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出産予定日の6週間前から出産後8週間まで取得できる産休。これまで重たいお腹を抱えながらの仕事を終え、やっと一息つける大切な休暇です。
「産休中はまずは好きなだけ寝よう!」「あの映画も行っておきたいな」など、産休中に何をするか仕事をしながら考えていたという方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、今までずっと仕事を頑張ってきた方が産休に入ると、急にあいた時間をどう過ごせばよいかわからないという方も。とくに新型コロナウイルス感染症の流行により、外出もままならない状況の中、出産前に会おうと思っていた友達にも会えず、思っていたよりつまらないと感じている方もいるようです。
「1人で過ごせる貴重な時間を満喫しようと思っていたものの、いざ産休に入ると意外と何をしていいのかわからない」
そんなコロナ禍で時間を持て余し気味な産休中の妊婦さんのために、この記事では、コロナ禍でも産休を楽しむコツと産休中にやっておくべきことリストをご紹介します。
コロナ禍でも産休を楽しむコツ
妊娠は、女性だけでなくパートナーや家族にとってもとても幸せなことです。しかし、コロナ禍で働きながらの妊婦生活は、通常よりも気を使わなければいけないことも多く、大変だったことでしょう。
やっとの思いで産休に入りふと気がつくのは、「外出しにくい」ことです。
せっかく産休に入って時間を好きに使えると思っていたのに、出かけることもままならないとなるとガッカリしてしまいますよね。
ここでは、コロナ禍でも楽しい産休ライフを送るためのコツを3つご紹介します。
インターネットをフル活用する
コロナ禍でなかなか外出しにくいからこそ活用したいのが、インターネットです。
近年、インターネットの普及により、わざわざレンタルショップへ借りに行かなくても自宅でいつでも楽しめる動画配信サービスが人気です。出産後も映画やドラマを観られない訳ではありませんが、赤ちゃんのお世話で不規則な生活になる上、いい場面で泣かれてしまうこともあるため、なかなかゆっくり観られません。
1人時間がたくさんある産休中に、ゆっくりと楽しんでみてはいかがでしょうか。
また、買い物は外に出ることで気分転換にもなりますが、大きなお腹を抱えて重たい荷物を持つのは大変なもの。出産後も生後すぐの赤ちゃんを連れてスーパーへ行くのは気が引けるという方も多いです。
そんなときは、産休中にネットスーパーに登録しておくことをおすすめします。ネット上で注文するだけで、自宅に食材や雑貨を配達してくれるので、外出せずに買い物が済ませられます。
他にも、産休中に会っておくつもりだった友達とリモートランチをするのもよいでしょう。家にこもっていると人と話す機会がなくなってしまいがちですが、インターネットを利用することで、人とのつながりをキープできます。
パートナーとのコミュニケーションを増やす
産前産後はホルモンバランスが乱れがちで、自律神経やメンタルが不安定になるため、マタニティブルーに陥りやすくなります。妊娠前まではパートナーとの関係がよかった方でも、妊娠を機に少し悪くなってしまったという方も多いようです。
産休前は仕事に家事にと忙しいこともあり、イライラが増えて夫婦喧嘩が増えてしまったというカップルも多く、中には深刻な状態になってしまうことも。
そんな状態で出産を迎えてしまうことに不安を感じている方は、産休中にパートナーとのコミュニケーションを増やし、お互いの気持ちを伝え合ってみてはいかがですか?
子どもが生まれると、ほとんどの時間が子ども中心になります。パートナーと2人きりでゆっくりする時間も激減してしまうため、そのままの状態にしてしまうとさらにお互いの気持ちや考えがわからなくなってしまうかもしれません。
出産後は協力して育児をしていく必要があります。コロナ禍でパートナーが在宅勤務をしている方も多いでしょうから、ぜひこの機会に2人で過ごす時間を大切にしてみることをおすすめします。
新しいことをはじめる
コロナ禍の産休を楽しく過ごす一番のポイントは、赤ちゃんが生まれる前にしかできないことをすることです。とはいえ、外で運動をしたり旅行をしたりすることが趣味だった方は、赤ちゃんがお腹にいることもあって、なかなか実行しにくいのではないでしょうか。
そんなときは、なにか新しいことをはじめてみるのも、産休中を楽しく過ごすための一つの手です。
以下は、自宅でもできるおすすめの趣味です。
- マタニティヨガ
- 裁縫
- 読書
- 手の込んだ料理
- ピアノ
- スマホを使ったお小遣い稼ぎ
どれも、赤ちゃんが生まれたらできないわけではありませんが、出産前の方が時間を自由に使えるので集中できます。新しいことができるようになる快感を味わってみてはいかがでしょうか。
産休中にやっておくべきことリスト
赤ちゃんが生まれると、それまでの生活が一変して自分のことに使える時間がほとんどなくなります。産前休業中に暇だと感じていた頃が懐かしくなってしまうほど、目まぐるしく慌ただしい日々がはじまることでしょう。
一気に慌ただしくなる前に、やっておくべきこととは一体なんなのでしょうか。ここでは、産休中にやっておくべきことを3つご紹介します。
出産、育児準備
産休取得まで毎日忙しく働いていたママの中には、赤ちゃんを迎える準備すらきちんとできていないという方も多いのではないでしょうか。出産後は、1人でパパッと動くことが難しくなります。今のうちに出産と育児の準備をしておきましょう。
以下は、出産と子育て準備のためにやっておくべきことのリストです。
□保育園情報を集めておく
□育休を取得する場合は手続きなどについて会社と相談しておく
□赤ちゃんグッズをしまうために家の中を整理整頓し、できる範囲で掃除しておく
□子育てをしやすいように家の中のレイアウトを変更しておく
□産後のために買いだめできるものはしておく
□母親学級などでママ友を作っておく
上記のことを産休に入ってすぐしておくと、出産直前に焦らなくて済みます。臨月に入ってしまうと、いつ陣痛が来るかわからない中で準備をすることになるので、注意しましょう。
今しかできないこと
産後休業中は、出産という大仕事を終えた体を休めるとともに、赤ちゃんのお世話をしなければいけません。赤ちゃんがいる生活は、普段何気なく行っていたことすら大変な場合もあります。
大きいお腹も今だけのことです。出産前の貴重な時間は、今しかできないことをして楽しんでみてはいかがでしょうか。
以下は、産前休業中にしかできないことリストです。
□これまでにもらったエコー写真を整理してベビーアルバムを作る
□自宅でマタニティフォトを撮る
□2人目の出産の場合は、上の子を思う存分可愛がる
□歯医者への通院を済ませておく
□とにかく寝る
□美容院へ行っておく
自分の好きなように過ごせるときだからこそ、やっておくべきことをリストアップしてみました。
歯医者や美容院など、自分の体に時間をかけられるのも、産前の今だからこそです。すでに上の子がいる場合は、休みの日にパートナーに協力してもらってもよいですし、保育園に行っているのであれば日中いない時間に済ませておきましょう。
復職後に役立つ資格の勉強
産休や育休後は、これまで勤務していた会社へ復職する方も多いです。いざ仕事へ復帰した時のためにも、時間がたっぷり取れる産休中に資格の勉強をしておくことをおすすめします。
また、今後転職を考えている場合も、資格取得はメリットが多いです。時間を有効に使えてスキルアップにもなり、リフレッシュもできるので、ぜひやっておくべきです。
また、仕事に活かせる資格だけでなく、家事や子育てに役立つ資格や興味のある分野の資格などを取得する方も。今では、通信講座で取得できる資格もたくさんありますので、調べてみましょう。
ただし、産前産後は集中できなかったり体調が思わしくなかったりすることもあります。無理のない範囲で勉強しましょう。
まとめ
コロナ禍でも産休を楽しむコツと、産休中にやっておくべきことリストをご紹介しました。
産休は、暇だと思いながらダラダラ過ごしてしまうと、気がついたときにはあっという間に終わってしまいます。何をして過ごしても本人の自由ですし、外出もしにくい時期ですが、せっかくの長期休暇を楽しく過ごせるよう、何がしたいか考えておくとよいでしょう。
ただし、産休中は自分と赤ちゃんの体が第一です。無理せず充実した日々を過ごせるように、あえて何もしない日を作るのもよいかもしれません。また、何もしない日があったとしても「明日はあれをしよう」くらいの気持ちでいると健やかに過ごせます。
産休中をどう過ごすかお悩みの方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。