InstagramInstagram

妊婦健診でNTが厚いのに説明されない…「大丈夫」を信じていい?20代で陽性だった実例|東京・ミネルバクリニック

妊婦健診でNTが厚いのに説明されない…「大丈夫」を信じていい?20代で陽性だった実例|ミネルバクリニック

妊婦健診でNTが厚いのに説明されない…
「大丈夫」を信じていい?20代で陽性だった実例

この記事でわかること
📖 読了時間:約15分
🩺 NT肥厚・出生前診断
臨床遺伝専門医監修

Q. 妊婦健診でカルテに「NT」と書かれていたのに説明がありません。大丈夫でしょうか?

A. NT(胎児頚部浮腫)は染色体異常のスクリーニング指標の一つです。説明がないからといって「問題なし」とは限りません。日本では産婦人科医がNTを積極的に説明しない傾向がありますが、「若いから大丈夫」は医学的根拠に乏しい言葉です。当院では20代で18トリソミー陽性が判明した実例もあります。


  • なぜNTを説明しないのか日本の産科医療システムと学会ガイドラインの背景

  • 20代でも陽性になる実例 → 28歳でNT肥厚→18トリソミー陽性が判明したケース

  • 「若いから大丈夫」の落とし穴年齢だけでリスクは測れない医学的事実

  • NT肥厚の基準値3.0mm以上で染色体異常リスク上昇

  • 不安を解消するNIPTNIPT妊娠10週から高精度(検出率99%以上)で検査可能

\ 臨床遺伝専門医が直接担当します /


📅 臨床遺伝専門医の診療を予約する

※オンライン診療も対応可能です

1. なぜ産婦人科医はNTを説明しないのか

【結論】 日本の産婦人科医がNT(胎児頚部浮腫)を積極的に説明しないのは、学会ガイドラインの影響出生前診断に対する消極的な姿勢が背景にあります。しかし、説明がないことは「問題なし」を意味しません。

「妊婦健診でカルテに『NT』と書かれていたのに、先生は何も言ってくれなかった…」「帰宅してから調べて不安になった」そんな経験をお持ちの方は、実はとても多いのです。

この状況には、日本特有の医療事情が深く関わっています。決してあなたの担当医が不親切なわけではなく、説明することで生じるさまざまな問題を避けたいという背景があるのです。

⚠️ NTを説明しない3つの理由
  • 学会ガイドラインの影響
    日本産科婦人科学会は出生前診断について「妊婦から希望があった場合に実施」という姿勢をとっており、医師側から積極的に説明することを推奨していません。
  • 説明する時間がない
    一般的な産婦人科外来は1人あたり5〜10分程度。NTの意味、検査の選択肢、リスクの説明には十分な時間が必要ですが、現実的に難しい状況があります。
  • 「不安を与えたくない」という配慮
    医師の中には「余計な不安を与えたくない」という考えから、あえて説明を避けるケースもあります。しかし、これが後々の不安を大きくすることも。

💡 用語解説:NT(Nuchal Translucency)とは

NT(胎児頚部浮腫)とは、妊娠初期の胎児の首の後ろにある液体のたまり(浮腫)のことです。超音波検査で確認でき、厚さが3.0mm以上の場合、ダウン症候群などの染色体異常や先天性心疾患のリスクが高まるとされています。

海外との違い:出生前診断への姿勢

欧米諸国では、NTを含む出生前スクリーニングは妊婦健診の標準的なプログラムに組み込まれていることが多く、医師からの説明も当然のこととされています。

項目 日本 欧米諸国
NTの説明 消極的(希望者のみ) 積極的(標準的に説明)
出生前検査の位置づけ オプション扱い 妊婦健診の一環
NIPT受検率 約5〜10% 約50〜80%
遺伝カウンセリング 限られた施設のみ 体系的に提供
仲田洋美院長

🩺 院長コラム【「説明しない」は「問題なし」ではない】

私のクリニックには、「妊婦健診でNTのことを聞いたら、『大丈夫ですよ』の一言で終わった」という方がたくさんいらっしゃいます。その「大丈夫」には医学的根拠がない場合も少なくありません

本来、NTはFMF(英国胎児医学財団)の基準に基づいた正確な測定と、その結果に対する適切なカウンセリングがセットで行われるべきものです。しかし日本では、NTを「見ているだけ」で終わってしまうケースが非常に多いのが現状です。

もしカルテに「NT」と書かれているのに説明がなかったら、遠慮なく質問してください。それでも十分な説明がない場合は、臨床遺伝専門医のいる施設でセカンドオピニオンを受けることをお勧めします。

2. NTとは何か?なぜ重要なのか

【結論】 NT(胎児頚部浮腫)は染色体異常や先天性心疾患のスクリーニング指標として世界的に認められています。妊娠11〜13週で測定され、3.0mm以上でリスク上昇とされます。

NTは1990年代にイギリスで発見され、その後世界中の出生前診断の標準的指標となりました。正式名称は「Nuchal Translucency(ニューカル・トランスルーセンシー)」で、日本語では「胎児頚部浮腫」や「後頸部浮腫」と呼ばれます。

🔬 NTの基本情報
  • 測定時期:妊娠11週0日〜13週6日(CRL 45〜84mm)
  • 正常値:2.5mm未満が一般的な目安
  • リスク上昇の目安:3.0mm以上(95パーセンタイル以上)
  • 関連する疾患:ダウン症候群18トリソミー13トリソミー、ターナー症候群、先天性心疾患など

NT肥厚と染色体異常の関係

NTが厚いからといって必ず異常があるわけではありませんが、厚くなるほどリスクは上昇します。以下の表は、NT値と染色体異常の関係を示しています。

NT値 染色体異常の頻度 推奨される対応
2.5mm未満 約1〜3% 通常の妊婦健診継続、希望あればNIPT
3.0〜3.4mm 約10% NIPT推奨、詳細超音波検査
3.5〜4.4mm 約20% NIPT強く推奨、胎児精密超音波
4.5〜5.4mm 約30% 羊水検査も含め検討
5.5mm以上 約50%以上 確定検査(羊水検査)強く推奨

⚠️ 重要:NT肥厚があっても約70〜90%は正常な赤ちゃんです。NTはあくまで「スクリーニング指標」であり、確定診断には羊水検査や絨毛検査が必要です。

3. 20代で陽性だった実例|「若いから大丈夫」ではなかった

【結論】 年齢が若くても染色体異常は起こりえます。当院では28歳でNT肥厚を指摘され、NIPTで18トリソミー陽性が判明したケースがありました。「若いから大丈夫」は医学的根拠に基づかない言葉です。

「20代だから大丈夫」「若いから心配いらない」そう言われて安心しようとしても、なんとなく不安が消えない…。そんな方に、ぜひ知っていただきたい実例があります。

📋 実例:28歳Aさんのケース

【経緯】
妊娠12週の妊婦健診で、担当医から「首のむくみが少し厚めですね」と言われたものの、「若いから大丈夫でしょう」と詳しい説明はなし。しかしAさんは帰宅後にインターネットで調べ、不安を感じて当院を受診。

【検査結果】
当院でのNIPT検査の結果、18トリソミー陽性が判明。その後の羊水検査で確定診断。

【Aさんの声】
もし自分で調べて行動を起こさなかったら、出産まで何も知らないままだったと思います。『若いから』という言葉を信じてしまいそうでしたが、検査を受けて本当によかったです。結果は辛いものでしたが、十分に考える時間ができました。」

若年妊婦でも染色体異常が起こる理由

確かに、母体年齢が高くなるほど染色体異常のリスクは上昇します。しかし、これはあくまで「確率」の話であり、若年妊婦でも染色体異常は起こりえます

年齢別ダウン症リスク

  • 20歳:1/1,441
  • 25歳:1/1,383
  • 30歳:1/959
  • 35歳:1/338
  • 40歳:1/84

見落とされがちな事実

  • ダウン症児の約80%は35歳未満の母親から生まれる(出産数が多いため)
  • 18トリソミー・13トリソミーは年齢による影響がより大きい
  • 微小欠失症候群は年齢に関係なく一定の確率で発生

💡 重要なポイント

「若いからリスクが低い」ことと「リスクがゼロ」は全く違います。1/1,000の確率は「1,000人に1人は該当する」ということ。あなたがその1人ではないという保証はどこにもありません。不安を感じたら、その直感を大切にしてください。

「若いから大丈夫」で終わらせないで

ネットで調べるほど不安になりますよね。
臨床遺伝専門医に直接相談することで、根拠のある安心を得られます。


📅 臨床遺伝専門医の診療を予約する

※オンライン診療も対応可能です

4. 「若いから大丈夫」の落とし穴

【結論】 「若いから大丈夫」という言葉は、医学的根拠に基づいたものではなく、患者を安心させるための社交辞令である可能性があります。年齢はリスク要因の一つに過ぎず、NT肥厚があれば年齢に関係なく精密検査が推奨されます。

「先生に『若いから大丈夫』と言われたから安心していいのかな…」そう思いたい気持ちは痛いほどわかります。しかし、この言葉にはいくつかの問題があります。

⚠️ 「若いから大丈夫」の3つの問題点
  • NT肥厚の意味を無視している
    NT肥厚は年齢とは独立したリスク指標です。若くてもNTが厚ければリスクは上昇し、高齢でもNTが正常なら過度な心配は不要なこともあります。
  • 「低リスク」と「ゼロリスク」は違う
    20代で1/1,000のリスクは確かに低いですが、ゼロではありません。「大丈夫」という言葉は、このニュアンスを伝えていません。
  • 検査の選択肢を奪っている
    「大丈夫」と言われると、精密検査を受けるという選択肢が頭から消えてしまうことがあります。本来は、リスクを説明した上で、検査を受けるかどうかは妊婦本人が決めるべきです。

国際基準(FMF)に基づく正しいリスク評価

FMF(Fetal Medicine Foundation:英国胎児医学財団)が提唱する出生前スクリーニングでは、年齢だけでなく、NT値、血液マーカー、その他の超音波所見を組み合わせて総合的にリスクを評価します。

💡 用語解説:FMF(Fetal Medicine Foundation)

英国に本部を置く胎児医学の国際的研究・教育機関です。NTの測定基準や出生前スクリーニングのガイドラインを世界中に発信しており、日本を含む多くの国で標準として採用されています。FMF認定を受けた検査者によるNT測定が、正確なリスク評価には不可欠です。

リスク評価の要素 「若いから大丈夫」での扱い FMF基準での扱い
母体年齢 唯一の判断基準 複数要素の一つ
NT値 無視または軽視 重要な独立指標として評価
血液マーカー 考慮されない 組み合わせて評価
その他の超音波所見 考慮されない 総合的に評価
最終的な判断 医師の主観 数値化されたリスク提示

5. NT肥厚の基準値と見方

【結論】 NT(胎児頚部浮腫)は妊娠週数(胎児の大きさ)によって正常値が変動します。一般的に3.0mm以上で精密検査が推奨されますが、2.5mm以上でも注意が必要な場合があります。

「NTが○mmと言われたけど、これって正常なの?」という疑問を持つ方は多いでしょう。NTの評価には胎児の大きさ(CRL:頭殿長)との関係が重要です。

📏 NT値の目安
  • 正常範囲:2.5mm未満(95パーセンタイル未満)
  • 境界域:2.5〜2.9mm(95〜99パーセンタイル)→ NIPT検討推奨
  • !

    リスク上昇:3.0mm以上(99パーセンタイル以上)→ 精密検査推奨
  • !!

    高リスク:5.0mm以上→ 確定検査(羊水検査)強く推奨

CRL(頭殿長)とNT値の関係

NTの「正常値」は胎児の大きさ(CRL)によって変動します。妊娠週数が進むとCRLが大きくなり、それに伴いNTの正常上限も少し上昇します。

妊娠週数 CRL(頭殿長) NT中央値 95パーセンタイル
11週 45mm 1.2mm 2.1mm
12週 55〜65mm 1.5mm 2.5mm
13週 70〜84mm 1.7mm 2.8mm

⚠️ 測定精度の重要性:NTは0.1mm単位での正確な測定が求められます。FMF認定を受けた検査者による測定が理想的です。測定条件(胎児の姿勢、羊水量など)によって数値が変動することもあるため、境界値の場合は再測定や精密検査が推奨されます。

6. NIPTで不安を解消する

【結論】 NIPT(新型出生前診断)は母体血から胎児のDNAを解析する検査で、流産リスクがなく、検出率99%以上という高精度を誇ります。NTが気になる方は、まずNIPTを受けることで多くの不安を解消できます。

「NTのことが気になるけど、羊水検査は流産リスクが怖い」そんな方には、採血だけで高精度の検査ができるNIPTがおすすめです。

🔬 NIPTの特徴
  • 検査時期:妊娠10週から(当院では妊娠6週から対応可能)
  • 検査方法:採血のみ(流産リスクなし)
  • 検出率(21トリソミー):99%以上
  • 結果までの期間:約1〜2週間
  • 対象疾患:21トリソミー18トリソミー13トリソミー、性染色体異常、微小欠失症候群など

NIPTと他の検査の比較

検査名 検査時期 21トリソミー検出率 流産リスク 検査の種類
NIPT 10週〜 99%以上 なし スクリーニング
コンバインド検査 11〜13週 80〜90% なし スクリーニング
絨毛検査 11〜14週 99.9% 約1% 確定診断
羊水検査 15〜18週 99.9% 約0.3% 確定診断

⚠️ 重要:NIPTはスクリーニング検査であり、確定診断ではありません。NIPTで陽性の場合は必ず羊水検査などの確定検査を受けていただく必要があります。当院では院内で確定検査まで対応可能です。

ミネルバクリニックのNIPTの特徴

🔬 スーパーNIPT(第3世代)

スーパーNIPTは従来のNIPTを超える高精度検査。偽陽性・偽陰性を大幅に削減し、より正確な結果をお伝えできます。

💎 ダイヤモンドプラン

COATE法を用いた78項目の包括的検査。染色体トリソミーに加え、微小欠失・単一遺伝子疾患まで幅広くカバー。

👩‍⚕️ 臨床遺伝専門医が常駐

臨床遺伝専門医が検査前後の遺伝カウンセリングを担当。結果の説明から今後の選択肢まで、専門家が寄り添います

💰 互助会で費用面も安心

互助会(8,000円)に加入で、陽性時の確定検査費用を全額カバー上限なしで安心です。

7. 不安への対処法|今できること

【結論】 NTについて説明がなく不安な場合は、①担当医に直接質問する ②セカンドオピニオンを受ける ③NIPTを検討するの3つの選択肢があります。一人で抱え込まず、専門家に相談することが大切です。

インターネットで調べれば調べるほど不安になる…。そんな経験はありませんか?情報が多すぎて何が正しいかわからず、夜も眠れないという方も少なくありません。

ここでは、今すぐできる具体的なステップをお伝えします。

📝 今できる3つのステップ
  • 担当医に直接質問する
    「カルテにNTと書いてあったのですが、詳しく教えていただけますか?」と聞いてみましょう。メモを取りながら質問すると、後で振り返りやすくなります。
  • セカンドオピニオンを受ける
    担当医の説明で納得できない場合は、臨床遺伝専門医のいる施設でセカンドオピニオンを求めることは患者の権利です。遠慮する必要はありません。
  • NIPTを検討する
    NIPTは採血だけで高精度の結果が得られます。「知ること」で不安が解消される方も多いです。
仲田洋美院長

🩺 院長コラム【「調べる不安」と「知らない不安」】

「調べれば調べるほど不安になる」という方と、「何も知らないままのほうが不安」という方、どちらもいらっしゃいます。どちらが正しいということはありません。

ただ私が言えるのは、「正確な情報を、適切な専門家から得る」ことで、多くの方が安心を取り戻しているということです。インターネットの断片的な情報に振り回されるより、専門家と一緒に「あなたの場合はどうなのか」を考えるほうが、ずっと建設的です。

当院では、お一人あたり1.5時間の枠をお取りし、遺伝カウンセリングに十分な時間をかけています。検査についてしっかり理解した上で受けていただけるよう、丁寧にご説明いたします。

担当医への質問例

「何を聞けばいいかわからない」という方のために、質問例をご紹介します。

💬 担当医への質問テンプレート

  • 「カルテにNTと書いてありましたが、具体的に何mmでしたか?
  • 「この数値は正常範囲内ですか?
  • 追加の検査を受けたほうがいいですか?」
  • NIPTについて教えていただけますか?」
  • 遺伝カウンセリングを受けられる施設を紹介していただけますか?」

8. ミネルバクリニックのサポート体制

ミネルバクリニックでは、NTが気になる方、「若いから大丈夫」と言われて不安な方に向けて、専門的なサポート体制を整えています。

🏥 院内で完結するワンストップ体制

💰 費用面の安心

  • 互助会(8,000円)で確定検査費用を全額カバー
  • 上限なし(他院の「最大○万円まで」とは異なる)
  • 遺伝カウンセリング(33,000円)は回数無制限

🌐 全国対応

  • オンラインNIPTで全国どこからでも受検可能
  • 遺伝カウンセリングもオンライン対応
  • 来院は採血時のみでOK

一人で悩まず、専門医を頼ってください

不確かな情報で不安になる前に、
医学的根拠に基づいた「正しい選択肢」を知りましょう。


📅 臨床遺伝専門医の診療を予約する

※オンライン診療も対応可能です

よくある質問(FAQ)

Q1. 妊婦健診でNTが説明されなかったのですが、問題ないのでしょうか?

説明がなかったからといって「問題なし」とは限りません。日本では産婦人科医がNTを積極的に説明しない傾向がありますが、これは医療システムや学会ガイドラインの影響であり、あなたの赤ちゃんに問題がないという意味ではありません。不安な場合は担当医に直接質問するか、臨床遺伝専門医のいる施設でセカンドオピニオンを受けることをお勧めします。

Q2. 20代でも染色体異常の赤ちゃんが生まれることはありますか?

はい、年齢が若くても染色体異常は起こりえます。実際、ダウン症児の約80%は35歳未満の母親から生まれています(若い世代の出産数が多いため)。当院でも28歳でNT肥厚から18トリソミーが判明したケースがあります。「若いから大丈夫」は医学的根拠に基づいた言葉ではありません

Q3. NTが厚いと言われました。どのくらいから「厚い」のですか?

一般的にNT 3.0mm以上で精密検査が推奨されます。2.5mm未満が正常範囲とされ、2.5〜2.9mmは境界域です。ただし、具体的な数値と、それが妊娠週数に対してどの程度なのかを担当医に確認することが重要です。NTの評価には胎児の大きさ(CRL)との関係も考慮する必要があります。

Q4. NTが厚いと必ず染色体異常がありますか?

いいえ、NT肥厚があっても約70〜90%は正常な赤ちゃんです。NTはあくまで「リスクの指標」であり、確定診断ではありません。NTが厚い場合はNIPT羊水検査などの精密検査を受けて、実際にどうなのかを確認することが大切です。

Q5. NIPTはいつから受けられますか?

NIPTは一般的に妊娠10週から受検可能です。当院では妊娠6週からの早期検査にも対応しています。NTの測定時期(11〜13週)と重なるため、NT肥厚を指摘されてからNIPTを受けることも可能です。

Q6. NIPTで陽性だった場合、必ず染色体異常がありますか?

NIPTはスクリーニング検査であり、確定診断ではありません。陽性の場合でも「偽陽性」の可能性があるため、必ず羊水検査などの確定検査を受けていただく必要があります。当院では院内で確定検査まで対応可能で、互助会に加入いただくと確定検査の費用も全額カバーされます。

Q7. 担当医に「大丈夫」と言われましたが、本当に信じていいですか?

「大丈夫」という言葉が具体的な根拠に基づいているかを確認することが大切です。「NTが○mmで正常範囲内なので大丈夫」であれば根拠があります。しかし「若いから大丈夫」は医学的根拠に乏しい表現です。不安が残る場合は、具体的な数値を確認する、セカンドオピニオンを受ける、NIPTを検討するなどの選択肢があります。

Q8. 遠方ですが相談できますか?

はい、オンラインNIPTにより全国どこからでも受検可能です。遺伝カウンセリングもオンラインで受けていただけます。来院は採血時のみで、それ以外はすべてオンラインで完結できます。

Q9. 検査についてしっかり説明を受けてから決めたいのですが。

当院ではお一人あたり1.5時間の枠をお取りし、検査前に十分な遺伝カウンセリングを行います。検査の意味、結果の解釈、陽性だった場合の選択肢など、すべてご理解いただいた上で検査を受けていただけます。臨床遺伝専門医が丁寧にご説明しますので、不安なまま検査を受けることはありません

🏥 一人で悩まないでください

NTのこと、出生前診断のこと、検査を受けるかどうか迷っていること、
どんなことでもお気軽にご相談ください。
臨床遺伝専門医があなたとご家族に寄り添います。

参考文献

  • [1] Nicolaides KH. Nuchal translucency and other first-trimester sonographic markers of chromosomal abnormalities. Am J Obstet Gynecol. 2004;191(1):45-67. [PubMed]
  • [2] Syngelaki A, et al. Fetal Medicine Foundation Fetal and Neonatal Population Weight Charts. Ultrasound Obstet Gynecol. 2024;63(3):309-319. [PubMed]
  • [3] Kagan KO, et al. First-trimester risk assessment for chromosomal abnormalities. Ultrasound Obstet Gynecol. 2008;32(4):441-449. [PubMed]
  • [4] Souka AP, et al. Outcome of pregnancy in chromosomally normal fetuses with increased nuchal translucency in the first trimester. Ultrasound Obstet Gynecol. 2001;18(1):9-17. [PubMed]
  • [5] Gil MM, et al. Analysis of cell-free DNA in maternal blood in screening for aneuploidies: updated meta-analysis. Ultrasound Obstet Gynecol. 2017;50(3):302-314. [PubMed]
  • [6] Bianchi DW, et al. DNA sequencing versus standard prenatal aneuploidy screening. N Engl J Med. 2014;370(9):799-808. [PubMed]
  • [7] Snijders RJ, et al. UK multicentre project on assessment of risk of trisomy 21 by maternal age and fetal nuchal-translucency thickness at 10-14 weeks of gestation. Lancet. 1998;352(9125):343-346. [PubMed]
  • [8] Wright D, et al. First-trimester combined screening for trisomy 21 at 7-14 weeks’ gestation. Ultrasound Obstet Gynecol. 2010;36(4):404-411. [PubMed]
  • [9] Morris JK, et al. EUROCAT Working Group. Mutton DE. Comparison of models of maternal age-specific risk for Down syndrome live births. Prenat Diagn. 2003;23(3):252-258. [PubMed]
  • [10] 日本産科婦人科学会. 出生前に行われる遺伝学的検査および診断に関する見解. 2022年改定版.



プロフィール
仲田洋美 医師(臨床遺伝専門医)

この記事の筆者:仲田 洋美(臨床遺伝専門医)

ミネルバクリニック院長。1995年に医師免許を取得後、臨床遺伝学・内科・腫瘍学を軸に、
のべ10万人以上のご家族の意思決定と向き合ってきた臨床遺伝専門医です。
出生前診断・遺伝学的検査においては、検査結果そのものだけでなく
「結果をどう受け止め、どう生きるか」までを医療の責任と捉え、
一貫した遺伝カウンセリングと医学的支援を行っています。

日本人類遺伝学会認定 臨床遺伝専門医/日本内科学会認定 総合内科専門医/
日本臨床腫瘍学会認定 がん薬物療法専門医。

2025年、国際誌『Global Woman Leader』および『Medical Care Review APAC』の2誌で立て続けに表紙(Cover Story)に抜擢。
「日本のヘルスケア女性リーダー10名」や「アジア太平洋地域のトップ出生前検査サービス」として、世界的な評価を確立しています。


▶ 仲田洋美の詳細プロフィールはこちら

関連記事