目次
NIPTは誰が受けられる?年齢制限なし・トリプルリスクヘッジの全貌|ミネルバクリニック
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年齢制限なし・紹介状不要 → ミネルバクリニックなら、35歳未満の方も、妊娠6週からの早期検査をご希望の方も受検可能です。 -
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トリプルリスクヘッジ → 陽性時の「金銭・時間・心」の負担を解消するミネルバ独自の3つの安心保証について。 -
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技術の差は精度の差 → 陽性的中率>99.9%を実現するCOATE法と、父親のリスクもわかるダイヤモンドプランの全貌。 -
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28歳での陽性事例 → 「若いから大丈夫」という誤解を解く、臨床遺伝専門医だからこそ知る現場の事実。
1. ミネルバクリニックでは誰がNIPTを受けられる?
「NIPTを受けたいけれど、年齢制限や紹介状が必要なのでは?」
そう心配される方は多いですが、結論から申し上げます。ミネルバクリニックでは、制限なく、どなたでも検査を受けることが可能です。
✅ 年齢制限なし
「35歳未満はお断り」ということは一切ありません。すべての妊婦さんに、世界基準の検査へのアクセス権を提供しています。
✅ 紹介状不要
かかりつけ医の紹介状は必要ありません。直接ご予約いただけます。夫婦同伴の義務もありません。
✅ 早期NIPT対応
通常は10週からですが、当院では臨床研究として妊娠6週〜8週からの早期検査も実施しています。
2. なぜ「35歳以上」という年齢制限が撤廃されたのか?
日本の認証施設では厳しい条件(35歳以上、紹介状必須など)がありますが、ミネルバクリニックはなぜ「制限なし」なのでしょうか?
それは、私たちが日本のローカルルールではなく、世界の医学的スタンダード(ACOGガイドライン)に準拠しているからです。
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All women should be offered the option of aneuploidy screening, including NIPT, or diagnostic testing regardless of age.
(訳:すべての妊婦は、年齢に関係なく、NIPTを含むスクリーニング検査や確定検査の選択肢を提案されるべきである) -
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医学的根拠:
かつては35歳で区切られていましたが、大規模な臨床データにより「21トリソミー(ダウン症候群)に関しては、35歳以上もそれ以下もNIPTの陽性的中率は変わらない」という結果が得られました。[1]
このエビデンスに基づき、米国ではすでに年齢制限が撤廃されています。ミネルバクリニックもこれに従い、すべての妊婦さんに平等な検査機会を提供しています。
3. 【実録】「私はまだ若いから」は本当か?
「若いからリスクは低い」「自分には関係ない」
そう思われている方も多いかもしれません。しかし、現場に立つ臨床遺伝専門医として、お伝えしなければならない事実があります。
⚠️ 28歳・超音波異常なしでの「18トリソミー」陽性事例
ミネルバクリニックでは実際に、28歳の妊婦さんで18トリソミーの陽性反応が出た症例を経験しています。18トリソミーは21トリソミーよりも頻度が低く、28歳で発生する確率は約1/8000程度と言われています。
さらにこの方は、事前の超音波検査(エコー)では「異常なし」と診断されていました。統計的な確率はあくまで「確率」に過ぎません。検査をしてみないとわからない真実が、そこにはあります。
▲ 院長解説:出生前診断(NIPT)を絶対やった方が良い人4選
4. なぜ6週からの「早期NIPT」を行うのか?
一般的なNIPTは妊娠10週からですが、ミネルバクリニックでは妊娠6週〜8週の早期NIPTを臨床研究として実施しています。これには、女性の体と心を守るための明確な理由があります。
中期中絶(12週以降)のトラウマを避けるために
もし検査結果が陽性で、最終的に中絶を選択せざるを得ない場合、妊娠12週を超えると法律上「中期中絶」となります。
- 役所に死産届を提出し、火葬を行う必要がある
- 労働基準法上、産後6週間の休業が義務付けられる
- 出産と同じ形式の分娩となり、身体的・精神的苦痛が非常に大きい
これは女性にとって計り知れない精神的トラウマ(心の傷)となってしまいます。「少しでも早く結果を知り、万が一の場合でも母体の負担を最小限に抑えたい」。そのような女性たちの切実な願いを受け入れ、寄り添うために、私たちは早期検査体制を整えています。
5. 陽性時の不安を解消する「トリプルリスクヘッジ」
ミネルバクリニックへの詳細な調査により、当院が提供する価値は単なる「検査」にとどまらないことが明確になりました。万が一陽性だった場合に、患者様を全方位から守る「トリプルリスクヘッジ」が最大の強みです。
① 金銭的リスクヘッジ(互助会)
検査時に「互助会」へご入会(会費8,000円)いただくことで、一般的に15〜20万円ほどかかる確定検査(羊水検査等)の費用を、当院が全額負担します。「もしもの時の高額な出費」を心配する必要はありません。
② 時間的リスクヘッジ(院内完結)
2025年6月より産婦人科を併設し、陽性時の確定検査を自院で行えるようになります。紹介状を持って他院を一から予約し直すという「時間のロス」と「たらい回しのストレス」をゼロにします。(非認証施設で唯一の体制です)
③ 心理的リスクヘッジ(専門医)
陽性結果を受け取った不安な時期に、知らない病院へ転院するのは大きな精神的負担です。当院では、検査前から事情を知っている臨床遺伝専門医とスタッフが、確定検査まで一貫してサポート。「いつもの場所、いつもの先生」という安心感を提供します。
🆕 安心結果保証制度(2025年1月開始)
早期NIPT等で再検査が必要となり、その結果が出る前に流産されてしまった場合、検体の再提出ができません。そんな悲しみの中にいる患者様に寄り添うため、診断書をいただければ検査金額を全額返金する制度(6,000円)を新設しました。
6. 「どこも同じ」ではない。COATE法とダイヤモンドプラン
「NIPTの数字は一般的なもので、どこで受けても同じ」と思っていませんか?
それは大きな誤解です。検査会社は日々技術を競っており、ミネルバクリニックでは米国の4大遺伝子検査会社による最新の第3世代NIPT技術「COATE法」を採用しています。
COATE法の圧倒的な精度
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微細欠失症候群の陽性的中率:
従来法(MPSS法など)では70%台でしたが、COATE法では>99.9%に向上。 -
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偽陽性の低減:
母親と胎児のDNAをより正確に区別することで、判定保留や偽陽性を極限まで減らしました。
父親由来のリスクを網羅する「ダイヤモンドプラン」
ミネルバクリニックで最も包括的なダイヤモンドプランでは、基本のトリソミーに加え、父親の加齢とともにリスクが増える「新生突然変異(56遺伝子)」も検査可能です。
(図:父親由来の遺伝子変異が子へ伝わるイメージ)
父親由来の遺伝子変異は、40代以上になると20代と比較して約1.2倍(オッズ比)に上昇します。ダイヤモンドプランに含まれる56遺伝子には、重い知的障害や合併症を伴う「症候性自閉症」の原因となるものが多数含まれており、これらを出生前にスクリーニングできる日本で数少ないプランです。
よくある質問(FAQ)
🏥 臨床遺伝専門医へのご相談
NIPTを受けるか迷われている方、他院で年齢制限などを理由に断られた方、より詳しい検査をご希望の方。
ミネルバクリニックは、あなたの「知りたい」という気持ちに寄り添います。
参考文献
- [1] American College of Obstetricians and Gynecologists. Screening for fetal aneuploidy. Practice Bulletin No. 163. Obstet Gynecol. 2016; 127(5):e123-137. [PubMed]
- [2] Benn P, Borrell A, Chiu RWK, et al. Position statement from the Chromosome Abnormality Screening Committee on behalf of the Board of the Inte rnational Society for Prenatal Diagnosis. Prenat Diagn. 2015;35(8):725-734. doi:10.1002/pd.4608. [PubMed]
- [3] Gregg AR, Skotko BG, Benkendorf JL, et al. Noninvasive prenatal screening for fetal aneuploidy, 2016 update: a position statement of the American College of Medical Genetics and Genomics. Genet Med. 2016: doi:10.1038/gim.2016.97. [PubMed]
- [4] Kong A, et al. Rate of de novo mutations and the importance of father’s age to disease risk. Nature. 2012;488(7412):471-475. [PubMed]

