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NIPTで陰性だったのに…Aさんの体験談

Aさんは重度の子宮腺筋症を抱えながらも、赤ちゃんを授かることを強く望んでいました。
体外受精(IVF)で妊娠し、NIPTを受けたところ「陰性」という結果に。安心した矢先、予想外の悲劇がAさんを襲います。

子宮腺筋症とは?

子宮腺筋症とは、子宮内膜に似た組織が子宮筋層に入り込み、子宮が硬くなる病気です。

  • 子宮が硬くなることで胎児の成長を妨げる
  • 流産・早産のリスクが高まる
  • 妊娠・出産が困難になることがある

体外受精での妊娠とNIPTの陰性結果

Aさんは体外受精に挑戦し、念願の妊娠を果たしました。
NIPTを受け、結果はすべて陰性。安心して出産に向けた準備を進めました。

赤ちゃんの成長に伴う異常と流産

妊娠が進むにつれて、Aさんの子宮は硬すぎるために赤ちゃんが成長するスペースがなくなり、最終的に流産してしまいました。

悲しみを乗り越え、子宮腺筋症の手術を決意

Aさんは子宮腺筋症を根本的に治療できる医師を全国で探し、日本で唯一の専門医のもとで手術を受けました。

再び挑戦— 2回目のNIPTと奇跡の出産

手術後、再びIVFで妊娠。2回目のNIPTも陰性
子宮破裂のリスクを抱えながらも、無事に出産を果たしました。

まとめ— NIPTで陰性でも安心はできない

  • NIPTは染色体異常のスクリーニング検査であり、妊娠経過の保証ではない
  • 子宮腺筋症などの持病がある場合、妊娠管理が重要
  • 適切な治療と医師のサポートを受ければ、妊娠・出産の可能性を高められる

NIPTを受けるなら専門医のいるクリニックで

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ミネルバクリニックでは、NIPT検査の結果だけでなく、その後の妊娠経過までサポートします。
「検査の結果が陰性なら、それで終わり」ではなく、出産までしっかり伴走
妊娠に不安がある方は、ぜひご相談ください。

プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会認定総合内科専門医、日本臨床腫瘍学会認定がん薬物療法専門医 、日本人類遺伝学会認定臨床遺伝専門医として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

仲田洋美のプロフィールはこちら

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