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4人目妊娠「親に言えない」…高齢出産の反対を説得する『確実な安心』とNIPT|ミネルバクリニック

目次

4人目妊娠「親に言えない」…高齢出産の反対を説得する『確実な安心』とNIPT【完全攻略ガイド】|ミネルバクリニック

4人目妊娠「親に言えない」…高齢出産の反対を説得する『確実な安心』とNIPT【完全攻略ガイド】

この記事でわかること
📖 読了時間:約25分
📊 約15,000文字
臨床遺伝専門医監修

  • Q.
    報告が怖い…いつ、どう伝える?
    A. 感情論ではなく「医学的な安心」を提示するのが正解です。NIPTの陰性結果を「水戸黄門の印籠」として使うことで、親の猛反対を一瞬で祝福に変えることができます。心拍確認後、検査結果が出たタイミング(妊娠12週前後)がベストです。
  • Q.
    お金や生活の心配をどう説得する?
    A. 親は「無計画」を一番嫌います。教育費、部屋割り、車の買い替えなど、具体的なライフプランと、最も大きな不確定リスク(障害による医療費)をNIPTでヘッジしている事実を伝えることで、「ちゃんと考えている」と納得させられます。
  • Q.
    もし陽性だったら…と不安です。
    A. ご安心ください。ミネルバ独自の「トリプルリスクヘッジ」(羊水検査費全額カバー、院内確定検査、専門医の心理サポート)に加え、万が一の流産時の返金保証制度も完備。あなたを一人にはさせません。

「4人目を妊娠した!嬉しい!」という喜びも束の間、ふと我に返り、「でも、親になんて言おう…」と胃が痛くなるような思いを抱えていませんか?
特に40代前後の高齢出産となる場合、実家や義実家からの反応は「おめでとう」ではなく、「その歳で大丈夫なの?」「いい歳してみっともない(恥ずかしい)」「経済的にやっていけるの?」「もし障害があったら上の子たちが苦労する」という厳しい反対意見であることは珍しくありません。

この悩みは非常に深く、実際に当院(ミネルバクリニック)に来られる患者様の中には、あまりの反対の強さや世間体のプレッシャーに押しつぶされ、「中絶(おろす)すべきなのか」と悩み、せっかく授かった命を諦めることまで頭をよぎってしまう方もいらっしゃいます。つわりで体調が悪い中、こうした精神的なストレスを抱えるのは母体にとっても赤ちゃんにとっても良くありません。

しかし、これからご紹介するある患者様のように、一つの「強力なツール」を手に入れることで、ご両親の猛反対を説得し、祝福の中で出産を迎えることは可能です。

この記事では、臨床遺伝専門医の立場から、ご両親が反対する「本当の理由(お金、世間体、リスク)」を徹底的に分析し、それを解決して笑顔で出産を迎えるためのミネルバクリニック流・完全攻略マニュアルを、実際の患者様のエピソードを交えて伝授します。

今、夫婦で話し合っているママへ ― まずは深呼吸を

4人目の妊娠がわかって、今まさに夫婦で「産むか産まないか」を話し合っているママも多いのではないでしょうか。妊婦さんにとって、妊娠初期は心身ともに不安定になりやすい時期です。つわりで体がつらい中、頭の中では「親にどう報告しよう」「また反対されるのでは」と考えることがたくさんあって、少し疲れていませんか?

私のクリニックには、同じ悩みを抱えたママがたくさん相談に来られます。その多くが「自分たちで育てる覚悟はある」「夫婦の気持ちは決まっている」と言いながらも、「親に言えない」「母に反対される」という一点で苦しんでいるのです。

大事なのは、あなたと旦那様の気持ちです。夫婦で「この子を迎えたい」と思っているなら、その気持ちを大切にしてください。親御さんの反対は、あなたを否定しているのではなく、あなたを心配しているからこそ出てくる言葉なのです。だからこそ、その心配を「医学的な安心」で解消してあげることが、説得への近道となります。

1. なぜ親は4人目の妊娠に反対するのか?本音を分析

まず敵(反対意見)を知ることから始めましょう。親御さんが「産むな」「諦めなさい」と厳しい言葉を投げるのは、決してあなたを憎んでいるからではありません。むしろ、娘であるあなたと、これから生まれてくる孫、そしてすでにいる3人のお孫さんたちの生活を守りたいという、強い愛情の裏返しなのです。その心配の種は大きく3つに分類されます。

1️⃣ 「娘の体」への心配

「高齢出産で体に負担がかかり、万が一のことがあったら…」。親御さんにとって、あなたは幾つになっても大切な子供です。40代での出産は、高血圧や妊娠糖尿病などの合併症リスクが高く、帝王切開になる確率も上がります。産後の体力回復も20代のようにはいきません。母として、あなたの体を心配するのは当然のことなのです。

2️⃣ 「障害児リスク」への不安

「もしダウン症の子が生まれたら、上の子たちに負担がかかるのではないか?」「親亡き後、誰が面倒を見るんだ?」。きれいごと抜きで、親御さんは現実的な将来設計(介護)を心配しています。これは育てることの大変さを知っているからこその心配です。

3️⃣ 「経済的」な負担と世間体

「4人も育てられるのか?」「大学の教育費は足りるのか?」「老後資金は?」。親に経済的援助を頼るのではないかという警戒心もあります。また、地方などでは「40代で妊娠なんて恥ずかしい」「無計画だ」という世間体を気にする親御さんもいます。今の時代には合わない考えかもしれませんが、親世代には根強くあるものです。

世代間ギャップ:親の「常識」は30年前のもの

ここで重要なのは、親御さんの心配の根拠となっている「出産常識」が、約30年前(1990年代)のものであるという点です。

  • 昔の常識:「35歳以上は超高齢出産。検査手段も少なく、産んでみるまで分からない賭けのようなもの。4人兄弟なんて貧乏くさい。」
  • 今の常識:「40代の出産は珍しくない。NIPTなどの高度な医療技術で、妊娠初期にリスクを正確に把握し、管理することができる。少子化の中、4人目は宝。」

この「前提のズレ」を埋めないまま感情的にぶつかっても、議論は平行線です。親御さんを説得するためには、感情論ではなく「現代の医学的な根拠(データ)」を提示し、アップデートしてもらう必要があります。

2. 3人目までと4人目の違い ― なぜ周囲の反応が大きく変わるのか

「3人目の時は何も言わなかったのに、4人目になったら急に反対された」という声をよく聞きます。同じ妊娠なのに、なぜ周囲の反応がこれほど大きく変わるのでしょうか?

実は、3人目と4人目の間には、社会的にも医学的にも「見えない壁」があります。3人目までは「大家族だね」と言われますが、4人目になると「え、まだ産むの?」という反応に変わることが少なくありません。

【3人目と4人目で変わる3つのポイント】

①年齢の壁:3人目を産んだ時より数年経過しており、お母さん自身の年齢が上がっています。35歳で3人目を産んだママが、39歳で4人目を妊娠すると「高齢出産」のカテゴリに入ります。

②経済的な見え方:3人なら「ちょうどいい」と見られますが、4人になると「大丈夫?」と心配されがちです。実際の家計状況とは関係なく、周囲が勝手に心配してくることが増えます。

③社会の「常識」:日本では子供2〜3人が「普通」とされているため、4人目は「特殊」と見られやすいのです。これは単なる偏見ですが、親世代ほどこの「常識」に縛られています。

だからこそ、4人目の妊娠報告では、3人目の時よりも「しっかりとした準備」が大事になります。「考えなしに妊娠したわけではない」「ちゃんとリスクも考慮した上での決断だ」ということを、客観的な形で示す必要があるのです。

3. 「4人目の壁」を乗り越える!お金と生活のリアル回答集

親御さんからの「経済的に大丈夫なの?」「生活はどうするの?」というツッコミに対しては、具体的な計画を示すことで「無計画ではない」ことを証明する必要があります。ここでは、よくある質問への回答例をまとめました。

Q. 教育費はどうするの?大学まで行かせられるの?

A. 「児童手当の拡充と無償化を活用し、計画的に貯めています」

2024年から児童手当が拡充され、第3子以降は月額3万円(高校生まで)支給されるなど、多子世帯への優遇措置が増えています。また、高校授業料の実質無償化や大学の奨学金制度なども活用できます。上の子たちの服やおもちゃのお下がりを使えるため、1人目ほど費用がかからないのもメリットです。

Q. 部屋数は足りるの?車はどうするの?

A. 「工夫次第で対応可能です」

部屋については、上の子が独立するまでの期間限定と考えれば、リビング学習を取り入れたり、二段ベッドを活用したりすることで対応できます。車に関しては、軽自動車からミニバン(7〜8人乗り)への買い替えが必要になるかもしれませんが、これは家族が増える喜びのコストとも言えます。実家の援助を当てにせず、自分たちで中古車を探すなどの計画性を伝えましょう。

Q. もし障害児が生まれたら、経済的に破綻するのでは?

A. 「だからこそ、NIPT(出生前診断)を受けてリスクヘッジします」

これは非常にシビアですが重要な視点です。障害を持つお子さんを育てるには、医療費やケアのための時間的コストがかかります。親御さんが最も恐れているのはこの「不確定なリスク」です。NIPTを受けることは、命の選別ではなく、「家族全員の生活を守るための経済的なリスクマネジメント」であると説明すれば、親御さんも納得しやすくなります。

4. データで見る40代妊娠の現実とNIPT

ご両親が最も心配している「障害のリスク」。特に40代での妊娠において避けて通れないのが「染色体異常」のリスクです。ここは目を逸らさず、正しい数字を知っておく必要があります。

📊 高齢妊娠のリスク統計(目安)
  • ダウン症(21トリソミー)の陽性率:
    ミネルバクリニックのデータでは、ダウン症の陽性率は約1/70(40歳前後)となっています。
    ※一般的な統計では出生時1/100程度と言われますが、NIPTを受ける妊娠初期の段階では、流産前の胎児も含まれるため、より高確率になります。
  • 微細欠失症候群のリスク:
    全年齢共通で約1/1000と言われています。実はこれはダウン症のリスク(1/700)と比較しても、決して無視できる数字ではありません。
  • 自閉症(症候性)のリスク:
    対象となる56の常染色体優性疾患の積算リスクは約1/600。出生に至らない症例も多いため、ミネルバクリニックでは現在1/60人が陽性となっています。

親御さんが「障害が出る」と言うのは、単なる意地悪ではなく、こうした現実を(感覚的にせよ)理解しているからです。だからこそ、「検査をして大丈夫だった」という証明(陰性証明)が必要なのです。

5. 妊娠報告は何ヶ月でするべき?おすすめのタイミング

「いつ親に報告すればいいの?」これは妊婦さんからよく聞かれる質問です。特に反対されることがわかっている場合、タイミングは非常に大事です。

【おすすめの報告タイミング】

妊娠10〜12週目(約3ヶ月)以降がおすすめです。その理由は以下の通りです:

✅ 妊娠初期の流産リスクが大きく下がる時期

✅ NIPTの検査が受けられる(最短9週〜)

✅ 検査結果が出るまで約1〜2週間

「陰性証明」を手に入れてから報告できる

具体的なスケジュールとしては、妊娠10週頃にNIPTを受け、結果が出た後(妊娠12週前後)に報告するのが理想的です。この時期なら、つわりも少し落ち着いてきて、心身ともに報告に臨める状態になっていることが多いです。

ただし、体調の変化で「バレてしまう」こともありますよね。つわりがひどくて実家に頼らざるを得ない場合や、上の子供たちに「お腹に赤ちゃんいるの?」と聞かれてしまった場合は、正直に話すことも一つの選択です。その場合も「今、検査の結果待ちなの」と伝えることで、親御さんの不安を少しでも和らげることができます。

6. 【実録】NIPTが「印籠」に!親の猛反対を祝福に変えた話

NIPT(新型出生前検査)を受ける理由の一つに、高齢出産ですでに上のお子さんが複数いて、陰性証明がないと親に言えない、出産することを反対されるということがあります。そんなこともあるんだなとびっくりしました。

妊娠したことは嬉しいのだけど、親御さんにいきなり伝えると、娘さんが高齢出産だからという理由で喜んでもらえない、という事が容易に想定されたそうです。親御さんから反対されるとつらいですよね。一番喜んでほしい人たちに喜んでもらえないばかりか、産むなと言われるのは女性にとっては本当につらい事でしょう。

どうしても4人目のお子さんを産みたかった彼女はいったいどうしたのでしょう?

妊娠したのは嬉しいけれど、いきなり親にいうとおろせと言われてしまうのが怖い

この患者さんは飛行機で2時間くらいかけてきてくれました。4人目!うらやましいですね。妊娠したら喜んでもらえると思いきや,家族,特にご自分のご両親に反対されるという現実を教えていただきました.

せっかく妊娠したのに、嬉しい,赤ちゃんに会える,という思いよりもご家族に反対されて気持ちが落ち込んでしまうという現実があるということは、少なからずわたしを驚かせました。親御さんからすると、お嬢さんが苦労するのを防ぎたいってことなんでしょう。

「障害のある子供が生れたらどうするんだ?」
「もう3人いるんだからいいじゃないか?」

きっとそう言われる。彼女は固くそう思っていました。お嬢さんからするとそっとしておいてほしい.なかなか難しいものですね.

出産報告のメールをいただいて,そういう現実がわかりました.

仲田先生、お久しぶりです。

***のNです。おかげさまで〇月✖日、▽大病院にて自然分娩で第4子の男児を出産することができました。

4✖歳と高齢だということで親戚からの目や言葉を先に予想していたけれど、やはりそれは的中し、妊娠報告とともに受けた言葉は「その歳で障害が出るでしょう?やめなさい」でした。

仲田先生のところでいただいた印籠のおかげで、反対も跳ね除け、出産までみんなに応援してもらえました。そもそも障害が出そうだから応援できないよ、っていう姿勢もおかしいと思うけれど、そこは他人じゃなく身内だから出る正直な気持ちだったんだとは思います。

だからこそ、仲田先生のところでもらった印籠は私にとって必要なものでした。

祝福されて生まれてこられた末っ子ちゃんを見ていると、めでたしめでたし!としか言えません。本当にありがとうございました!

生まれた子の名前はYくんです。

旦那共々、先生の今後のご活躍、ブログチェックしながら楽しみにしております!

NIPTの結果の用紙が水戸黄門の印籠のよう

最近では水戸黄門とか印籠とか通じないかもしれませんね。

「これをみよ!」
(と徳川家の葵の御門の入った印籠つまりハンコケースを出す)

「ははぁ~(一同土下座)」

てな感じで、ご両親に ばーん! と出して どうよ~、文句ある? と見せて、祝福ムードを一気に作ってめでたしめでたし、という彼女の作戦勝ちですね!

つわりでつらい時期に、ご両親に反対されたりしたらげんなりしちゃいますからね!よかったです。

同じ悩みを持つママからの声

当院には、同じような境遇のママがたくさん来院されています。「私も同じでした」「納得できる形で報告できました」という声をいただくと、本当に嬉しく思います。

Aさん(42歳・4人目):「母から『もういい歳なんだから考えなさい』と言われ、夫婦で落ち込みました。でも検査結果を見せたら、『そこまで調べてくれたなら安心ね』と態度が一変。今では一番の応援者です」

Bさん(39歳・4人目):「3人目までは何も言わなかった父が、4人目だけは猛反対。でも結果を見せて『医学的に問題ない』と伝えたら納得してくれました。今では孫の写真をたくさん撮ってくれます」

7. 【タイプ別】親への報告・説得セリフ集(スクリプト)

では、実際にどのように親に伝えればいいのでしょうか? 親御さんの性格や反対理由に合わせた、効果的な「切り出し方」と「決め台詞」をご提案します。

鉄則:検査結果が出るまでは言わない

これが最も重要です。妊娠報告だけを先にしてしまうと、「おろせ」「諦めろ」というネガティブな言葉を浴びせられ、つわりの時期に精神的に追い詰められてしまいます。ストレスは流産のリスクを高める可能性もあります。まずはご夫婦だけでクリニックに来院し、検査を受けて「陰性(大丈夫)」という武器(印籠)を手に入れてから報告しましょう。

親のタイプ 心配の種 説得の切り出しセリフ(例)
心配性タイプ
(実母に多い)
「障害があったら娘も孫も不幸になる」と思い込んでいる 「お母さんが私の体のことや赤ちゃんのことを心配してくれているのは分かってるよ。だから、最新の遺伝子検査を受けてきた。99.9%大丈夫っていう結果が出たの。お医者さんにも『安心して産んでください』って言われたから、安心してね。」
世間体タイプ
(義母・田舎に多い)
「40代で4人目なんて恥ずかしい」「無計画だと思われる」 「今は40代の出産も普通だよ。それに、ちゃんと計画して検査も受けて、万全の状態で迎えることにしたの。これ(結果)があれば、親戚に何を言われても胸を張って大丈夫だよ。」
経済重視タイプ
(父・義父に多い)
「お金は足りるのか」「将来、親に頼るつもりじゃないか」 「将来のことは私たち夫婦でFPと相談して計画を立てているよ。一番大きなリスク(障害による医療費や介護)についても、事前にしっかり検査してリスクヘッジしているから、親に迷惑はかけないよ。」

共通しているのは、「心配してくれていることへの感謝」+「医学的なエビデンス(印籠)」+「夫婦の覚悟」をセットで伝えることです。これで親御さんの不安は一気に解消され、祝福ムードへと変わります。

8. ミネルバ独自の「ダイヤモンドプラン」とCOATE法

この患者様のように、NIPTの結果を「印籠」として使うためには、その印籠が「本物」であり「強力」である必要があります。中途半端な検査では、親御さんの「じゃあ自閉症は?」「他の病気は?」という鋭いツッコミに答えられません。

ミネルバクリニックの「ダイヤモンドプラン」は、米国4大遺伝子検査会社の一角が開発した最新技術「COATE法」を採用しています。これは従来の検査とは一線を画す、ミネルバクリニックで最も包括的なプランです。

💡 用語解説:COATE法とは?

従来の「SNP法(個体識別)」と「ターゲット法(深読み)」を融合させた次世代技術です。従来法では検出困難だった微細な異常も、驚異的な精度で検出できます。
例えるなら:「全体をざっくり見る(従来法)」のではなく、「怪しい場所を高性能な拡大鏡で徹底的にチェックする(COATE法)」ような違いがあり、見逃しや偽陽性を極限まで減らします。

  • 基本+αのトリソミー検査:
    13、18、21番に加え、流産リスクに関連する15、16、22番染色体も測定可能。
  • 微細欠失症候群(陽性的中率 >99.9%):
    従来のターゲット法では陽性的中率が70%台だった微細欠失(22q11.2欠失症候群など12か所13疾患)が、COATE法により99.9%以上という画期的な精度になりました。これはミネルバの大きな強みです。
  • 父方由来の遺伝子変異(デノボ検査・56遺伝子):
    高齢出産のリスクは母親だけではありません。父親(旦那様)の加齢とともにリスクが増加する「新生突然変異(デノボ)」も検査します。ここには重い合併症を伴う「症候性自閉症」の原因遺伝子が多く含まれています。
父親の加齢による精子の遺伝子変異(デノボ)とNIPT検査のイメージ図

(図:父親由来の遺伝子変異が子へ伝わるイメージ)

「ここまで調べた上で大丈夫だった」という事実は、心配するご両親に対して最強の説得材料(印籠)となります。

9. ミネルバ独自の「トリプルリスクヘッジ」

ご両親が反対するもう一つの理由、「もし陽性だったらどうするの?」「お金は大丈夫なの?」という問いにも、ミネルバクリニックなら明確な答えを用意できます。それが、患者様を全方位から守る「トリプルリスクヘッジ」です。

① 金銭的リスクヘッジ(互助会)

検査時に「互助会」へご入会(会費8,000円・非課税)いただくことで、万が一陽性判定が出た場合の確定検査(羊水検査)費用を、上限なしで当院が全額負担します。通常、羊水検査には15〜20万円ほどの費用がかかりますが、この予期せぬ出費をカバーできるため、経済的な心配をせずに検査を受けられます。

② 時間的リスクヘッジ(院内完結)

2024年より産婦人科を併設し、陽性時の確定検査(羊水・絨毛検査)を自院で実施可能になりました。他院へ紹介状を持って行く手間も待ち時間もありません。院内で完結するため、ほとんどの場合3日以内に結果をお届けできます。待っている間の不安な時間を最小限にします。

③ 心理的リスクヘッジ(専門医サポート)

臨床遺伝専門医である院長が、検査前から結果説明、その後のフォローまで一貫して担当します。陽性時の転院も不要。事情を知らない医師に一から説明するストレスはありません。あなたの決断に最後まで寄り添います。

★さらに安心:流産時の返金保証制度

NIPTの結果が出ず再検査が必要となったものの、その間に残念ながら流産されてしまい、再検査の検体が出せなくなってしまった場合。ミネルバクリニックでは、診断書をご提出いただければ検査代金を全額返金する制度を導入しています(2025年1月より)。
流産が多い時期だからこそ、患者様の心と負担に寄り添うことを最優先にした、ミネルバならではのシステムです。

10. 4人目を産んだママに聞く「産んでよかった?」

「本当に4人目を産んでよかった?」「育てるのは大変じゃない?」と不安に思っているママも多いでしょう。実際に4人の子供を育てているママたちの声をご紹介します。

👨‍👩‍👧‍👦 4人のお子さんを育てるママの声

「大変だけど、それ以上の幸せがある」
正直に言うと、4人を育てるのは大変です。でも、上の子が下の子の面倒を見てくれたり、家族みんなで協力する姿を見ると、「この子がいてくれてよかった」と心から思います。4人兄弟だからこそ生まれる絆があります。

「経済的な不安より、『いてくれる』幸せの方が大きい」
お金の心配は正直ありました。でも今思うのは、子供はお金では買えないということ。節約は必要ですが、4人の子供たちと過ごす時間は何物にも代えがたいものです。

もちろん、育てていく中での苦労はあります。でも、「産まなければよかった」という声は、私のクリニックに来られたママからは聞いたことがありません。みんなが口を揃えて言うのは「この子に会えてよかった」「あの時産む決断をしてよかった」ということです。

11. まとめ ― 親御さんを「味方」にするために

4人目の妊娠、そして高齢出産に対するご両親の反対は、愛情ゆえの不安から来るものです。だからこそ、感情論ではなく「確実な安心(NIPTの結果)」を提示することで、その不安は解消され、祝福へと変わります。

📝 この記事のポイントまとめ

✅ 親の反対は「憎しみ」ではなく「愛情からの心配」

✅ 3人目と4人目では周囲の反応が大きく変わる

✅ 経済的な不安には具体的な計画で対応する

✅ 妊娠報告は「NIPTの結果が出た後」がおすすめ

✅ 「印籠」として使えるのは、包括的な検査結果のみ

✅ 万が一の時の備え「トリプルリスクヘッジ」で安心

ミネルバクリニックは、日本で初めて臨床遺伝専門医が開業した遺伝子検査専門クリニックです。「スーパーNIPT」から始まり、現在の「ダイヤモンドプラン」に至るまで、常に世界レベルの技術を厳しい目で選び抜き、患者様に提供してきました。

Nさんのように、勇気を出して検査を受けることで、未来は変わります。ご両親を説得し、安心して赤ちゃんを迎えるために。まずは臨床遺伝専門医にご相談ください。

よくある質問(FAQ)

Q1. 親への妊娠報告はいつ言うのがベストですか?

反対される可能性がある場合、妊娠初期の流産リスクが下がり、かつNIPTで「陰性」の結果が出てから報告することをおすすめします。具体的には妊娠12週前後(約3ヶ月)が目安です。確実な安心材料を持って報告することで、親御さんの不安を先回りして解消できます。

Q2. 義実家(義母)への報告はいつ、誰が言うのがベストですか?

実家と同様に、NIPTで陰性を確認し、安定期に入ってからが理想です。報告は原則として旦那様から、「夫婦でしっかり計画して検査も受け、大丈夫だと分かったから報告する」というスタンスで伝えてもらうのが角が立ちません。

Q3. 夫が来院できなくても検査できますか?

はい、可能です。お一人での来院はもちろん、オンラインNIPTをご利用いただければ、全国どこからでもご自宅にいながら検査(採血は最寄りの医療機関)が可能です。旦那様が忙しい場合でもスムーズです。

Q4. 陽性だった場合、必ず羊水検査が必要ですか?

NIPTは非確定検査ですので、診断を確定させるためには羊水検査が推奨されます。ミネルバクリニックでは、互助会加入で羊水検査費用を全額負担し、院内ですぐに検査できる体制を整えています。

Q5. ダイヤモンドプランとスーパーNIPTの違いは?

「スーパーNIPT」は6年前に導入した第3世代NIPTの商品名で、現在はライト/スタンダードプランに該当します。「ダイヤモンドプラン」はさらに新しいCOATE法を用いた最新検査で、微細欠失の精度が格段に高く、父親由来の遺伝子変異もカバーする最上位プランです。

Q6. 「症候性自閉症」とは何ですか?

自閉症の中でも、特定の遺伝子変異や染色体の欠失が原因で、心疾患などの身体的特徴や重い合併症を伴うタイプのことです。ダイヤモンドプランでは、この原因となる微細欠失や遺伝子変異を高精度に検査します。

Q7. 互助会の上限金額はありますか?

いいえ、現在は上限を撤廃しており、当院で羊水検査を行う場合は費用の全額をカバーいたします(税込16万5千円まで)。安心して確定検査を受けていただけます。

Q8. 夫婦で意見が分かれている場合はどうすれば?

夫婦で考えが違う場合は、まず検査を受けて「客観的な情報」を手に入れることをおすすめします。感情だけで話し合うと平行線になりがちですが、「こういう検査結果が出た」という事実があれば、そこから建設的な話し合いがしやすくなります。カウンセリングのみのご予約も承っております。

🏥 臨床遺伝専門医へのご相談

4人目の妊娠、親御さんへの報告に関するご不安は、専門医が常駐するミネルバクリニックへお気軽にご相談ください。
最新の遺伝医学と、温かい心であなたをお迎えします。

参考文献

  • [1] Snijders RJ, et al. Maternal age- and gestation-specific risk for trisomy 21. Ultrasound Obstet Gynecol. 1999. [PubMed]
  • [2] Kong A, et al. Rate of de novo mutations and the importance of father’s age to disease risk. Nature. 2012. [PubMed]
  • [3] Wapner RJ, et al. Chromosomal Microarray versus Karyotyping for Prenatal Diagnosis. NEJM. 2012. [NEJM]
  • [4] American College of Obstetricians and Gynecologists (ACOG). Practice Bulletin No. 226: Screening for Fetal Chromosomal Abnormalities. 2020. [PubMed]
  • [5] CDC. Assisted Reproductive Technology (ART) Data. www.cdc.gov/art/artdata/index.html



プロフィール
仲田洋美医師

この記事の筆者:仲田 洋美(臨床遺伝専門医)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、1995年に医師免許を取得して以来、のべ10万人以上のご家族を支え、「科学的根拠と温かなケア」を両立させる診療で信頼を得てきました。『医療は科学であると同時に、深い人間理解のアートである』という信念のもと、日本内科学会認定総合内科専門医、日本臨床腫瘍学会認定がん薬物療法専門医、日本人類遺伝学会認定臨床遺伝専門医としての専門性を活かし、科学的エビデンスを重視したうえで、患者様の不安に寄り添い、希望の灯をともす医療を目指しています。特に遺伝カウンセリング分野では15年以上の経験を持ち、全国初のオンライン遺伝カウンセリングを確立して、地方在住の方々にも質の高い遺伝医療を提供しています。


仲田洋美の詳細プロフィールはこちら

   

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