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妊娠悪阻つわりはいつまで続く?辛い症状を乗り切った妊婦の体験談7選

先輩ママたちの体験談「つわりはいつまで続いた?」

つわりがこない妊婦さんは全体の30%程度いますが、大半はつわりや陣痛を耐え抜いて感動の出産を迎えます。
個人差が著しくあるつわりですが、ここからは妊婦さんの体験談「いつまでつわりが続いたのか?」をご紹介していきます。

つわりが妊娠7~9週目のたった2週間で終わったケース

「あまり体が強い方ではないので、妊娠が発覚してから『つわりの症状に耐えられるのかな?』と毎日心配でした。
妊娠7週目くらいで胃のムカムカや吐き気がきてつわりが始まったんですが、3回くらいトイレで吐きそうになったくらいで2週間後にはすっかり症状が現れなくなったんです。
『つわりってこんなものなんだ』と拍子抜けしたんですけど、人によって全然症状が違うんですね。私はラッキーな例だったようです!」

匂いに敏感となったのと吐きつわりが一緒に起きたケース

洗濯洗剤や食器洗い用洗剤、シャンプーの香りがダメになり、洗濯の時間が苦行になりました・・・。浴室乾燥機を使うのですが、干した時点で吐きそうなのに、乾くと香りが広がって・・・本当に地獄でした。無香料の洗剤やシャンプーを探しても、独特の原料臭がダメだったりで、本当に辛かった。出産したら治まったので本当に良かったです。

妊娠4~16週目まで寝たきりになってしまったケース

「仕事はオフィスで座り仕事をしています。妊娠4週目ぐらいから吐き気や嘔吐の症状が出始めて、座っているのもままならなくなりました。
仕事を休むことにして、妊娠中期の16週目までは自宅でずっと寝たきりでした。それ以降はひどいつわりはおさまり、産休に入るまで仕事に復帰することができました」

むかつきが起きて食事が摂れなかったケース

入院するほどではないものの、常にムカムカで、匂いにも敏感になり、世の中が灰色に見えました(汗)仕事中だろうと関係なく、気持ち悪かったので、日常生活を送るのが困難でした。現在、ピーク時より落ち着いたものの、大好きだったお寿司も未だ食べられず、出産したら食べられることを夢見て、今も軽度のつわりと共存しております。

唾液が止まらなかったケース

「私は6週目から16週目までがつわり期間で、ピークは7週から10週。わりと平均的だと思います。ピーク時には唾液が止まらず、苦く感じて飲み込むこともできないので、しょっちゅう吐き出していて辛かったです」

妊娠8~17週目まで、2ヶ月以上間食べづわりと戦ったケース

「妊娠8週頃からいつもより食欲が湧いて間食の量が増えていきました。最初はお菓子を一袋食べるくらいだったんですが、それでは足りなくてどんどん冷蔵庫の食材が消えていったんです。
妊娠中で体重はあまり気にしていなかったんですが、明らかに顔がまん丸になってびっくりするくらい脂肪がついていました。
『この間食をいつまでも続けたら体型がとんでもないことになる!』と危機感を覚えて、3食のご飯の量を減らして間食にこんにゃくゼリーやプチトマトのような低カロリー食品を食べて、摂取カロリーオーバーにならないように気をつけました。食べづわりが落ち着いたのは妊娠17週頃で何とか健康的な体型を維持できました」

妊娠30週頃までつわりが続いたケース

つわりは長くて3ヶ月以上続くことがあり、妊娠30週頃にやっとつわりが落ち着いたという体験談は珍しくありません。「妊娠6週目くらいから気持ち悪さを感じ始め、ついにトイレで嘔吐してしまいしばらく立ち上がることができませんでした。
気分が比較的優れている日もあれば1日に何度もトイレに駆け込む日もあり、『いつまで続くんだろう…』と不安になって落ち込んでいました。
気づいてみれば、気分がスッキリした日が連日続いてつわりの終わりを確信できたのは、妊娠が30週目に差し掛かった頃でした。つわりが辛いのは当たり前ですが、赤ちゃんが『無理して動かないようにしてね』と言っているような気がしたので、長い期間耐えられたのだと思います」

つわり(悪阻)はいつからいつまで続くのか

つわりが始まるのは多くの方は妊娠5週頃からです。早い人だと妊娠4週目からになります。

この時期は、まだおなかの赤ちゃんの胎児心拍(生きている証拠)が確認できていないためつわりの症状で妊娠に気づく人も珍しくありません。

つわりの重さは人それぞれです。早い段階から重たくてずっと「一日中なにもできないほど辛かった!」という方もいれば、何もなく今まで通り過ごせた方もいます。

つわり(悪阻)のピークはいつ?

つわりの症状があった人のうち、70%の人のピークは妊娠9週目ごろといわれています。ピークの時期はつらくて食事が摂れない人がいるほど重たくなります。

あまりにもつらいときは無理して仕事をせず身体を休めてください。家事も夫や家族に負担してもらうようにしましょう。ピークのときは特に無理をせずに休むのが大切です。

つわり(悪阻)が終わるのはいつ頃?

つわりはピークを迎える妊娠9~10週目を過ぎると徐々に落ち着いていきます。一般的に終わりを迎えるのは妊娠12~16週目頃です。この頃になるとお腹は目立つほどではありませんが、お腹が膨れてきたり、乳房がふくらんできたりして身体が変化していきます。人によっては乳房の張りで痛みで変わっているのを実感するほどです。

ただ、つわりに関しては個人差があり、安定期と呼ばれる妊娠15週以降になっても終わらないケースがあります。出産日近くになってもつわりに悩まされる妊婦さんもいるくらいです。

もしつわりが重いと感じるのならば、それは病気のサインかもしれません。早めに医師の診察を受けるようにしてください。

つわり(悪阻)の主な症状

つわり

妊娠したことを体が知らせてくれるつわりは、以下のような症状が現れるのが特徴です。

  • ・胸や胃にむかつきを感じ、吐き気が起こる
  • ・吐き気が酷い場合は嘔吐に繋がる
  • ・食欲が旺盛になる
  • ・食欲不振になる
  • ・今まで気にならなかったにおいに敏感になる
  • ・十分に睡眠をとったはずなのに日中に急に眠くなる
  • ・無気力になって動けなくなる
  • ・些細なことでもイライラしてしまう
  • ・軽度から重度の頭痛が起こる

疲労や体調不良でもよくある症状が出るため、つわりだと気づくことが遅れるケースもあります。上記のいくつかの症状が同時に現れてつわりだと確認できるケースも珍しくありません。

妊婦さんなら覚悟しなければならないつわりは、健診で妊娠が正式に判明する前から現れることもあります。

つわり(悪阻)が起きる原因

つわりが起こる原因は、妊娠することで分泌される「妊娠ホルモン」だと考えられています。妊娠ホルモンは、「ヒト絨毛性ゴナドトロピン」または「hCG」と呼ばれており、胎盤の発達に伴って分泌され、妊娠を維持させるという大事な役割があります。

しかし、「hCG」は第4脳室底にある嘔吐を促す中枢を刺激する可能性があり、つわり特有の吐き気や不快感などに繋がるといわれています。「妊娠ホルモン」の分泌だけがつわりの原因とされているわけではなく、その他にもストレスの過度な蓄積・低血糖・胃酸の増加などに伴ってつわりが誘発されることもあると考えられています。

つわりの程度が違うのは本人の体質、生活環境、ホルモンバランスによって変わるという説がありますけど、どれなのか明確に言えないのが現状です。

つわりになりやすい人の特徴

つわりになる原因がはっきりしていませんのでどういった人がなりやすいのかは不明です。ただ言えるのは心理的な要因も関係しているため妊娠の継続や出産への不安、仕事や家族の問題などストレスを抱えている人はつわりになりやすいといえるかもしれません。

不安がつわりを悪化させ、そのつわりがさらに恐怖や不安へとつながるといった悪循環を起こしてしまうのは母体にとってよくありません。精神的なストレスを早めに解消できるようにしましょう。軽い運動やしっかりと睡眠をするだけでも違ってきます。

つわりになりにくい人の特徴

実は妊婦さんの5人に1人はつわりがありません。医学的な根拠はないので原因ははっきりとしていませんが、つわりが起きるのは出産に向けて体のホルモンバランスが崩れる時期です。つまり体に大きな変化が生じています。つわりがない人はそのストレスに順応できているからかもしれません。

例えば「眠いけれど、仕事などで外出しなくてすむので眠ければ寝ていられる」「おなかがすくと軽い吐き気があるけれど、すぐに食べたい物を食べれば吐き気は収まる」「料理をすると臭いで軽い吐き気を感じるけれど、夫は手料理を要求しないので出来合いのお総菜などで済ますことができる」といった環境の方はつわりが起きにくいのかもしれません。

つわりに個人差がある理由

つわりの原因は明らかになっていません。そのため個人差が出る理由もわかっていないからです。同じ方でも一人目はつわりが軽かったのに、二人目は重くなったという例もあるのでメカニズムもわかっていません。つわりの程度を決めるのは本人の体質や、ホルモンバランス、生活環境などの説が出ていますが、どれもはっきりしていないようです。吐きづわりや食べづわり、吐き気やだるさなど症状も色々とあるので、それぞれの症状に対処しながらつわりが終わるのを待ってください。

辛いつわりを軽減する方法

つわり

つわりを軽くする方法としては、栄養をしっかり補給することと、無理な活動をしないことです。他にも軽減できる方法があるのでご紹介します。

食べても気持ち悪くなる場合は食べ方を工夫してみてください。主に以下の方法があります。

  • ・少量の食事をこまめに食べる
  • ・妊婦向けのサプリメントを服用する
  • ・カットフルーツを食べる
  • ・ご飯を冷やして臭いを軽減
  • ・柑橘系のさっぱりしたアメやガムを食べる

もう一つはこまめに水分を補給することです。飲み物のにおいで気持ち悪くなるならば水か白湯でも構いません。

そして妊娠中期から後期にかけてのつわりの軽減方法は軽い運動をすることです。なぜならプロゲステロンが分泌されることで筋肉が緩み始め、消化器による食べ物の消化活動が低下するからです。軽い運動をすることです。運動をすることで筋肉の緊張を解き、血流を良くなり、消化器の活動を活性化させられます。詳しい内容については以下の記事にまとめていますのでご覧ください。

まとめ

妊娠とセットで考えておきたいつわりですが、症状がいつからいつまで続くかは個人差が著しくあります。

特に現れやすい症状が吐き気や食べづわりですが、妊娠5週頃から12週くらいまで続くのが一般的とされています。

長い人では3ヶ月以上続くこともあるため、無理せずにしっかり体を休ませることが大事です。つわりの症状が耐えられないくらい酷いものであれば妊娠悪阻が疑われるため、すぐに診断を受けるようにしましょう。

妊娠初期はつわりが発生しやすい時期ですが、赤ちゃんの染色体異常症を早めに検査しておくことも出産に向けた大事な準備となります。

東京の「ミネルバクリニック」では、ダウン症候群などの染色体異常感度99%・特異度99%で検査できる「NIPT」を妊娠9週目から実施しております。

大学病院レベルの臨床遺伝専門医が在籍する遺伝子専門クリニックで、染色体異常や遺伝疾患に関する理解を深めていただくための遺伝カウンセリングも行なっております。

信頼と実績が保証された医療施設でNIPTを受けたいという方は、是非この機会に「ミネルバクリニック」までご相談ください。

プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 (がん薬物療法専門医認定者名簿)、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医(臨床遺伝専門医名簿:東京都)として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

仲田洋美のプロフィールはこちら

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