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出産祝いの贈り物は、いざ贈ろうとするとを何にしようかと悩んでしまうものです。喜んでいただける品物、金額の相場などがわからないという方も多いでしょう。
本記事では、出産祝いの贈り物について解説いたします。人気の商品をランキング形式で紹介いたします。相場、選ぶ際のポイント、注意点などについても、ぜひ参考にしてください。
出産祝いの贈り物ランキング
出産祝いの贈り物を人気順にランキング形式で紹介いたします。
必ず使う品物で、いくつあっても困らない物、可愛らしい物が人気です。
1位. タオル
最も人気なのはタオルです。タオルは赤ちゃんの必需品であり、非常に実用的なので何枚あっても困りません。また、赤ちゃんはタオルをすぐに汚してしまいます。たくさん使う必要があるので、何枚もらっても嬉しいものです。
タオルは、出産祝いの最も定番のアイテムです。生まれたての赤ちゃんは肌が敏感なので、タオルの材質にはこだわるようにしてください。オーガニックコットンを使用しているものや肌触りがいいものなどがおすすめです。
2位. おむつケーキ
「おむつケーキ」も人気があります。タオルと同様に赤ちゃんの必需品なのがおむつです。単純におむつをプレゼントしてもいいのですが、綺麗に飾られた「おむつケーキ」の方が贈り物らしい華やかさや可愛らしさがあります。
おむつケーキとは、おむつをケーキのように積み重ね、リボンやレースをあしらって可愛らしく飾られたものです。見た目も実用性も兼ね備えていて、出産の贈り物として最適です。
種類が非常に豊富で、タオルやおもちゃなどを一緒に飾り付けているものもあります。予算に合わせて種類を選べるのがメリットです。
3位.ブランケット
タオルと少し似ていますが、ブランケットも人気が高いです。洗い替え用に何枚あっても困りません。日常的に利用するもので喜ばれやすいです。また、性別に関係なく選びやすいというのもポイントでしょう。
ブランケットは、タオルと同様に赤ちゃんの肌に直接触れるアイテムです。そのため、材質にはこだわるようにしてください。
出産祝いの相場
出産祝いの相場については、送る相手との関係性によって変わってきます。
【友人】
一般的には5,000円〜10,000円が相場です。親友などの関係が深い方に送る場合は、これよりも高い出産祝いを送るケースもあります。
【仕事関係】
仕事関係の相手に送る場合は、同僚や後輩に対しては3,000円〜5,000円、上司に対しては5,000円〜10,000円が目安でしょう。仕事関係の相手に贈る場合は、高すぎても安すぎても相手が気を遣ってしまう可能性があります。そのため、気を遣わせないようになるべく相場内に収めるようにしてください。
【兄弟姉妹】
兄弟や姉妹は、関係性が非常に深いので、相場も高くなります。10,000円〜30,000円程度が目安となるでしょう。年齢が高くなればなるほど、金額も高くなっていく傾向にあります。
【親戚】
親戚に対しては、5,000円〜10,000円が相場です。地域の風習で値段が決まっているケースもあるので、贈る場合には両親に確認をしてみてください。
お返しの相場
出産祝いを贈るだけでなく、もらう立場になることもあると思います。お返しについても理解しておきましょう。出産のお祝いには、もらったお祝いの半返しをする「出産内祝い」を贈るマナーがあります。
相場は、もらった贈り物の3分の1〜半分くらいの価格になるように調整するのが一般的です。相場より高い出産祝いを貰ったときには、半分ではなく3分の1程度の金額でお返ししても大丈夫でしょう。相手との関係性も考えて判断します。
また、感謝の気持ちを電話や手紙などで伝えるようにすると印象が良いでしょう。
出産祝いを選ぶときの3つのポイント
出産祝いを選ぶときのポイントを3つ紹介します。ポイントを参考に、出産祝いを選んでみてください。
ポイント1. 相場にこだわりすぎない
出産祝いに関わらず、贈り物というのは気持ちが大切です。もちろん、相場を確認することは大切です。しかし、価格だけを考えて、気持ちのこもっていない品物を贈るのは寂しいものです。
相場も大切ですが、まずは相手に対する喜びの気持ちが伝わる贈り物を選びましょう。贈り物に手紙を添えるのも良いでしょう。
ポイント2. 贈ってはいけないものに注意
一見すると贈り物としては便利そうですが、出産祝いとして贈るのは適していないとされるアイテムがいくつかあります。その中のひとつがハンカチです。ハンカチはどんなときでも使えるので便利そうと贈り物として選ぶ方が多いですが、出産祝いの際は避けるようにしてください。
なぜなら、ハンカチには涙を拭う別れのアイテムというイメージがあるからです。出産祝いに別れのイメージがあるハンカチを渡すのはあまり好ましくありません。ほかには日本茶も避けたほうがよいという考えもあります。日本茶は、弔事のイメージを持つ方もいるためです。
カタログギフトの中には、ハンカチや日本茶が載っているものがあります。カタログから相手が選ぶ場合には問題ありません。
ポイント3. 2人目以降の場合は注意しよう
2人目以降の出産祝いを贈る場合には、1人目とは違う注意をしなければいけません。
一般的に1人目の贈り物をする場合には、育児に役立つグッズを贈ると喜ばれやすいです。しかし、2人目になるとすでに持っている育児グッズと重複してしまう可能性があります。
そのため、2人目以降の出産祝いは工夫をしなければいけません。
喜ばれやすいのは、高品質で高価なアイテムや上の子供に喜んでもらえるアイテムなどです。利便性に優れたものでも喜んでもらえるのですが、すでに持っている可能性も捨てきれません。自分では買わないような高価なものを贈ると喜ばれやすいでしょう。
また、あえて母親向けの贈り物をするのもいいでしょう。スキンケア商品などは喜ばれやすいです。1人目のときと比べて、贈り物として選ぶアイテムの考え方が違うという点は留意しておいてください。
出産祝いを贈るときの4つの注意点
出産祝いを贈るときには、次の4つの注意点に気をつけましょう。
注意点1. 出産前には贈らない
出産祝いは基本的に出産よりも早めに購入することになるでしょう。しかし、出産前に贈るのはマナー違反です。
お祝いごとだから早めに贈ったほうがいいのではと考える方がいるかもしれません。しかし、出産祝いは、出産のお知らせをいただいてから贈るようにしてください。
注意点2. 出産祝いの時期は出産後1ヶ月以内
出産祝いは、遅くても、産後1ヵ月以内に贈ることがマナーとされています。
しかし、うっかり時期を過ぎてしまうこともあります。
もしも、産後2〜3ヵ月を過ぎてから贈る場合には、ハーフバースデーや初節句の時期にずらしてお祝いするという方法もあります。
また、どうしても遅れて渡さなければならない場合には、「遅ればせながら…」という一言をカードに書き添えるのもよいでしょう。
注意点3. 自宅に送付した方が喜ばれやすい
出産祝いは宅配便などを使って、自宅や実家に送るようにしてください。産後は、新生児のお世話で忙しく疲労しているものです。直接会って渡したいという気持ちはわかりますが、相手の方にそのために時間を割く余裕がないかもしれません。
また、産後のお母さんや赤ちゃんは体調を崩しやすいです。そのため、自宅や実家に訪問をすると、体調を崩す原因になってしまうかもしれません。言葉でお祝いを伝えたい場合は、メールや手紙などを活用してください。
注意点4. 病院訪問は避ける
入院中に訪問して贈り物を渡す方もいます。しかし、先ほども説明したように産後というのは体調を崩しやすいです。病院によっては産後すぐに赤ちゃんと同じ部屋で生活をする場合もあり、お母さんが睡眠不足になっている可能性もあります。こういった時期に来客を迎えるというのは、かなりの負担になってしまう可能性があります。
また、新型コロナウイルスの影響も考えられます。子供が感染症の影響を受けないか、敏感になっているお母さんも少なくないでしょう。病院側としてもあまり簡単に来院を受け入れたくないと思います。
できれば病院訪問は避けて、退院してしばらくしてから会うようにしてください。どうしても声が聞きたいという場合は、スケジュールを合わせて電話をするようにしましょう。体力がないお母さんと無理やり会うという行為は避けるべきです。相手も会おうと言われると断りづらいかもしれません。こちらから気を遣ってそういった誘いはしないように心がけましょう。
出産祝いのメッセージの書き方
出産祝いのメッセージの書き方には3つのポイントがあります。
ポイント1. お祝いの言葉を入れる
当然ですが、まずはお祝いの言葉を入れましょう。喜びがストレートに伝わる表現が望ましいです。そしてこれからの幸せを祈っているという旨の言葉も入れてください。出産祝いのメッセージの基本です。
ポイント2. 忌み言葉は使わない
お祝いのメッセージなので、どのような文脈であれ忌み言葉を使用するのは避けましょう。死ぬ、切る、流れるなどが忌み言葉に該当します。また、忌み言葉でなくても、ネガティブな印象が伝わる言葉は避けたほうが望ましいです。
大変、苦労、不安など、気分が下がるような言葉は使わないように心がけてください。
産後はナイーブな時期なので、少しネガティブな言葉を見つけるだけでも健康状態に影響を与えてしまう可能性があります。そういった配慮をしたうえで、出産祝いのメッセージを書きましょう。
ポイント3. 気を遣った方がいい表現
ほかにも気を遣ったほうがいい表現があります。赤ちゃんにはさまざまな個性があります。お母さんは赤ちゃんの個性に向き合うのに苦労しているかもしれません。
そんな中で「大きく育って」「たくさん食べて」といった表現をしてしまうと、気分を害してしまう可能性があります。受け取り方によっては無神経になってしまう言葉は使わないように気をつけてください。
ありきたりなメッセージになってしまうのが気になるという方もいるかもしれません。しかし、ありきたりであっても純粋に喜びの意思を伝えてくれるというのは嬉しいものです。
【まとめ】出産祝いは喜ばれるものを選ぼう
出産祝いは、喜びの気持ちを伝えるとともに、贈り物が本当に喜んでもらえるかどうかも考えなくてはいけません。赤ちゃんとの生活は楽しくて幸せな時間ですが、お母さんは育児で疲れてデリケートな状態です。お母さんがもらって嬉しいと感じる贈り物を選びましょう。
本記事では、出産祝いの贈り物の選び方などについて紹介しました。記事を参考に、喜んでいただけるものを選んで贈るようにしましょう。