目次
NIPT無認可のリスクとは?
認可との違いと安全な施設の選び方
Q. NIPT無認可施設は危険ですか?認可施設を選ぶべき?
A. 「無認可だから危険」とは限りません。本当のリスクは「医師の専門性」で決まります。
NIPTの認可・無認可の違いは「国の審査を受けているかどうか」ですが、検査精度や陽性時のフォロー体制は施設によって大きく異なります。臨床遺伝専門医が在籍し、確定検査まで一貫対応できる施設を選ぶことが最も重要です。
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認可施設 → 大学病院が中心、年齢制限や検査項目の制限あり -
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無認可施設 → 民間クリニックが中心、年齢制限なし・検査項目が豊富 -
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本当のリスク → 専門医不在・陽性時に放置されることが最大の問題 -
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選ぶべき施設 → 臨床遺伝専門医が常駐し、確定検査まで院内対応可能な体制 -
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ミネルバクリニック → 無認可でも臨床遺伝専門医が院長、トリプルリスクヘッジで安心
1. NIPTの認可施設と無認可施設の違いとは
【結論】 認可施設と無認可施設の違いは「日本医学会の認証を受けているかどうか」です。認可施設は主に大学病院で、無認可施設は民間クリニックが中心。検査の質や安全性は「認可の有無」ではなく「施設の体制」で決まります。
「NIPTは認可施設で受けるべき?」「無認可は危険なの?」そんな疑問をお持ちの方も多いでしょう。まずは、認可・無認可の正確な違いを理解することが大切です。
💡 認可・無認可とは何か?
認可施設とは、日本医学会が定める「母体血を用いた出生前遺伝学的検査(NIPT)の指針」に基づき、審査・認証を受けた施設のことです。無認可施設は、この認証を受けずにNIPTを提供している施設を指します。「無認可=違法」ではありません。NIPTは自由診療であり、認証は任意です。
認可施設と無認可施設の比較
| 項目 | 認可施設 | 無認可施設 |
|---|---|---|
| 主な施設タイプ | 大学病院・総合病院 | 民間クリニック |
| 年齢制限 | あり(35歳以上が基本) | なし(全年齢対象) |
| 検査項目 | 基本3疾患のみ | 微小欠失等も検査可能 |
| 予約の取りやすさ | 数週間〜数ヶ月待ち | 比較的取りやすい |
| 遺伝カウンセリング | 必須(専門家対応) | 施設により差が大きい |
| 陽性時の確定検査 | 院内対応可能 | 他院紹介が多い |
2. 無認可施設の本当のリスクとは
【結論】 無認可施設の本当のリスクは「無認可であること」自体ではなく、「専門医不在」「陽性時のフォロー体制がない」ことです。一部の施設では、採血だけして結果を郵送、陽性でも「あとは自分で病院を探してください」と放置されるケースがあります。
「無認可施設は危険」というイメージがありますが、実際のリスクは「認可か無認可か」ではなく、その施設がどのような体制でNIPTを提供しているかによって大きく異なります。
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遺伝専門医がいない:遺伝カウンセリングがなく、結果の解釈を自分で行う必要がある
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✗
陽性時のフォローがない:「陽性でした」と伝えられるだけで、確定検査の手配もなし
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採血だけの「検査ビジネス」:低価格を売りにし、医療としての責任を果たさない
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精度の低い検査会社を使用:安価な検査会社を使い、偽陽性・偽陰性のリスクが高い
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✗
「スピード」や「安さ」だけをアピール:医療の質より集客を優先
💬 偽陰性(ぎいんせい)とは?
「陰性」と出たのに、実際は染色体異常があったという、あってはならない見逃しのことです。これは検査の精度に大きく依存します。当院のスーパーNIPTは、偽陰性ゼロを維持しています。
陽性時に放置されるとどうなる?
NIPTで陽性が出た場合、確定検査(羊水検査・絨毛検査)を受ける必要があります。しかし、フォロー体制のない施設で陽性になると、以下のような問題が起きます。
😰 精神的負担
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陽性結果を受けて混乱
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誰に相談すればいいかわからない
- •
不安を抱えたまま病院探し
⏰ 時間的ロス
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確定検査を受けられる病院探しに時間がかかる
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紹介状がなく受診を断られることも
- •
妊娠週数が進み選択肢が狭まる
💸 経済的負担
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確定検査の費用が別途必要
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初診料・検査前カウンセリング費用
- •
トータルで高額になることも
🩺 院長コラム【「安い」には理由がある】
「安いNIPT」を見つけて喜ぶ方もいらっしゃいますが、安さには必ず理由があります。多くの場合、遺伝カウンセリングがない、陽性時のフォローがない、精度の低い検査会社を使っているといった問題があります。
NIPTは「採血して結果を見る」だけの検査ではありません。陽性が出たときに、どう対応してくれるかが最も重要です。私のクリニックでは、陽性時の確定検査(羊水検査)まで院内で対応できる体制を整えています。「安物買いの銭失い」にならないよう、施設選びは慎重に行ってください。
3. 安全なNIPT施設の選び方|5つのチェックポイント
【結論】 安全なNIPT施設を選ぶには、①臨床遺伝専門医の有無 ②遺伝カウンセリング体制 ③陽性時のフォロー体制 ④検査精度 ⑤総合的な費用の5点をチェックしてください。「認可か無認可か」よりも、これらの体制が整っているかどうかが重要です。
では、具体的にどのような基準で施設を選べばよいのでしょうか?以下の5つのポイントを確認することで、信頼できる施設かどうかを見極めることができます。
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①
臨床遺伝専門医が在籍しているか
遺伝に関する専門知識を持つ医師が、検査の説明・結果の解釈・今後の選択肢について適切にアドバイスできるか - ②
- ③
- ④
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⑤
総合的な費用は適正か
検査費用だけでなく、カウンセリング費用・陽性時の確定検査費用まで含めたトータルコスト
施設選びで迷っていませんか?
「認可」「無認可」という言葉に惑わされず、
本当に大切な「医師の専門性」と「フォロー体制」で選びましょう。
※オンライン診療も対応可能です
4. 臨床遺伝専門医がいることの重要性
【結論】 臨床遺伝専門医は、遺伝医学の専門家として国が認定した医師です。NIPTの結果解釈、遺伝カウンセリング、陽性時の対応など、出生前診断に関わるすべての局面で専門的なサポートを提供できます。
「臨床遺伝専門医って何?」「普通の産婦人科医と何が違うの?」と思われる方も多いでしょう。臨床遺伝専門医は、日本人類遺伝学会と日本遺伝カウンセリング学会が認定する専門医資格であり、遺伝医療に関する高度な知識と経験を持つ医師です。
💡 臨床遺伝専門医とは?
遺伝医学の専門教育と研修を受け、厳格な試験に合格した医師のことです。全国に約1,900名程度しかおらず、そのうちNIPT施設で常駐している臨床遺伝専門医はごく一部です。産婦人科医や小児科医が追加で取得する資格であり、遺伝に関する幅広い知識と遺伝カウンセリングのスキルを持っています。
臨床遺伝専門医がいると何が違う?
| 場面 | 臨床遺伝専門医がいる施設 | いない施設 |
|---|---|---|
| 検査前 | 検査の意味・限界・選択肢を丁寧に説明 | 説明が不十分なことが多い |
| 結果説明 | 陽性的中率や今後の選択肢を正確に説明 | 「陽性でした」で終わることも |
| 陽性時 | 確定検査の手配・心理的サポート | 「他の病院を探してください」 |
| 確定後 | 疾患の説明・今後の選択肢・家族への影響まで | フォローなし |
💡 ミネルバクリニックの体制
ミネルバクリニックは、臨床遺伝専門医が院長を務める、数少ないNIPT専門クリニックです。無認可施設でありながら、充実した専門性とフォロー体制を備えています。このような体制は全国的にも稀有であり、安心してNIPTを受けていただけます。
5. 検査精度の違い|COATE法と従来法の比較
【結論】 NIPTの検査精度は施設によって大きく異なります。当院のCOATE法は、微小欠失の陽性的中率(PPV)が99.9%以上と、従来法の約70%を大きく上回ります。検査精度の違いは、「偽陽性による不要な確定検査」や「偽陰性による見逃し」を防ぐために非常に重要です。
「NIPTはどこで受けても同じ」と思っていませんか?実は、使用する検査技術によって精度が大きく異なります。特に微小欠失(小さな染色体の欠損)の検出において、その差は顕著です。
💡 陽性的中率(PPV)とは?
「陽性」と出た場合に、本当にその疾患がある確率のことです。PPVが70%なら、陽性100人中70人が本当の陽性、30人は「偽陽性」(実際には異常なし)ということになります。偽陽性が多いと、不要な確定検査(羊水検査)を受けることになり、身体的・精神的・経済的負担が増えます。
COATE法と従来法の精度比較
| 検査項目 | 従来のNIPT(全ゲノム法) | COATE法(当院採用) |
|---|---|---|
| 21トリソミー | 検出率99%以上 | 検出率99%以上 |
| 微小欠失のPPV | 約70% | 99.9%以上 |
| 偽陽性のリスク | 高い(特に7番染色体) | 極めて低い |
| CPMの影響 | 影響を受けやすい | 影響を受けにくい |
💡 CPM(胎盤限局性モザイク)とは?
胎盤にだけ染色体異常があり、胎児自体は正常という状態です。従来のNIPTは胎盤由来のDNAを分析するため、CPMがあると「偽陽性」になることがあります。COATE法は母体DNAと胎児DNAを高精度に識別できるため、CPMの影響を受けにくいのが特徴です。
6. 陽性時のサポート体制|トリプルリスクヘッジとは
【結論】 ミネルバクリニックでは、陽性時の不安を解消するために「トリプルリスクヘッジ」という3つの安心体制を整えています。①経済的リスク ②時間的リスク ③心理的リスクの3つを同時にカバーし、陽性が出ても安心して次のステップに進めます。
NIPTで最も不安なのは「陽性が出たらどうしよう」ということではないでしょうか。当院では、陽性が出た後のことまで考えた体制を整えています。
トリプルリスクヘッジの3つの柱
💰 ①経済的リスクヘッジ
互助会(8,000円)にご加入いただくと、陽性時の確定検査(羊水検査)費用を上限なしで全額カバー。何度でも対応いたします。
⏰ ②時間的リスクヘッジ
2025年6月より産婦人科を併設し、院内で確定検査まで一貫対応。他院を探す必要がなく、妊娠週数を無駄にしません。
🧠 ③心理的リスクヘッジ
転院によるトラウマを防止。最初から最後まで同じ医師・同じスタッフが対応し、信頼関係を維持したまま検査を進められます。
🩺 院長コラム【陽性時の「心理的ケア」を軽視しないで】
NIPTで陽性が出たとき、多くの方がパニック状態になります。そんな状態で「他の病院を探してください」と言われたら、どれほど辛いでしょうか。
私が最も重視しているのは、陽性が出た方の心理的ケアです。「陽性=確定」ではありません。確定検査を受けて、その結果を踏まえて、ご自身で納得のいく選択ができるようサポートすることが、私たち医療者の役割だと考えています。
当院では、遺伝カウンセリングに時間制限を設けていません。何度でも、納得いくまでお話しいただけます。
7. ミネルバクリニックの体制|無認可でも安心な理由
【結論】 ミネルバクリニックは無認可施設ですが、臨床遺伝専門医が院長を務め、院内で確定検査まで対応できる稀有な体制を整えています。「無認可だから心配」ではなく「この体制なら安心」と思っていただける施設を目指しています。
「認可施設でないと不安」という方も多いでしょう。しかし、本当に大切なのは「認可の有無」ではなく「施設の体制」です。当院が提供するサポート体制をご紹介します。
🏥 院内一貫対応
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産婦人科併設(2025年6月〜)
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羊水検査・絨毛検査も院内で
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転院不要で心理的負担軽減
💰 費用面の安心
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互助会で確定検査費用カバー
- •
遺伝カウンセリング料込み
- •
追加費用の心配なし
検査プランのご紹介
当院では、ご希望に合わせて複数のNIPTプランをご用意しています。
| プラン名 | 検査内容 | こんな方におすすめ |
|---|---|---|
| スーパーNIPT | 基本3疾患(21・18・13トリソミー) | まずは基本的な検査を受けたい方 |
| ダイヤモンドプラン | 6トリソミー+性染色体+微小欠失+56遺伝子 | 最も包括的な検査を希望する方 |
| プレミアムプラン | 6トリソミー+性染色体+微小欠失 | 微小欠失まで検査したい方 |
よくある質問(FAQ)
🏥 一人で悩まないでください
「認可」「無認可」で迷っていませんか?
大切なのは、専門医の在籍とフォロー体制です。
臨床遺伝専門医があなたとご家族に寄り添います。
参考文献
- [1] American College of Obstetricians and Gynecologists. Screening for Fetal Chromosomal Abnormalities. Practice Bulletin No. 226. Obstet Gynecol. 2020;136(4):e48-e69. [PubMed]
- [2] Gregg AR, et al. Noninvasive prenatal screening for fetal aneuploidy, 2016 update: a position statement of the American College of Medical Genetics and Genomics. Genet Med. 2016;18(10):1056-1065. [PubMed]
- [3] Bianchi DW, et al. DNA sequencing versus standard prenatal aneuploidy screening. N Engl J Med. 2014;370(9):799-808. [PubMed]
- [4] Gil MM, et al. Analysis of cell-free DNA in maternal blood in screening for aneuploidies: updated meta-analysis. Ultrasound Obstet Gynecol. 2017;50(3):302-314. [PubMed]
- [5] International Society for Prenatal Diagnosis. Position Statement from the Chromosome Abnormality Screening Committee on behalf of the Board of the ISPD. Prenat Diagn. 2015;35(8):725-734. [PubMed]
- [6] Society for Maternal-Fetal Medicine. SMFM Statement: clarification of recommendations regarding cell-free DNA aneuploidy screening. Am J Obstet Gynecol. 2015;213(6):753-754. [PubMed]
- [7] National Human Genome Research Institute. Genetic Testing. [NIH]
- [8] Wapner RJ, et al. Expanding the scope of noninvasive prenatal testing: detection of fetal microdeletion syndromes. Am J Obstet Gynecol. 2015;212(3):332.e1-9. [PubMed]
- [9] 日本医学会. 母体血を用いた出生前遺伝学的検査(NIPT)の指針. [日本医学会]
- [10] 日本産科婦人科学会. 出生前に行われる遺伝学的検査および診断に関する見解. [日本産科婦人科学会]


