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赤ちゃんの性別はいつわかる?検査方法についても詳しく紹介

妊娠がわかったら、いち早くお腹の赤ちゃんに逢いたくなるでしょう。あわせてお腹の赤ちゃんが男の子か女の子なのかも気になるところです。

そこで今回は赤ちゃんの性別がいつわかるか、検査方法などについて詳しく紹介します。

赤ちゃんの性別はいつわかる?

一般的に赤ちゃんの性別がわかるのは、妊娠14週ごろとされています。早い場合は妊娠12~13週ごろから判別可能で、妊娠5カ月ごろにはよりはっきりと性別が分かります。
男の子の場合、外見の特徴から医師でなくとも判断できますが、女の子の場合、医師からの説明が必要な場合があります。

お腹の中の赤ちゃんの成長タイミング

赤ちゃんの性別はいつわかる?検査方法についても詳しく紹介

お腹の中にいる赤ちゃんは日に日に成長していき、妊娠8週目くらいから徐々に人間らしい姿になっていきます。

時期 赤ちゃんの状態
8~11週(3カ月) 体が3頭身くらいになり、頭、胴、手足が見え始める。妊娠10週くらいから男女の違いが分かる。
12~15週(4カ月) 内臓や手足などがほぼ完成する時期。超音波検査で性別の判断が可能ですが、赤ちゃんの位置や体勢によって判断しづらい場合がある。
16週(5カ月) 骨や筋肉が発達してきて、超音波検査で判断がしやすくなる。またこの頃から安定期に入る。
20週(6カ月) 赤ちゃんの大きさが25~30センチほどになる。男女の区別がはっきりしてくる時期でもある。

赤ちゃんの性別を知る検査方法

赤ちゃんの性別を知る検査方法として一般的なのが超音波検査(エコー検査)です。
超音波検査は、周波数の高い超音波を妊婦のお腹にあてて胎児の様子を確認できます。
この様子は画像やビデオでも確認できるため、病院によってはデータとして貰うことも可能です。また、超音波検査の場合、X線と異なり妊婦への副作用が少ないため、安心して使用できるという特長があります。

NIPTでも赤ちゃんの性別が分かる

超音波検査以外にNIPT(出生前診断)でもお腹の中の赤ちゃんの性別が分かります。NIPTで性別を検査するには、認可施設であれば35歳以上、妊娠10週0日という条件を満たす必要があります。ですが、認可施設以外であれば年齢制限なし、妊娠10週0日から検査可能です。
NIPTは超音波検査よりも早く検査可能なうえ、精度も高いという特長があります。

赤ちゃんの性別を知るメリット

赤ちゃんの性別を事前に知っておくことで得られるメリットを確認しましょう。

出産後の準備がしやすい

赤ちゃんの性別を事前に把握しておくことで、出産後の準備がしやすいというメリットがあります。例えば洋服を用意するにしても男の子向け、女の子向けといった生まれてくる赤ちゃんの性別に応じて事前に用意できます。

名前を決めやすい

生まれてくる赤ちゃんの性別が分かっていれば、男の子向け、女の子向けどちらの名前を考えれば良いかが事前に決められます。
名前は赤ちゃんが一生使う大切なものです。性別が事前に分かっていれば、生まれてくる子の性別に応じた名前を集中して考えられるでしょう。

赤ちゃんの性別を知ると出産までのワクワクが減ってしまう

赤ちゃんの性別を先に知ることで、出産後の準備がしやすいというメリットがある一方、
出産まで男の子なのか女の子を楽しみに待つというワクワクする時間が減ってしまうかもしれません。

赤ちゃんの性別を知るときの注意点

将来の赤ちゃんの名前を考えているお母さん。 胎児の性別を当てようとしている女性。 大きなむき出しの腹にクエスチョン マークの付箋を付けた妊娠中の女性、クロップド ショット。 名前の選択、性別明らかにコンセプト

赤ちゃんの性別は病院で確認しますが、病院によっては性別を伝えない場合があります。
また、赤ちゃんの性別を判断するのは医師でも難しい場合があることを覚えておきましょう。

超音波検査の本来の目的を知っておく

超音波検査の本来の目的は、赤ちゃんとお母さんの健康状態を確認するためです。そのため、検査の結果を一通り聞くまで性別については質問しないようにしましょう。

また、赤ちゃんの体勢によっては性別が分かりづらいことがあります。もし性別について医師に確認しても、判断できないため答えてくれないケースが考えらえます。そういった
場合は、次回の診察時などで再度確認しましょう。

性別を申告しない病院もある

病院のなかには性別が分かっても申告しないと取り決めているところもあります。そういった病院の場合は、超音波検査をしても赤ちゃんの性別を教えてくれないでしょう。

赤ちゃんの性別にまつわるジンクスには注意

出産を待つ身としては生まれてくる赤ちゃんの性別は気になるものです。
そのため、ちまたにある赤ちゃんにまつわるジンクスにも気が向いてしまうかもしれません。ですが、それらはあくまでジンクスのため科学的な根拠はありません。

お腹の膨らみで男女が分かれる

赤ちゃんが男の子だった場合、ママのお腹が前に突き出したように膨らみ、女の子場合、横に広がったように膨らむというジンクスがあります。

ですが、お腹の膨らみは胎盤の形や赤ちゃんの大きさなどで異なるだけで、男女の違いはありません。

食べ物の好みが男女で変化する

妊娠後のママの食べ物の好みが男女で変化するというジンクスもあります。

  • 男の子の場合:しょっぱいものを好む
  • 女の子の場合:甘いものを好む

妊娠を機に食べ物の好みが変わったというケースはありますし、妊娠初期、中期、後期で食の好みが変わっていく場合もあります。ただし、お腹の子は男の子か女の子かで食の好みが変わることはありません。

手首の脈が男女で異なる

手首の脈で赤ちゃんの性別が分かるといわれていますが、これもジンクスです。
右手首の脈が強ければ女の子、左手首の脈が強ければ男の子と言われています。脈の強さは握り方で異なりますが、血管に問題がなければ左右で脈拍に差が出ることはありません。

【まとめ】赤ちゃんの性別がわかれば早めに出産後に備えられる

「男の子か女の子か」と黒い風船を持っている男女 性別発表会について

赤ちゃんの性別は妊娠14週ごろから判断可能です。生まれてくる赤ちゃんの性別がわかっていれば、早めに出産後の準備ができるでしょう。

ですが、赤ちゃんの性別を判断するのは医師でも難しいうえに、病院によっては性別を伝えない場合があります。また、赤ちゃんの性別を知る超音波検査の本来の目的は赤ちゃんとママの健康を確認するためです。そのため、赤ちゃんの性別はあくまで副次的な情報と考えて、焦らないで聞くようにしましょう。

プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会認定総合内科専門医、日本臨床腫瘍学会認定がん薬物療法専門医 、日本人類遺伝学会認定臨床遺伝専門医として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

仲田洋美のプロフィールはこちら

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