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破水したのに陣痛こないのはなぜ?赤ちゃんは大丈夫?原因と対処法を紹介

仲田洋美 医師

この記事の監修:仲田洋美(臨床遺伝専門医)

ミネルバクリニック院長。臨床遺伝専門医として遺伝医療に携わっています。

破水したのに陣痛がこない状態は「前期破水」と呼ばれ、正期産(妊娠37週0日〜41週6日)の破水では、6〜7割の人が24時間以内に自然に陣痛が始まります[3]。ただし、破水してから時間がたつほど子宮の中に細菌が入りやすくなります。陣痛がなくても、破水したと思ったらすぐにかかりつけの産婦人科に連絡してください。この記事では、破水したのに陣痛がこない原因、破水してから陣痛がくるまでの時間の目安(前期破水はいつまでもつか)、赤ちゃんへの影響、病院での対応と連絡の目安を解説します。

この記事でわかること
📖 読了時間:約9分
🤰 前期破水・陣痛・陣痛誘発
★ 臨床遺伝専門医監修

Q. 破水したのに陣痛がこないとき、赤ちゃんは大丈夫?

A. 正期産の前期破水では、多くの人がそのまま陣痛が始まり出産に至ります。気をつけたいのは、時間の経過とともにお母さんと赤ちゃんの感染のリスクが上がることです。病院では赤ちゃんの心拍や感染の兆候を確認しながら、自然な陣痛を短時間待つか、陣痛誘発を行うかを決めます。自宅で様子を見続けず、すぐにかかりつけの産婦人科へ連絡しましょう。

  • ➤前期破水 → 陣痛が始まる前に破水すること。正期の前期破水は妊娠の約8%に起こる
  • ➤陣痛までの時間 → 正期産では24時間以内に6〜7割、72時間以内に95%超で陣痛が始まる
  • ➤陣痛がこない原因 → 子宮の出口の準備がまだ整っていない、妊娠週数が早いなど。本人のせいではない
  • ➤対処法 → 清潔なナプキンを当て、入浴はせず、すぐ連絡。自分で車を運転しない

1. 陣痛がこない状態で破水したらどうなる?

陣痛

臨月とは妊娠10か月、つまり妊娠36週0日からの時期を指します。お母さんと赤ちゃんにとってリスクの少ない正期産は、妊娠37週0日〜41週6日です。出産予定日(40週0日)を過ぎても、正期産の範囲内であれば、それだけで赤ちゃんの体にすぐ悪い影響が出るわけではありません。

一方で、正期産に入って破水したのに陣痛がこないと、「このまま出産できないのでは」と不安になる方は少なくありません。ここでは、陣痛がこない状態で破水したときに何が起こるのかを整理します。

前期破水とは:正期と早産期で考え方が違う

陣痛が始まる前に卵膜(赤ちゃんと羊水を包む膜)が破れ、羊水が流れ出ることを「前期破水」といいます。米国産婦人科学会(ACOG)によると、正期の前期破水は妊娠の約8%に起こり、妊娠37週未満の前期破水(早産期前期破水)は妊娠の2〜3%に起こります[1]。陣痛より先に破水することは、決してめずらしいことではありません。

前期破水の対応は、破水した時点の妊娠週数で大きく変わります。週数の区切りは、流産が妊娠22週未満、早産が22週0日〜36週6日、正期産が37週0日〜41週6日です。

📅 破水した週数と、主な考え方

破水した週数 主な考え方
22週0日〜33週6日(早産期) 感染や赤ちゃんの状態に問題がなければ、入院して妊娠をできるだけ延ばす管理が一般的
34週0日〜36週6日(早産期) 分娩に進めるか、37週まで待つかを、母子の状態をみて検討する
37週0日〜41週6日(正期産) 自然な陣痛を短時間待つか、早めに陣痛誘発を行う

※ACOG[1]、英国NICE[6]のガイドラインによる。実際の方針は、日本の診療ガイドライン[8]と各施設の判断、母子の状態で決まります。22週未満の破水や妊娠中期の破水は、関連記事で詳しく解説しています。

破水してから陣痛がくるまでの時間(前期破水はいつまでもつ?)

正期産の前期破水では、24時間以内に6〜7割、72時間以内に95%を超える人で自然に陣痛が始まります[3]。正期の前期破水について行われた大規模な比較試験(TERMPROM)では、陣痛を待った人の半数が破水から約33時間以内に出産し、95%が94〜107時間以内に出産していました[2]。

この試験の結果は、長いあいだ「半数が5時間以内、95%が28時間以内に出産」と紹介されてきました。しかし、これは元の論文の表にあった別の時間(破水から試験に参加するまでの時間)を読み違えたもので、のちに訂正されています[2]。破水後すぐに陣痛がこなくても、それ自体はよくあることです。

ただし、「いつまで待てるか」は時間だけでは決まりません。英国のNICEガイドラインは、正期の前期破水では「最長24時間程度、自然な陣痛を待つ」か「できるだけ早く陣痛誘発を行う」かを選べるとし、待っても約24時間で陣痛が始まらなければ誘発を勧めています[6]。また、妊娠中の検査でB群溶血性レンサ球菌(GBS)が陽性だった場合は、すぐに陣痛誘発または帝王切開を行うよう推奨しています[6]。感染の兆候や赤ちゃんの状態によっては、待たずに分娩を進めることもあります。

💡 用語解説:B群溶血性レンサ球菌(GBS)

GBSは、腟や腸に症状なくすみついていることがある細菌です。妊娠後期の検査で陽性の場合、出産のときに赤ちゃんへうつって重い感染症を起こすことがあるため、分娩中に抗菌薬の点滴を行います[7]。破水したときは、自分のGBS検査の結果を伝えられるよう、母子手帳を手元に置いておきましょう。

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2. 破水したのに陣痛がこない原因

妊婦さんのお腹

破水してもなかなか陣痛がこないと、「赤ちゃんに何かあったのでは」「自分のせいでは」と心配になるかもしれません。ここでは、前期破水が起こる原因と、破水しても陣痛が始まらない理由を説明します。

前期破水が起こる原因

多くのお産では、陣痛が進んで子宮口が開いてから破水します。前期破水では、陣痛が始まる前に卵膜が破れますが、原因をひとつに特定できないことも多いのが実情です。

早産期の前期破水では、子宮の中の感染が原因のひとつと考えられています。ACOGは、過去の早産期前期破水、子宮頸管(子宮の出口)が短いこと、妊娠中期以降の出血、やせ(BMIが低いこと)、喫煙などを危険因子として挙げています[1]。

重い荷物を持った、くしゃみをした、といった日常の動作が原因だと言われることもありますが、ふだんの生活の動作で破水させてしまったと自分を責める必要はありません。なお、転んでおなかを強く打った場合は、破水の有無にかかわらず、すぐにかかりつけの産婦人科に連絡してください。

破水しても陣痛がなかなか始まらない理由

破水したあとに陣痛が始まるまでの時間には個人差があります。陣痛が始まりにくい背景として、次のようなものがあります。

  • 子宮の出口の準備がまだ整っていない:子宮頸管がまだ硬く、やわらかくなっていない状態では、陣痛が始まるまで時間がかかることがあります
  • 妊娠週数が早い:破水した週数が早いほど、陣痛が始まるまでの期間が長くなる傾向があります[1]
  • はっきりした理由がない:母子ともに問題がなくても、陣痛がなかなか始まらないことはあります

陣痛がこないのは、お母さんの努力や体質が足りないからではありません。病院では、子宮の出口の状態を確認したうえで、必要に応じて陣痛を起こす処置を行います。陣痛の始まり方や痛みの特徴は、陣痛とはで解説しています。

時間がたつと感染のリスクが上がる

破水すると、子宮の中と腟がつながった状態になり、細菌が子宮の中へ入りやすくなります。そのため、破水してから出産までの時間が長くなるほど、お母さんと赤ちゃんの感染のリスクが上がります。

正期の前期破水で「すぐに陣痛誘発をする」と「自然な陣痛を待つ」を比べた研究をまとめたコクラン・レビューでは、待った場合のほうが、お母さんの子宮内の感染(絨毛膜羊膜炎・子宮内膜炎)と、赤ちゃんの早発型の感染症が多いという結果でした[5]。一方、TERMPROM試験では、赤ちゃんの感染と帝王切開の割合は誘発と待機でほぼ同じで、オキシトシンの点滴で誘発した場合にお母さんの感染が少なくなっていました[4]。どちらの方針でも、母子の状態をこまめに確認することが前提です。

子宮の中で感染が起こると、お母さんの発熱や脈が速くなる、子宮を押すと痛い、羊水やおりものが嫌なにおいになる、赤ちゃんの心拍が速くなる、といったサインが現れることがあります。また、早産期の前期破水で妊娠を続ける場合は、感染のほか、常位胎盤早期剥離(赤ちゃんが生まれる前に胎盤がはがれること)やへその緒のトラブルにも注意が必要です[1]。

こうしたトラブルを早く見つけるために、破水したら陣痛の有無にかかわらず病院で診察を受け、入院して経過をみるのが基本です。

3. 陣痛がこないのに破水したときの対処法

医師に相談する妊婦

前触れなく破水すると、どうしたらよいかわからず慌ててしまうものです。自宅や外出先で破水したときに落ち着いて動けるよう、対処法を確認しておきましょう。

前期破水の特徴

妊娠中は尿もれやおりものが増えることも多いため、破水していても気づきにくい場合があります。破水した羊水には、次のような特徴があります。

  • 色:無色透明か淡い黄色。少量の血が混じってピンク色に見えることもある
  • におい:無臭か、やや生臭い・甘酸っぱいにおい
  • 量:下着や服がびしょびしょになるほど流れることもあれば、おりもの程度のこともある。卵膜の高い位置が破れる高位破水では少量のことが多い
  • 止められるか:尿と違い、自分の意思で止めることができず、動くとまた流れ出てくる

量が少なくて破水かどうか迷うときも、自己判断せずに連絡してください。病院で行う破水の検査については破水かどうかの検査、少量の破水については高位破水で解説しています。

すぐにかかりつけの産婦人科へ連絡する

破水したかもしれないと思ったら、まず清潔なナプキンを当てて、すぐにかかりつけの産婦人科に連絡しましょう。電話では、妊娠週数、破水に気づいた時刻、羊水の色や量、おなかの張りや痛みの有無、GBS検査の結果を伝えると、受診の指示がスムーズです。

湯船につかる入浴は、細菌が入るおそれがあるため避けてください。受診前のシャワーも控えるよう案内している施設が多いので、清潔なタオルで拭く程度にしておきましょう。

外出先で破水した場合は、すぐに病院へ連絡し、トイレでナプキンを当てます。病院へはタクシーや家族の運転する車で向かいます。自分で車を運転して出かけていた場合も、運転はせずにタクシーを使い、車はあとで家族に取りに行ってもらいましょう。臨月に入ったら一人で車を運転して出かけるのは控え、外出時はナプキンや大きめのタオルを持っておくと安心です。

🚨 次のようなときは、ためらわずに連絡・受診を

  • 羊水が緑色や茶色に濁っている、出血が多い
  • 38度以上の熱がある、おなかが強く痛む・張りが続く
  • 胎動がいつもより少ない、感じない
  • 妊娠37週より前に破水した

また、腟の中に何か(へその緒)が出てきた感じがする場合は、臍帯脱出のおそれがあります。すぐに119番に連絡してください。

病院での対応

病院に着いたら、まず本当に破水しているかを確認します。腟の中に羊水がたまっているかの診察、腟の分泌物のpH(羊水はアルカリ性)を調べる検査、羊水の成分を調べる検査キット、超音波で羊水の量をみる検査などを組み合わせて判断します。

破水が確認されたら、お母さんの体温や脈、血液検査、分娩監視装置による赤ちゃんの心拍の確認などで、感染の兆候や赤ちゃんの状態をチェックします。そのうえで、正期産で母子ともに問題がなければ、自然な陣痛を短時間待つか、早めに陣痛誘発を行うかを決めます[1][6]。GBSが陽性の場合や、GBSの結果がわからず破水から時間がたっている場合などは、抗菌薬の点滴も行います[7]。

破水に気づくナプキンを当てる
▶
かかりつけに連絡・受診入浴はしない
▶
破水の確認と母子のチェック感染・心拍・GBS
▶
陣痛を待つ/陣痛誘発状態に応じて決める

陣痛誘発では、子宮の出口がまだ硬い場合は、バルーンやプロスタグランジン製剤で子宮頸管をやわらかくする処置を行い、そのうえで子宮収縮薬(オキシトシンの点滴など)を使います。子宮収縮薬は陣痛が強くなりすぎることがあるため、使っている間は分娩監視装置で子宮の収縮と赤ちゃんの心拍を確認し続けます。それでもお産が進まない場合や、赤ちゃんの状態が悪くなった場合は、帝王切開を行うことがあります。

どのくらい陣痛を待ってから誘発するかは、施設によって方針が異なります。妊婦健診のときに、破水したらどうするか、いつまで陣痛がこなければ誘発するのかを確認しておくと安心です。

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仲田洋美院長

🩺 院長コラム【陣痛がこないのは、あなたのせいではありません】

破水したのに陣痛がこないと、「何か悪いことをしたのでは」と自分を責めてしまう方がいます。けれども、前期破水は妊娠の一定の割合で起こることで、陣痛が始まるまでの時間にも大きな個人差があります。大切なのは原因探しよりも、すぐに連絡して、感染や赤ちゃんの状態を確認してもらうことだと考えています。

また、前期破水が起きたことだけで、赤ちゃんに染色体や遺伝子の病気があると考える必要はありません。赤ちゃんの染色体について知りたい気持ちがある場合は、次の妊娠の初期に、どのような検査があり、何がわかって何がわからないのかを、専門医と整理しておくことが大切だと考えています。

よくある質問(FAQ)

Q1. 前期破水はいつまでもつ?どのくらい陣痛を待てますか?

正期産の前期破水では、24時間以内に6〜7割、72時間以内に95%を超える人で自然に陣痛が始まります。英国のガイドラインでは、正期の前期破水は最長24時間程度の待機か早めの陣痛誘発を選べるとしています。ただし、感染の兆候や赤ちゃんの状態、GBSの検査結果によっては待たずに分娩を進めます。妊娠37週未満の破水では、週数によって方針が大きく異なります。

Q2. 破水したのに陣痛がこないと、赤ちゃんは大丈夫?

正期産の前期破水では、多くの人がそのまま陣痛が始まり出産に至ります。注意が必要なのは、破水から時間がたつほど感染のリスクが上がることです。病院で赤ちゃんの心拍や感染の兆候を確認しながら、陣痛を待つか誘発するかを決めるため、破水したらすぐにかかりつけの産婦人科に連絡してください。

Q3. 破水してから陣痛がこないのは、何か悪いことをしたから?

いいえ。前期破水は原因をひとつに特定できないことも多く、陣痛が始まるまでの時間には個人差があります。子宮の出口の準備がまだ整っていないなどの理由で時間がかかることもあり、お母さんの行動や努力が足りないからではありません。

Q4. 破水したあと、シャワーやお風呂に入ってもいい?

湯船につかる入浴は、細菌が入るおそれがあるため避けてください。受診前のシャワーも控えるよう案内する施設が多いため、清潔なタオルで拭き、ナプキンを当ててかかりつけの産婦人科に連絡しましょう。

Q5. 陣痛促進剤(子宮収縮薬)は安全?

子宮収縮薬は、陣痛が強くなりすぎることがあるため、使っている間は分娩監視装置で子宮の収縮と赤ちゃんの心拍を確認しながら量を調整します。正期の前期破水では、陣痛誘発と自然な陣痛を待つ方法とで、赤ちゃんの感染や帝王切開の割合はほぼ同じという研究があります。使うかどうか、いつ使うかは、担当医の説明を聞いて決めましょう。

Q6. 少量で破水かどうかわからないときは?

破水の量には個人差があり、高位破水ではおりもの程度の少量のこともあります。自分で止められない水っぽいものが続く場合は、量が少なくても破水の可能性があるため、自己判断せずにかかりつけの産婦人科に連絡してください。病院では診察やpHの検査、検査キットなどで破水かどうかを確認します。

まとめ

陣痛が始まる前に破水することを前期破水といい、正期の前期破水は妊娠の約8%に起こります[1]。正期産では24時間以内に6〜7割、72時間以内に95%を超える人で自然に陣痛が始まり[3]、破水してすぐに陣痛がこないこと自体はよくあることです。

一方で、破水から時間がたつほど、お母さんと赤ちゃんの感染のリスクは上がります。破水したと思ったら、清潔なナプキンを当て、入浴はせずに、すぐにかかりつけの産婦人科へ連絡してください。病院では感染の兆候や赤ちゃんの状態を確認しながら、自然な陣痛を待つか、陣痛誘発を行うかを決めます。破水についての全体像は破水とは、前期破水の詳しい解説は前期破水とはをご覧ください。

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ミネルバクリニックは分娩を扱っていないため、破水や陣痛のときはかかりつけの産婦人科に連絡してください。次の妊娠や妊娠初期に、赤ちゃんの染色体について調べるNIPT(新型出生前診断)を検討している方は、常駐する臨床遺伝専門医が、検査でわかること・わからないことを含めてご説明します。

参考文献

  • [1] Prelabor Rupture of Membranes: ACOG Practice Bulletin, Number 217. Obstet Gynecol. 2020;135(3):e80-e97. [PubMed 32080050]
  • [2] Krispin E. Management of premature rupture of membranes at term: the need to correct a recurring mistake in articles, chapters, and recommendations of professional organizations. Am J Obstet Gynecol. 2017;217(6):661.e1-661.e3. [PubMed 28893527]
  • [3] Preterm and Term Prelabor Rupture of Membranes (PPROM and PROM). StatPearls. National Library of Medicine. [NCBI Bookshelf NBK532888]
  • [4] Hannah ME, et al. Induction of labor compared with expectant management for prelabor rupture of the membranes at term. TERMPROM Study Group. N Engl J Med. 1996;334(16):1005-1010. [PubMed 8598837]
  • [5] Middleton P, et al. Planned early birth versus expectant management (waiting) for prelabour rupture of membranes at term (37 weeks or more). Cochrane Database Syst Rev. 2017;1:CD005302. [PubMed 28050900]
  • [6] Inducing labour. NICE guideline NG207. National Institute for Health and Care Excellence; 2021. [NICE]
  • [7] Prevention of Group B Streptococcal Early-Onset Disease in Newborns: ACOG Committee Opinion, Number 797. Obstet Gynecol. 2020;135(2):e51-e72. [PubMed 31977795]
  • [8] 日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会 編. 産婦人科診療ガイドライン産科編2026. [日本産科婦人科学会]

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プロフィール
仲田洋美 医師(臨床遺伝専門医)

この記事の監修・執筆者:仲田 洋美

(臨床遺伝専門医/がん薬物療法専門医/総合内科専門医)

ミネルバクリニック院長。1995年に医師免許を取得後、
臨床遺伝学・内科学・腫瘍学を軸に診療を続けてきました。
のべ10万人以上のご家族の意思決定と向き合ってきた臨床遺伝専門医です。

出生前診断(NIPT・確定検査・遺伝カウンセリング)においては、
検査結果の数値そのものだけでなく、
「結果をどう受け止め、どう生きるか」までを医療の責任と捉え、
一貫した遺伝カウンセリングと医学的支援を行っています。

ハイティーンの時期にベルギーで過ごし、
日本人として異文化の中で生活した経験があります。
価値観や宗教観、医療への向き合い方が国や文化によって異なることを体感しました。
この経験は現在の診療においても、
「医学的に正しいこと」と「その人にとって受け止められること」の両立を考える姿勢の基盤となっています。

また、初めての妊娠・出産で一卵性双生児を妊娠し、
36週6日で一人を死産した経験があります。
その出来事は、妊娠・出産が女性の心身に与える影響の大きさ、
そして「トラウマ」となり得る体験の重みを深く考える契機となりました。
現在は、女性を妊娠・出産のトラウマから守る医療を使命の一つとし、
出生前診断や遺伝カウンセリングに取り組んでいます。

出生前診断は単なる検査ではなく、
家族の未来に関わる重要な意思決定です。
年齢や統計だけで判断するのではなく、
医学的根拠と心理的支援の両面から、
ご家族が後悔の少ない選択をできるよう伴走することを大切にしています。

日本人類遺伝学会認定 臨床遺伝専門医/日本内科学会認定 総合内科専門医/
日本臨床腫瘍学会認定 がん薬物療法専門医。

2025年には APAC地域における出生前検査分野のリーダーとして国際的評価を受け、
複数の海外メディア・専門誌で特集掲載
されました。

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