目次
どうしても妊娠したい性別があるカップルにとって、男女産み分けができるのかは気になります。
結論、生理学的に見て男女の産み分けはできます。
ただし、100%成功するわけではなく、あくまで希望の性別を妊娠する可能性を高めるための産み分けと考えておく必要があります。
この記事では、男女の産み分けについて以下の内容について解説します。
- ・男女産み分けの基礎知識
- ・産み分けに向いていない人の特徴
- ・産み分けの方法とサポートツール
産み分けを行い、希望の性別を妊娠できる可能性を高めるために、ぜひご活用ください。
本当のところ教えて!男女産み分けはできるの?
産み分けができるなら実践してみたいと考えるカップルも多いのではないでしょうか?
希望の性別があるカップルなら産み分けをしたいと考えるのは自然の流れです。
そこでこの章では、産み分けの基礎知識について以下の内容をお伝えします。
- ・産み分けは可能
- ・産み分けの原理
効果的な産み分けを行うためにも、正しい知識を身につけておきましょう。
産み分けは可能
赤ちゃんの性別に強い希望やこだわりがあれば「産み分けができるか」や「その確率」は気になるところです。
結論、男女の産み分けはできます。ただし、100%確実に成功するわけではないと理解した上で挑戦しましょう。
近年のデータによると、男の子を希望したカップルのうち81〜91%、女の子を希望したカップルのうち70〜80%が成功すると言われています。
このように高水準で産み分けが成功している背景には、遺伝子や染色体、妊娠のメカニズムに関する研究が進歩したからと考えられます。
産み分けの原理
産み分けには男性の精子の持つ染色体が大きく関係しています。
人の染色体は全46本で構成されており、卵子・精子はそれぞれ23個の染色体を持っています。そして卵子はすべてX染色体であるのに対して、精子は女の子になるX染色体と男の子になるY染色体の2種類です。
つまり、受精した精子がX染色体かY染色体かで性別が決まることになります。産み分けはこれらの2種類の精子の活性を操作することで行います。
産み分けに向いていない人の4つの特徴
生まれてくる赤ちゃんの性別を強く希望する方もいます。そのような方の中にも産み分けに向いていない方がいるのをご存知でしょうか?
この章では、産み分けに向いていない人の4つの特徴について解説します。
- ・40歳以上の高齢出産
- ・不妊治療中
- ・授乳中
- ・カップルで希望の性別が違う
これらの特徴に当てはまる方は、産み分けに拘りすぎず、子どもを授かることに注力するようにしましょう。
1. 40歳以上の高齢出産
高齢で妊活中の方は、産み分け自体をおすすめしません。
日本生殖医学会のデータによると、年齢と妊娠する力は以下のようになっています。
(日本生殖医学会/生殖医療Q&A よくある質問より画像引用)
産み分けを行う場合、性別にこだわり性行為の機会を失うと、妊娠率自体を下げる原因になります。また高齢妊娠になるにつれて先天性異常症の発症率も高くなります。
そのため、1日でも早い妊娠をすることが優先と考えるのが自然の流れでしょう。
産み分けをしなくとも希望の性別になる可能性は50%です。性別をコントロールすることではなく、赤ちゃんを授かることが目的であることを忘れてはいけません。
※参考資料:日本生殖医学会/生殖医療Q&A よくある質問
2. 不妊治療中
不妊治療、特に体外受精での妊娠を目指している方は産み分けができません。
体外受精とは、体外に取り出した卵子と精子を受精させ、受精卵を子宮内に戻す不妊治療の一種です。
産み分けは、膣内の酸・アルカリ性のバランスを把握して精子の活性をコントロールすることで行われます。一方の体外受精は受精するまでのプロセスをすべて体外で行うので、産み分けに関する要素が排除されているのです。
不妊治療中の方は産み分けできず悔しい思いをするかもしれません。しかし、産み分け自体も科学的な根拠や絶対的な方法はなく、授かった子どもの性別は誰にも予測できません。
生まれてきたお子さんの性別に納得できるようにカップルで話し合っておくことも必要でしょう。
3. 授乳中
授乳中の妊娠は流産のリスクが高く、妊娠自体を避けるべきです。
乳児がおっぱいを吸うと、下垂体後葉からオキシトシンというホルモンが分泌されます。オキシトシンはミルクの生産を促し、授乳行動を促す作用があります。一方で子宮収縮作用もあるため、授乳中に妊娠すると流産のリスクが高まるのです。
また、授乳中は排卵を抑えるプロラクチンというホルモンが下垂体から分泌されるため、妊娠自体が難しいでしょう。
授乳中のお母さんは24時間休む暇なく子育てをしています。心身披露していることから産み分けや次の妊娠を望む余裕すらない場合も少なくありません。
お母さんの体調や体力を考慮しつつ、産み分けについて考えてみましょう。
4. カップルで希望の性別が違う
カップルで希望の性別が異なるなら、どちらの性別が生まれたとしても納得ができない親がいます。
カップルでどちらの性別を授かりたいか意見を揃えていなければ、足並みを揃えた産み分け行動はできません。相手の希望する性別が生まれた時のイメージも持ちつつ、お互いに歩み寄り決めた性別を目指して産み分けを行えると良いでしょう。
また、産み分けの成功率は100%ではありません。そのため、産み分けをして希望する性別にならなかったことについても事前にカップルで話し合い、イメージしておきましょう。
【即実践可】性行為と産み分けの関係と具体的な方法
産み分けと性行為は密接な関係があります。
生理学的に性行為を学ぶことで、産み分けに有利な子作りが可能です。
そこでこの章では、以下の内容について解説します。
- ・性交日と産み分けの関係
- ・オルガスムスと産み分けの関係
- ・禁欲と産み分けの関係
これらの性行為の方法を活用して、希望の性別を授かる可能性を高めましょう。
性交日と産み分けの関係
排卵前に性行為をすると女の子、排卵日あたりだと男の子を妊娠する可能性が高いと言われています。
通常、膣は外部から細菌の侵入を防ぐため酸性に保たれています。一方で排卵日が近づくと妊娠率を上げるため、膣内はアルカリ性に傾くことも考慮すると良いでしょう。
精子中のX染色体(女の子)はアルカリ性に弱く、Y染色体(男の子)は酸性に弱い特徴があります。そのため、Y染色体はX染色体の約2倍あり、酸性の膣道で生き残る精子の数にバランスをとっています。
このように排卵日による産み分けも可能と言えるでしょう。
オルガスムスと産み分けの関係
性行為の際に女性が快感を感じるオルガズムを利用した産み分け方法もあります。
女性はオルガズムに達すると子宮頸管からアルカリ性の液を分泌することが分かっています。
つまり、オルガズムによる快感を伴う性行為で妊娠した場合、男の子の妊娠率が上がることになります。一方で、オルガズムがなくあっさりとした性行為の場合は、膣内は酸性に保たれているため、女の子が妊娠しやすいでしょう。
ただし、性行為は子作り以外にもカップル間のスキンシップでもあります。二人の関係性を確認しつつ、希望する性別の子どもができるような性生活を送りましょう。
禁欲と産み分けの関係
射精を我慢する、つまり性欲をコントロールすることで産み分けができます。
例えば、男の子を授かりたいなら性行為の5日前から禁欲をすると良いでしょう。なぜなら、性行為当日に射精される精子の数(Y染色体数)が増えるからです。
反対に性行為の2日前に射精をするとY染色体の数が減る(「精子が薄める」と表現される)ため、女の子を妊娠しやすいことになります。
ただし精子の数がもともと少ない男性だと性行為当日に射精できる精子が少なく、妊娠自体の可能性を低下させてしまう危険性があるため注意が必要です。
産み分けをサポートする2つのツール
希望する性別を授かるために少しでも可能性を高めるために、できることなら何でもしたいと考える方も多いのではないでしょうか?
そこでこの章では、産み分けをサポートする以下の2つのツールについて解説します。
- ・ピンクゼリーとグリーンゼリー
- ・リンカル
これらのサポートツールを活用して産み分けの可能性を高めましょう。
1. ピンクゼリーとグリーンゼリー
ピンクゼリー・グリーンゼリーとは、膣内の酸塩基平衡をコントロールするための産み分けサポートツールのことです。
女の子を妊娠したいなら膣内を酸性にするピンクゼリーを、男の子ならアルカリ性にするグリーンゼリーを使います。
膣内というデリケートな部分に入れて使うため、原料はビネガーやベーキングパウダーなど植物由来で副作用の少ない成分で作られています。また、激しい動きによる化学反応の心配もないため、安心して使えるでしょう。
ただし、これらのゼリーによる産み分け方法は、科学的に実証された統計データはないため、絶対的な信ぴょう性はありません。あくまで希望の性別に向けて可能性を高める程度に考えておきましょう。
2. リンカル
栄養補助食品であるリンカルを服用すると、男の子の妊娠率を高めることができると言われています。
リンカルとは少量の鉄分を含んだ天然カルシウムで、もともとは21トリソミーなどの先天性異常疾患の予防をするために開発されたサプリメントのことです。
リンカルが産み分けに有効な科学的根拠はありませんが、内服した妊婦のすべてで正常児であること、その大半は男の子を出産したというデータもあります。
妊娠を希望する2ヶ月前から内服を始め、飲み忘れが2日以上続くと最初からやり直しになるので注意が必要です。副作用についても過去1万件以上の利用実績があるにも関わらず、1件も報告されていないので、安心してお使いいただけます。
※参考資料:産み分けネット/リンカル
赤ちゃんの性別が決まる時期と判定方法
赤ちゃんの性別により出産後の生活のイメージが大きく異なります。
そこでこの章では、以下の内容について解説します。
- ・性別が決まる時期
- ・【判定方法】NIPT(新型出生前診断)
では、詳しく解説します。
性別が決まる時期
お腹の赤ちゃんの性別が分かるのは、超音波(エコー)検査で性器を確認して判断します。男の子は妊娠14週目から、女の子は妊娠17週目からです。
男の子の方が早く分かる理由は股間部にピーナッツのような男性器がついており、早期から判断しやすいのです。一方の女性器に関しては隆起したものがなく、薄らと見えるこの葉のような形の外陰で判断します。
超音波検査の赤ちゃんの体勢によっては陰部が見えないこともあり、必ず14週目以降の妊婦検診で確認できるわけではありません。
また超音波検査なら性別の判断だけでなく、性器の発育具合も分かります。男の子なら陰嚢や精巣、女の子なら子宮を確認できます。
このように男の子は簡単に見分けられる一方で、女の子と判断するまでには少し時間がかかるのです。
【判定方法】NIPT(新型出生前診断)
高精度の超音波検査でも100%当たるわけではありません。そこで念押しで性別を確認したい方は、NIPT(新型出生前診断)がおすすめです。
NIPTとはもともと染色体異常症がないか確認するための出生前検査の一種です。お母さんから採血を行い、染色体の分析をすることで性別を判断します。
検査方法は採血のみとシンプルであるため、母体への負担を最小限にした出生前診断として注目されています。
※参考資料:日本産科婦人科学会/「母体血を用いた出生前遺伝学的検査(NIPT)」指針改訂についての経緯・現状について
まとめ: 産み分け法を活用して希望の性別を目指す
男女の産み分けで必ず希望の性別の赤ちゃんを授かるとは限りません。しかし、産み分け方法によっては、希望の性別を授かる可能性を高められることがわかりました。
例えば、性行為のタイミングを排卵日前にすると女の子、排卵日で行うと男の子ができやすいですね。また、女性がオルガズムになる性行為を行うと男の子、あっさりとした性行為なら女の子を妊娠する可能性が高まりました。
このように性行為による産み分けを行うこともできましたね。
赤ちゃんの性別が分かる時期は、妊娠14〜17週目です。産婦人科などの専門機関で経膣超音波(エコー)検査やNIPT(新型出生前診断)により確認することができます。
カップル間で希望の性別が一致するなら、この記事で紹介した産み分け方法を活用してみるのも良いでしょう。