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羊水検査はいつからいつまで?検査時期と流れ|東京青山・ミネルバクリニック

羊水検査はいつからいつまで?ダウン症検査の時期と流れ|東京青山・ミネルバクリニック

羊水検査はいつからいつまで受けられる?
ダウン症検査の時期と結果が出るまでの流れを専門医が解説

この記事でわかること
📖 読了時間:約12分
🩺 出生前診断・確定検査
臨床遺伝専門医監修

Q. 羊水検査・ダウン症検査はいつまで受けられますか?

A. 羊水検査は妊娠15週〜18週が最適な時期です。
技術的には妊娠15週から20週頃まで受けることができますが、結果が出るまでに2〜3週間かかることを考えると、NIPTの結果を受けてから早めに受けることが大切です。ダウン症(21トリソミー)の確定診断には羊水検査が必要です。「間に合わないかも」と焦っている方も、まずはご相談ください。


  • 検査可能期間 → 妊娠15週〜20週(最適は15週〜18週)

  • ダウン症検査の選択肢 → NIPT(妊娠10週〜)→ 陽性なら羊水検査で確定

  • 結果が出るまで → 通常2〜3週間(迅速FISH法なら1〜3日で速報)

  • 検査精度 → 染色体異常の確定診断として99.9%以上の精度[1, 2, 5]

  • ミネルバクリニックの強み → 2025年6月より院内で羊水検査が可能に。NIPTから確定検査まで一貫したサポート

💬 院長からのメッセージ

「羊水検査、いつまでに受ければ間に合うの?」「ダウン症の検査はいつまで受けられる?」「もう遅いかもしれない…」そんな不安を抱えてこのページにたどり着いた方も多いのではないでしょうか。まずは深呼吸して、一緒に考えていきましょう。検査の時期について正確な情報をお伝えしますので、焦らず読み進めてください。時間的な制約があるからこそ、専門医に相談することが大切です。

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そもそも羊水検査(羊水穿刺)とは?

羊水検査とは、妊婦さんのお腹に細い針を刺して「羊水」を採取し、その中に含まれる赤ちゃんの細胞を分析する検査です。染色体の数や構造、特定の遺伝子の変化を詳しく調べることで、ダウン症候群(21トリソミー)、エドワーズ症候群(18トリソミー)、パトウ症候群(13トリソミー)などの染色体異常を「確定」させることができます。

NIPTが「非確定的なスクリーニング検査」であるのに対し、羊水検査は診断を確定させるための最終的なステップ(確定検査)としての役割を担っています。精度が極めて高い一方で、わずかながら流産のリスクを伴うため、実施時期や目的を正しく理解することが重要です。

1. 羊水検査はいつからいつまで受けられる?

【結論】 羊水検査は妊娠15週から受けることができ、一般的には妊娠20週頃までが検査可能な期間です。ただし、検査結果が出るまでに2〜3週間かかることを考慮すると、妊娠15週〜18週に受けることが推奨されています。

羊水検査(羊水穿刺)は、お腹に細い針を刺して羊水を採取し、その中に含まれる胎児の細胞を分析する確定検査です。染色体異常を高い精度で診断できる検査として、NIPT(新型出生前診断)で陽性となった場合の確認検査として行われています。

📅 羊水検査の時期まとめ
  • 検査開始可能時期:妊娠15週〜(羊水量が十分になる時期)
  • 最適な時期:妊娠15週〜18週(余裕を持って結果を受け取れる)
  • 検査可能上限:妊娠20週頃まで(医療機関により対応が異なる)
  • 結果が出るまで:2〜3週間(迅速検査は1〜3日)

妊娠週数別の羊水検査の特徴

妊娠週数 検査の可否 特徴・注意点
15週未満 推奨されない 羊水量が少なく、流産リスクが比較的高い
15週〜16週 可能 羊水量が検査に適した量になり始める
16週〜18週 最適 羊水量十分、結果後の選択肢を検討する時間あり
18週〜20週 可能だが要注意 結果が出るまでの時間を考慮する必要あり
20週以降 要相談 医療機関によって対応が異なる、時間的制約が厳しい

2. ダウン症検査はいつまで受けられる?|検査別タイムライン

【結論】 ダウン症(21トリソミー)を調べる検査には複数の選択肢があり、それぞれ受けられる時期が異なります。NIPTは妊娠10週から、羊水検査は妊娠15週〜18週が最適です。確定診断を希望する場合は、時間に余裕を持って計画することが重要です。

「ダウン症の検査はいつまで受けられますか?」というご質問を多くいただきます。ダウン症候群(21トリソミー)を調べる出生前診断には、スクリーニング検査と確定検査があり、それぞれの特徴と受けられる期間を理解しておくことが大切です。

ダウン症検査の種類と受けられる時期

検査名 検査の種類 受けられる時期 結果が出るまで 特徴
NIPT スクリーニング 妊娠10週〜
(当院は6週から)
1〜2週間 採血のみ、流産リスクなし、感度99%以上
コンバインド検査 スクリーニング 妊娠11週〜13週 1〜2週間 NT測定+血液検査、感度80〜90%程度
クアトロテスト スクリーニング 妊娠15週〜17週 1〜2週間 血液検査のみ、感度80%程度
絨毛検査 確定検査 妊娠11週〜14週 2〜3週間 羊水検査より早期に確定診断可能
羊水検査 確定検査 妊娠15週〜18週 2〜3週間
(迅速1〜3日)
最も一般的な確定検査、精度99.9%以上
📊 ダウン症検査の推奨タイムライン
  • 妊娠10週〜12週:NIPTを受ける(採血のみで流産リスクなし)
  • 妊娠12週〜14週:NIPTの結果を確認、陽性の場合は確定検査を検討
  • 妊娠15週〜18週:羊水検査を受ける(確定診断)
  • 妊娠18週〜20週:羊水検査の結果を確認、今後の方針を検討

ダウン症の確定診断には羊水検査または絨毛検査が必要です。NIPTで陽性と出ても、それだけでは確定ではありません。NIPTには偽陽性(実際は陰性なのに陽性と出てしまう)の可能性があるため、必ず確定検査を受けて診断を確定させることが大切です[3]。

ACOGやISPDなどの国際的なガイドラインでも、NIPTで陽性が出た場合は羊水検査などの確定検査を行うことが推奨されています[1, 5]。

仲田洋美院長

🩺 院長コラム|ダウン症検査のタイミングについて

臨床の現場で感じるのは、「もっと早く相談していれば…」という方が少なくないということです。ダウン症の検査は、妊娠週数によって選択できる検査が変わります。NIPTで陽性が出てから羊水検査を受けるまでに、紹介状の準備や予約待ちで時間がかかってしまうケースがあります。

当院では、NIPTから羊水検査まで一貫して対応できる体制を整えていますので、「時間がない」という状況を作らないことが可能です。検査を考え始めた時点で、早めにご相談いただければと思います。

3. 羊水検査に最適な時期はいつ?

【結論】 羊水検査を受けるのに最も適した時期は妊娠16週〜18週です。この時期は羊水量が十分にあり、検査のリスクが相対的に低く、結果が出た後の選択肢を検討する時間的余裕も確保できます。

「ベストなタイミングを逃したくない」という気持ちはよくわかります。妊娠16週〜18週が推奨される理由を詳しくご説明しますね。

妊娠16週〜18週が最適な3つの理由

① 羊水量が十分

  • 妊娠16週頃には羊水が約200ml程度に
  • 検査に必要な20〜30mlを安全に採取可能
  • 胎児細胞も十分に含まれている

② リスクが相対的に低い

  • 流産リスクは約0.1〜0.3%
  • 15週未満よりも安全性が高い
  • 超音波ガイド下で安全に実施

③ 時間的余裕がある

  • 結果が出るまでに2〜3週間
  • 結果後の選択肢を検討する時間あり
  • 法的期限(22週未満)までの余裕

⚠️ 重要:法的なタイムライン

日本では、母体保護法により人工妊娠中絶が認められるのは妊娠22週未満までです。羊水検査の結果が出るのに2〜3週間かかることを考えると、妊娠18週で検査を受けた場合、結果は20〜21週頃になります。選択肢を検討する時間を確保するためにも、できるだけ早い時期に検査を受けることをお勧めします。

4.「羊水検査が間に合わない」と焦っている方へ

【結論】 「もう間に合わないかも」と思っている方も、諦める前にまずは専門医にご相談ください。妊娠18週〜19週でも、迅速検査の活用や医療機関の連携により、対応できる場合があります。

「NIPTで陽性と言われたけれど、もう妊娠19週…」「かかりつけ医に紹介状を書いてもらうのに時間がかかってしまった」そんな状況で焦っている方も少なくありません。まずは深呼吸をして、以下の選択肢を確認してください。

🆘 時間がない場合の選択肢
  • 迅速FISH法の活用:主要な染色体異常(13番、18番、21番、性染色体)は1〜3日で速報が出る
  • 絨毛検査の検討:妊娠11〜14週であれば絨毛検査という選択肢も(羊水検査より早期に実施可能)
  • 即日対応の医療機関への相談:予約から検査までの待ち時間を短縮できる場合がある
  • 遺伝カウンセリングの活用:専門医と一緒に最善の方法を考える

💡 臨床遺伝専門医からのアドバイス

時間的な制約があるからこそ、専門家に相談することが大切です。一人で抱え込まず、まずはお電話やオンラインでご相談ください。「もう遅い」と決めつける前に、私たちと一緒に最善の方法を考えましょう。ミネルバクリニックでは、緊急性の高いケースには可能な限り迅速に対応できる体制を整えています。

「間に合わないかも」と一人で悩んでいませんか?

時間がない状況こそ、ネットで調べるより
臨床遺伝専門医に直接相談するのが最も確実な解決策です。


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そもそも時間が足りなくならないために

羊水検査の時期に焦らないためには、NIPTを早い段階で受けることが重要です。当院では妊娠6週からNIPTを受けることができ、早期に結果を知ることで、確定検査を受けるかどうかの判断に余裕を持つことができます。

NIPTを受ける時期 結果が出る時期 羊水検査を受けられる時期 時間的余裕
妊娠10週 妊娠11〜12週 妊娠15〜18週 十分な余裕あり
妊娠12週 妊娠13〜14週 妊娠15〜18週 余裕あり
妊娠14週 妊娠15〜16週 妊娠16〜18週 やや余裕あり
妊娠16週 妊娠17〜18週 妊娠18〜19週 余裕が少ない

5. 羊水検査の流れ|予約から検査当日まで

【結論】 羊水検査は、予約→遺伝カウンセリング→検査当日→安静→結果通知という流れで進みます。検査自体は15〜30分程度で終わりますが、事前の準備と検査後の安静が重要です。

「検査ってどんな流れで進むの?」「痛みはあるの?」検査を控えている方は不安でいっぱいだと思います。具体的な流れを知っておくことで、心の準備ができますよね。

羊水検査の流れ(ステップ別)

📋 検査の流れ
  • Step1

    予約・遺伝カウンセリング:検査の意味、リスク、結果の解釈について専門医から説明を受ける
  • Step2

    検査当日(受付・問診):体調確認、同意書の確認、質問があれば担当医に相談
  • Step3

    超音波検査:胎児の状態、位置、羊水量を確認
  • Step4

    羊水採取:超音波ガイド下で細い針を挿入し、約20〜30mlの羊水を採取(数分で終了)
  • Step5

    検査後の観察:30分〜1時間程度の安静、胎児の心拍確認
  • Step6

    結果通知:2〜3週間後に外来または電話で結果説明(迅速検査は1〜3日で速報)

検査当日の注意点

検査前

  • 普通に食事を摂っても大丈夫
  • ゆったりとした服装で来院
  • 付き添いの方がいると安心

検査後

  • 当日は自宅で安静に
  • シャワーはOK、入浴は翌日から
  • 2〜3日は重い物を持たない

⚠️ こんな症状があればすぐに連絡を:出血、持続する腹痛や腰痛、破水のような水様の分泌物、発熱(37.5℃以上)、胎動の著しい減少

6. 羊水検査の結果はいつ出る?

【結論】 羊水検査の結果は、検査内容によって異なります。迅速FISH法なら1〜3日で主要な染色体異常の速報が出ますが、染色体培養検査は2〜3週間かかります。

「結果が出るまでの時間が一番つらい」という声をよく聞きます。その不安な気持ちは十分に理解できます。結果の出る時期を正確に把握しておくことで、心の準備がしやすくなりますよね。

検査種類別の結果が出るまでの期間

検査種類 結果が出るまで わかること
迅速FISH法 1〜3日 13番、18番、21番染色体、性染色体の数的異常(ダウン症含む)
染色体培養検査(G分染法) 2〜3週間 全染色体の数的・構造的異常
染色体マイクロアレイ検査 2〜4週間 微小欠失・微小重複(より詳細な染色体異常)
特定の遺伝子検査 2〜4週間 特定の遺伝子疾患

💭 結果を待つ間の過ごし方

  • 不安な気持ちを否定せず、「不安で当然」と自分に許可を出す
  • パートナーや家族と過ごす時間を大切にする
  • 必要以上にインターネットで検索しすぎない
  • 心配なことがあれば、いつでもクリニックに相談してOK

7. NIPTと羊水検査の違い|どちらを選ぶべき?

【結論】 NIPTは採血だけで受けられる「スクリーニング検査」、羊水検査は「確定検査」です。まずNIPTを受け、陽性の場合に羊水検査で確定診断という流れが一般的です。

「NIPTと羊水検査、どう違うの?」「いきなり羊水検査を受けることはできるの?」そんな疑問をお持ちの方に、両者の違いをわかりやすくご説明します。

NIPTと羊水検査の比較表

項目 NIPT 羊水検査
検査の種類 スクリーニング検査(非確定) 確定検査
検査方法 採血のみ お腹に針を刺して羊水採取
検査可能時期 妊娠10週〜(当院は6週から) 妊娠15週〜20週
精度(21トリソミー) 感度99%以上 99.9%以上(確定診断)[1, 2, 5]
流産リスク なし 約0.1〜0.3%
結果が出るまで 約1〜2週間 2〜3週間(迅速は1〜3日)
💡 検査の流れ(一般的なパターン)
  • まずNIPTを受ける(採血だけで流産リスクなし)
  • NIPTが陰性なら、染色体異常の可能性は非常に低い(検査終了の選択も可能)
  • NIPTが陽性なら、羊水検査で確定診断を行う
  • 確定診断の結果をもとに、今後の方針を検討

⚠️ 重要:NIPTで陽性と出ても、それだけでは確定ではありません。NIPTには偽陽性(実際は陰性なのに陽性と出てしまう)の可能性があるため、必ず羊水検査などの確定検査を受けて診断を確定させることが大切です。

ミネルバクリニックのNIPTの特徴

当院では、スーパーNIPT(第3世代)およびCOATE法を採用した高精度なNIPT検査を提供しています。

🔬 スーパーNIPT(第3世代)

従来のNIPTよりも高精度。21トリソミー、18トリソミー、13トリソミーの検出率99%以上。偽陽性率も従来法より大幅に低減しています。

🧬 COATE法(ダイヤモンドプラン)

SNP法とターゲット法を融合した最新技術。微細欠失症候群や56種類の単一遺伝子疾患まで検査可能。陽性的中率の高い検査です。

仲田洋美院長

🩺 院長コラム|NIPTと羊水検査の使い分けについて

「NIPTで陽性だったから、すぐに中絶を考えている」という方が時々いらっしゃいます。しかし、NIPTはあくまでスクリーニング検査です。特に若い方の場合、偽陽性(本当は陰性なのに陽性と出る)の確率が相対的に高くなります。

確定診断なしに重大な決断をしてしまうと、後から「本当は陰性だったかもしれない」と後悔することになりかねません。時間的に厳しい状況でも、迅速FISH法を使えば1〜3日で主要な染色体の結果がわかります。焦らず、必ず確定検査を受けてから判断してください。

8. ミネルバクリニックの羊水検査サポート体制と費用

【結論】 ミネルバクリニックでは、2025年6月より院内で羊水検査・絨毛検査が可能になりました。NIPTから確定検査まで一貫してサポートできる体制を整えており、転院の必要がありません。また、互助会による費用補填制度も充実しています。

「NIPTで陽性が出たら、別の病院に行かないといけないの?」「費用が心配…」そんな不安を解消できる、ミネルバ独自の体制をご紹介します。

羊水検査の費用について

羊水検査は自由診療であり、一般的には15万〜20万円程度の費用がかかります。当院では患者様の負担を軽減するため、以下のサポートを提供しています。

🛡️ トリプルリスクヘッジ
  • 💰

    金銭的リスクヘッジ:互助会(8,000円)にご加入いただくと、陽性時の確定検査(羊水検査)費用を全額カバー(上限なし)。自己負担なしで検査を受けられます。
  • ⏱️

    時間的リスクヘッジ:院内完結で転院不要、迅速検査にも対応。予約待ちによる「手遅れ」を防ぎます。
  • 💚

    心理的リスクヘッジ:臨床遺伝専門医による一貫したサポート。同じ医師がカウンセリングから検査まで行うことで、患者様の精神的負担を最小化します。

🏥 院内で確定検査まで完結

2025年6月より産婦人科を併設し、羊水検査・絨毛検査も院内で実施可能に。NIPTから確定検査まで、転院せずに受けられます。

👩‍⚕️ 臨床遺伝専門医が一貫サポート

検査前の遺伝カウンセリングから検査後のフォローまで、臨床遺伝専門医が担当。結果の説明も専門家が丁寧に行います。

9. NIPT・羊水検査と医療費控除について

「NIPTや羊水検査の費用は医療費控除の対象になりますか?」というご質問をよくいただきます。出生前診断は決して安い検査ではありませんので、税金の控除が受けられるかどうかは気になるところですよね。

Q. NIPT(新型出生前診断)の費用は医療費控除の対象になりますか?

A. 基本的には「予防・検診」扱いのため、医療費控除の対象外となります。

ただし、NIPTで「陽性」となり、その後の確定検査(羊水検査など)や中絶手術へと進んだ場合は、一連の流れが「治療」とみなされ、最初のNIPT費用も含めて遡って医療費控除の申請が可能になる場合があります。※詳細は税務署または税理士にご確認ください。

10. 重い障害と将来の自立について

「将来、自立できないほど重い障害があるかどうか心配です。検査でわかりますか?」この不安はとても自然なものです。しかし、残念ながら「将来社会的に自立できるかどうか」までを100%判定できる検査は存在しません。

NIPTや羊水検査でわかるのは、あくまで染色体や一部の遺伝子の変化に起因する病気の「可能性」です。同じ染色体異常でも症状の程度や発達には個人差があります。医学的・倫理的な観点から、検査の対象は「社会的に自立して生活することに支障が出るレベルの重篤な疾患」に限定されています。検査で何がわかり、その結果をどう受け止めるのか。遺伝カウンセリングを通じて、一緒に考えていきましょう。

一人で悩まず、専門医を頼ってください

不確かな情報で不安になる前に、
医学的根拠に基づいた「正しい選択肢」を知りましょう。


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よくある質問(FAQ)

Q1. 羊水検査はいつまでに受けるべきですか?

羊水検査は妊娠15週〜18週が最適な時期です。技術的には20週頃まで可能ですが、結果が出るまでに2〜3週間かかることを考慮すると、できるだけ早めに受けることをお勧めします。日本では人工妊娠中絶が可能な期間は妊娠22週未満と定められているため、結果後の選択肢を検討する時間を確保するためにも、18週までに検査を受けることが理想的です。

Q2. ダウン症検査はいつまで受けられますか?

ダウン症を調べる検査にはいくつかの選択肢があります。NIPT(スクリーニング検査)は妊娠10週から受けられます。確定診断のための羊水検査は妊娠15週〜18週が最適です。絨毛検査であれば妊娠11週〜14週に受けることができます。NIPTで陽性が出た場合は必ず羊水検査などの確定検査を受けて診断を確定させることが重要です。

Q3. 羊水検査は痛いですか?

針を刺す際にチクッとした痛みや圧迫感を感じることがありますが、採取自体は数分で終わります。局所麻酔を使用することもできますので、痛みが心配な方は事前にご相談ください。多くの方が「思ったより痛くなかった」とおっしゃっています。

Q4. 羊水検査の流産リスクはどのくらいですか?

現在の技術では約0.1〜0.3%(300〜1,000件に1件程度)とされています[2]。超音波ガイド下で安全に実施され、以前に比べてリスクは大幅に低下しています。ただし、ゼロではないことを理解した上で検査をご検討ください。

Q5. 羊水検査の結果はいつわかりますか?

検査内容によって異なります。迅速FISH法なら1〜3日でダウン症(21トリソミー)などの主要な染色体異常の速報が出ます。染色体培養検査(G分染法)は2〜3週間かかります。時間的に厳しい場合は、迅速検査と培養検査を併用することも可能です。

Q6. 20週を過ぎると羊水検査はできないのですか?

20週を過ぎても技術的には可能ですが、推奨されません。結果が出るまでの時間(2〜3週間)を考慮すると、結果に基づいて選択肢を検討する時間が限られてしまうためです。日本では人工妊娠中絶が可能な期間は妊娠22週未満と定められています。20週を過ぎている場合でも、まずは専門医にご相談ください。

Q7. NIPTで陽性でしたが、羊水検査を受けないとどうなりますか?

NIPTはスクリーニング検査であり、陽性でも実際には染色体異常がない(偽陽性)場合があります。特に35歳未満の若い方や、検査項目によっては偽陽性率が高くなることがあります。確定診断を受けずに重大な決断をすると、後から「本当は陰性だったかもしれない」と後悔する可能性があります。ACOG(米国産婦人科学会)のガイドラインでも、NIPTで陽性が出た場合は必ず確定検査を行うことが推奨されています[1]。

Q8. 羊水検査後、いつから入浴できますか?

シャワーは当日から可能ですが、入浴(湯船につかること)は一般的に検査後24〜48時間は避けることが推奨されています。穿刺部位からの感染リスクを減らすため、担当医の指示に従ってください。

Q9. 遠方ですが検査を受けられますか?

はい、可能です。NIPTについてはオンラインNIPTにより全国どこからでも受検可能です。羊水検査は来院が必要ですが、1日で完了するため、遠方からお越しの方も多くいらっしゃいます。遺伝カウンセリングはオンラインでも対応可能ですので、事前にご相談いただくことをお勧めします。

Q10. ダウン症の中絶はいつまで可能ですか?

日本では、母体保護法により人工妊娠中絶が認められるのは妊娠22週未満までです。羊水検査の結果が出るまでに2〜3週間(迅速検査で1〜3日)かかることを考慮すると、できるだけ早い段階で検査を受けることが重要です。妊娠18週で羊水検査を受けた場合、結果は20〜21週頃になりますので、結果を受けて判断する時間は限られます。時間的に厳しい状況でも、迅速FISH法を活用することで対応できる場合がありますので、まずは専門医にご相談ください。

🏥 間に合うか不安な方は、まずはご相談ください

羊水検査・ダウン症検査の時期について心配なこと、検査を受けるかどうか迷っていること、
どんなことでもお気軽にご相談ください。
臨床遺伝専門医があなたとご家族に寄り添います。

参考文献

  • [1] American College of Obstetricians and Gynecologists (ACOG). Practice Bulletin No. 162: Prenatal Diagnostic Testing for Genetic Disorders. Obstet Gynecol. 2016;127(5):e108-e122. [PubMed]
  • [2] Akolekar R, Beta J, Picciarelli G, Ogilvie C, D’Antonio F. Procedure-related risk of miscarriage following amniocentesis and chorionic villus sampling: a systematic review and meta-analysis. Ultrasound Obstet Gynecol. 2015;45(1):16-26. [PubMed]
  • [3] Gil MM, et al. Analysis of cell-free DNA in maternal blood in screening for fetal aneuploidies: updated meta-analysis. Ultrasound Obstet Gynecol. 2017;50(3):302-314. [PubMed]
  • [4] National Institutes of Health (NIH). Amniocentesis. MedlinePlus Medical Encyclopedia. [NIH MedlinePlus]
  • [5] International Society for Prenatal Diagnosis (ISPD). Position Statement from the Chromosome Abnormality Screening Committee on behalf of the Board of the International Society for Prenatal Diagnosis. Prenat Diagn. 2015;35(8):725-734. [PubMed]
  • [6] Royal College of Obstetricians and Gynaecologists (RCOG). Amniocentesis and Chorionic Villus Sampling (Green-top Guideline No. 8). 2010. [RCOG]
  • [7] 厚生労働省「NIPT等の出生前検査に関する専門委員会報告書」[公式サイト]
  • [8] Society for Maternal-Fetal Medicine (SMFM). Consult Series #57: Evaluation and management of isolated soft ultrasound markers for aneuploidy in the second trimester. Am J Obstet Gynecol. 2021;225(4):B2-B15. [PubMed]


プロフィール
仲田洋美 医師(臨床遺伝専門医)

この記事の筆者:仲田 洋美(臨床遺伝専門医)

ミネルバクリニック院長。1995年に医師免許を取得後、臨床遺伝学・内科・腫瘍学を軸に、
のべ10万人以上のご家族の意思決定と向き合ってきた臨床遺伝専門医です。
出生前診断・遺伝学的検査においては、検査結果そのものだけでなく
「結果をどう受け止め、どう生きるか」までを医療の責任と捉え、
一貫した遺伝カウンセリングと医学的支援を行っています。

日本人類遺伝学会認定 臨床遺伝専門医/日本内科学会認定 総合内科専門医/
日本臨床腫瘍学会認定 がん薬物療法専門医。

2025年、国際誌『Global Woman Leader』および『Medical Care Review APAC』の2誌で立て続けに表紙(Cover Story)に抜擢。
「日本のヘルスケア女性リーダー10名」や「アジア太平洋地域のトップ出生前検査サービス」として、世界的な評価を確立しています。


▶ 仲田洋美の詳細プロフィールはこちら

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