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📍 クイックナビゲーション
一般的な妊娠検査薬は、ドラッグストアや薬局のほか、医薬品を扱う一部のコンビニやネット通販でも買えます。第2類医薬品なので、薬剤師がいなくても登録販売者がいる店なら販売できるためです。一方、生理予定日から使える早期妊娠検査薬は「医療用体外診断用医薬品」で、調剤のある薬局の窓口で薬剤師から説明を受けて買うものです。コンビニやネット通販では買えません。この記事では、買える場所の違いとその理由、早期妊娠検査薬の買い方、売り場と恥ずかしいときの工夫、値段の目安まで解説します。
Q. 妊娠検査薬はどこで買えますか?
A. 一般的な妊娠検査薬は、ドラッグストア・薬局・医薬品を扱うコンビニ・ネット通販で買えます。コンビニは取り扱い店が限られ、登録販売者がいない時間は買えないため、確実に手に入れたいときはドラッグストアか薬局が向いています。早期妊娠検査薬は、調剤のある薬局で薬剤師から説明を受けて購入します。ネット通販では買えません。
- ➤一般的な妊娠検査薬 → 第2類医薬品。薬剤師か登録販売者がいる店で買える
- ➤早期妊娠検査薬 → 医療用体外診断用医薬品。調剤のある薬局の窓口で薬剤師から買う
- ➤人に会わずに買いたい → 一般的な妊娠検査薬ならネット通販やセルフレジのある店舗も
- ➤値段の目安 → 一般的な妊娠検査薬は1回用で数百円〜1,000円程度
妊娠検査薬はどこで買える?買える場所の早見表
一般的な妊娠検査薬は、ドラッグストア・薬局・医薬品を扱うコンビニ・ネット通販で買えます。生理予定日から使える早期妊娠検査薬は、調剤のある薬局でしか買えません。同じ「妊娠検査薬」でも、法律上の区分が違うため、買える場所が大きく異なります。
まずは、2種類の妊娠検査薬がそれぞれどこで買えるかを表にまとめます。くわしい理由は次の章で説明します。
🛒 妊娠検査薬が買える場所の早見表
| 購入場所 | 一般的な妊娠検査薬 | 早期妊娠検査薬 |
|---|---|---|
| ドラッグストア | ○ 多くの店舗で買える | △ 調剤併設の店舗で、薬剤師がいる時間のみ |
| 調剤のある薬局 | ○ 扱っている薬局で買える | ○ 取り扱いがあれば、薬剤師から購入 |
| コンビニ | △ 医薬品を扱う店舗で、登録販売者などがいる時間のみ | × 買えない |
| ドン・キホーテ・スーパー | △ 医薬品売り場があり、登録販売者などがいる時間のみ | × 原則として買えない |
| ネット通販 | ○ 許可を持つ薬局・ドラッグストアの通販サイトで買える | × 買えない |
※一般的な妊娠検査薬の区分は厚生労働省の通知[1]、早期妊娠検査薬の区分はメーカーの製品情報[2][3]による。2026年10月時点の制度にもとづきます。
一般の妊娠検査薬(第2類医薬品)が買える場所
ドラッグストアなどで売られている一般的な妊娠検査薬は、家庭で使える「一般用検査薬」で、第2類医薬品に分類されています。厚生労働省の通知では、尿で調べる妊娠検査薬は、尿糖・尿たんぱくの検査薬と並ぶ一般用検査薬として第2類医薬品に位置づけられ、薬剤師または登録販売者が対応して販売するものとされています[1]。
第2類医薬品は、薬剤師がいなくても登録販売者がいれば販売できます。そのため、薬局やドラッグストアだけでなく、医薬品の販売許可を取って登録販売者が勤務しているコンビニやスーパー、ディスカウントストアでも買うことができます。さらに、実店舗を持つ薬局やドラッグストアの通販サイトでも購入できます。
ただし、医薬品を扱っていない店では売れません。一般的な妊娠検査薬を確実に手に入れたいときは、取り扱いが安定しているドラッグストアか薬局を選ぶのが現実的です。
早期妊娠検査薬は「調剤のある薬局」でしか買えない
生理予定日当日から使える早期妊娠検査薬は、ドラッグストアの棚には並んでいません。調剤のある薬局で、薬剤師から説明を受けて買うものです。国内で販売されている早期妊娠検査薬(アラクス社のチェックワンファスト)は、メーカーの製品情報で「医療用体外診断用医薬品」として扱われており、一般用医薬品ではありません[2][3]。
早期妊娠検査薬について「第1類医薬品なので薬剤師がいれば買える」と説明されることがありますが、メーカーの区分は第1類医薬品ではありません。第1類医薬品であれば、薬剤師がいるドラッグストアの売り場やネット通販でも買えますが、医療用の医薬品はそうはいきません。「薬剤師がいる店」ではなく、「調剤を行っている薬局」が購入先の目安になります。ドラッグストアでも、処方箋を受け付ける調剤コーナーがある店舗なら扱っていることがあります。
また、早期妊娠検査薬は扱っていない薬局も多く、在庫がない場合もあります。具体的な探し方と買い方は、3つ目の章で説明します。
買える場所が違う理由:医薬品の区分と販売ルール
買える場所が違うのは、医薬品が区分ごとに「誰が売れるか」「どこで売れるか」「ネットで売れるか」が法律で決まっているためです。妊娠検査薬もこのルールに従っていて、一般的な妊娠検査薬と早期妊娠検査薬は、属している区分が違います。主な区分と販売ルールは次のとおりです。
💊 医薬品の区分と販売のルール
| 区分 | 販売できる人 | 購入時の説明 | ネット販売 |
|---|---|---|---|
| 医療用医薬品など(早期妊娠検査薬を含む) | 薬局の薬剤師 | 対面での説明 | 不可 |
| 要指導医薬品 | 薬剤師 | 対面またはビデオ通話での説明(義務) | オンライン服薬指導を経れば可(緊急避妊薬などの特定要指導医薬品は対面のみ) |
| 第1類医薬品 | 薬剤師 | 書面などでの説明(義務) | 可 |
| 第2類医薬品(一般的な妊娠検査薬) | 薬剤師または登録販売者 | 説明は努力義務 | 可 |
| 第3類医薬品 | 薬剤師または登録販売者 | 相談があれば対応 | 可 |
※一般用医薬品の区分ごとの販売者と説明は[4][5]、要指導医薬品のオンライン販売(2026年5月1日施行)は[5][6]、医療用医薬品の扱いは[7][8]による。
表のとおり、一般的な妊娠検査薬(第2類)は売れる人の範囲がもっとも広い区分のひとつで、早期妊娠検査薬(医療用)はもっとも狭い区分にあたります。同じ尿で調べる検査薬でも、この区分の差が、コンビニで買えるかどうか、ネットで買えるかどうかの違いになって表れています。
第2類医薬品は登録販売者がいれば売れる
一般的な妊娠検査薬がコンビニでも買えるのは、第2類医薬品を登録販売者が売れるようになったためです。2009年(平成21年)の一般用医薬品の販売制度改正で、医薬品のリスク区分と、それぞれの区分を売れる専門家が整理され、第2類・第3類は登録販売者でも販売できるようになりました[7]。現在も、第1類は薬剤師だけが、第2類・第3類は薬剤師に加えて登録販売者も販売できます[4][5]。
ただし、売れるのは専門家がいるあいだだけです。薬剤師や登録販売者がいない時間帯は、医薬品の陳列場所を閉鎖し、販売できないことになっています[7]。24時間営業のコンビニやドラッグストアでも、深夜に妊娠検査薬が買えない場合があるのはこのためです。
💡 用語解説:登録販売者
登録販売者は、第2類・第3類の一般用医薬品を販売できる資格を持つ専門家です。都道府県の試験に合格し、登録を受けた人がなれます。薬剤師とは異なり、第1類医薬品や医療用医薬品は販売できません。店頭では名札などで「登録販売者」と表示されていることが多いので、医薬品について質問したいときの目印になります。
なお、2027年5月20日からは、薬剤師や登録販売者が常駐していない店舗でも、別の薬局やドラッグストアが遠隔で管理するしくみのもとで、一般用医薬品を受け取れる「登録受渡店舗」の制度が始まる予定です[9]。対象は第1類〜第3類の一般用医薬品で、制度の開始後は、コンビニなどで一般的な妊娠検査薬を受け取れる場面が増える可能性があります。具体的な運用は、制度が始まってから店舗ごとに確認してください。
早期妊娠検査薬は「医療用体外診断用医薬品」
早期妊娠検査薬(チェックワンファスト)は、一般用医薬品ではなく、医療用の「体外診断用医薬品」に分類されています。メーカーは、尿中のhCG(妊娠すると増えるホルモン)を25mIU/mLという低い濃度から検出でき、月経予定日当日から検査できると案内しています[2]。もともと医療機関で使う検査薬と同じ扱いの製品で、メーカーの製品情報でも「薬局医薬品」として掲載されています[3]。
医療用の医薬品は、薬局の薬剤師が対面で情報を伝えて販売するものとされ[7]、インターネットでは販売できません[8]。また、店舗販売業(調剤を行わないドラッグストアなど)は、薬剤師がいても医療用の医薬品を扱えません。早期妊娠検査薬が「ドラッグストアに行っても見つからない」「ネットで探しても出てこない」のは、この区分のためです。
💡 用語解説:体外診断用医薬品
体外診断用医薬品は、体の中に入れて使う薬ではなく、尿や血液などを体の外で調べて、病気の診断や体の状態の把握に使う医薬品です。妊娠検査薬や排卵検査薬、尿糖の検査薬などがこれにあたります。このうち家庭で使えるように一般用医薬品として承認されたものを「一般用検査薬」と呼び[1]、医療機関向けのものは「医療用体外診断用医薬品」と呼ばれます。
一般的な妊娠検査薬の検出の目安は、生理予定日の約1週間後からです[10]。早期妊娠検査薬はそれより少ないhCGで反応するよう作られているため、予定日当日から使えます。検出感度と陽性になる仕組みの違いは、妊娠検査薬で陽性反応が出る仕組みで詳しく解説しています。
早期妊娠検査薬の買い方
早期妊娠検査薬は、調剤を行っている薬局の窓口で、薬剤師に「チェックワンファストはありますか」と申し出て購入します。棚から自分で手に取ってレジに持っていく買い方はできません。取り扱いのない薬局も多いため、事前に電話で在庫を確認しておくと無駄足になりません。
調剤カウンターで薬剤師に頼む
早期妊娠検査薬を買うときは、一般の売り場ではなく、処方箋を出す調剤カウンター(薬の受け渡し窓口)へ行きます。医療用の医薬品は薬剤師が対面で情報を伝えて販売するため[7]、薬剤師から使い方や検査の時期、陽性・陰性だったときの対応について説明を受けてから購入する流れになります。
窓口では「早期妊娠検査薬のチェックワンファストはありますか」と商品名を伝えるとスムーズです。薬局によっては、確認のために簡単な質問をされることもあります。説明の内容は、生理予定日がいつか、検査の結果が陰性だったら何日後に再検査するか、といった使用上の注意が中心です。
調剤カウンターは薬剤師が勤務している時間しか開いていないため、ドラッグストア自体が営業していても、夜間や休日は買えないことがあります。行く前に、薬剤師がいる時間を確認しておきましょう。
取扱薬局の探し方と電話での確認
取扱薬局を探すときは、メーカーが公開している取扱薬局の検索ページを使うのが確実です。アラクス社は、早期妊娠検査薬(妊娠診断補助試薬)を扱う薬局をウェブサイトで案内しています[11]。お住まいの地域の薬局が見つかったら、出かける前に電話で次の2点を確認してください。
1つ目は在庫です。「チェックワンファストの在庫はありますか」と聞けば、取り寄せが必要かどうかもわかります。2つ目は薬剤師が勤務している時間です。在庫があっても、薬剤師がいない時間には購入できません。この2点を確かめておけば、着いてから買えなかったということを避けられます。
近くに取扱薬局がない場合や、在庫の取り寄せに時間がかかる場合は、一般的な妊娠検査薬を生理予定日の約1週間後に使う方法もあります。一般的な妊娠検査薬は、製品の説明書に記載された使用時期と方法を守って使用してください。
ネット通販・Amazonで買えない理由
早期妊娠検査薬(チェックワンファスト)は、Amazonや楽天などのネット通販では買えません。インターネットで販売できる医薬品は一般用医薬品と、条件付きの要指導医薬品であり、医療用の医薬品はネットで販売できないためです[8]。
ネット通販で「早期」と検索すると、名前の似た一般的な妊娠検査薬(生理予定日の約1週間後から使うもの)が表示されることがあります。商品名と使用時期をよく確認してください。また、海外製の「生理予定日の数日前から使える」とうたう検査薬が個人輸入で売られていることがありますが、日本で承認された医薬品ではないため、品質や表示の正確さが確認されていません。
🩺 院長コラム【早く知ることと、確かめられることは別】
早期妊娠検査薬は、生理予定日当日から妊娠の可能性を知る手段になります。妊娠を早く知れば、飲酒を控える、薬を飲む前に妊娠の可能性を伝えるといった行動を早めに取れるので、意味のある選択肢だと考えています。
一方で、予定日当日に陽性が出ても、産婦人科の超音波検査で子宮の中の妊娠を確かめられるのは、早くても予定日の1週間後以降です。早く知った分だけ、確認できるまでの待ち時間も長くなります。検査薬はhCGがあるかどうかを見る道具であり、妊娠の経過を判断するものではない、という役割の違いを知ったうえで選ぶのがよいと考えています。
購入場所ごとのメリット・デメリット
一般的な妊娠検査薬は、急いでいるか、人目が気になるかで購入場所を選ぶのがおすすめです。ここでは、ドラッグストア、薬局、コンビニ、ドン・キホーテやスーパー、ネット通販の特徴を比べます。
🏪 購入場所ごとのメリット・デメリット
| 購入場所 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| ドラッグストア | 取り扱いが多く在庫が安定。登録販売者や薬剤師に相談できる。セルフレジのある店も | 営業時間内のみ。早期妊娠検査薬は調剤併設の店に限られる |
| 調剤のある薬局 | 早期妊娠検査薬を扱っている場合がある。薬剤師に詳しく相談できる | 営業時間が短めの薬局が多い。対面での購入になる |
| コンビニ | 営業時間が長く、仕事帰りなどに立ち寄りやすい | 医薬品を扱う店舗が少ない。登録販売者などがいない時間は買えない |
| ドン・キホーテ・スーパー | 夜遅くまで営業している店がある。日用品のついでに買える | 医薬品売り場がない店では買えない。販売できる時間が限られる |
| ネット通販 | 人に会わずに買える。外出できないときにも届けてもらえる | 届くまで時間がかかる。早期妊娠検査薬は買えない |
※どの場所でも、販売できるのは薬剤師または登録販売者がいる時間に限られます(ネット通販を除く)[7]。
ドラッグストア
一般的な妊娠検査薬を確実に手に入れたいなら、ドラッグストアが向いています。多くの店舗で扱っていて、複数のメーカーの商品や、1回用・2回用など入り数の違うものから選べます。パッケージの注意書きを手に取って確認でき、使う時期や使い方で迷ったら、薬剤師や登録販売者に質問することもできます。
早期妊娠検査薬は、ドラッグストアの一般の売り場には置かれていません。処方箋を受け付ける調剤コーナーがある店舗であれば、窓口で扱っている場合があります。「早期妊娠検査薬 ドラッグストア」で探す場合は、店名よりも「調剤併設かどうか」を確認するのが近道です。
薬局
処方箋を受け付ける調剤薬局は、早期妊娠検査薬を買える数少ない場所です。一般的な妊娠検査薬も扱っている薬局はありますが、ドラッグストアほど品ぞろえが多くないこともあります。薬剤師に直接相談しながら選べるのが利点です。
一方、病院やクリニックの近くにある薬局は、診療時間に合わせて営業していることが多く、夜間や休日は閉まっている場合があります。早期妊娠検査薬を目当てに行くときは、前の章で説明したように、在庫と薬剤師の勤務時間を電話で確認しておくと確実です。
コンビニ
妊娠検査薬は、医薬品の販売許可を持ち、登録販売者などが勤務しているコンビニなら買えます。看板や店頭に「薬」「くすり」と表示があり、医薬品の棚があるコンビニが目印です。ただし、こうした店舗はまだ一部で、多くのコンビニでは妊娠検査薬を扱っていません。コンビニでよく見かける栄養ドリンクや整腸剤の多くは「医薬部外品」で、第2類医薬品の妊娠検査薬とは扱いが違います。
また、医薬品を扱うコンビニでも、登録販売者などがいない時間帯は医薬品を販売できません[7]。夜遅くや早朝に買いたい場合は、近くのドラッグストアの営業時間とあわせて確認しておくと確実です。早期妊娠検査薬は、コンビニでは買えません。前の章で触れた2027年5月からの登録受渡店舗の制度[9]が始まれば、コンビニでの受け取りの選択肢が広がる可能性があります。
ドン・キホーテ・スーパー
ドン・キホーテや一部のスーパーでも、医薬品売り場があり、登録販売者などが勤務している時間であれば、一般的な妊娠検査薬を買えます。夜遅くまで営業している店舗もあるため、仕事帰りに立ち寄りやすいのが利点です。
ただし、営業していても、医薬品を販売できる時間は登録販売者などの勤務時間に限られます。医薬品売り場が閉まっている時間帯は、レジに持っていっても購入できません。早期妊娠検査薬は、調剤を行っていない店舗では扱えないため、原則として買えません。
ネット通販
一般的な妊娠検査薬は、ネット通販でも購入できます。医薬品をインターネットで販売できるのは、許可を受けた実店舗を持つ薬局やドラッグストアに限られています[8]。購入するときは、サイトに販売店の名前や許可の情報、相談に応じる専門家の情報が表示されているかを確認してください。
人に会わずに購入できるため、店頭での購入に抵抗がある方や、体調が悪くて外出できないときに便利です。一方、届くまでに日数がかかることがあるので、使う予定の日から逆算して早めに注文しておきましょう。前述のとおり、早期妊娠検査薬はネット通販では買えません。
妊娠検査薬の売り場と、買うのが恥ずかしいときの工夫
妊娠検査薬は、ドラッグストアでは生理用品や体温計、検査薬のコーナーに置かれていることが多い商品です。見つからないときは店員に聞けば案内してもらえます。一般的な妊娠検査薬には購入の年齢制限はなく、医薬品を販売できる店舗で購入できます。
妊娠検査薬の売り場はどこ?
ドラッグストアでは、妊娠検査薬は「生理用品」「体温計・婦人用品」「検査薬」のいずれかのコーナーに置かれていることが多いです。排卵検査薬や基礎体温計と同じ棚に並んでいることもよくあります。店舗によっては、盗難防止のため空箱だけを並べ、レジで商品と引き換える方式をとっているところもあります。
どうしても見つからないときは、店員に「妊娠検査薬はどこにありますか」と聞いてかまいません。登録販売者や薬剤師に聞けば、売り場の案内だけでなく、使う時期や使い方についても答えてもらえます。コンビニやスーパーでは、医薬品の棚にまとめて置かれているのが一般的です。
早期妊娠検査薬は売り場に並んでいないため、棚を探しても見つかりません。前の章で説明したように、調剤カウンターで薬剤師に申し出てください。
妊娠検査薬を買うのが恥ずかしいときの買い方
一般的な妊娠検査薬は、購入に年齢制限はなく、誰でも買える医薬品です。2026年5月からは一部のかぜ薬や鎮痛薬などに若年者向けの販売制限が設けられましたが[5]、妊娠検査薬はその対象ではありません。それでもレジに持っていくのに抵抗がある場合は、次のような方法があります。
1つ目はセルフレジのある店舗を選ぶことです。大手ドラッグストアを中心にセルフレジを導入している店舗があり、店員と顔を合わせずに会計できます。ただし、医薬品はセルフレジで購入できない設定にしている店舗もあるため、利用前に確認してください。2つ目は、混雑する時間帯を避けたり、自宅から少し離れた店舗を選んだりすることです。3つ目はネット通販で、人に会わずに購入できます。
パートナーや家族に代わりに買ってきてもらうこともできます。一般的な妊娠検査薬は、男性が購入しても問題ありません。早期妊娠検査薬は、薬剤師が使う人に向けて説明したうえで販売するものなので、代理での購入に応じるかどうかは薬局によって対応が異なります。代理で買う場合は、事前に電話で確認しておくと確実です。
妊娠検査薬の値段の目安
一般的な妊娠検査薬の値段は、1回用でおおよそ数百円〜1,000円程度、2回用で1,000円前後〜1,500円程度が目安です。同じ商品でも、店舗やネット通販、セールの時期によって値段は変わります。早期妊娠検査薬は一般的な妊娠検査薬よりやや高めで、1回用で1,000円前後が目安です。
一般的な妊娠検査薬と早期妊娠検査薬の値段
値段の違いは、主に入り数(1回用・2回用など)と、持ち手の長さや判定窓の見やすさといった使いやすさの工夫によるものです。複数本入りは1回あたりの値段が割安になることが多く、陰性が出たあとに日を空けて検査し直すときや、検査に失敗したときの予備にも使えます。
💴 妊娠検査薬の値段の目安
| 種類 | 値段の目安 | 買える場所 |
|---|---|---|
| 一般的な妊娠検査薬(1回用) | 数百円〜1,000円程度 | ドラッグストア・薬局・医薬品を扱うコンビニ・ネット通販 |
| 一般的な妊娠検査薬(2回用) | 1,000円前後〜1,500円程度 | ドラッグストア・薬局・医薬品を扱うコンビニ・ネット通販 |
| 早期妊娠検査薬(1回用) | 1,000円前後 | 調剤のある薬局(取り扱い店は限られる) |
※2026年時点の店頭・通販価格をもとにした大まかな目安です。実際の値段は店舗や時期によって異なります。
早期妊娠検査薬は扱っている薬局が限られるため、値段よりも先に、近くで買えるかどうかを確認しておくことが大切です。使用期限があるので、複数本入りを選ぶ場合は、期限内に使い切れるかも考えて選びましょう。尿をかけすぎて判定できなかったときの対処は、妊娠検査薬に尿をかけすぎたときで解説しています。
安い妊娠検査薬は精度が低い?
値段の高い安いで、判定の精度が決まるわけではありません。精度に影響するのは、値段よりも「どのくらいのhCG濃度で反応するか」と「使う時期」です。妊娠検査薬は、妊娠すると胎盤のもとになる細胞から分泌されるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)が、尿の中に一定量以上あるかどうかで判定します。
米国で市販の妊娠検査薬を比べた研究では、製品によって検出できるhCG濃度に差があり、生理予定日の時点では、表示されている正確さほど高い割合で妊娠を検出できない製品もありました[12]。生理予定日の時点では、尿中のhCG量に人による差が大きいためです。
一般的な妊娠検査薬は、生理予定日の約1週間後に使うように作られています[10]。妊娠初期の尿中hCG濃度には個人差があり、検査時期が早いほど偽陰性の可能性が高くなるため、製品の説明書に記載された使用時期と方法を守ることが重要です。価格だけで精度を判断せず、各製品の使用時期と判定方法に従って使用してください。
🩺 院長コラム【値段より「いつ使うか」】
妊娠検査薬の結果は、検査したその時点で、尿にどれだけhCGがあったかを示しています。着床の日は人によって数日ずれるため、同じ妊娠でも、予定日前の検査では陰性、数日後には陽性ということが起こります。
精度を高くしたいと考えるなら、高い商品を選ぶよりも、説明書に書かれた時期まで待って使うことのほうが効果的です。予定日前の陰性で妊娠していないと判断せず、生理が来なければ日を空けて検査し直す、という使い方を知っておいていただきたいと考えています。
市販の妊娠検査薬の選び方と使う時期
妊娠検査薬は、「いつ使うか」「判定が見やすいか」「何本入りか」で選びます。どの商品も、説明書の時期と方法を守れば判定できるように作られています。ただし、妊娠検査薬は妊娠を確定させる検査ではないため、陽性が出たら産婦人科で確認を受けることが前提です。
使う時期で選ぶ場合、1回で結果をはっきりさせたい方は、一般的な妊娠検査薬を生理予定日の約1週間後に使うのが基本です[10]。それより早く知りたい方は、早期妊娠検査薬を予定日当日に使う方法があります[2]。ただし、予定日当日はhCGの量に個人差が大きいため[12]、陰性でも生理が来なければ、日を空けて検査し直す必要があります。フライング検査の考え方や、生理不順のときの使い方は、妊娠検査薬はいつから使える?で詳しく解説しています。
判定の見やすさで選ぶ場合は、判定窓の大きさ、線の色、持ち手の長さ、判定までの時間を比べます。国内の妊娠検査薬の多くは、尿をかけたあと、終了窓に線が出たことを確認してから、判定窓に線が出ているかで結果を読みます。判定時間を過ぎて放置すると、尿の水分が蒸発して薄い線が浮かぶことがあり、これは「蒸発線」と呼ばれ、陽性のサインではありません。詳しくは妊娠検査薬でみられる蒸発線をご覧ください。
本数で選ぶ場合、陰性のあとに再検査する可能性があるなら、2回用などの複数本入りが便利です。1回あたりの値段も割安になります。
陽性・陰性が出たあとに受診する目安
陽性が出たら、生理予定日の1〜2週間後(妊娠5〜6週ごろ)を目安に、かかりつけの産婦人科を受診してください。それより早く受診しても、超音波検査で妊娠の袋(胎嚢)がまだ見えないことがあります。
妊娠検査薬の陽性は、体の中にhCGがあることを示すだけで、子宮の中で妊娠が順調に進んでいるかまではわかりません。子宮の外に着床する子宮外妊娠(異所性妊娠)でもhCGが出るため、検査薬は陽性になります。米国産科婦人科学会(ACOG)の診療指針では、子宮外妊娠は米国で報告された妊娠の約2%にみられ、妊娠初期の妊婦死亡の主な原因の一つとされています[13]。陽性が出たあとの最初の受診で大切なのは、胎嚢が子宮の中にあるかを確かめることです。陽性なのに正常な妊娠を確認できない場合の原因は、妊娠検査薬の偽陽性とはで解説しています。
⚠️ すぐに受診してほしい症状
強い下腹部痛、多い出血、肩の痛み、めまいやふらつき、冷や汗などがある場合は、受診の目安の時期を待たずに、すぐに医療機関を受診してください。子宮外妊娠で卵管が破れると、おなかの中で出血が起こり、急を要する状態になることがあります[13]。夜間や休日でも救急外来を受診してください。症状と受診の目安は子宮外妊娠の原因と症状でも解説しています。
陰性が出ても生理が来ない場合は、数日〜1週間ほど空けて検査し直してください。それでも陰性で生理が来ない場合や、体調に変化がある場合は、産婦人科を受診します。生理が遅れる原因は妊娠だけではなく、ストレスや体重の変化、ホルモンバランスの乱れなどでも起こります。陰性だったのに後から妊娠がわかったケースは、妊娠検査薬で陰性なのに病院で妊娠発覚?で紹介しています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 早期妊娠検査薬はネット通販やAmazonで買えますか?
買えません。早期妊娠検査薬(チェックワンファスト)は医療用体外診断用医薬品で、インターネットでは販売できない区分です。調剤のある薬局の窓口で、薬剤師から説明を受けて購入します。ネット通販で買えるのは、生理予定日の約1週間後から使う一般的な妊娠検査薬です。
Q2. 妊娠検査薬は深夜でも買えますか?
一般的な妊娠検査薬は、深夜に営業している店舗でも、薬剤師や登録販売者が勤務している時間しか買えません。専門家がいない時間は医薬品の売り場が閉じられるためです。深夜に買いたい場合は、近くのドラッグストアなどが医薬品を販売している時間を事前に確認してください。
Q3. 男性やパートナーが代わりに買うことはできますか?
一般的な妊娠検査薬は、男性が購入しても問題ありません。早期妊娠検査薬は、薬剤師が使う人に向けて説明したうえで販売するものなので、代理での購入に応じるかは薬局によって異なります。代理で買う場合は、事前に薬局へ電話で確認してください。
Q4. 妊娠検査薬を買うのに年齢制限はありますか?
一般的な妊娠検査薬には、購入の年齢制限はありません。2026年5月から一部のかぜ薬や鎮痛薬などに若年者向けの販売制限が設けられましたが、妊娠検査薬は対象ではありません。
Q5. 100円ショップで妊娠検査薬は売っていますか?
妊娠検査薬は第2類医薬品なので、医薬品の販売許可を持ち、薬剤師や登録販売者がいる店でなければ販売できません。医薬品を扱っていない100円ショップでは買えないため、ドラッグストアや薬局、医薬品を扱う店舗を利用してください。
Q6. 排卵検査薬もドラッグストアで買えますか?
排卵検査薬は第1類医薬品のため、薬剤師がいる店舗やネット通販で購入します。薬剤師がいない時間帯や、登録販売者しかいない店舗では買えないことがあります。正しい使い方や、あてにならないと感じる原因は排卵検査薬の正しい使い方で解説しています。
Q7. 病院で妊娠検査をするといくらかかりますか?
妊娠の確認のための受診は、病気の治療ではないため、健康保険が使えず自費になることが多く、費用は医療機関によって異なります。受診する前に、かかりつけの産婦人科で確認してください。
まとめ
一般的な妊娠検査薬は第2類医薬品なので、ドラッグストアや薬局のほか、医薬品を扱うコンビニやスーパー、ネット通販で購入できます[1]。ただし、店舗で買えるのは薬剤師や登録販売者がいる時間だけで、24時間営業の店でも深夜は買えないことがあります。値段の目安は1回用で数百円〜1,000円程度で、値段よりも使用時期を守ることが正しい結果につながります。
生理予定日当日から使える早期妊娠検査薬は医療用体外診断用医薬品で、調剤のある薬局の窓口で薬剤師から購入します[2][3]。コンビニやネット通販では買えないため、取扱薬局を探し、在庫と薬剤師の勤務時間を電話で確認してから出かけてください。陽性が出たら、生理予定日の1〜2週間後を目安に、かかりつけの産婦人科を受診しましょう。
🧬 妊娠がわかったら、出生前検査という選択肢も
NIPT(新型出生前診断)は、妊婦さんの血液から赤ちゃんの染色体の変化を調べるスクリーニング検査です。結果を確定するには羊水検査などの確定検査が必要になります。ミネルバクリニックでは、常駐する臨床遺伝専門医が検査の説明から結果の解釈までを担当し、妊娠9週以降は通常の検査として、妊娠6〜8週は臨床研究として受け付けています。
参考文献
- [1] 厚生労働省. 体外診断用医薬品の一般用検査薬への転用について(平成26年12月25日 薬食発1225第1号). [厚生労働省]
- [2] 株式会社アラクス. 生理予定日当日から検査ができる妊娠診断補助試薬 チェックワンファスト. [アラクス]
- [3] 株式会社アラクス. 製品情報(医療用体外診断用医薬品・妊娠診断補助試薬). [アラクス]
- [4] 堺市. 市販薬のリスク分類と販売ルール. [堺市]
- [5] 厚生労働省. 医薬品を安全に使うために〜医薬品の販売制度に関する法改正をわかりやすく解説〜. [厚生労働省]
- [6] 東京都保健医療局. 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律の改正について(令和8年5月1日施行・医薬品販売業関係). [東京都保健医療局]
- [7] 日本薬剤師会. 医薬品販売制度の概要と法令遵守のポイント〜薬局における販売方法を中心に〜(令和3年12月改訂). [PDF]
- [8] 政府広報オンライン. 医薬品のネット販売を安心して利用するために. [政府広報オンライン]
- [9] 厚生労働省. 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律等の一部を改正する法律の一部の施行に伴う厚生労働省関係省令の整備等に関する省令の公布について(令和8年6月30日 医薬発0630第1号). [厚生労働省]
- [10] ロート製薬. ドゥーテスト 妊娠検査できる日にちのチェック. [ロート製薬]
- [11] 株式会社アラクス. 妊娠診断補助試薬 取扱薬局. [アラクス]
- [12] Cole LA, Khanlian SA, Sutton JM, Davies S, Rayburn WF. Accuracy of home pregnancy tests at the time of missed menses. Am J Obstet Gynecol. 2004;190(1):100-105. doi:10.1016/j.ajog.2003.08.043. [PubMed 14749643]
- [13] American College of Obstetricians and Gynecologists’ Committee on Practice Bulletins—Gynecology. ACOG Practice Bulletin No. 193: Tubal Ectopic Pregnancy. Obstet Gynecol. 2018;131(3):e91-e103. doi:10.1097/AOG.0000000000002560. [PubMed 29470343]





