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産休のメッセージを送るときのポイントと注意点!困ったとき参考になる例文も紹介

お世話になった先輩やかわいがっている後輩、親交のある取引先の方などが産休に入るというとき、何か安心できるようなメッセージを送りたいですよね。

産休前に赤ちゃんの誕生や仕事を休むことへの不安など、気持ちが不安定になっていることも多い妊婦さんに向けて、元気になれるようなメッセージを送って安心して産休に入ってもらいたいと思いませんか?

この記事では、産休のお祝いメッセージを送るときのポイントと注意点、参考になる例文をご紹介します。

産休に入る方へのお祝いメッセージを考えていて、書き方を迷っているという方はぜひ参考にしてみてください。

産休のお祝いメッセージを送るときのポイント

メッセージカード

体も心もデリケートな妊婦さんに向けてメッセージを送るとなると、どんなことに気を付けたらいいのかとわからないことも多いですよね。

まずは、産休のお祝いメッセージを送るときのポイントをご紹介します。

祝福や感謝の気持ちを伝える

メッセージの最初に、まずは赤ちゃんが生まれてくることを祝福している気持ちを書きはじめると、スムーズな流れで産休のメッセージを送ることができます。

また、とくに初めての出産である場合は、妊娠や出産に不安を覚えながらも勤務していたケースも多いことから、勤務への感謝の気持ちを伝えるのもよいでしょう。

メッセージの冒頭で祝福や感謝の気持ちを述べることで、受け取った本人も出産を乗り越える勇気が湧いてくるのではないでしょうか。

戻る場所があることを伝える

それまでバリバリ仕事をこなしていたという妊婦さんは「産休に入ることで自分の居場所がなくなってしまうのではないか…」という不安を抱えていることでしょう。

そのため、復帰を心から待ち望んでいるという一言を入れるようにすると、出産後も安心して赤ちゃんとの時間を過ごすことができます。

受け取った相手がほっとするような一言を添えて、メッセージを送るのがポイントです。

体調を気遣う内容を入れる

産休に入る妊婦さんは、産後の仕事へ不安を感じているとともに、一番大きな不安は出産という大仕事を無事に迎えられるかということです。

「ゆっくり休んでください」などと、体調を気遣うメッセージを付け加えることで、相手の緊張を一瞬でもほぐせる内容となります。

しかし「絶対に元気な赤ちゃんを産めると思います!」などという強い表現は使用しない方がよいでしょう。デリケートな妊婦さんの気持ちを汲んだ内容となるよう気を付けましょう。

産休のお祝いメッセージを送るときの注意点

メールのメッセージ送信

産休へ入る方に送るお祝いメッセージは、相手が不快に思うような内容にならないよう気を付けなければいけないため、注意すべきことはどんなことなのかも知っておきたいですよね。

ここからは、産休のお祝いメッセージを送るときの注意点をご紹介します。

プレッシャーにならないようにする

出産後の赤ちゃんの状態について「元気な赤ちゃんが生まれるのを待っています!」などと表現するのは、妊婦さんへプレッシャーを与えてしまうことになるので注意しましょう。

赤ちゃんが元気に生まれてきますようにと不安に思っている妊婦さんには、このような言葉がプレッシャーとなり、万が一のことがあった場合自分を責めてしまうことにもなりかねません。

「必ず」「絶対」といった強い表現も使用しない方がよいでしょう。産休に入る妊婦さんへの表現は、柔らかい言葉を使用するよう心掛け、励ましや応援の気持ちを表すようにしましょう。

赤ちゃんの性別については書かない

赤ちゃんの性別については、夫婦間で問題が発生していたり、後継ぎ問題に巻き込まれていたりする可能性もゼロではないため、なるべく触れないようにしましょう。

赤ちゃんの性別に関しては、悩んでいる方もいればどっちが生まれても関係ないと考えている方もいるため、メッセージとして受け取ってしまうと違和感を抱く方もいるでしょう。

「どっちが生まれるか楽しみ!」「男の子(女の子)が生まれるのを待っています!」などといった、デリカシーのない内容は避けるようにしましょう。

縁起の悪い内容はNG

産休に入る方を心配しているからといって「何事もなく無事出産できますように」といった内容は避けるようにしましょう。

メッセージを送る側は、万が一のことが起こらないようにと祈る気持ちであっても、受け取った側は縁起の悪いシーンを想像してしまい、不安になってしまうことでしょう。

ただでさえ出産するということに不安を感じている妊婦さんは多いため、さらに不安になるようなことを言わずに明るいメッセージとなるよう心がけましょう。

産休のお祝いメッセージ【例文】

お祝いのメール送信

ここまで産休に入る方へ送るメッセージのポイントや注意点をご紹介してきましたが、実際にどのようなメッセージにすればいいのか悩んでしまうという方も多いですよね。

ここからは、産休のお祝いメッセージの例文を具体的にご紹介します。

上司・先輩へのお祝いメッセージ

【例文1】

『〇〇さん、この度はおめでとうございます。困ったときにいつも助けていただき、本当に感謝しています。〇〇さんに教えていただいたことを忘れずに、精一杯頑張ります。産休中はどうぞお身体を大切になさって、ゆっくりお過ごしください。育休から復帰された際はまた一緒にお仕事できるのを楽しみにしています。』

上司や先輩へのメッセージは、普段お世話になった具体的な内容を入れるなど、感謝の気持ちを伝えるとともに、不在中もしっかり職場を守っていくことを伝えられると安心して産休に入ってもらえます。

【例文2】

『〇〇さん、この度はおめでとうございます。いつも優しく、仕事をバリバリこなす〇〇さんからの嬉しいお知らせを受けて、私自身もとても嬉しく感じています。妊娠中もギリギリまで勤務してくださり、本当にありがとうございます。産休中はお身体を大切になさってください。赤ちゃんが誕生して落ち着いたらお祝いに伺わせていただきます!』

親しくしている上司や先輩へのメッセージは、自分自身も喜んでいることやお祝いの気持ちを書くことで相手にも喜んでもらえます。しかし、親しい間柄であっても身体を気遣うメッセージや感謝の気持ちは忘れずに入れるようにしましょう。

部下・後輩へのお祝いメッセージ

【例文1】

『〇〇さん、この度はおめでとうございます。妊娠がわかってから今日までの期間しっかり勤め上げてくれて感謝しています。毎日一生懸命で、真面目な〇〇さんに私自身も助けられていました。復帰したときもしっかりフォローしていくので、安心して産休期間は自分と赤ちゃんのことを考えてゆっくり過ごしてくださいね。』

部下や後輩へのメッセージは、先輩や上司としてお祝いの言葉を述べるとともに、安心して休暇に入れるよう配慮してあげることや、戻ってきたときにフォロー体制があることを伝えてあげることが大事です。

【例文2】

『〇〇さんおめでとう!〇〇さんから妊娠の報告を受けて私もとっても嬉しく思いました。妊娠中、不安もたくさんある状態でのお仕事は大変だったよね。本当にお疲れ様です。産休中は仕事のことは考えずにゆっくり過ごしてね。今まで頑張ってくれた分を私たちでしっかりフォローしていきます!落ち着いたころお祝いに行くのが楽しみです。』

仲の良い後輩や部下へ向けたメッセージでは、体調が不安な中しっかり仕事をこなしてくれたことを労う一文を入れると良いでしょう。赤ちゃんが生まれることを心待ちにしていることを、柔らかく伝えるような文章がオススメです。

取引先相手へのお祝いメッセージ

【例文1】

『〇〇様、いつもお世話になっております。この度はご懐妊おめでとうございます。ご多忙の中、ご連絡いただきまして、誠にありがとうございます。〇〇様が産休中の業務に関しましては、引継ぎいただきました通りに△△さんとのやり取りで進めさせていただきます。大変な時期かと思いますので、どうぞご自愛ください。復帰される日をお待ちしております。』

取引先相手へのメッセージはメールで送ることが多くなるため、手短にすることも重要ですが、指定された後任の方とのやりとりを了承したことなどをしっかり伝えるようにしましょう。

プロフィール

この記事の筆者:仲田洋美(医師)

ミネルバクリニック院長・仲田洋美は、日本内科学会内科専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 (がん薬物療法専門医認定者名簿)、日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医(臨床遺伝専門医名簿:東京都)として従事し、患者様の心に寄り添った診療を心がけています。

仲田洋美のプロフィールはこちら

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