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【安いNIPTの罠】価格だけで選ぶと危険?専門医が語るリスクと後悔|東京青山・ミネルバクリニック

【安いNIPTの罠】価格だけで選ぶと危険?専門医が語るリスクと後悔|東京青山・ミネルバクリニック

【安いNIPTの罠】価格だけで選ぶと危険?
専門医が語るリスクと後悔

この記事でわかること
📖 読了時間:約10分
🩺 NIPT・出生前診断
臨床遺伝専門医・仲田洋美 監修

Q. 安いNIPTと専門クリニックの検査、何が違うのですか?

A. 「検査の質」と「陽性時の命を守る体制」が決定的に異なります。
価格競争をしている施設の多くは、専門医がおらず「採血して終わり」です。万が一の陽性時に「あとは自分で病院を探してください」と放り出され、路頭に迷う妊婦様が後を絶ちません。一生に関わる検査だからこそ、価格だけで選ぶリスクを知ってほしいのです。


  • 安さの罠 → カウンセリング皆無、偽陰性のリスク、陽性後の放置

  • お金の話 → 基本は対象外だが、陽性→処置の流れなら医療費控除の対象になる

  • 将来の不安 → 「自立できるか」は検査では分からない。だからこそ専門家のサポートが必要

  • ミネルバの強み → 臨床遺伝専門医による一貫体制・偽陰性ゼロの検査精度

1. 「安いNIPT」の裏にあるリスクとは

【結論】 低価格NIPTの多くは、人件費(専門医やカウンセラー)を削り、安い検査会社へ委託することで価格を抑えています。その代償として、陽性時のサポートが皆無であったり、精度の低い検査が行われているリスクがあります。

これからの生活にお金がかかる時期ですから、「少しでも検査費用を抑えたい」と思うのは当然のことです。そのお気持ち、痛いほどよくわかります。しかし、NIPTは単なる健康診断ではありません。お腹の赤ちゃんの命に関わる、極めて重大な検査です。

美容外科や皮膚科の医師が、アルバイト感覚で名義を貸しているだけの「採血所」のようなクリニックが増えています。そこには、あなたの不安を受け止める専門家はいません。

⚠️ 価格競争の「カラクリ」
  • 専門医不在: 遺伝の知識がない医師がマニュアル通りに対応するだけ
  • 丸投げ検査: 精度不明なこともある検査機関へ検体を送るだけ
  • アフターフォローなし: 陽性が出ても「紹介状は書けません」「自分で病院を探して」と突き放される
  • 見せかけの保証: 「羊水検査費用負担」と言いつつ、厳しい条件や上限額がある

2. カウンセリング不足が招く「孤独」

想像してみてください。ある日突然、メール一通で「陽性(Positive)」という結果だけが送られてくる状況を。

「どういうこと?」「赤ちゃんはどうなるの?」「中絶しか道はないの?」
頭の中が真っ白になり、震える手でスマホを検索しても、出てくるのは怖い情報ばかり。相談できる医師もいない。これが、カウンセリングのないNIPT(採血だけの検査)の現実です。

💡 本来あるべき医療の姿

NIPTは「結果を知って終わり」ではありません。その結果をどう受け止め、ご夫婦でどう生きていくか、その過程を支えることこそが医療です。
当院では、臨床遺伝専門医である院長が、検査前から結果説明、そしてその後の道筋まで、責任を持って寄り添い続けます。

3. 検査精度の真実|NIPTはどこも同じではない

【結論】 NIPTの精度は検査会社(技術)によって雲泥の差があります。ミネルバクリニックでは、世界最高水準の第3世代NIPT(スーパーNIPT)と、米国4大検査機関によるCOATE法を採用し、開業以来偽陰性ゼロの実績を維持しています。

「NIPTならどこで受けても結果は同じ」と思っていませんか? それは大きな間違いです。古い技術や精度の低い検査機関では、判定不能や、最悪の場合「陰性と言われたのに生まれてみたら違った(偽陰性)」という悲劇が起こりえます。

(父親由来の遺伝子変異が子へ伝わるイメージ)

ダイヤモンドプラン(COATE法)の圧倒的な精度

当院のダイヤモンドプランでは、従来のNIPTでは分からなかった詳細なリスクまで検出可能です。

NIPTの検査精度比較表
検査項目・精度 一般的なNIPT ミネルバ(COATE法)
微細欠失の陽性的中率 70%台 99.9%以上
父親由来の新生突然変異 検出不可 56遺伝子を検査可能
当院における偽陰性 0件 (実績)
※上記リンク参照

この56遺伝子の変異(父親の精子由来の突然変異)は、重度の症候性自閉症の原因となる疾患を多く含んでいます。その積算リスクは1/600と決して低くありません。

4. NIPTと医療費控除|知っておくべき特例

【結論】 基本的にNIPTは「予防・検診」扱いのため医療費控除の対象外です。しかし、陽性となり、その後の確定検査や中絶手術へと進んだ場合は、一連の流れが「治療」とみなされ、遡ってNIPT費用も控除の対象となります。

Q. NIPTの費用は医療費控除の対象になりますか?

A. 原則は対象外ですが、「陽性後の医療処置」に進んだ場合のみ対象となる可能性があります。

これは非常に重要なポイントです。もし万が一の結果が出た場合、経済的な負担だけでも軽減できる制度があることを知っておいてください。当院では、こうした制度面のアドバイスも含め、患者様を全面的にサポートしています。

5. 障害の重篤度と将来の自立について

【結論】 「将来社会的に自立できるかどうか」までを判定できる検査は存在しません。NIPTでわかるのは染色体や遺伝子の変化による病気の可能性であり、その中には重い障害を伴う疾患も含まれますが、症状には個人差があります。

Q. 将来自立できないほど重い障害が心配です。検査でわかりますか?

A. 100%の未来を予言できる検査はありません。しかし、自立に大きな支障が出るレベルの重篤な疾患については、NIPTでリスクを知ることができます。

医学的・倫理的な観点から、出生前診断の対象となるのは基本的に「治療法がなく、社会生活に著しい困難を伴う重篤な疾患」です。当院のダイヤモンドプランで検査できる56遺伝子や微細欠失症候群の多くは、これに該当します。

「どんな障害があっても育てたい」という想いも、「育てられる自信がない」という不安も、どちらも親としての正直な気持ちです。正解はありません。だからこそ、正確な情報を知り、ご夫婦で納得いくまで話し合うための材料として検査を使っていただきたいのです。

6. ミネルバクリニックだけの解決策

私たちミネルバクリニックは、「日本で唯一、臨床遺伝専門医が遺伝子検査を行うために開業した日本初のクリニック」です(※類似の表現にご注意ください)。
非認証施設でありながら、大学病院レベル、あるいはそれ以上の検査精度と、個人のクリニックならではの温かいケアを両立させた稀有な医療機関です。

🛡️ 金銭的リスクヘッジ

互助会(8,000円)への加入で、陽性時の羊水検査費用を全額カバー(上限なし)。お金の心配をゼロにします。

🏥 時間的リスクヘッジ

2025年6月より、院内に産婦人科を併設。羊水・絨毛検査も当院で完結します。他院へ回されることなく、最短で確定診断が可能です。

💖 心理的リスクヘッジ

臨床遺伝専門医の院長が、最初から最後まで担当します。あなたを孤独にはさせません。

よくある質問(FAQ)

Q1. なぜ他のクリニックより検査費用が高いのですか?

当院では、検査の「正確性」と「偽陰性ゼロ」を最優先するため、コストがかかっても世界最高水準の検査会社(米国)を選定しているからです。また、専門医によるカウンセリングや設備維持にも投資し、患者様の安全を守っています。

Q2. 互助会には必ず入らなければなりませんか?

はい、当院では患者様を守るために互助会への加入を必須としています。海外旅行保険と同じで、「万が一」の時に高額な羊水検査費用で困らないための、皆様で支え合う仕組みです。

Q3. 認証施設と非認証施設、どちらが良いのでしょうか?

一概には言えませんが、認証施設は検査項目が限定的(3つのトリソミーのみ等)な場合が多いです。ミネルバクリニックは非認証施設ですが、大学病院以上に厳しい基準で検査を選び、専門医が一貫して診療する稀有な体制を整えています。

Q4. 検査結果はどれくらいで出ますか?

多くのプランで10日前後ですが、当院では「早さ」よりも「正確さ」を重視しています。生涯に関わる結果ですので、焦らず、しかし迅速に、確実な結果をお届けします。

Q5. 遠方でも検査を受けられますか?

はい、全国オンラインNIPTを実施しています。ご自宅にいながら専門医のカウンセリングを受け、お近くの採血機関で検査が可能です。

Q6. 妊娠何週から受けられますか?

基本は妊娠10週からですが、当院では臨床研究として妊娠6週からの早期NIPTも実施しています。早期に知ることで、考える時間を十分に確保できます。

一人で抱え込まないでください

ネットの情報に疲れたら、一度専門医の話を聞きに来ませんか?
あなたと赤ちゃんを守るための準備を、一緒に始めましょう。

参考文献

  • [1] 国税庁「医療費控除の対象となる医療費」[公式サイト]
  • [2] American College of Obstetricians and Gynecologists (ACOG). Practice Bulletin No. 226: Screening for Fetal Chromosomal Abnormalities. Obstet Gynecol. 2020. [PubMed]
  • [3] ACMG Statement on Noninvasive Prenatal Screening. Genetics in Medicine. 2016. [公式サイト]


プロフィール
仲田洋美 医師(臨床遺伝専門医)

この記事の筆者:仲田 洋美(臨床遺伝専門医)

ミネルバクリニック院長。1995年に医師免許を取得後、臨床遺伝学・内科・腫瘍学を軸に、
のべ10万人以上のご家族の意思決定と向き合ってきた臨床遺伝専門医です。
出生前診断・遺伝学的検査においては、検査結果そのものだけでなく
「結果をどう受け止め、どう生きるか」までを医療の責任と捉え、
一貫した遺伝カウンセリングと医学的支援を行っています。

日本人類遺伝学会認定 臨床遺伝専門医/日本内科学会認定 総合内科専門医/
日本臨床腫瘍学会認定 がん薬物療法専門医。
2025年には APAC地域における出生前検査分野のリーダーとして国際的評価を受け、
複数の海外メディア・専門誌で特集掲載
されました。


▶ 仲田洋美の詳細プロフィールはこちら

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