目次
NIPT陽性後の不安を守る
羊水検査の費用負担と24時間相談を臨床遺伝専門医が解説
📍 クイックナビゲーション
当院では、NIPT(新型出生前診断)の検査結果が出た後のサポートも徹底してご用意しております。もし「陽性」の判定が出た場合、経済的、時間的、そして心理的なご負担を最小限にするための3つの柱で患者様の体と心を守ります。
Q. ミネルバクリニックのアフターサポート(トリプルリスクヘッジ)とは?
A. 以下の3点で「最初から最後まで伴走」いたします。
NIPT陽性となり、最も混乱している妊婦さんたちに最適なサポートを提供するため、当院は「検査をやりっぱなし」にすることはありません。
- ➤金銭的負担の排除:互助会(強制加入)により、高額な羊水検査の費用を全額負担します。
- ➤時間的負担の排除:2025年6月より院内で羊水・絨毛検査を実施。ほとんどの項目で3日以内に結果をお返しします。
- ➤心理的負担の排除:孤独にさせないため、24時間院長に直通で電話相談が可能です。転院の不安もありません。
1. NIPTで「陽性」判定を受けた時の深い孤独
NIPTは非確定診断(スクリーニング検査)です。万が一「陽性」と判定された場合、赤ちゃんの状態を白黒つけるためには、出生前の確定診断である羊水検査や絨毛検査を受けるという選択肢が入ってきます。
⚠️ 注意:NIPTの陽性判定は「確定」ではありません。確定させるには羊水検査などが必要ですが、多くの妊婦さんはここで大きなパニックと深い孤独に陥ります。
「なぜ私だけが?」「赤ちゃんはどうなるの?」と、ご自分のせいではないのに自分を責めたり、一日中泣いていたりする方も珍しくありません。だからこそ私たちは、検査結果を郵送で送りつけるような冷たい対応は絶対にしません。最初から最後まで患者様と一緒に伴走したいという思いから、現在のアフターサポートを構築しました。
🔍 関連記事:NIPTの結果の意味を正しく理解するために
2. ミネルバクリニックがお約束する3つのアフターサポート詳細
当院で行っているアフターサポートの具体的な内容についてご紹介します。
① 陽性時の羊水検査費用を全額負担(互助会制度)
NIPTで陽性判定となり、もし確定検査(羊水検査など)を受けたいとご決断された場合、大きなネックになってくるのが検査費用です。羊水検査の費用は一般的に約10万円から20万円もかかり、自由診療のため全額自己負担となります。この経済的負担が理由で確定診断をためらうことは避けなければなりません。
【当院の解決策】少しでも患者様のご負担を軽くするべく、当院では羊水検査の費用を全額負担いたします。受検される皆様には、互助会(カトレア会)に【強制加入】としてご入会いただきます。費用はNIPT1回につき8,000円です。この相互扶助の仕組みにより、いざという時の高額な費用負担を完全に取り払います。
② 転院不要!当院内で羊水検査・絨毛検査を実施(結果は最短3日以内)
一般的に、NIPTで陽性と判定された後、ご自身でゼロから羊水検査が可能な病院を探し、予約を取るのは極めて困難で大きな負担です。さらに、通常の病院では結果が出るまで2~3週間かかることが多く、この「結果を待つ時間」が妊婦さんの心身を深く削ります。
【当院の解決策】そうした物理的・時間的な負担をなくすため、当院では2025年6月より、院内で羊水検査および絨毛検査を実施できる体制を整えました。NIPTから確定診断まで転院の手間なく一貫したケアが可能です。さらに、ほとんどの項目において検査結果を3日以内にお出しするスピード検査体制を実現しています(※マイクロアレイ検査等の一部は約2週間)。
遠方の方や、ご希望がある場合には、患者様のご状況に合わせて適切な提携院等をご紹介することももちろん可能です。何よりも「不安な待ち時間を最小化する」ことを第一に考えています。
③ 24時間つながる院長直通の電話相談ホットライン
もう一つの最も重要なアフターサポートが、24時間いつでも院長と電話でつながるホットラインの開設です。不安は夜や休日に突然襲ってきます。そんな時に、いつでも専門医である私(仲田)に直接相談ができます。
3. なぜ私たちがここまでサポートするのか?「命の選別」という批判を超えて
NIPTが導入された2013年頃から、一部で「NIPTは命の選別だ」という批判がありました。しかし、せっかくやどった命を自ら失う判断をするご夫婦が、どれだけ血の涙を流すような思いをしているかを見てきた私からすれば、「なぜ女性ばかりが傷つかないといけないのか」と強い疑問を覚えます。
家族単位での「しあわせの最大化」という合理的な決断
保護者には監護権があり、日本の法律の仕組みでは、一方的に親御さんが経済的・労力的な側面で養育をしなければなりません。しかし、ダウン症候群をはじめとする障害のあるお子さんが大人になって自立するための社会的なサポート体制は、未だ不十分と言わざるを得ません。
- ➤50年前は2年だったダウン症候群の平均寿命が、現在は60歳まで長期化。
- ➤親御さんが高齢化した際、「親亡き後」の子どもの幸せをどう担保するかという深刻な不安。
- ➤兄弟姉妹がいる場合、彼らの人生(結婚など)にも大きく影響する現実。
不安を乗り越えられない。「自信がない」と思ってしまっても仕方がない側面があります。妊娠初期の段階で悲しい決断をし、次の健康な赤ちゃんをお迎えする準備をするのは、一つのファミリーとして合理的な選択だと私は実感しています。これは障害のある方の生きる権利を否定するものではなく、厳しい日本社会における親の責任と葛藤の形なのです。
4. リプロダクティブ・ライツ(女性の自己決定権)の尊重
産婦人科で出生前診断を受けたいと言えば、いまだにお腹の赤ちゃんに無礼だと怒鳴りつける医療従事者もいると聞きます。しかし、そうした批判をする人たちが、その後の過酷な養育を手伝ってくれるわけではありません。
また、意外と多いのが「12週以降は中期中絶になるから避けたい」という切実な理由です。胎児異常を理由に妊娠中期に中絶を行った女性は、初期に行った女性に比べて心的外傷後ストレス症状(PTSD)を持つ可能性が高いことが報告されています。さらに、国内の初期中絶の主流である「掻爬法(そうはほう)」は、WHOから時代遅れと指摘されており、母体への安全なアクセス(吸引法など)が確保されているとは言い難い現状があります。
プロ・チョイスとプロ・ライフの間で
女性に産む・産まないを決める権利があるとする「プロ・チョイス」と、赤ちゃんの権利を擁護する「プロ・ライフ」。いかなる人の自己決定も尊重されてほしいと私は願っていますが、100%プロ・チョイスの立場でもありません。
必要な人にはきちんと羊水検査を受けていただき、「実は障害もなく生まれてきても大丈夫だった」という赤ちゃんが、確認不足で命を落とすことは絶対にあってはならないからです。だからこそ、高い精度を誇る第3世代NIPT(COATE法など)と、遺伝専門医による正確なカウンセリングが不可欠なのです。
💡 当院のスタンス:他院で全染色体検査が陽性となり、そのまま中絶しようとしていたご夫婦が当院に相談に来られました。思いとどまって羊水検査を受けた結果、異常はなく、無事に元気な赤ちゃんがお生まれになった事例もあります。専門医の介入が生死を分けるのです。
🔍 関連記事:実際の診療現場から
5. まとめ:ミネルバクオリティのお約束
当院は非認証施設ではありますが、それは決して質が低いという意味ではありません。臨床遺伝専門医がカウンセリングから判定、陽性後のケア、そして院内での確定検査までを一貫して行う、国内でも極めて稀有な医療機関です。
日々世界標準のサイエンティフィックなエビデンスを求め、真摯に患者様たちと向き合う中で得た経験を、お一人お一人にフィードバックしています。たとえ辛い結果であっても、「ミネルバクリニックに来てよかった」と思っていただけるよう、ママの権利と赤ちゃんの権利を最大限尊重し、誠心誠意サポートし続けます。
🏥 ネットの情報に疲れたら、一度専門医にお話しください
遺伝カウンセリングは、単なる検査説明ではありません。
どんな悩みでも、一人で抱え込まずに相談してください。
よくある質問(FAQ)


