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女性の人生においてとても重要なライフイベントである妊娠と出産。
医師から出産予定日を教えてもらった後は、母子健康手帳を発行したり出生前診断を行なったり、出産に向けたさまざまな準備が必要となります。
皆さんは、出産予定日が何を基準にして決定するのか知っていますか?
この記事では、出産予定日が決めるまでの流れや妊娠週数の計算方法をご説明したあと、妊娠中にやっておくべき5つの準備をご紹介していきます。
初めて妊娠を経験する方に役立つ情報となるので、是非お役立てください。
出産予定日が決まるまでの流れ
初体験の妊娠は知らないことだらけで、どの時期に何をしていいか分からない方も多いと思います。まずは、出産予定日が決まるまでの流れと出産予定日・妊娠数週の計算方法などをご説明していきます。
出産予定日はいつわかる?
生理がおくれている時に吐き気や嘔吐などいつもとは違う体調の変化が見られた場合、それは妊娠を知らせる”つわり”かもしれません。
生理予定日から1週間〜1週間半くらい経過しても生理がこなかった場合、妊娠検査薬を使って妊娠の有無を調べるのが一般的で、検査薬で陽性が出た場合は産婦人科で診察を受けて本当に妊娠しているかどうかを確認することができます。
産婦人科に行くタイミングは、最後の生理開始日から5週後半〜6週初めが推奨されており、早すぎると妊娠しているかどうかを確定できない場合もあるので注意しましょう。
妊娠が判明した場合は、最後の生理開始日を基準とした出産予定日が医師から妊婦さんへ伝えられます。
出産予定日・妊娠週数の計算方法
出産予定日が決まることで少しずつ出産に向けた計画的な準備をしていくことになります。出産予定日は、以下の計算式で導き出すことができます。
【出産予定日】=【最後の生理開始日】+【40週目(280日目)】
また、妊娠週数も最後の生理開始日が基準となり、7日間を1週として計算して導き出され、妊娠週数によって妊娠初期・中期・後期に分けられます。
妊娠初期 | 3ヶ月まで 8週~11週 |
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妊娠中期 | 4ヶ月〜6ヶ月 16週~24週 |
妊娠後期 | 7ヶ月〜9ヶ月 24週~35週 |
自分の出産予定日・妊娠週数は忘れないようにカレンダーに記載しておくことをおすすめします。
出産予定日にずれが生じるケース
出産予定日が分かっても、必ずしも最後の生理開始日から280日目前後で赤ちゃんが生まれるとは限りません。
正常といわれる出産時期はだいたい妊娠37週目〜42週目の間とされており、出産予定日を超えても2週間以内なら出産自体に異常はありません。
280日目以降の出産予定日になるケースは全体の約7%くらいであり、280日目以前になるケースは60%くらいとされています。
初産では子宮口が開きやすい状態になる熟化が起こるため、2回目よりも出産が遅れやすい傾向があります。
出産予定日がわかってからやっておくべき5つの準備
妊娠が判明して出産予定日がわかってからは、産休の申請や母子健康手帳の発行など出産に向けた大事な準備をしなければなりません。
出産予定日がわかってからやっておくべき準備を5つに絞ってご紹介していきますので参考にしてみてください。
産休申請
お仕事をされている方は、産休申請をどのタイミングですればいいのか気になるかと思います。
注意しなければいけないのが、申請しなければ産休は取れないということです。会社が気遣って勝手に申請してくれるものではないため、正しい時期に自分で申請を行ないましょう。
その正しい時期というのが、任意で産休を決められる出産予定日の6週目(42日目)以前となります。この時期に差し掛かったら勤め先に忘れずに産休申請を出しましょう。
また、双子を妊娠していた場合は申請可能な期間が異なり、14週目(98日)から申請可能となることを覚えておきましょう。
母子健康手帳の発行
「母子健康手帳」を持った幸せそうな友達や知人の妊婦さんを見て憧れを持った方も多いともいます。
「母子健康手帳」は最寄りの保健所・健康相談所・区民事務所などに妊娠届出書を出すことで発行してもらうことができます。
届出書には受診を行なった医療機関名と所在地・現在の妊娠週数・出産予定日などを記入するため、メモを取るなどして準備をしておきましょう。また、マイナンバーカード(もしくは通知書)と顔写真つきの身分証明書も必要となります。
「母子健康手帳」は妊娠の経過や赤ちゃんの発育状況などを記録するもので、子の親となる自覚を持たせてくれるアイテムです。
受け取った後は大事に管理をしていきましょう。
出生前診断を受ける|妊娠初期
妊娠初期である妊娠10週目以降は、赤ちゃんの染色体異常を検査できる「NIPT」を受検できるようになります。
「NIPT」は母体から血液を採取して特定の染色体数を調べる検査で、本来あるべき染色体数と差異があった場合に染色体疾患が示唆されます。
ダウン症候群・18トリソミー・13トリソミーといった疾患を持っている可能性を非常に高い確率で判定でき、妊婦さんと赤ちゃんどちらにも無害な検査方法であることから従来の出生前診断ではなく「NIPT」を受ける妊婦さんが増えています。
出生前診断には母体血清マーカー検査やコンバインド検査などがありますが、検査精度はNIPTの方が勝ります。
万が一、「NIPT」で陽性反応が出てしまった場合は、羊水検査を受検することが一般的な流れとなります。羊水検査は確実に染色体疾患の有無を判定することができますが、流産や早産に至る可能性もあるため、侵襲的検査とも呼ばれています。
妊婦歯科健診を受ける
妊娠によって妊婦さんの身体にはさまざまな変化が起こります。
気をつけておきたいのがホルモンバランスの変化によってできてしまった歯肉の腫れや虫歯です。これらの症状が発生した場合は重度の歯周病に繋がる可能性もあり、早産や低体重児の出産のリスクを高めます。
また、妊娠中の食生活の変化で甘いものを食べ過ぎたり、つわりが辛くて歯磨きをしなかったりすることが妊娠中に虫歯ができてしまう原因となっています。
そこで受けておきたいのが「妊婦歯科健診」です。
「妊婦歯科健診」は、妊娠12週~27週頃の体調が安定している時期に受けるのが望ましく、治療からではなくまずは健診から始まります。そこで虫歯や歯周病の可能性が示唆された場合に治療計画が立てられる流れとなります。
妊娠中の体調管理はとても大変ですが、妊婦歯科健診は忘れずに受けておきましょう。
育児グッズを揃える
出産予定日が決まってから少しずつ始めたいのが育児グッズの買い揃えです。
ネットや育児グッズコーナーを見ている時間は将来の生活を想像して幸せいっぱいになりますが、初めての出産にはたくさんの育児グッズが必要になります。
【代表される育児グッズ】
- ベビーベッド・寝具
- ベビーカー
- チャイルドシート
- ベビー服
- お風呂グッズ
- 授乳グッズ
- メモリアルドレス
多種多様なメーカーが育児グッズを販売していますが、しっかり予算を立てて計画的に買い揃えていくことをおすすめします。また、育児グッズだけではなく妊婦用のマタニティウェアやショーツも早い段階から用意しなければいけません。
物が増えればそれだけ収納スペースも必要になるので、体をたくさん動かせるうちから準備を進めていきましょう。
まとめ
出産予定日がわかるまでの流れや、出産予定日がわかってからやっておくべき準備をご紹介しました。
生理予定日から1週間〜1週間半生理がこなかった場合、妊娠検査薬で妊娠しているかどうかを確かめることになり、陽性が出た場合は産婦人科で診察を受けることが必要となります。
診察で妊娠が確定した場合、最後の生理開始日から40週目となる280日目が出産予定日となり、出産に向けた準備を進めていくことになります。
産休申請する、母子健康手帳を発行するなどの準備に加えて「NIPT」を始めとした出生前診断をしっかり受けておきましょう。
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