欧州研究機構のアドバンスグラントで行われるNIPTの臨床試験に日本から共同参加する栄誉を頂きました。 ミネルバクリニックでは、世界中の国際認証を受けた遺伝子検査機関を厳選して業界オンリーワンの検査体制を整えています。

ミネルバクリニックは高い専門性を誇り技術で皆さんにお答えする診療を行なっているため無料相談は受け付けておりません。問診票は医師が皆さんの状態を知るためや必要な情報を伝えるために作成しており診察の一部ですので配布の時点で診療料金が発生します。

妊活中の男性ができること・やるべきこと|不妊の半分は男性が原因

「妊活」と聞くと男性は自分には関係ないと思いがちです。奥さんだけ頑張っていて夫との温度差を感じることもしばしば。夫の気持ちを妊活に向けるにはどうすればいいの?と悩まれている方もいるのはありませんか?しかしながら、近年では夫婦そろって取り組むのが当たり前になってきています。

そこで今回の記事では男性も妊活に取り組まなければ赤ちゃんが授かりにくい理由や、できること、やるべきことをまとめてみました。パートナーにも前向きに妊活をしてほしいと思っている方はぜひ最後までお付き合いください。

男性に知って欲しい妊活のリアル

妊活をしようか相談している仲睦まじい夫婦
ED(勃起不全)、無精子症といった言葉を聞いたことのある男性は多いものの、「まさか俺が」と思っている方が多いのではありませんか? 実はその考え方はとても古く、男性が原因による不妊というのはよくある話です。

歌手のダイアモンドユカイさんが無精子症なのを告白したり、元ボクシング世界チャンピオンの井岡弘樹さんが乏精子症(精子の数が少ないこと)だったのをメディアで明かしたりしています。もはや、妊活は「いま、うちの嫁が不妊治療中でしてね、結構イライラしてて困ってるんですよ」なんて言う時代ではありません。 男性の協力が不可欠になっています。

若い世代の男性は理解しているようですが、年齢が高くなると認識不足の方が多いようです。このギャップをどう埋めるのかが課題として残っています。

不妊の約半分は男性側に原因

不妊とは子どもが欲しいと希望しているカップルや夫婦が何らかの原因で赤ちゃんが授からないことです。具体的には、妊娠を希望し、定期的に性生活を持っているにもかかわらず、12ヶ月(1年)以上妊娠しない場合を「不妊症」といいます。

ちなみにWHOの不妊症原因調査では、男性不妊48%、女性不妊65%、夫婦両方24%と男性側が原因で不妊になっているケースは半分もあるという結果が出ています。つまり、女性側だけが検査を受けても不妊の原因はわからないということです。

もし、不妊症の定義に当てはまるカップルは二人で検査を受けることをおすすめします。

妊活のタイムリミットは男性にもある

女性は35歳を過ぎると卵子の数も減っていき、質が落ちてくるため妊娠しにくくなるというのは広く知られています。ところが、精子も年齢を重ねると質も数も落ちてきてしまうというのは意外と知られていません。

なぜなら精子そのものは男性が生きている限り新たに作られおり、卵子と比べて低下がなだらかなためわかりにくいからです。

子どもが欲しいカップルの中には高齢出産に入る年齢の方もいるでしょう。それならば早めに検査を受けてお互いの健康状態を知ることが大切です。

男性の不妊の原因とは

愛が空に浮かぶ!互いに近くに座り、指で作ったハートの形を見渡す美しい夫婦
男性が原因の不妊症は、以下の三つでで査定できます。

  • ・精子の量
  • ・精子の運動率
  • ・精子の奇形率など

しかし、検査結果で精子の量が少なかったからといって、ダメなわけではありません。そこを勘違いしてしまい「精子がダメだから、もう俺はダメだ」と自信を失ってしまう男性もいます。だからこそ検査を受けるのに腰が重たくなるのかもしれません。男性は男としての自信をなくすのが怖いので女性の側からフォローしてあげてください。

男性が妊活を始める前にやるべきこと

実は男性が妊活を始める前にもできることがあります。一つは不妊治療は始めるのが遅くなればなるほど費用がかかるというのを知ってもらうことです。

不妊治療は以下のステップを踏んでいきます。

  1. 1.不妊基本検査…妊娠に関係する機能を検査し、原因と特定する
  2. 2.タイミング法…いつセックスすべきか、時期を医師が提案する
  3. 3.人工授精…精子を直接子宮内へ注入し妊娠へ導く
  4. 4.体外受精…排卵前に体外へ卵子を取り出し精液をかける
  5. 5.顕微授精…精子を1匹吸引して、卵子の細胞質内へ直接注入する

ステップごとに費用が高くなっていき、経済的な負担は大きくなります。体外受精になると1回につき50万円もかかり、保険適用外のためすべて自費での支払いになります。厚生労働省では、不妊に悩む夫婦のために1回につき最大30万円の補助金を出していますが、長引けば負担が大きくなるのは変わりません。

外部リンク:不妊に悩む方への特定治療支援事業(厚生労働省HP)

他にも治療に伴う肉体的な負担もありますし、何より妊活は「治療したら必ず妊娠ができる」というものではありません。精神的ストレスが強くなるのでお互いに思いやりの気持ちを忘れないようにしましょう。そして始めるタイミングが早いほうが妊娠できる確率が高くなるのを知っておいてください。

その上でやるべきことを以下の項目で詳しく説明をします。

元気な精子がたくさんいるか検査を受けよう

妊活を始める前に妊娠するまでの仕組みをおさらいしましょう。妊娠は性行為によって女性の膣内に射精された精子が排卵した卵子と卵管で出会って受精し、細胞分裂を繰り返しながら子宮に到達して着床することで成立します。

1度に数千万から数億個の精子が射精されても、卵子がいる場所までたどり着けるのは、ごくわずかしかありません。そのためにも元気な精子がいつもたくさんいるのが理想といえます。だからこそ妊活を始める前に泌尿器科のクリニックで精子検査を受けてご自分の精子がどんな状態か知る必要があります。

日常生活の見直しをしよう

無精子症や乏精子症であれば、人工授精や体外受精といった治療に入りますが、特に問題がない場合はタイミング法からスタートです。そこで精子を元気にするために必要なのが生活習慣の改善になります。精子は年齢によって緩やかではありますが、質や数が減少していきますが、生活習慣を変えることでカバーできるケースもあります。詳しい内容は下記の記事で掲載していますので是非ご覧ください。

関連記事:男性不妊の原因と気をつけるべき5つの生活習慣

妊活のために酸化ストレスを和らげよう

幸せなカップルが、台所のソファでノートパソコンと一緒に笑い合い、笑顔の若い女の子と男性が家で楽しみながらコンピュータを使ってソファで話している
現代社会ではたくさんの人がストレスを受けて日々の生活を過ごしています。妊活中のカップルも同様です。そこで近年、注目されているものに「酸化ストレス」というのがあります。酸化とは、化学的には原子などの物質が水素を失う変化のことです。

例えば、鉄がさびたり、むいたリンゴが赤茶色に変色するのは酸化による働きです。実は私たちの身体も鉄やリンゴと同じように酸化しているのがわかっています。その最大の原因が「活性酸素」です。

しかしながら「活性酸素」は、おもに呼吸することで発生します。つまり私たちは日々、活性酸素を自らつくり出しているのです。ところが、健康な人の場合、睡眠中などに活性酸素を制御する「抗酸化作用」が働きます。抗酸化作用が働くことで活性酸素を制御しています。

男性不妊と酸化ストレスの関係

活性酸素は、殺菌作用など身体を守る機能がある一方で、細胞に損傷を与え、がんや生活習慣病などのリスクを高め、老化の原因にもつながります。つまり活性酸素を取りすぎると酸化ストレスによって身体が衰えてしまい、精子の質も下がってくるのです。男性のコンディション低下を招く原因のひとつともいわれています。

抗酸化作用で活性酸素を抑える

活性酸素を制御するためには「抗酸化作用」を働かせる必要があります。抗酸化作用とは、活性酸素の発生やその働きを抑えることや、活性酸素そのものを取り除くことです。

「禁煙する」「日焼け止めを塗る」「お酒の量を減らす」などの生活習慣の改善によって体内にある抗酸化酵素や抗酸化物質を働かせて活性酸素を抑えられるようになるのです。

「抗酸化作用」を持つ主な栄養素のはたらき

野菜や果物には抗酸化作用のあるビタミンE、C、リコピンが豊富に含まれています。どんな食品に多く含まれているのか紹介しますので意識して食べるようにしましょう。

  • ・ビタミンE

アーモンド、カボチャ、ウナギのかば焼き、植物油

  • ・ビタミンC

ブロッコリー、赤ピーマン、キウイ、柑橘類

  • ・リコピン(カロテノイド類)

トマト、スイカ、人参、柿

  • ・ビタミンA

レバー、銀ダラ、モロヘイヤ、人参 などの緑黄色野菜

  • ・ポリフェノール(カカオポリフェノール、カテキン、アントシアニンなど)

カカオポリフェノール:チョコレート
カテキン:緑茶
アントシアニン:ブルーベリー 強い抗酸化作用

他にも脂肪代謝に重要なアミノ酸である L-カルニチンという栄養素にも抗酸化作用があると言われています。また、ミネラルであるセレン(セレニウム)も抗酸化作用をもつ酵素の成分として知られており、細胞膜の酸化を阻止する働きがあります。

男性不妊治療を受けることを考えよう

男性不妊には遺伝や生まれつきによる先天性のものや子供のころの病気などが原因のものと、生活習慣や病気・薬などの影響によるものがあります。男性不妊の多くは精子がつくられる過程に問題があること(造精機能障害)で起こりますが、その原因は不明であることも少なくありません。精子検査の結果は男性の精液の状態はストレスや睡眠不足などに左右されやすく、検査を受けた時の体調によって良い結果になったり、悪い結果になったり、ばらつきが生じがちです。

もし、妊活をしていて生活習慣の改善や精子検査の結果が問題ない場合は、複数回の精子検査や医師の診断を受けたほうがいいでしょう。

不妊治療のエキスパート「生殖医療専門医」に相談してみよう

実は、不妊治療の専門的な知識を持つ「生殖医療専門医」という医師がいます。女性の場合は産婦人科で男性の場合は泌尿器科であるという前提になります。全国に785人いて内訳は産婦人科医722人、泌尿器科医63人です。大規模病院だと泌尿器科の中に「男性不妊外来」が設けられていますので診療を受けに行くのも一つの方法です。

ただし、日本泌尿器科学会認定の専門医は現在、全国に6,930人(2019年11月27日現在)と数は少ないため不妊治療を専門とする医療機関で受診することがほとんどです。因みに下記のリンクに全国の泌尿器科かつ生殖医療専門医の一覧が掲載していますので調べてみてください。もし、近所にいたら相談に行ってみましょう。

外部リンク:【公式】一般社団法人日本生殖医学会|生殖医療専門医制度 – 認定者一覧

まとめ

可笑しい夫婦が寝そべって白い毛布の下に隠れ、喜びに満ちた目でカメラを見つめている
妊活で男性ができることはまずは生活習慣を健康的にして妊娠しやすい体づくりをし、夫婦で性交タイミングを合わせやすい状況を作ることです。夫婦で妊活に取り組むことはお互いの絆を深めることにもなりますが、夫婦が過度なストレスを感じてしまうと生活が破綻する可能性があります。そのため大切なのは、お互いがリラックスして取り組むものということをベースにしていくことです。

二人が同じ方向を見て妊活に取り組むためにも、始める前にお互いに妊娠について話し合いをして気持ちの共有をしておきましょう。

また、年齢が上がると精子のなかの異常遺伝子の数が増えるのですが、パパの年齢上昇と関係のあるお子さんの疾患リスク(積算リスク1/600とダウン症候群とより若干多くなります)をNIPTで検査することが可能です。ご興味のあるかたは以下の関連記事をご覧ください。

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