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破水の音はお産がはじまるサインかも!先輩ママの体験談とその後に取るべき行動とは

つわりや腰痛などのマイナートラブルを乗り越えて、やっと臨月に入ったと思ったら、次は陣痛や破水などが起こるかという不安に襲われる臨月。

とくに破水については、自宅ならまだしも、外出先などで起こる可能性もゼロではありません。そのときになってみないとどのように破水するのかわからないため、さまざまな状況を想像されていることでしょう。

すでに出産を終えた先輩ママの中には、破水の際に音がしたという方もおられますが、どんな音がするのか気になっている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、破水とその他のお産のサインや先輩ママのリアルな破水の音体験談についてご紹介します。

破水とその他のお産のサインについて

悩む妊婦

出産予定日が近づくと、お腹の赤ちゃんの位置も下がってきて、生まれるための準備がはじまります。ママの体にも、お産が近いことを知らせるさまざまな兆候が現れるようになり、おしっこが近くなったり腰や恥骨の辺りが痛くなったりすることもあるようです。

いざお産がはじまるときは、陣痛からというケースも多いですが、中には破水やおしるしからはじまるケースもあり、どれからはじまるかはそのときにならないとわかりません。とくに破水は、事前に心の準備をしておかないと、急に羊水が流れ出てパニックになってしまうことも。

どのようにはじまっても慌てないよう、それぞれのサインについて知っておくことが大切です。そこでここでは、破水とその他のお産のサインについてご紹介します。

破水とは

破水とは、赤ちゃんを包む卵膜が破れて子宮内から羊水が流れ出てくることです。羊水は生暖かくて少し生臭いため、一気に流れ出ればすぐに破水だと気付けますが、チョロチョロと少量ずつしか出ない場合は、尿漏れと間違ってしまう方もおられるようです。

また、多くの場合破水は陣痛が起こり子宮口も全開大まで開いた頃に起こる一方、陣痛がはじまる前に破水してしまうこともあります。

破水は、以下のようにどの時期に起こるかによって分類されています。いざというとき慌てないためにも、詳しい情報を知っておきましょう。

  • 前期破水:陣痛がくる前に破水した状態。妊娠37週目以降とそれ以前に起こる前期破水では管理が異なるため、妊娠37週目以前の前期破水のことを早期前期破水と呼んで区別する。
  • 早期破水:陣痛がきてから子宮口が全開大の10cmに達するまでの間に破水すること。ただし、子宮口が約5cm開大したあとの早期破水は、分娩の経過にそれほど影響しない。
  • 適時破水:陣痛がきてから子宮口が完全に開いた状態で破水すること。

破水が起こる状況は人それぞれです。破水した瞬間がわかることもあれば、尿漏れや水っぽいおりものと間違えてしまうこともあります。

破水したことに気づかず長時間そのまま放置してしまうと、子宮内感染を起こす可能性が高まるので、破水の可能性があるときは速やかにかかりつけの産婦人科を受診しなければいけません。

その他のお産のサインとは

破水の他には、以下のようなお産のサインがあります。

  • おしるし:おりものに少量の出血が混ざったもの。子宮口が開いた際に生じたズレによって出血し、粘液と混ざって体外に排出される。
  • 陣痛:子宮が胎児を子宮外に押し出そうとする際の痛み。はじめは不規則な痛みやお腹の張りだが、そこから徐々に10分おきになるなど規則的な痛みが生じるようになるため、どのくらいの間隔で痛むのか時間を測っておくとよい。

これらのお産のサインは、どれがはじめにくるかわかりません。おしるしがない方も多く、破水のタイミングや陣痛の進み方も人それぞれ異なります。

破水のときは音がするって本当?

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よく、破水のときに「パン!」や「パチン!」「プチ!」などの音がして羊水が流れ出たという話を聞きますが、調べてみると実際には卵膜が破れるときに音がするわけではないそうです。

これは自然に破水した場合だけでなく、医師や助産師が人工的に破水させる処置を行った場合でも同じです。破水する音が聞こえたというママは、卵膜が破れたときの振動が体内に響いて、実際に音がしたように感じたのかもしれません。

先輩ママのリアルな破水の音体験談

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破水したときの感覚は、一人ひとり異なりますが、何か破れるような音がして一気に羊水が流れ出るパターンと、音もせずにチョロチョロと少しずつ羊水が流れ出るパターンも多いようです。

出産予定日を控えた妊婦さんは、「自分が破水するときはどんな感じで起こるのかな」「破水の音ってどんな音なんだろう」と思っている方もおられることでしょう。

そこでここでは、先輩ママのリアルな破水の音体験談をいくつかご紹介します。

衝撃と音で目が覚めた!

臨月に入り、健診で担当の先生に体を動かすよう促されたことから、ウォーキングをはじめました。それから毎日決まった時間に歩くようにしていましたが、出産予定日の2日前の早朝、お腹に激しい胎動のようなドンという衝撃と、ブチっという音がして目が覚めました。

これは胎動なのかなんなのかわからず混乱していると、下着が濡れたような感覚もあったのでトイレへ。下着は少し濡れており、出血も少し混じっていたため、おしるしなのかなと思い、病院へ電話しました。

電話口で出血とともに下着が濡れていると伝えると、破水かもしれないから入院グッズを持って病院へくるようにとのこと。破水だとは思っていなかったので、少し驚きましたが、荷物を持って主人に病院まで送ってもらいました。

病院へ着く頃には洋服や持参したバスタオルもびしょびしょになっていたので、薄々破水なのかなとは思っていましたが、リトマス紙のようなもので検査を行うと紙の色が変わったため、破水ということでそのまま入院することに。

その後すぐに陣痛がきてスムーズにお産が進み、無事第一子を出産しました!

風船が割れたような音がした

出産予定日の次の日の朝、不規則なお腹の痛みを感じるようになり、はじめての出産ということで早めに病院へ電話したところ、10分おきになったらまた連絡をくれと言われたので、その通りにしました。

それから夜になり、規則的な痛みが現れはじめたので病院へ再度連絡すると、入院の用意をして病院へくるように言われ、そのまま入院することに。

痛みで夜ご飯もろくに食べられず、少しずつ間隔が狭まって強くなっていく痛みに耐えていると、すでに夜中の0時を回るくらいの時間になっていました。

いよいよ陣痛もピークに差し掛かり、割れるように痛む腰を自分でさすりながら耐えていると、助産師さんがやってきました。「なかなか破水しないね、ちょっとごめんねー」と言うと、何か器具を膣に挿入した感覚が…。

すると急に「パン!!」という風船が割れるような音とともに体が揺れ、一気に生温かいものが流れ出てきました。

びっくりしましたが、その後は急ピッチでお産が進み、夜中の2時過ぎには無事出産を終えることができました。

期待していたのに音が聞こえなかった

出産予定日の数日前、寝る前にちょろっと尿漏れをしたような感覚があり、気にはなったものの、そのまま寝ました。寝ているときも少し何か漏れたような感覚があり、トイレへ駆け込みましたが、すこーしパンツが濡れただけ。

そのまま丸1日過ごしちょうど健診だったので病院へ行くと、破水していたことがわかりました。

臨月に入ってからネットで破水について調べていた私は、パチンという音や風船が割れるような感覚、バシャーっと一気に流れ出るような破水など、いろいろな方の経験を見ていたので期待していたのですが、実際は何も感じず音も聞こえませんでした。

むしろ、羊水が流れていることすらわからなかったので、とても残念です。今現在、2人目の子がお腹にいます。次は破水の音がするといいなと今から楽しみです。

まとめ

破水とその他のお産のサインや先輩ママのリアルな破水の音体験談についてご紹介しました。

破水は、起こる状況や羊水が流れる量だけでなく音を感じるかどうか、どんな音がするかも妊婦さん一人ひとり異なります。インターネットが普及している現代では、他のママの体験談もたくさん見られますが、実際に破水の音を感じられるかどうかは、そのときになってみなければわかりません。

一般的には、「プチ!」や「ポン!」と聞こえる方も多いようですが、中には「ブン!」や「パシャ!」と聞こえた方もいるなど、人によってさまざまです。

もうすぐ出産を控えている方は、破水の際どうなるか、音はするかどうか気になるかもしれませんが、すぐ病院へ迎えるよう入院の準備をしたり、散歩をして体を動かしたりしてそのときに備えておくことをおすすめします。

破水の音が気になる方は、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。

プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 (がん薬物療法専門医認定者名簿)、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医(臨床遺伝専門医名簿:東京都)として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

仲田洋美のプロフィールはこちら

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