Aさん夫妻は初めてのお子さんを授かり、ミネルバクリニックでNIPTを受けました。ミネルバクリニックを選んだ理由は、高精度な検査と遺伝専門医のカウンセリングでした。
初めての赤ちゃん。ドキドキしながら検査結果を待ちました。
NIPT検査結果は陽性。18トリソミーでした。
ミネルバクリニックでは、NIPTで陽性になった場合、必ずカウンセリングをしています。
Aさんは、陽性結果を受け取ったあと、ご夫妻でお越しになりました。
ミネルバクリニックでは、ハイスペックな超音波検査装置を導入したので、まずはエコー検査をすることにしました。
結果は、18トリソミー(エドワーズ症候群)によく見られる超音波検査異常所見がありました。
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まずは、Aさんご夫妻がどういうお気持ちなのかをお伺いしましたが、確率が高いなら羊水検査は行わず、このまま早い段階で中絶したいとの意向でした。
ミネルバクリニックでは妊娠9週からNIPTを実施していますので、結果は10~14日、つまり11週には出ることになります。
妊娠12週からは中期中絶になってしまいます。
初期中絶は中期中絶に比べて費用が安く、母体の負担が少ないというメリットがあります。
全体的なAさんにかかる負担を考えると、ご夫婦ともにこのまま中絶したいという意向でした。
しかし、やはり、産婦人科で胎児ドックをやってからにしてください、というお願いはしました。
NIPTで陽性の場合、もともとかかっている産婦人科で、「NIPTの結果が陽性だったから中絶したい」という話をすると、羊水検査をするように殆ど強制されてしまいます。
手術をしてくれるかどうか鍵を握っている相手から羊水検査を義務のように言われて、断れる妊婦さんがどれくらいいるでしょうか?
ですので、患者さんの本当に希望していることが、このまま中絶するという事であるならば、違う選択肢をご提案することにしています。
日本では、「今は産みたくない」とかという単純なニーズで簡単に中絶できるのに対して、お子さんの健康状態を理由とした中絶だけが羊水検査(妊娠16週から)を強要され、結果が出るのに2~3週間かかり、中絶リミットである21週近くになり中絶、という母体にとって肉体的にも精神的にも一番つらい状況にならなければならない、と言うことに関して疑問に感じているからです。
女性であるわたしは、「女性を擁護したい」という思いが強くなり。
確率が高く、ご本人の意思が固い場合には、別に羊水検査を経なくても良いのではないか、とずっとNIPTを扱ってきて、陽性の患者さんたちのその後のフォローアップもしっかりやってきた中、そのように考えるようになりました。
このお子さんは早くあきらめて、次のお子さんを妊娠するチャンスを大きくする方向に舵を切る。ご本人たちの希望がそれなら、それでいいと思うんですよ。
その人生を生きないといけないのは本人なので。もちろん、意思決定の前にきちんと説明を十分に受けたうえでってことですが。
何にしても、一番いけないのが、強制することだと思います。NIPTで陽性になったら必ず羊水検査を受けろ、という強制。
やはり、ご本人たちの人生ですから、ご本人たちの望む最善を実現しようとする。わたしはそういう医師でありたいと思います。
但し、的中率が低いものに関しては、羊水検査をちゃんと受けていただきたい、という思いに変わりはありません。
ミネルバクリニックでは、以下のNIPT検査を提供しています。少子化の時代、より健康なお子さんを持ちたいという思いが高まるのは当然のことと考えています。そのため、当院では世界の先進的特許技術に支えられた高精度な検査を提供してくれる検査会社を遺伝専門医の目で選りすぐりご提供しています。