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エドワーズ症候群は、18番目の染色体が1本多い染色体疾患です。
悲しいことにエドワーズ症候群の赤ちゃんのほとんどは、生まれる前か、生まれた直後に亡くなってしまいます。1歳の誕生日を過ぎても生きているケースもありますが、その確率は100人中約13人です。
エドワーズ症候群にはどのような治療法があるのか、また検査方法などについて解説していきます。
エドワーズ症候群とは
エドワーズ症候群とは、正常では2本1組しかないはずの第18番染色体が、3本増えてしまうことにより身体に様々な症状がでるトリソミー症候群のことをいいます。
1960年、イギリスのジョン・H・エドワーズらにより報告されたため「エドワーズ症候群」と呼ばれています。
出生率は「3,500〜8,500人に1人」の割合で、「男性:女性=1:3」と女性の発症が多いことがわかっており、ほとんどは生まれる前か、生まれた直後に亡くなってしまいます。
エドワーズ症候群の寿命については、18トリソミー(エドワーズ症候群)の最長寿命とはで詳しく解説していますのでご覧ください。
エドワーズ症候群の原因は?母親の影響なのか
エドワーズ症候群の発生原因を詳しく見てみましょう。また、遺伝子異常は母親の影響が大きいのかについても確認します。
染色体の不分離がエドワーズ症候群の原因
18トリソミーは偶発的な発症であり、原因は解明されていません。しかし、近年の研究により、性染色体の減数分裂(性染色体の分裂方法)が発症に関係していることがわかってきました。
通常、ヒトの性染色体は23対(46本)で構成されます。ヒトを構成する過程で、両親から46本ずつもらうと2倍の92本になってしまう性染色体は、半分量になるように減数分裂を行います。
この減数分裂の過程で上手く分裂できず(染色体不分離)、両親のどちらかの染色体が多くなった結果、18トリソミーになると考えられています。
同じトリソミーだと、21番目のダウン症が有名です。何番目の染色体に異常が起こるかによって、症状や予後などが大きく異なります。
参考資料:公益社団法人 日本産婦人科医会/染色体異常
染色体の異常はほぼ全例で母親由来
18トリソミーの原因である染色体の異常はほぼ全例で母親由来です。
特に年齢が高くなればなるほど、染色体異常が起きる確率は上がります。ただし、そのことに関しても原因ははっきりとしていません。高齢化による卵子の劣化である可能性が高いと考えられています。女性の年齢と子供の染色体異常の頻度については以下の図でご確認ください。
(NIPTJAPAN|出生前診断を受ける割合は?より画像引用)
エドワーズ症候群の種類
18トリソミーにはいくつかの種類があります。赤ちゃんがどの程度深刻な影響を受けるかは、エドワーズ症候群が完全、モザイク、または部分的であるかによって異なるのでご紹介します。
フルエドワーズ症候群
エドワーズ症候群の赤ちゃんのほとんどは、すべての細胞に18番染色体が余分に存在します。これをフルエドワーズ症候群といいます。フルエドワード症候群の影響は、多くの場合より深刻です。この形態の赤ちゃんのほとんどは生まれる前に死亡してしまいます。
モザイクエドワーズ症候群
少数のエドワーズ症候群の赤ちゃん (約20人に1人)は、一部の細胞に余分な18番染色体を持っています。これをモザイクエドワーズ症候群 (またはモザイク トリソミー18)と呼びます。
モザイクエドワーズ症候群は、余分な染色体を持つ細胞の数と種類に応じて、穏やかな影響につながる可能性があります。出生したこのタイプのエドワード症候群の赤ちゃんのほとんどは、少なくとも1年間は生存することができ、成人期まで生きる可能性もあります。
部分エドワーズ症候群
非常に少数のエドワーズ症候群の赤ちゃん (約100人に1人)は、18番染色体全体ではなく、18番染色体の一部だけが細胞内に存在しています。このような部分エドワーズ症候群は、18番染色体のどの部分が赤ちゃんの細胞に存在するかによって影響が異なります。
※参照:英国NHS(ナショナル・へルス・サービス)|エドワーズ症候群(18トリソミー)
エドワーズ症候群の症状
(うまれるシリーズ|18トリソミーってご存知ですか??より画像引用)
エドワーズ症候群の具体的な症状や特徴を見ていきましょう。ここではエドワーズ症候群の赤ちゃんを妊娠中のお母さんに現れる症状から、産まれてきた赤ちゃんの身体的な特徴と先天性疾患についてご紹介します。
出生前にあらわれる特徴
エドワーズ症候群の赤ちゃんを妊娠していると、以下の症状が出現することがあります。
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エドワーズ症候群は胎児のうちから脆弱であることが多いため、胎動が少ないことが多いです。胎動がないことを気にして検査した結果、お腹の中で亡くなってしまっていることもあります。
そして、エドワーズ症候群の赤ちゃんを妊娠中の場合、羊水が多いことでお腹が張り、呼吸困難や早期子宮収縮を誘発してしまうことがあります。
羊水が多くなるのは、胎児の羊水を飲む力が弱いためです。胎児はお腹の中で羊水を飲み、おしっことして排泄する動きを繰り返しますが、エドワーズ症候群の赤ちゃんはその動作が上手くできません。
しかし、このような症状が出ない場合もあります。妊婦健診や出生前検査で初めて発覚するケースも稀ではありません。
身体的な特徴
お腹の中にいるときからの成長障害により、身長や体重が低いままで生まれてくる可能性が高いです。その他の身体的な特徴として見られることは以下のとおりです。
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先天性の疾患
先天性疾患として目立つのが重度の心疾患です。生まれてきた子どもの90%が動脈管開存、心室中隔欠損などの症状を抱えています。
発育も運動面、知的面ともに遅れているケースが多く、気管挿管や呼吸補助が必要な場合もあります。エドワーズ症候群の赤ちゃんは多くの先天性疾患を抱えて産まれてくる子が多いですが、両親の呼びかけに対してサインや表情で応えることのできるお子さんも数多くいます。
エドワーズ症候群の合併症
さまざまな合併症を持って生まれてくるエドワーズ症候群ですが、中には命が危険に晒されるものもあります。ここでは、エドワーズ症候群で頻度の高い合併症を「心臓系の合併症」「呼吸器系の合併症」「消化器系の合併症」に分類して解説します。
心臓系の合併症
エドワーズ症候群における心臓系の合併症は、以下のとおりです。
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これらの心臓系の合併症は発症率が「約40〜50%」と非常に高く、手術にて改善を目指していくのが一般的です。ただし、心臓手術を行うことには賛否両論あります。なぜなら、エドワーズ症候群の子どもの予後は非常に不良であり、多くのケースは生後数日以内に死亡、そして1歳まで生きられる可能性が10%未満と低いためです。これほどまでに短い命に対して、心臓手術で苦痛を与えてしまうことは間違っているのではないかという意見が挙げられます。
倫理観も関わる非常に難しい問題になるため、実施前には医師の説明を十分理解した上で決断する必要があります。
参考資料:日本小児循環器学会雑誌/18トリソミーにおける心臓手術の現状
呼吸器系の合併症
エドワーズ症候群における呼吸器系の合併症は、以下のとおりです。
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これらの合併症に対しては、人工呼吸器で呼吸管理を行うとともに薬剤治療で症状の緩和を行います。
特に横隔膜弛緩症のように横隔膜の動きが弱く、自発呼吸が難しい症状に対しては、長期にわたり人工呼吸器による呼吸管理が必要です。手術などの外科的な介入にて改善することもありますが、手術に耐えうるだけの体力があるかはそれぞれの赤ちゃんの状態により異なります。
また、人工呼吸器を装着しているからと言っても安心できません。装着中も合併症が原因で命を落とすこともあります。そのことを思うと、ご両親の精神的な負担やストレスは計り知れません。
参考資料:18トリソミー症候群 概要/小児慢性特定疾病情報センター
消化器系の合併症
エドワーズ症候群における消化器系の合併症は、以下のとおりです。
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合併症は心臓系や呼吸器系だけではありません。消化器官においても重篤な合併症が生じる可能性があります。
例えば、食道と胃が繋がっていない食道閉鎖は、閉鎖した食道に分泌物が溜まり、誤嚥のリスクが高い緊急性のある疾患です。そして、口からミルクを飲んでも栄養素を吸収することができないため、成長できません。
そのため、出生直後から持続的吸引による誤嚥性肺炎の予防と早期手術になります。
また、生まれつきお尻の穴がない鎖肛を合併していると排泄不可能であるため、人工肛門(ストーマ)の造設術が行われます。人工肛門に関しては時期を見て閉鎖して、通常通りお尻から排泄物を出せるようになりますので、ご安心ください。
どの合併症も経過観察だけで改善は見込めず、遅かれ早かれ手術を考慮しなければいけません。
エドワーズ症候群の治療法
エドワーズ症候群を治療する方法は現在ありません。合併症の対処療法が主な治療となります。
予後も良好とはいえず、厚生労働省によると出産後に外科手術を含めた新生児集中治療を受けたとしても、1か月生存率が「83%」、1年生存率が「25%」です。
近年は医学の進歩によって合併症の対処療法から生存できる年齢が長くなってきています。そのため先天性疾患や合併症に対する治療と赤ちゃんの生命力を天秤にかけながら、医師と相談して治療方針を決めていくことになります。
※参考資料:厚生労働省/18トリソミーの子どもと家族 P4
エドワーズ症候群の寿命について
医療の教科書では男児の平均寿命が2-3ヶ月、女児の平均寿命が10ヶ月と書かれています。
しかし、最近では6歳くらいまで生きられるエドワーズ症候群のお子さんが多くいらっしゃいます。
寿命が延びていることの理由として挙げられているのがNICU(新生児特定集中治療室)の発達や、心臓手術の技術進歩です。これまでよりも高度な治療を提供できるようになり、助けられなかった子どもも助けられるようになっています。
平均寿命が短いエドワーズ症候群ですが、1980年に生まれたエドワーズ症候群の女性が今でも年を重ねて生きています。オクラホマ州に住むミーガン・ヘイズさんです。
ミーガンさんは、生まれてすぐNICU(新生児特定集中治療室)に入り、医師から「自宅へ連れ帰ると4ヶ月持たない」と宣告された赤ちゃんでした。エドワーズ症候群は先述したように心疾患を持っているケースが多く、ミーガンさんも心疾患があると思われていました。しかし、彼女の心臓は健康だったため予測に反して長く成長を続けることができ、40歳を超えることができました。
エドワーズ症候群の寿命について詳しく解説している記事もぜひご覧ください。
いつわかる?エドワーズ症候群の検査方法
出生前診断により、赤ちゃんがお腹の中にいる状態でエドワーズ症候群である可能性を検査することができます。
出生前検査の種類は、非確定的検査と確定的検査の2種類があります。
非確定的検査で染色体異常の可能性を判断した後に、確定的検査で結果を確定する流れになっています。エドワーズ症候群の可能性を調べることのできる非確定的検査と確定的検査をそれぞれご紹介していきます。
非確定的検査
妊婦健診で異常や気になる点を指摘された場合、最初に考える検査として非確定的検査があります。
ただし、非確定的検査という名前からもわかるとおり、確定診断ではないことに注意が必要です。確定的検査よりも流産リスクが低く、母胎への影響を抑えて検査することができます。非確定的検査の種類は、以下のとおりです。
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非確定的検査の検査方法はエコー検査や採血のみで完結し、採血結果から染色体・遺伝子の解析を行って先天性異常を見つけます。例えば、母体血清マーカー検査(トリプルマーカー・クアトロテスト/クアトロ検査)では、血液中の胎盤由来のホルモンやタンパク質を測定して、染色体異常や開放性神経管奇形の有無を探ります。
コンバインド検査であれば、エコー検査で測った胎児の後頭部から首下までの長さ(Nuchal Translucency)と採血による血清マーカーの分析から、「18トリソミー(エドワーズ症候群)」や「21とトリソミー(ダウン症候群)」の確率を見ます。
また近年、出生前スクリーニング検査としてNIPT(新型出生前診断)が注目を集めています。お母さんの血液中に浮かぶ胎児のDNA分析から染色体異常のリスクを判定します。精度についても「99.9%」と非常に高く、妊娠10週0日の早期から受検できるメリットもあります。(当院では妊娠6週から受け付けております)
一方で検査費用が15〜20万円と高く、保険適応外であるため経済的な負担はさけられません。
参考資料:国立研究開発法人 国立生育医療研究センター /NIPT
確定的検査
染色体異常の確定診断を望むなら、確定的検査を受ける必要があります。ただし非確定的検査と異なり、検査による合併症のリスクや、流産リスクがあります。確定的検査は以下の2種類です。
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絨毛検査とは胎盤の一部である絨毛を採取して、染色体・遺伝子異常がないか分析する検査です。妊娠10〜13週目に検査できるため、早い段階から胎児の確定的な情報を手に入れられるメリットがあります。
羊水検査とは胎児が浮かんでいるお腹の中の羊水を採取して、染色体・遺伝子異常がないかを分析する検査です。妊娠15〜18週に受けられる検査であり、検査結果は10日〜2週間前後でわかります。
絨毛・羊水検査の精度は高く確定診断になる一方で、流産(300件に1件)や死産などの合併症の可能性もあります。検査の必要性や合併症について医師の説明をよく理解した上で受けるようにしましょう。
参考資料:公益社団法人 日本産科婦人科学会/「出生前に行われる検査および診断に関する見解」改定案
ご両親へ伝えたいこと
エドワーズ症候群で生まれたすべての赤ちゃんには、ある程度の学習障害があります。
日本国内の場合、大学病院で積極的治療が受けられるので、主治医と相談をしながら進めていきましょう。費用は高額になりますが、18トリソミーは小児慢性特定疾病に含まれているため、助成金が受け取れます。以下の表を参照にしてください。
参考資料:厚生労働省/小児慢性特定疾病対策について P3・6
相談先につきましては「【18トリソミー】基礎知識や合併症・予後を解説|妊娠継続を悩むお母さんへ」で詳しく解説をしていますので参考にしてみてください。
エドワーズ症候群の検査にはNIPTがおすすめ
エドワーズ症候群の可能性を判断する検査にはNIPTがおすすめです。NIPTは他の非確定的検査に比べて非常に精度が高く、妊娠初期に検査を受けることが可能です。NIPTの精度と早期受検について詳しく見ていきましょう。
非確定的検査の中で最も精度が高い
NIPTはコンバインド検査、 母体血清マーカー、超音波エコー検査など他の出生前診断に比べ、検査精度・陽性的中率が高いのが特徴です。実際にどのくらい的中率が高いのか、21トリソミー(ダウン症)、18トリソミー(エドワーズ症候群)、13トリソミー(パトウ症候群)の的中率をまとめた表で紹介します。
以下は、NIPTを受検した35歳の妊婦さんの陽性的中率と陰性的中率です。
ここでの陽性的中率とは「陽性と判定された人が本当に陽性である」確率、陰性的中率とは「陰性と判定された人が本当に陰性である」確率のことをいいます。
【35歳の妊婦さんがNIPTをした場合】
この表から、NIPTは精度が100%ではないものの、一般的な35歳の妊婦さんがNIPTを受けて21トリソミー疾患を検査した場合、【陽性と判定されたら、本当に陽性の確率は80.0%】、【陰性と判定されたら、本当に陰性の確率は99.9%】と精度が非常に高いことがわかります。
■35歳の妊婦さんがコンバインド検査をした場合
※21、13、18トリソミーの的中率
・陽性的中率…4.9%
・陰性的中率…99.95%
参照:母体血清マーカー検査とは | 出生前検査認証制度等運営委員会
■35歳の妊婦さんが母子血清検査をした場合
※21、13、18トリソミーの的中率
・陽性的中率…3.20%
・陰性的中率…99.95%
参照:母体血清マーカー検査とは | 出生前検査認証制度等運営委員会
早期発見が可能
コンバインド検査は妊娠11〜13週以降、母体血清マーカー検査は妊娠15週以降ですが、NIPTは妊娠9〜10週以降とはやい時期から検査ができます。陰性の場合は安心して妊娠生活を送ることができるでしょう。
陽性の場合、気持ちの整理や受け止めるまでに時間がかかります。早期に受検することで確定的検査を受けるかの判断、確定的検査の結果を知った後に中絶を考えるかなどの判断を長い時間をかけて考えることができます。
また、妊娠中から生まれた後の環境を整えたり、産後はやい時期から治療ができたりと、事前に準備ができるというメリットもあります。
検査結果から確定的検査までの時間が短いと落ち着いて選択ができない場合もあるため、検査をするまでに遺伝カウンセリングをふまえ、パートナーと話し合う時間を作ることはとても大切です。
ミネルバクリニックでは充実な遺伝カウンセリングを提供
NIPTの非認証施設であるミネルバクリニックでは、NIPTの基本検査(21トリソミー(ダウン症)、18トリソミー(エドワーズ症候群)、13トリソミー(パトウ症候群))だけでなく、その他の染色体異常や病気、赤ちゃんの性別を判定できます。赤ちゃんに関する知りたいことに合わせて多様な検査内容をご用意しています。臨床遺伝専門医による遺伝カウンセリングで、患者さんの不安にしっかり寄り添います。
遺伝カウンセリングとは
遺伝カウンセリングとは、専門家から遺伝子疾患などについて科学的根拠に基づき医学的情報を提供してもらうことです。患者は遺伝子疾患の悩みや疑問などを相談することができます。
また、提供された情報を用いて自ら問題を解決できるように社会的・心理的サポートをしてもらいます。遺伝カウンセリングの対象は、遺伝子疾患を抱えた人や妊婦さんで胎児の遺伝子疾患が見つかった人のみでなく、その家族や健康な人も含まれます。
遺伝カウンセリングを受ける際に最も大切なのは、置かれている状況を十分に理解し、それを受け止めた上で意思決定することです。専門家がそのプロセスを支援します。
ミネルバクリニックの遺伝カウンセリング
ミネルバクリニックでは、非認証施設でありながら認定臨床遺伝専門医の院長による遺伝カウンセリングを実施しています。ミネルバクリニックではNIPTに関しては、遺伝カウンセリングは無料で行っておりますため別途料金は必要ありません。
もし陽性判定が出た場合、何度でも無料でカウンセリングを受けていただけます。認定臨床遺伝専門医である院長の仲田は、大学病院の臨床遺伝部での勤務経験を持ち、遺伝子に関するエキスパートです。また、3児の母でもあることから、専門的なサポートと同時に、妊娠に悩む女性の心に寄り添ったアドバイスを行います。
ミネルバクリニックは東京に院を構えておりますが、遠方の患者も利用できるよう、オンラインNIPTの環境も整えております。もちろん、オンラインでの遺伝カウンセリングにも対応可能です。
まとめ
エドワーズ症候群の赤ちゃんは、さまざまな先天性疾患を持ち合わせて産まれてくるため、合併症を引き起こす可能性が高く、1歳までの生存率は10%未満と非常に低い傾向にあります。
少しでも寿命を延ばして成長を見守っていくためには、先天性疾患や合併症に対する治療が必要です。
出生直後から治療が必要なケースが多いため、出産後にエドワーズ症候群の赤ちゃんであることが判明すると、十分な治療方針や気持ちの整理が整わないでしょう。そのため、NIPTを早期に受検してエドワーズ症候群の可能性を判断しておくことが大切です。
ミネルバクリニックでは、妊娠6週からの検査にも対応しております。遺伝カウンセリングを通して、悩みや不安を解消しながら一緒に検査を進めていきましょう。
ミネルバクリニックでは、以下のNIPT検査を提供しています。少子化の時代、より健康なお子さんを持ちたいという思いが高まるのは当然のことと考えています。そのため、当院では世界の先進的特許技術に支えられた高精度な検査を提供してくれる検査会社を遺伝専門医の目で選りすぐりご提供しています。