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4〇歳4人目|NIPTで陰性証明しないと妊娠報告できない

NIPT(新型出生前検査)を受ける理由の一つに、高齢出産ですでに上のお子さんが複数いて、陰性証明がないと親に言えない、出産することを反対されるということがあるそうです。そんなこともあるんだなとびっくりしました。

妊娠したことは嬉しいのだけど、親御さんにいきなり伝えると、娘さんが高齢出産だからという理由で喜んでもらえない、という事が容易に想定されたそうです。親御さんから反対されるとつらいですよね。一番喜んでほしい人たちに喜んでもらえないばかりか、産むなと言われるのは女性にとっては本当につらい事でしょう。

どうしても4人目のお子さんを産みたかった彼女はいったいどうしたのでしょう?

妊娠したのは嬉しいけれど、いきなり親にいうとおろせと言われてしまうのが怖い

この患者さんは飛行機で2時間くらいかけてきてくれました。4人目!うらやましいですね。妊娠したら喜んでもらえると思いきや,家族,特にご自分のご両親に反対されるという現実を教えていただきました.せっかく妊娠したのに、嬉しい,赤ちゃんに会える,という思いよりもご家族に反対されて気持ちが落ち込んでしまうという現実があるということは、少なからずわたしを驚かせました。親御さんからすると、お嬢さんが苦労するのを防ぎたいってことなんでしょう。「障害のある子供が生れたらどうするんだ?」、「もう3人いるんだからいいじゃないか?」。きっとそう言われる。彼女は固くそう思っていました。

お嬢さんからするとそっとしておいてほしい.なかなか難しいものですね.

出産報告のメールをいただいて,そういう現実がわかりました.

仲田先生、お久しぶりです。

***のNです。おかげさまで〇月✖日、▽大病院にて自然分娩で第4子の男児を出産することができました。

4✖歳と高齢だということで親戚からの目や言葉を先に予想していたけれど、やはりそれは的中し、妊娠報告とともに受けた言葉は「その歳で障害が出るでしょう?やめなさい」でした。

仲田先生のところでいただいた印籠のおかげで、反対も跳ね除け、出産までみんなに応援してもらえました。そもそも障害が出そうだから応援できないよ、っていう姿勢もおかしいと思うけれど、そこは他人じゃなく身内だから出る正直な気持ちだったんだとは思います。

だからこそ、仲田先生のところでもらった印籠は私にとって必要なものでした。

祝福されて生まれてこられた末っ子ちゃんを見ていると、めでたしめでたし!としか言えません。本当にありがとうございました!

生まれた子の名前はYくんです。

旦那共々、先生の今後のご活躍、ブログチェックしながら楽しみにしております!

NIPTの結果の用紙が水戸黄門の印籠のよう

最近では水戸黄門とか印籠とか通じないかもしれませんね。

これをみよ!(と徳川家の葵の御門の入った印籠つまりハンコケースを出す)
ははぁ~(一同土下座)

てな感じで、ご両親に ばーん! と出して どうよ~、文句ある? と見せて、祝福ムードを一気に作ってめでたしめでたし、という彼女の作戦勝ちですね!

つわりでつらい時期に、ご両親に反対されたりしたらげんなりしちゃいますからね!

よかったです。

プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 (がん薬物療法専門医認定者名簿)、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医(臨床遺伝専門医名簿:東京都)として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

仲田洋美のプロフィールはこちら

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