ミネルバクリニックでは検査料金15万円のみでスタートしたのですが。
海外に検体発送するなど慣れないことを新しく行うため、皆さんにご不便やご迷惑をおかけすることを考え、低い金額を設定していました。その後、当時はEU圏に出していたのですが、円安が進んで20円以上あがってしまったのと、もともとはセムクリニックしかなかったのでセムが20万以上付けていたのに安すぎて何で安いのか信用ならないとか文句を言う人たちが大勢いて、2か月後にシステムが安定してきたので18万円にしました。通常の遺伝子検査は30分1万5千円の遺伝カウンセリング料金をタイムチャージしていますが、新宿のクリニックが診察室が1つしかなかったため、一組1時間しかお取りできず、自動的にカウンセリング料金を3万円にして15万円に上乗せしたかたちで料金を設定しました。ですので、NIPTに限り検査料金に自動的に3万円の遺伝カウンセリング（診療）料金が含まれています。
通常は検査結果開示のときにもお越しいただいて再診料をいただくのですが、結果が思わしくない人もいるので、「泣いてる人からお金取れないよーーー」と思い、再診料はいただかないことにしました。当時は必ず来てもらって検査結果を受け取ってもらう、なので間違いが起こりにくかったからです。
青山に引っ越して部屋が4つと多くなり。患者さんを複数のへやで管理しながら診療し、皆さんの利便性を向上するため、郵送での結果発送にも対応するようになりました。
郵送では他人の結果を入れてしまうと大変ですので必ずダブルチェックが必要になります。それまでは患者さんとご自身の結果であることを確認するというダブルチェックをしていましたが、当院側でマンパワーがダブルになりますので、こうしたマンパワーが増える事に対応するため、郵送で結果を受け取る場合のみ3000円を頂く形にしました。
次に、予約システムのなかに検査のステータス（検体発送中、検査中、検査終了など）をモニターするシステムを開発してもらい、今どういう状態になっているかが通知されるようにしました。この利用料が500円です。結果が出た、というのを電話でお知らせしたりショートメールで送っていたのですが、どうしても抜けてしまうとかエラーが発生するため、500円というワンコインで利用できるサービスを開発しました。数百万かかるので当院としては赤字ですが皆さんに安心して検査を受けてもらいたいという思いからです。そして間違いがおこる元凶の手作業による通知は廃止しました。（それでもシステム側でステータスを切り替えるのは手作業ですが。毎日検査会社や輸送会社のサイトを確認しつつ変更する作業をしています）
同時に、マイページに結果をアップロードするシステムを開発してもらったので、郵送では1-2日要していた時間をゼロにすることで患者さんの利便性を上げました。手数料は3000円のみで、英文と和文2通の結果をPDFで結合してなおかつ間違ってアップロードされても他の人が開けないようにパスワードをかける、など手数は郵送のとき対応していたよりはるかにかかりますが、手数料は変更しておりません。
コロナ社会になり、どこの医療機関も来院人数を最小限にするなどの密にならない工夫をしており、来院で結果を受け取ってもらうことが困難となりましたので、結果は全員マイページで受け取るように変更しました。
これが今までの検査料金以外の流れです。
このような流れで、当院ではNIPTを受けていただく際に、羊水検査の互助会費用2000円（非課税）、予約システム使用料550円（消費税込み）、結果作成手数料3300円（消費税込み）がかかりますことをご了承ください。
尚、当院では皆様の利便性の向上のため、マイページは毎年どんどん手を入れており、今年は二段階認証などたくさん改良しました。はっきり言えば、みなさまからシステム使用料を頂いても全く大赤字ですが、患者ファーストな姿勢を貫いておりますので、是非、ご理解くださいますようお願いいたします。
