を徹底しています。
当院でNIPTを受ける方へのサポート
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お一人あたり1.5時間の枠をお取りし、十分な遺伝カウンセリングを実施
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検査の意味、結果の解釈、陽性だった場合の選択肢をすべてご理解いただいてから検査
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臨床遺伝専門医が丁寧にご説明するので、不安なまま検査を受けることはありません
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陽性時は何度でも遺伝カウンセリングを受けられる(追加料金なし)
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偽陰性ゼロのエビデンス:スーパーNIPTの精度
📝 他院で検査を受けた方へ:他院で検査を受けて陽性になった方のフォローは、本来その施設の責任です。当院は当院で検査を受けた方へのサポートを最優先としていますが、ご相談は可能です。ただし、当院受検者を優先させていただくことをご了承ください。
🏥 一人で悩まないでください
判定保留でお困りの方、これからNIPTを受けようとお考えの方、
どんなことでもお気軽にご相談ください。
臨床遺伝専門医があなたとご家族に寄り添います。
よくある質問(FAQ)
参考文献
- [1] Bianchi DW, et al. DNA sequencing versus standard prenatal aneuploidy screening. N Engl J Med. 2014;370(9):799-808. [PubMed]
- [2] Norton ME, et al. Cell-free DNA analysis for noninvasive examination of trisomy. N Engl J Med. 2015;372(17):1589-97. [PubMed]
- [3] Gil MM, et al. Analysis of cell-free DNA in maternal blood in screening for fetal aneuploidies: updated meta-analysis. Ultrasound Obstet Gynecol. 2017;50(3):302-314. [PubMed]
- [4] Kinnings SL, et al. Factors affecting levels of circulating cell-free fetal DNA in maternal plasma and their implications for noninvasive prenatal testing. Prenat Diagn. 2015;35(8):816-22. [PubMed]
- [5] Ashoor G, et al. Fetal fraction in maternal plasma cell-free DNA at 11-13 weeks’ gestation: relation to maternal and fetal characteristics. Ultrasound Obstet Gynecol. 2013;41(1):26-32. [PubMed]
- [6] Gregg AR, et al. Noninvasive prenatal screening for fetal aneuploidy, 2016 update: a position statement of the American College of Medical Genetics and Genomics. Genet Med. 2016;18(10):1056-65. [PubMed]
- [7] International Society for Prenatal Diagnosis (ISPD). Position statement from the Chromosome Abnormality Screening Committee on behalf of the Board of the ISPD. [ISPD]
- [8] American College of Obstetricians and Gynecologists (ACOG). Screening for Fetal Chromosomal Abnormalities. Practice Bulletin No. 226. Obstet Gynecol. 2020;136(4):e48-e69. [ACOG]
- [9] NIPTコンソーシアム. NIPTを受けた10万人の妊婦さんの追跡調査. [NIPTコンソーシアム]
- [10] 日本産科婦人科学会. 出生前に行われる遺伝学的検査および診断に関する見解. [日本産科婦人科学会]


