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絨毛検査と羊水検査の違い ― 検査時期・流産リスク・胎盤モザイクと選び方を臨床遺伝専門医が解説

仲田洋美 医師

この記事の監修:仲田洋美(臨床遺伝専門医)

臨床遺伝専門医・総合内科専門医・がん薬物療法専門医の仲田洋美医師が監修。

絨毛検査と羊水検査は、どちらも胎児の染色体を確定的に調べる確定検査です。最大の違いは検査時期で、絨毛検査は通常妊娠11週0日〜13週6日ごろ、羊水検査は妊娠15週以降に行われます。この記事では、絨毛検査と羊水検査の違いを、検査時期・流産リスク・胎盤限局性モザイク(CPM)・わかることの観点から臨床遺伝専門医が比較し、NIPTで陽性が出たあとの確定検査の選び方まで整理します。「どっちを選べばいいの?」という疑問に、順を追ってお答えします。

この記事でわかること
📖 読了時間:約15分
🩺 確定検査・出生前診断
★ 臨床遺伝専門医監修

Q. 絨毛検査と羊水検査、どっちを選べばいいですか?

A. 検査時期と、何を優先するかで選び方が変わります。絨毛検査(CVS)は通常妊娠11週0日〜13週6日ごろに行われ、羊水検査は妊娠15週以降に羊水中の胎児由来細胞を解析します。どちらも染色体異常の確定診断ができますが、絨毛検査は胎盤の細胞を調べるため胎盤限局性モザイク(CPM)の影響を受けることがあり、羊水検査はその影響を受けにくいという違いがあります。選択は妊娠週数、検査目的、超音波所見、検査対象などを踏まえて検討します。

  • ➤絨毛検査(CVS) → 通常妊娠11週0日〜13週6日ごろに胎盤の絨毛を採取
  • ➤羊水検査 → 妊娠15週以降に羊水を採取し、羊水中の胎児由来細胞を解析
  • ➤わかること → どちらも染色体の病気の有無を確定。ただし症状の重さまではわからない
  • ➤胎盤モザイク(CPM) → 絨毛検査で注意が必要。疑われた場合は羊水検査で確認
  • ➤流産リスク → 手技による上乗せリスクの推定値は研究条件によって異なる

🧬 絨毛検査と羊水検査の違い(早見表)

項目 絨毛検査(CVS) 羊水検査
検査時期 通常妊娠11週0日〜13週6日ごろ 妊娠15週以降
採取するもの 胎盤の絨毛(赤ちゃんと同じ由来) 羊水中の胎児由来細胞
わかること 染色体の数的・構造異常 染色体の数的・構造異常
胎盤モザイク(CPM) 影響を受けることがある 影響を受けにくい
結果まで 約2〜3週間(迅速法で数日) 約2〜3週間(迅速法で数日)

※流産リスクの数値は資料や施設によって幅があります。詳しくは「流産リスクをどう考えるか」で解説します。

1. 絨毛検査と羊水検査の違い ― まず結論から

絨毛検査と羊水検査は、どちらも胎児の染色体を確定的に調べる確定検査です。NIPTのようなスクリーニング(可能性を示す検査)ではなく、診断を確定させるための検査という点は共通しています。両者の最も大きな違いは、次の2つです。

1つめは検査時期です。絨毛検査は通常妊娠11週0日〜13週6日ごろ、羊水検査は妊娠15週以降に行われます。2つめは採取するもので、絨毛検査は胎盤の一部(絨毛)を、羊水検査は羊水中の胎児由来細胞を採ります。この違いから、結果を得られる時期の早さや、後述する胎盤限局性モザイク(CPM)の影響の受けやすさが変わってきます。まず、それぞれの検査を順に見ていきましょう。

2. 絨毛検査(CVS)とは

絨毛検査(CVS:Chorionic Villus Sampling)は、通常妊娠11週0日〜13週6日ごろに胎盤の一部である絨毛を採取して、染色体・遺伝学的検査を行う診断検査です。羊水検査より早い時期に結果を得られるのが大きな特徴です[1]。

💡 用語解説:絨毛(じゅうもう)とは

絨毛とは、胎盤の表面にある細かい突起状の組織です。胎盤と胎児はいずれも受精卵に由来しますが、胎盤に限局した染色体異常が生じることがあります。そのため、絨毛の染色体所見が胎児の染色体所見と一致しない場合があります。ただし、まれに胎盤と胎児で染色体が異なる胎盤限局性モザイク(CPM)が起こることがあり、これが絨毛検査特有の注意点になります。

採取方法は、超音波で位置を確認しながらお腹から細い針を刺して絨毛を採る経腹法が一般的です。結果は通常2〜3週間で判明し、迅速法(QF-PCR法など)を併用すれば主要な染色体異常について数日で暫定結果が得られることもあります。わかる範囲は羊水検査とほぼ同じで、ダウン症候群(21トリソミー)、18トリソミー、13トリソミー、性染色体の変化、構造異常などを調べられます。マイクロアレイ検査を追加すれば微細な欠失・重複も対象になります。

3. 羊水検査とは

羊水検査は、妊娠15週以降に羊水を採取し、その中に含まれる胎児由来細胞を解析する診断検査です[1]。羊水中には赤ちゃんの皮膚や粘膜、尿路などから剥がれ落ちた細胞が浮遊しており、これを培養・解析して染色体を調べます。

💡 用語解説:羊水とは

羊水とは、子宮内で赤ちゃんを包んでいる透明な液体です。赤ちゃんの皮膚や尿などから成分が供給され、その中に胎児由来の細胞が浮遊しています。この細胞を調べるのが羊水検査です。羊水そのものの役割は羊水とはで解説しています。

羊水検査は出生前診断で長く行われてきた確定検査で、羊水中の胎児由来細胞を解析するため、絨毛検査に比べて限局性胎盤モザイクの影響を受けにくい点が特徴です。また、羊水中のAFP(アルファフェトプロテイン)を測定すれば、開放性神経管奇形(二分脊椎・無脳症など)の可能性も評価できます。羊水検査で具体的に何がわかるかは羊水検査でわかること、受ける時期や結果が出るまでの流れは羊水検査とは(総論)で詳しく解説しています。

4. 絨毛検査と羊水検査を項目別に比較

絨毛検査と羊水検査を、主要な項目で並べて比較します。どちらも確定検査で、調べられる染色体異常の範囲はほぼ同じです。違いが出るのは、主に検査時期・採取するもの・胎盤モザイクの影響です。

比較項目 絨毛検査(CVS) 羊水検査
検査時期 通常妊娠11週0日〜13週6日ごろ 妊娠15週以降
採取するもの 胎盤の絨毛 羊水中の胎児由来細胞
わかること 染色体の数的・構造異常(アレイ追加で微細欠失) 染色体の数的・構造異常(アレイ追加で微細欠失)+AFPで神経管奇形
胎盤モザイク(CPM) 影響を受けることがある 影響を受けにくい
結果まで 約2〜3週間(迅速法で数日) 約2〜3週間(迅速法で数日)
実施施設 比較的限られる 多くの施設で実施
主な強み 早い時期に結果がわかる 胎児由来細胞を直接調べる・実績が豊富

⚠️ 共通して知っておきたいこと

どちらの検査も確定検査で、診断の精度は高いものです。ただし、出生前診断で調べているのは主に染色体の変化であり、症状の重さや、染色体以外が原因の病気まではわかりません。「病気があるか・ないか」はわかっても「どのくらいの症状になるか」はわからない、という点は両検査に共通します。

5. 流産リスクをどう考えるか

「確定検査を受けたいけれど、流産のリスクが心配」という声はよく聞かれます。ここは数値の受け止め方が大切なので、わかっていることと、数値に幅があることを正直に整理します。

📊 流産リスクの目安(数値には幅があります)

国内の公的資料では、絨毛検査の流産リスクを約1%と説明しているものがあります[3]。一方、2015年のメタ解析では手技による上乗せリスクは羊水検査0.11%、絨毛検査0.22%と推定されました[2]。数値に幅があるのは、研究の時期・対象・施設の技術によって結果が変わるためです。

これらは集団から推定された値であり、そのまま個人の流産確率を示すものではありません。手技関連リスクは、術者の経験、穿刺回数、妊娠背景など複数の要因の影響を受けます。羊水検査のリスクについては羊水検査のリスクで詳しく解説しています。

💡 「検査後の流産」と「検査が原因の流産」は分けて考える

妊娠中期には、検査を受けなくても一定の割合で自然流産が起こります。そのため、検査後に流産が起きたとしても、それだけでは検査が原因だったとは判断できません。時間的な前後関係と因果関係は分けて考える必要があります。

流産リスクを左右する主な要因

要因 リスクへの影響
医師の技術・経験 実施件数の多い施設ほどリスクは低いと報告されています
超音波機器の性能 高性能な機器ほど、より正確に穿刺できます
穿刺回数 1回で採取できるとリスクは低く、複数回はやや上がります
胎盤の位置・母体の状態 前壁胎盤や子宮筋腫などで、技術的に難しくなることがあります

\ 絨毛検査・羊水検査の内容とリスクを、受ける前に確認できます /

🔬 羊水検査・絨毛検査のご案内を見る

遺伝カウンセリングについて

6. 絨毛検査と羊水検査の選択を考えるポイント

検査法の選択では、現在の妊娠週数に加えて、検査目的、超音波所見、検査対象、胎盤位置などを確認します。妊娠15週以降では羊水検査が一般的で、絨毛検査は通常それより早い時期に行われます。

絨毛検査が選択肢になる方

  • ▶ できるだけ早く結果を知りたい方
  • ▶ NIPTで妊娠初期に陽性となった方
  • ▶ 妊娠11〜14週の方

羊水検査が選択肢になる方

  • ▶ 胎盤限局性モザイク(CPM)の影響を避けたい方
  • ▶ 胎児由来の細胞を直接調べたい方
  • ▶ すでに妊娠15週以降の方
  • ▶ 神経管奇形(AFP)も併せて調べたい方

どちらを選択するかは、妊娠週数、検査目的、各検査の利点と限界を踏まえて検討します。当院では両検査の内容・リスク・限界について説明しています。

7. NIPT(スクリーニング)と確定検査の関係

NIPTは採血だけで受けられるスクリーニング検査で、絨毛検査・羊水検査は確定検査です。NIPTで陽性となった場合、確定診断のためにいずれかの確定検査を受ける、という流れになります。NIPTの結果だけで診断が確定するわけではありません。

NIPTスクリーニング・採血
▶
陽性可能性を示す
▶
確定検査を選択絨毛 or 羊水
▶
確定診断

NIPTで陽性となっても、実際には胎児に染色体異常がない「偽陽性」が含まれることがあります。原因としては、①胎児の染色体異常、②胎盤限局性モザイク(CPM)、③母体側の要因、④バニシングツイン(双胎の一方の消失)などが考えられます。だからこそ、NIPT陽性のあとは確定検査で確認することが大切です。NIPT陽性から確定検査で陰性になる仕組みはNIPT陽性から羊水検査陰性へ(偽陽性の原因)で解説しています。

💡 用語解説:陽性的中率(PPV)

陽性的中率(PPV)とは、「検査が陽性だった人のうち、実際に病気がある人の割合」です。NIPTのPPVは調べる対象や母体年齢によって変わり、頻度の低い染色体異常ほど、陽性でも実際には異常がない割合が高くなります。この点からも、陽性のあとに確定検査で確認する意味があります[1]。

8. 胎盤限局性モザイク(CPM)の問題

絨毛検査と羊水検査の違いを理解するうえで欠かせないのが、胎盤限局性モザイク(CPM)です。絨毛検査と羊水検査で結果が異なる原因の一つが、この現象です。

💡 用語解説:胎盤限局性モザイク(CPM)

CPM(Confined Placental Mosaicism)とは、胎盤の細胞と胎児の細胞で染色体が異なる状態です。たとえば、胎盤には染色体異常のある細胞があるのに、赤ちゃん自身は正常、ということが起こりえます。絨毛検査は胎盤の細胞を調べるため、CPMがあると結果が胎児の実際の状態と異なることがあります[4]。

CPMは絨毛検査の一定の割合で見られます。絨毛検査でモザイクが疑われた場合は、胎児由来の細胞を直接調べる羊水検査で確認することが検討されます。これは、羊水検査がCPMの影響を受けにくいという特徴を生かした対応です。

なお、NIPTもCPMの影響を受けます。NIPTが分析する母体血中の胎児由来DNAは、その多くが胎盤に由来するためです。NIPTで陽性となる背景にCPMがあることもあり、これもNIPT陽性後に確定検査が必要とされる理由の一つです。CPMと胎児発育の関連については限局性胎盤モザイク(CPM)と胎児発育不良(FGR)の関係で解説しています。

仲田洋美院長

🩺 院長コラム【「早さ」と「確実さ」は別の軸】

絨毛検査と羊水検査を比べるとき、「どちらが優れているか」という一つの物差しで考えたくなりますが、医学的には「早さ」と「確実さ」は別の軸です。絨毛検査は早い時期に結果が得られる一方、胎盤の細胞を調べるためCPMという固有の課題があります。羊水検査は時期が遅くなる代わりに、胎児由来の細胞を直接調べます。

どちらを選ぶかは、週数という動かせない条件と、何を優先するかによって決まります。両検査を比較するときは、それぞれで分かること、限界、実施可能な妊娠週数を確認することが重要です。検査目的や条件に照らして選択肢を検討します。

9. ミネルバクリニックのサポート体制

ミネルバクリニックでは、臨床遺伝専門医が運営し、NIPTから確定検査(絨毛検査・羊水検査)まで一貫して対応しています。2025年6月に産婦人科を併設し、羊水検査・絨毛検査も院内で実施できる体制を整えました。

🏥 院内で確定検査まで対応

NIPTから確定検査(絨毛検査・羊水検査)まで院内で対応でき、転院の必要がありません。

👩‍⚕️ 臨床遺伝専門医が担当

検査前後の遺伝カウンセリングを臨床遺伝専門医が担当し、結果の意味と選択肢を整理します。

💰 互助会で費用面に配慮

互助会(8,000円)で、陽性時の確定検査費用を上限なくカバーします。

🌐 遠方の方にも対応

オンラインNIPTや、来院前後のオンライン遺伝カウンセリングに対応しています。

💡 遺伝カウンセリングでできること

当院では遺伝カウンセリング料金が検査費用に含まれています。ここでできるのは、絨毛検査・羊水検査の内容やリスク、選択肢について相談すること、検査で分かること・分からないことを確認すること、結果をその後の判断にどう用いるかを一緒に整理することです。集団のデータをそのままお一人の確率に変換できるわけではありませんが、正確な情報に基づいて判断できるよう支援します。

🏥 絨毛検査・羊水検査のご相談

絨毛検査と羊水検査のどちらが適しているか、
検査の内容・リスク・選択肢について、
臨床遺伝専門医が運営するミネルバクリニックでご相談いただけます。

よくある質問(FAQ)

Q1. 絨毛検査と羊水検査、どちらが痛いですか?

どちらの検査も必要に応じて局所麻酔を使用し、多くの方は「採血程度」または「生理痛のような鈍い痛み」と感じます。検査後に軽い腹部の張りを感じることがありますが、通常は数日でおさまります。痛みの感じ方には個人差がありますので、不安な方は事前にご相談ください。

Q2. 絨毛検査でモザイクが疑われたら、羊水検査も必要ですか?

状況によります。絨毛検査で胎盤限局性モザイク(CPM)が疑われた場合は、胎児由来の細胞を直接調べる羊水検査で確認することが検討されます。一方、全ての細胞に明らかな異常がある場合などは、羊水検査を追加しないこともあります。個々のケースで判断が異なるため、担当医とよく相談してください。

Q3. 絨毛検査や羊水検査の結果は何日で出ますか?

どちらの検査も、通常の培養法で約2〜3週間かかります。迅速法(FISH法・QF-PCR法など)を併用すれば、主要な染色体異常(21・18・13トリソミーなど)については数日〜1週間程度で暫定結果が得られることもあります。マイクロアレイ検査を追加した場合は約2週間が目安です。

Q4. 絨毛検査と羊水検査で、わかる病気は違いますか?

基本的に、調べられる染色体異常の範囲はほぼ同じです。どちらも染色体の数的・構造異常を確定でき、マイクロアレイ検査を追加すれば微細な欠失・重複も調べられます。羊水検査ではさらにAFP測定で開放性神経管奇形を評価できます。大きな違いは病気の種類ではなく、検査時期と採取するもの(胎盤か羊水か)です。

Q5. NIPTで陰性でも、確定検査は受けた方がいいですか?

NIPTで陰性の場合、通常は確定検査を受ける必要はありません。ただし、超音波検査で気になる所見がある場合や、NIPTでは調べられない染色体異常が疑われる場合には、確定検査を検討することがあります。判断に迷うときは担当医にご相談ください。

Q6. 双子でも絨毛検査や羊水検査は受けられますか?

双子(双胎)でも確定検査は可能ですが、技術的な難易度が上がるため、経験の多い施設で受けることが望まれます。二卵性双胎では、それぞれの胎児について検査が必要になります。一卵性双胎では一方の検査で両方の結果がわかることが多いものの、まれに一卵性でも染色体が異なることがあります。

Q7. 検査後はどのくらい安静にすればよいですか?

検査後の生活上の注意は、実施医療機関から受けた指示に従ってください。出血、強い腹痛、破水感、発熱などがある場合は、検査を受けた医療機関へ連絡してください。

Q8. 遠方ですが確定検査は受けられますか?

確定検査(絨毛検査・羊水検査)は来院が必要です。検査前後の遺伝カウンセリングはオンラインでも対応可能で、NIPTはオンラインNIPTで全国から受検できます。来院日の調整についてはご相談ください。

参考文献

  • [1] American College of Obstetricians and Gynecologists (ACOG). Practice Bulletin No. 162: Prenatal Diagnostic Testing for Genetic Disorders. Obstet Gynecol. 2016;127(5):e108-e122. [PubMed 27093089]
  • [2] Akolekar R, et al. Procedure-related risk of miscarriage following amniocentesis and chorionic villus sampling: a systematic review and meta-analysis. Ultrasound Obstet Gynecol. 2015;45(1):16-26. [PubMed 25042845]
  • [3] 絨毛検査|出生前検査認証制度等運営委員会. [jams-prenatal.jp]
  • [4] Grati FR, et al. Fetoplacental mosaicism: potential implications for false-positive and false-negative noninvasive prenatal screening results. Genet Med. 2014;16(8):620-624. [PubMed 24525917]
  • [5] 日本産科婦人科学会. 出生前に行われる遺伝学的検査および診断に関する見解. [日本産科婦人科学会]
  • [6] 厚生労働省. NIPT等の出生前検査に関する情報提供. [厚生労働省]

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プロフィール

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仲田洋美 医師(臨床遺伝専門医)

この記事の監修・執筆者:仲田 洋美

(臨床遺伝専門医/がん薬物療法専門医/総合内科専門医)

ミネルバクリニック院長。1995年に医師免許を取得後、
臨床遺伝学・内科学・腫瘍学を軸に診療を続けてきました。
のべ10万人以上のご家族の意思決定と向き合ってきた臨床遺伝専門医です。

出生前診断(NIPT・確定検査・遺伝カウンセリング)においては、
検査結果の数値そのものだけでなく、
「結果をどう受け止め、どう生きるか」までを医療の責任と捉え、
一貫した遺伝カウンセリングと医学的支援を行っています。

ハイティーンの時期にベルギーで過ごし、
日本人として異文化の中で生活した経験があります。
価値観や宗教観、医療への向き合い方が国や文化によって異なることを体感しました。
この経験は現在の診療においても、
「医学的に正しいこと」と「その人にとって受け止められること」の両立を考える姿勢の基盤となっています。

また、初めての妊娠・出産で一卵性双生児を妊娠し、
36週6日で一人を死産した経験があります。
その出来事は、妊娠・出産が女性の心身に与える影響の大きさ、
そして「トラウマ」となり得る体験の重みを深く考える契機となりました。
現在は、女性を妊娠・出産のトラウマから守る医療を使命の一つとし、
出生前診断や遺伝カウンセリングに取り組んでいます。

出生前診断は単なる検査ではなく、
家族の未来に関わる重要な意思決定です。
年齢や統計だけで判断するのではなく、
医学的根拠と心理的支援の両面から、
ご家族が後悔の少ない選択をできるよう伴走することを大切にしています。

日本人類遺伝学会認定 臨床遺伝専門医/日本内科学会認定 総合内科専門医/
日本臨床腫瘍学会認定 がん薬物療法専門医。
2025年には APAC地域における出生前検査分野のリーダーとして国際的評価を受け、
複数の海外メディア・専門誌で特集掲載
されました。

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