妊娠検査薬はいつから使う?基礎知識と陽性が出た後の行動を紹介

妊娠検査薬
生理予定日なのに生理がこなかった場合、皆さんは正しい行動を取ることができますか?

人生初めての妊娠はわからないことだらけ。

「妊娠検査薬はいつから使えばいいの?」
「陽性が出た場合どうすればいいの?」

本当は楽しみなのはずの妊娠も、十分な知識がないことから不安になり、気持ちが落ち着かなくなることがあります。

この記事では、妊娠検査薬で知っておきたい基礎知識や検査薬を使うタイミングと注意点をご説明した後、陽性が出た後の行動を詳しく解説していきます。

妊娠検査薬で知っておきたい基礎知識

妊娠かも

妊娠は人生における重要なイベントであり、新しい生命を授かる上で最低限の知識を身につけておかなければなりません。

まずは妊娠検査薬とは何か、その正しい使い方や値段などの基礎知識をご説明します。

妊娠検査薬とは|正しい使い方

妊娠検査薬は、妊娠ホルモン(hCG)を検査することで妊娠しているかどうかを判定できる薬です。

hCGは妊娠初期になると尿の中で分泌されるホルモンで、市販されている一般的な検査薬は、尿の中のhCG量が1Lあたり50IUを超えることで反応する仕組みになっています。つまり、実際に妊娠していても血液の中のhCGが十分上昇しておらず、尿の中のhCG量が1Lあたり50IUを超えていなければ陽性反応は出ません。実際に妊娠しているのに反応が出ないという偽陰性となります。

検査薬の形状はスティックタイプとデジタルタイプの2種類あります。

一般的なスティック状の妊娠検査薬の使い方について説明します。

  1. キャップを取り外し、先端にある採尿部に数秒〜20秒くらい尿をかける
  2. キャップを取り付け、検査薬を水平な場所に置いて、1分〜数分間待つ
  3. 数分後、判定窓に線がくっきり現れた場合は陽性、判定窓に線が出なかった場合は陰性

検査は紙コップに尿を溜めて先端を浸す形でも検査することができます。

検査が正しく行なわれた場合は、終了窓に必ず線がくっきり現れ、終了窓に線がなかった場合は尿不足などが原因で検査できていないため、再びやり直すことになります。陽性だった場合は、終了窓と判定窓の両方に線が表れます。

妊娠検査薬には使用期限があり、期限が切れてしまっているものは正確に判定ができないので注意しましょう。

妊娠検査薬とはいつ使うもの?|一日のうちどの時間帯にはかるのが最適か

妊娠検査薬を一日のうち、どの時間帯に使うのが一番良いのか?という疑問におこたえしましょう。
それはずばり、朝いちばんの尿です。
血液のなかのhCGと呼ばれるホルモンが受精卵が子宮に着床して絨毛と呼ばれる組織ができると上昇します。妊娠検査薬はそのhCGが尿の中に出てきたのをとらえる検査です。
そうすると、尿が濃いほうが早い時期から検出できるということになります。朝一番の尿は夜寝ている間に水分を再吸収して一日のなかでは一番濃くなっているため、朝一番の尿が妊娠判定薬を使用するのに最も適しています。

妊娠検査薬の感度

市販されている妊娠検査薬でもとても感度が高く、99%の確率で妊娠しているかどうかを判定できるようになっています。

しかし、以下の症状がある場合は、妊娠してなくても陽性と判定が出てしまって、生理が来た、間違っていた、出血があった、と慌てる可能性があります。

  • 閉経期
  • 高度の糖尿
  • 蛋白尿
  • 血尿
  • 子宮外妊娠
  • 胞状奇胎
  • hCG産生腫瘍
  • 排卵誘発剤の使用

これらの症状に当てはまる場合は、すみやかに医療機関で受診することをおすすめします。

妊娠検査薬の値段

妊娠検査薬は身近なドラッグストアやオンラインショップで購入することができます。

スティックタイプは安いもので300円台から販売されており、基本的に2回用になっているので1度失敗してもやり直すことができます。

デジタルタイプは使用回数が多くなり、10回のもので5,000円以上するためよほどの理由がない限りは通常のスティックタイプを使用することをおすすめします。

妊娠検査薬はいつから使う?使用時の注意点:早すぎると反応しないので妊娠していても陰性になる

妊娠検査薬陽性陰性

生理予定日になっても生理がこなかった場合、「もしかして妊娠したかも…」と頭をよぎるものです。

妊娠しているかを自宅で簡単に検査できる妊娠検査薬ですが、ここからはいつから使うのが適切なのかを注意点と併せてご紹介していきます。

検査薬を使う適切なタイミング

hCGは受精卵が着床した後に増え始め、1週間でその量は一気に増加します。これに合わせて妊娠検査薬で正しい検査を行うことが推奨されます。

妊娠検査薬の適切な使用タイミングは、hCGが増えて陽性反応が出始める生理予定日から1週間以降と覚えておきましょう。

月経不順の場合は、性交渉日(タイミングを取った日)から3週間以降が適しているため、使用するタイミングにはくれぐれも気をつけましょう。

フライング検査に注意

妊娠検査薬を生理予定日の1週間以前に使用してしまった場合は、フライング検査となります。

フライング検査は、妊娠していたとしても妊娠検査薬を使うタイミングが早すぎて、まだまだhCG量が十分上がっていない、つまり足りないことが原因で妊娠検査薬が反応しないことで陰性と判定されてしまう可能性があります。
そうすると、妊娠検査薬では陰性だったのに、生理が来なくて、病院に行ってみたら妊娠が発覚し、「妊娠してないと思ったからお酒飲んじゃったのにどうしよう?」ということになりかねません。妊娠検査薬で陰性でも実際には妊娠していた、ということがありますので注意が必要でしょう。

また、hCG量は個人差があるため、早い段階で検査可能な濃度に上昇していた場合はフライング検査でも陽性反応が出ます。また、生理周期が不規則だった場合も陽性反応が出るケースがあります。

hCG量が通常の半分である25IUから反応する「早期妊娠検査薬」もありますが、陽性反応が出ても時期が早すぎてエコー検査で妊娠しているかどうかわからないこともあります。

早期妊娠検査薬を使ったとしても、その1週間後に通常の検査薬を使う、または産科病院できちんと検査を受けることをおすすめします。

検査薬の線が薄い場合

妊娠の有無は判定窓で分かるようになっていますが、判定窓にうっすら線が現れることもあります。

この場合、判定窓に線が出ていたという事実だけでとても高い確率で妊娠している可能性を示唆する陽性反応とされます。
陽性は線のあるなしで判定するもので、線の濃さは関係ありません。

不安であれば3日〜4日おいた後に再び検査を行い、判定窓の線が濃くなったら妊娠が継続していることがほぼ確実となりますが、最終的には妊娠は胎嚢という赤ちゃんの袋を確認できることを意味しますので、胎嚢確認できなければ、たとえ妊娠検査薬で陽性反応が得られていても妊娠とは呼べません。

卵子精子が受精し、受精胚の状態になり子宮に到達して着床し、絨毛という組織を作るとそこからhCGと呼ばれるホルモンが出て妊娠検査薬で陽性になることになります。しかし、着床が継続できなかった場合には、胎嚢ができるに至らず、妊娠検査薬で陽性になるけれども胎嚢確認に至らず、この状態を化学流産といいます。実際には医学用語としては妊娠は着床して胎嚢が確認されることを意味するため、化学流産は流産には含まれませんが、妊娠検査薬が割と早期からのhCG上昇を鋭敏にとらえるようになったため、化学流産という用語が医学用語ではない一般の方々に使われる用語として定着してきたようです。
精子と卵子が出会ってできた受精卵は、子宮内部に移動して子宮内膜に着床します。化学流産とは、受精はしても、その後着床が継続せず、妊娠に至らなかった状態のことです。

妊娠検査薬で陽性が出た後の行動

妊娠検査薬陽性

最後に、実際に妊娠検査薬で陽性と判定された場合、その結果をどう受け止めてどのような行動をすることが必要になるのかを解説していきます。

産科病院で受診する|必要な準備

判定窓に線が現れて陽性反応が出た場合、99%の確率で妊娠をしていることになります。

陽性が出た場合は正常妊娠かどうかを産科病院で診断する必要があり、妊娠の継続に関わらずに最終生理開始日から5〜6週頃に受診することが推奨されます。

初診は保険適用外となるため、5,000円〜1万円くらいの受診料がかかります。

【必要な準備】

  • 受診料(5,000円〜1万円くらい)
  • 健康保険証
  • 基礎体温表(必須ではない)
  • 生理用ナプキン(内診で少し血が出る場合がある)
  • 既往歴や家族歴をまとめたメモ
  • 脱ぎやすい服装

医師は患者の家族歴や既往歴を把握し、妊娠や出産において何らかのリスクが生じないか調べるため、既往歴や家族歴をまとめたメモを用意しておくとカウンセリングがスムーズになります。

メイクやネイルが診療の邪魔にならないか気になる患者さんもいますが、初診では血液検査や尿検査も行なわれるため特に問題はありません。

超音波検査で胎嚢を確認する

検査薬での陽性反応は、医学的にはまだ妊娠しているとは診断されません。

妊娠を確定させるのは、超音波検査で子宮内に赤ちゃんを包み込んでいる胎嚢(たいのう)を確認できた時点となります。

胎嚢が見えはじめるのは妊娠4週目中頃であり、6週目になるとはっきり見えるようになります。正常な経過だった場合、5週目後半には赤ちゃんの心拍を1分間に90~100回くらい確認できるようになり、9週目中頃にはピークとなる170~180回まで達します。そして最終的に16週目くらいには150回程度に落ち着くようになります。

妊娠が確定した後は、医師から妊娠週数・出産予定日が開示され、次回以降どのような検査が行なわれていくかが説明されます。

妊娠10週目以降はNIPTの受検が可能

妊娠10週目以降になると、赤ちゃんの発育の様子や心臓の異常、染色体疾患を持っているかどうかを検査できる出生前診断を受けられるようになります。

その中でも、患者さんと胎児にノーリスクでなおかつ高精度で検査を受けられる「NIPTがここ数年で普及してきており、注目を浴びています。

NIPTは、母体から採血を行い、母体血漿中にある胎児由来のcell-free DNA(cfDNA)を分析することで、ダウン症21トリソミー)などの染色体疾患を持つ可能性を検査することができます。

【検査対象となる染色体疾患】

出産に向けて赤ちゃんの健康状態を調べておくことはとても大事で、陽性反応が出た場合は、確定的検査を受け、結果に応じた準備を早い段階から進めることができます。

NIPTを取り扱う施設は認可施設と無認可施設に分けられ、認可施設の場合は患者さんの年齢が35歳以上でなおかつ過去に染色体疾患を持つ赤ちゃんを妊娠したなどの追加条件が必要となります。

年齢や追加条件に関わらず、NIPTを受けたい場合は無認可施設で受検が可能となっています。

無認可施設は認可施設に必ず在籍しているような臨床遺伝専門医や認定遺伝カウンセラーがいない場合もあるため、事前に医療施設の情報を調べた上で検査を受けることをおすすめします。

まとめ

初めての妊娠は嬉しさの中に不安も入り混じり、未体験の身体の変化や検査を経験していくことになります。

正常な生理周期の場合、生理予定日から1週間以降が検査薬の使用に適したタイミングで、尿に含まれるhCGの濃度を調べ、一定を超える濃度だった場合は陽性と判定されます。

陽性だった場合は、99%の確率で妊娠しているとされ、その後、産科病院の超音波検査で胎嚢が確認された時に初めて医学的に妊娠が確定します。

妊娠10週目以降は、赤ちゃんの染色体疾患を安全に検査できるNIPTを受けられるようになります。

早い段階から出産に向けた準備をしたい場合は、妊娠9週目以降からNIPTを受けられる東京のミネルバクリニックにご相談することをおすすめします。

ミネルバクリニックは無認可施設ながら大学病院レベルの臨床遺伝専門医が在籍しており、遺伝カウンセラー体制もしっかり整っています。

初めての妊娠に対する不安や悩みを持つ方も、経験豊富な医師が優しく導いてくれます。

この機会に是非、ミネルバクリニックまでご相談ください。

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