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キリキリ痛む妊娠初期の胃痛の原因・対処法を紹介!病院に行くべき胃痛症状とは

妊娠超初期の症状として胃痛が起こることがあり、早い方では、妊娠3週目から体調の変化に気づくことがあります。胃痛の原因や対処法を知っておくと、妊娠期の不安ごとを部分的に解消できるでしょう。
そこで今回は、妊娠超初期に胃痛が起こる理由や胃痛を緩和する方法をご紹介します。また、病院に行くべき胃痛の症状も紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

キリキリ?激痛?さまざまな妊娠初期の胃痛(みぞおちの痛み)の症状

妊娠初期の胃痛の症状はさまざまです。タイプ別に紹介するので、自身が感じている胃痛のタイプがどういった症状に当てはまるのか確認してみてください。

胃がキリキリ・ギューッと痛む

空腹時や食後の直後にキリキリとした胃痛を感じたり、キューッと胃がつぶされるような痛みを感じたりすることがあります。このキリキリとした痛みは、つわりによる嘔吐や気分の悪さによって胃がキリキリと痛む場合があったり、妊娠超初期の自律神経の乱れによってキリキリ・チクチクとした痛みが出たりすることもあります。こうした胃痛から妊娠に気づく方も多いです。

胃が重くて焼けるような鈍痛

キリキリとして痛み以外にも、鈍い痛みや胃もたれ感、胃が常に膨らんだ感じで不快感がある場合があります。胃の中に何かものが貯まっている感じがすると、気分までスッキリしなくてつらいでしょう。また、胃が常に膨らんでいてズーンと重たい感じだと食欲が湧かない場合もあります。その他には、胃が熱く、焼けるような不快感があるという方もいらっしゃいます。
胃痛の症状は個人によって千差万別です。もし痛みがつらいときは無理に我慢をしないで医師に相談をしましょう。

食後に痛む

妊娠初期はホルモンバランスの変化により、食欲が減退してしまうことがあります。空腹の時間が長く続くと胃が荒れてしまい、その荒れた状態で食事をすると痛みが生じる可能性があります。

こんな胃痛症状には要注意!医療機関での受診を推奨

以下で紹介する症状の胃痛は、胃炎や胃潰瘍の可能性もあります。このような症状が見られた場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。
【注意が必要な胃痛の症状】

  • □ 胃痛を繰り返す
  • □ 出血を伴う
  • □ 嘔吐がある
  • □ 下痢を繰り返す

また、胃痛だと思っていても実は子宮の張りであるケースもあります。妊娠によって子宮が大きくなると、子宮を支える靱帯が引っ張られてお腹の張りや痛みを感じるためです。痛みを感じる場所をきちんと確認しましょう。

妊娠初期の胃痛の原因

妊娠するとプロゲステロン黄体ホルモン)の分泌が維持されますが、これが胃痛の原因となっている可能性があります。また、妊娠によって起こるさまざまな変化に対応できず、ストレスを抱えることも原因と考えられるでしょう。ここからは、それぞれの理由について詳しく解説します。

妊娠に欠かせない役割を持つプロゲステロン(黄体ホルモン)の影響

妊娠すると、下記の3つのホルモンが増加します。

  • hCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン
  • エストロゲン(卵胞ホルモン)
  • ● プロゲステロン(黄体ホルモン)

上記のホルモンのなかでプロゲステロンが胃痛の原因になっている可能性が高いです。
プロゲステロンは妊娠前から分泌されているホルモンで、胃痛やイライラ、眠気、ほてりなどの症状を引き起こすといわれています。排卵後から生理開始までの間に多く分泌され、生理前のイライラや体調不良などの精神的もしくは身体的症状を指すPMS(月経前症候群)もプロゲステロンによるものです。
不快な症状を引き起こすプロゲステロンですが、妊娠に欠かせない大切な役割も担っています。受精卵が着床しやすいように子宮内膜の状態を整えたり、受精卵が着床すると子宮内膜を厚い状態に保って妊娠の継続を助けたりします。また、基礎体温を上昇させたり、乳腺を発育させたりするのもプロゲステロンの働きです。

精神的なストレス

胃痛を感じ始める方も多い妊娠超初期は、まだ妊娠検査薬でも反応が出ない時期です。そのため、本当に妊娠しているのか、妊娠していたら体や生活にどのような変化が起こるのかなど、妊娠に対する期待や不安が押し寄せることもあるでしょう。それが精神的なストレスになり、胃痛を起こす可能性があります。
ストレスがかかると自律神経のバランスが乱れ、胃腸の機能が低下します。それによって胃酸の過剰分泌を招き、胃の粘膜を刺激することで胃痛が起こると考えられます。

胃痛を和らげる対処法を紹介

妊娠超初期にはつわりがあるため、食べられるものが限られたり偏ったりしますが、そのなかでも胃痛を和らげる方法を上手く生活に取り入れるようにしましょう。胃痛の原因がホルモンの影響によるものか、精神的ストレスによるものかを見極め、原因に合った対処法を試してみてください。ここでは、4つの対処法を解説していきます。

食生活➀刺激物を避ける

刺激物は胃酸の分泌を促し胃への負担を大きくするため、なるべく避けるようにしましょう。胃への刺激が強いのは冷たいものや辛いものです。具体的には、カフェインが入ったコーヒー、炭酸飲料、スパイスや唐辛子などの香辛料などです。飲料はできる限り、常温〜温かいものを摂るようにしてください。
ただし、つわりで冷たいものしか食べられない場合は、無理に我慢する必要はありません。つわりがある場合は、食べられるものを優先しましょう。

食生活②消化に良い食べ物を食べる

胃の調子が悪いときは、消化に良い食べ物を食べることで胃を休めることができ、症状の回復を早めることができます。消化に良い食べ物は脂質と食物繊維が少ない食べ物です。具体的には、お粥や雑炊、鶏ささみや白身魚、バナナやリンゴなどが挙げられます。
つわりで温かいもののにおいが気になる場合は、十分柔らかくしたものを常温で食べるようにしましょう。

ストレスや不安はパートナーと共有する

妊娠に対する期待や不安など、精神的ストレスはパートナーと共有し、ストレスを抱え込まないようにしましょう。
一人で抱え込んでいたことも、パートナーに話すことで解決する可能性があります。また、解決しない場合でも話すことでスッキリとした気分になり、パートナーと悩みを分かち合えたことで安心感を得られるでしょう。それによって、ストレスが軽減され、胃痛の緩和につながります。

リラックスを心がける

リラックスすることにより、胃酸の過剰分泌の原因となっていた自律神経の乱れが整って、胃痛の緩和が期待できます。具体的なリラックス方法として、下記のようなものがあります。

  • ● 湯船にしっかりと浸かる
  • ● シムスの姿勢をとる(体の左側を下にし、右膝を曲げた状態で横たわる)
  • ● 締め付けるような服装を避け、ゆったりとした服装をする
  • ● アロマセラピー

湯船にしっかりと浸かることで、心身がほぐされ自律神経が整います。また、お腹の張りなどが気になるときは、シムスの姿勢をとるとよいとされています。服装はお腹を締め付けるようなものをなるべく避け、ゆったりとしたデザインを選ぶようにしましょう。
リラックス効果の期待できるアロマセラピーですが、妊娠中には注意も必要です。妊娠超初期は芳香浴であれば問題ありませんが、アロママッサージやアロマバスといった肌から直接吸収する場合は、使用する精油が限られています。また、専門家によっては精油を使うこと自体を避けたほうがよいという意見もあるため、十分な知識を得てから実践するようにしてください。

胃痛や体調不良でも!NIPTはオンラインで受検可能

赤ちゃんの染色体異常があるのか検査したいけれど、胃痛や体調不良などのさまざまな理由からクリニックへの外出が困難な方もいらっしゃるでしょう。そのような場合には、ミネルバクリニックで提供しているオンラインNIPTがおすすめです。
ここからは、オンラインNIPTについてご予約方法や診断の流れまで紹介させていただきます。

NIPTとは

NIPT(新型出生前診断)とは、妊婦さんの血液を採取して赤ちゃんのDNAや染色体をスクリーニングし、ダウン症などの疾患がないか検査することです。母体への負担も少なく、安全にスクリーニングできるので全国にあるクリニックが導入しています。現在、日本国内では出生前検査認証制度等運営委員会が認証(認可・認定)した認証施設と認証を受けていない非認証施設に分かれています。
認証施設で調べられるのは、21トリソミー症候群(ダウン症候群)、18トリソミー症候群、13トリソミー症候群のみです。一方、非認証施設では先述した3つの染色体以外にも検査可能なところが多いです。ただし、認証施設では必須の遺伝カウンセリングが非認証施設では受けられないこともあります。

オンライン診断について

ミネルバクリニックではオンラインNIPTを実施しています。胃痛がひどい妊婦さんや、小さい子供がいて遠出が難しい妊婦さんでもご自宅からNIPT検査を受けることができます。
オンライン診療は、ご自宅でゆっくり安心してカウンセリングを受けることができるため、クリニックに行って、診察を待つ時間も削減できます。ただし、東京都にお住まいの妊婦さんは、対面での診察をしたい想いがあり、採血機関の紹介はしておらず来院をお願いしております。
NIPTの検査は、実績のある全国92箇所の採血期間で実施できます。実績のない地域も随時開拓中です。

ミネルバクリニックのNIPT検査の流れ

ミネルバクリニックのオンラインNIPTをご希望の方へ、検査の流れをご案内します。

ご予約

・WEBフォームからお申し込みはこちら
・お電話でのお申し込みはこちら:03-3408-3768
・ご予約確定後、基本検査(13、18、21トリソミー)のご入金
・問診票の記入

遺伝カウンセリング

臨床遺伝専門医である院長が遺伝カウンセリングを行います。カウンセリング内容に基づき、最終的な検査プランをご選択いただきます。
基本検査(13、18、21トリソミー)以外のオプションについて、差額が出た場合のみ追加のお支払いを戴きます。

採血

検査キットをミネルバクリニックからお送りします。採血が必要な診療内容の場合、お近くの医療機関で採血をしていただきます。医療機関のご案内、手配も対応しておりますのでご相談ください。採血が終わったら、患者さまご自身でミネルバクリニックへご返送いただきます。
※詳細は事前に資料も含めご案内いたします

検体発送〜検査結果開示

検体はミネルバクリニックから検査会社へ速やかに発送し、検査の進捗状況に応じてメールをお届けします。
検査結果が出たら、患者様マイページで検査結果をご確認いただけます。仮に陽性結果が出た場合、遺伝カウンセリングなどその後のアフターフォローを行いますので、ご安心ください。

まとめ

妊娠初期の胃痛症状には個人差があり、さまざまです。痛みの強さを確認し、我慢のできない痛みであったり、今回紹介した病院に行くべき症状に当てはまっていたりする場合は無理せず医療機関に相談するようにしましょう。また、胃痛は痛みの原因もさまざまで、感染症によるものからホルモン、精神的なストレスも考えられます。痛みの緩和が期待できる対処法を参考にしていただき、少しでも軽減できるようにケアしてみてください。
妊娠中は不安なことが多いですが、一人で抱え込むとストレスからの体調不良や、胃痛などの症状悪化につながってしまいます。パートナーや周りに相談することを大切にして、妊娠生活を過ごしてください。

この記事の著者:仲田洋美(医師)

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ミネルバクリニックでは、以下のNIPT検査を提供しています。少子化の時代、より健康なお子さんを持ちたいという思いが高まるのは当然のことと考えています。そのため、当院では世界の先進的特許技術に支えられた高精度な検査を提供してくれる検査会社を遺伝専門医の目で選りすぐりご提供しています。

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プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 (がん薬物療法専門医認定者名簿)、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医(臨床遺伝専門医名簿:東京都)として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

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