目次
受精したタイミングが妊娠成立と考えている方も多いのではないでしょうか?
実は受精しただけでは妊娠は成立していません。妊娠が成立したと言えるタイミングは、受精卵が子宮内膜に着床したタイミングです。
そこでこの記事では、妊娠の流れが分かるように、以下の内容をお伝えします。
- ・受精から着床までの流れ
- ・妊娠初期に現れる症状15選
- ・妊娠後〜出産までの流れ特徴
- ・妊娠初期の6つの注意点
初産婦の方でも簡単に理解できるように難しい用語は避けつつ、図解などを入れて分かりやすく解説しています。この記事で妊娠期間の流れを知り、出産までの経過をイメージできるようになりましょう。
受精から着床までの流れ【4ステップ】受精=妊娠成立ではない
妊娠が成立するまでには、以下の4つの段階があります。
- ・排卵
- ・受精
- ・移動と成長
- ・着床
これらすべての段階を欠けることなく、順調に進んで初めて妊娠が成立します。
妊娠までの過程を学ぶことで、妊娠初期に起こる体の変化について理解できます。少し難しい言葉も含んだ内容になりますが、図解を用いて簡単に理解できるような工夫もしているので、ぜひ最後までご覧ください。
ステップ①:排卵
排卵とは、月経周期中に成熟した卵子が卵巣外に排出されることです。排卵後の卵子は精子と出会うために卵管へと移動します。
排卵にはホルモンの分泌が大きく影響しています。以下の図は「性腺刺激ホルモンと排卵の関係」について表したものです。
(桜十字ウィメンズクリニック渋谷/排卵の機序~排卵に至るまでのホルモンの流れ~より画像引用)
卵巣内で卵子が成熟すると視床下部から性腺刺激ホルモン(Gn-RH)が分泌され、刺激を受けた下垂体の卵胞刺激ホルモン(FSH)が分泌されます。卵胞刺激ホルモンはエストロゲンの分泌を促し、LH(黄体形成ホルモン)サージが起こった結果、排卵が始まります。
このように排卵はホルモンの作用により排卵が促されるのです。
参考資料:桜十字ウィメンズクリニック渋谷/排卵の機序~排卵に至るまでのホルモンの流れ~
ステップ②:受精
排卵後の卵子と精子が出会うことを受精と言います。
実は「受精=妊娠成立」ではありません。
受精とは卵子と精子が出会っただけにすぎず、胎児になるための準備がまだできていない状態です。つまり、非常に不安定かつデリケートな状態であり、妊娠が成立しない確率の方が高いのです。
性行為において、一度の射精で約4,000万個の精子が膣内に排出されます。射精された精子は、数分から数時間かけて膣・子宮を通り、卵子の待つ卵管へと向かいます。卵子に到達する精子は「約100〜1,000個」と言われ、生命力の高いものだけが生き残れるのです。
そしてその精子の中のたったの1個が受精できます。受精した卵子は、他の精子が受精できないよう表面に膜を張ります。
ステップ③:移動と成長
受精卵は約5〜6日かけて子宮内膜へと移動します。
その過程で子宮内膜に根を張って着床するために細胞分裂を繰り返して胚へと成長します。30時間で2つの細胞、40時間で4つ、60時間で8つといった感じで徐々に細胞数を増やしていくのです。
この時期には黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量が増えて、妊娠に向けた準備を始めます。具体的には、子宮内膜を厚くフカフカの状態にしたり、基礎体温を上げて子宮内を温めたりします。
受精卵の成長とともにお母さんの体も著しく変化をし、妊娠初期症状として変化が現れることもあるでしょう。
ステップ④:着床
着床とは子宮に到達した受精卵が子宮内膜に潜り込むことです。性行為から1週間ほどかかり、着床した時点で妊娠成立となります。お母さんと胎児が二人三脚で歩む約40週間の始まりです。
そこで「着床後、すぐに妊娠初期症状は現れるの?」と考えた方も多いのではないでしょうか?
結論、症状の種類や程度は人によって異なります。また、着床したおしるしとして以下の2種類の着床サインを観察できる方もいます。
- ・着床出血
- ・着床痛
着床出血とは、受精卵が子宮内膜に潜り込む際に傷ができて、少量出血するものです。妊娠3〜4週目前後で確認できることもありますが、出血量が少なく、ほとんどの方が気づきません。
出血が続いたり、ニオイがきつくなったりするなら、病気の可能性もあるため産婦人科へ相談しましょう。
着床痛とは、着床する時期に感じる生理痛とは違うチクチクとした痛みのことです。着床痛や下腹部の違和感と一緒に現れることがあります。ただし、人によっては生理痛の方が痛いため、気にならなかったという方もいるようです。
妊娠サイン?妊娠初期に現れる症状15選【チェックリスト形式】
妊娠したかどうかを1日でも早く、簡単に知る方法があれば嬉しいですよね?
最初から妊娠検査薬を使ったり、産婦人科を受診したりするのは、ハードルが高いと感じる人も多いようです。また、家族や知人に相談しようにも、どのように説明して良いか分かりませんよね。
そこで最初に妊娠初期症状について観察しましょう。詳しくは「妊娠検査薬以外で妊娠は見抜ける?初期症状や妊娠の予感がしたら注意するべきこと」の記事で解説しているので、ぜひご覧ください。
これらの症状とご自身を照らし合わせて、複数当てはまるなら妊娠している可能性があるでしょう。
妊娠したかをチェック3つの方法
「妊娠したかも?」と感じたら、すぐにでも確認したくなる気持ちは分かります。しかし、どの方法で調べるのが自分にとって良いのかが分からず、結局調べられていないという方もいるのではないでしょうか?
そこでこの章では、妊娠の有無をチェックする以下の3つの方法を紹介します。
- ・基礎体温の記録
- ・妊娠検査薬の活用
- ・産婦人科を受診
現在の状況によって最適な方法が異なります。そのため、この章を読んで、現在のあなたに最適な方法が選べるようになりましょう。
方法①:基礎体温の記録
基礎体温は妊娠後に分泌が盛んになるホルモンの影響を受けやすいため、継続的に測ることで妊娠しているかを確認できる指標になります。
厚生労働省の基礎体温と女性ホルモンの関係を表した図をご覧ください。
(厚生労働省 ヘルスケアラボ/基礎体温より画像引用)
妊娠すると妊娠継続のために黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が続き、高温期が維持されます。基礎体温は平均で0.3〜1℃上昇して、「風邪っぽさ」や「火照り」といった症状を伴うことがあります。
普段から基礎体温を記録している方にとっては、妊娠の有無を探るために有効な手段になるでしょう。
ただし、基礎体温は長期的に記録して初めて意味のあるデータになります。そのため、妊娠しているかもしれない方が今から始めるのには向いていません。そんな方には、次に解説する「妊娠検査薬」を使った方法が有効でしょう。
基礎体温のメカニズムや正しい測り方について確認したい方は「無排卵が原因?基礎体温がガタガタな人に考えられる原因と対処法」の記事が参考になります。ぜひ、ご覧ください。
参考資料:厚生労働省 ヘルスケアラボ/基礎体温
方法②:妊娠検査薬の活用
妊娠したか今すぐ知りたい方には、妊娠検査薬がおすすめです。
妊娠検査薬を使うメリットは、以下の通りです。
- ・すぐに結果が分かる(10〜15分)
- ・自宅で簡単にできる
- ・市販で簡単に手に入る
一方で以下のデメリットもあるので注意しましょう。
- ・確定診断ではない
- ・検査手技や持病で誤判定になることもある
妊娠検査薬は、尿中に分泌されるhCGホルモン(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)を検知して妊娠の有無を判定します。hCGホルモンは妊婦のみに分泌されるホルモンであり、妊娠5週目あたりで分泌量のピークを迎えます。
ただし、妊娠検査薬で確認する際、手技や持病の影響で誤判定になることもあるため注意しましょう。
例えば、糖尿病の方や検査キットに尿をかけすぎるなどがあると「偽陽性(陰性なのに陽性判定になること)」になることがあります。
そして、確定診断を受けるなら産婦人科で妊娠検査を受けなければいけません。そのため、妊娠検査薬は産婦人科を受診する前の確認程度に留めておきましょう。
方法③:産婦人科を受診【注意点についても解説】
妊娠検査薬で陽性判定なら、早めに産婦人科を受診しましょう。
産婦人科を受診すると、以下の内容が分かります。
- ・確定診断
- ・妊娠初期の注意点
- ・妊婦健診のスケジュール
- ・母子手帳をもらうための役所での手続き方法
産婦人科で行う妊娠検査は確定診断となり、妊娠週数も分かります。また、妊娠初期の注意点や妊婦健診のスケジュールなど、妊娠継続をするために必要なことを教えてもらえます。
特に初産婦の方は、初めて経験することばかりであるため、非常に不安な状態です。安心して妊娠生活が送れるように、医師や看護師の話をよく聞き、分からないことは何でも質問しましょう。
産婦人科を受診する際の注意点について詳しく知りたい方は「妊娠検査薬以外で妊娠は見抜ける?初期症状や妊娠の予感がしたら注意するべきこと」の記事が参考になります。ぜひ、ご覧ください。
妊娠後〜出産までの流れ【週数別】特徴や注意点
妊娠週数による特徴と注意点については、以下の表にまとめました。
妊娠週数 | 特徴と注意点 |
---|---|
0〜3週 | 【特徴】 性行為から着床までの期間 着床は「妊娠3週目」 羊膜や絨毛膜など赤ちゃんが過ごす環境ができる 【注意点】 妊娠初期症状はほとんどないが、ホルモンバランスの急激な変化で体調を崩しやすくなる |
4〜11週 | 【特徴】 生理が来ないため、妊娠を疑う時期 妊娠初期症状が現れだす 【注意点】 流産しやすい時期であるため無理は禁物 妊娠検査薬の適正時期 |
12〜15週 | 【特徴】 胎児の内臓を作り始める時期 徐々にお腹が膨れてくる 産婦人科で妊娠の確定診断をもらい、役所へ「妊娠届出書」を提出 母子手帳をもらう 【注意点】 つわりなどの症状が強くなり、食事が思うように進まない。食べられる物を食べられる量で摂取するように心がける |
16〜19週 | 【特徴】 妊娠ホルモンのバランスが整い、徐々に妊娠初期症状が落ち着いてくる 【注意点】 お腹が膨らんでくるため、行動に制限がで始める |
20〜23週 | 【特徴】 胎児は骨や筋肉が形成され、胎動がはじまる 【注意点】 胎動が激しいと膀胱を蹴られて尿漏れになることもある 妊娠関連疾患(糖尿病や高血圧など)が発症しやすい時期 |
24〜27週 | 【特徴】 胎児の脳が発達し始める 丸みを帯びたお腹になり、張りが一層強くなる 【注意点】 お腹が出てくるため重心をとるために腰への負担が大きい 無理なく、休憩を挟みながら行動する必要がある |
28〜35週 | 【特徴】 胎児が大きくなることで胃を圧迫して食事が食べられなくなる 妊婦健診のエコーにて人間らしい形になってきているのが確認できる 【注意点】 ゼリー食やあっさりとした物など、食べやすい物を食べられる時に摂取することが必要 |
36〜40週 | 【特徴】 出産に向けて子宮が下がって胃の圧迫感が解除されるため、食欲が戻る お腹での胎児の発育は完了 【注意点】 過食に注意 いつ生まれてもおかしくない臨月であるため、遠出や人混みへの外出は控える |
妊娠週数が進むにつれて、症状や注意事項が増えます。お母さんの負担も増えるため、旦那様や周囲の協力を得ながら、出産日を迎えられるようにしましょう。
また上記表を参考に現在注意すべきこと、これからの妊娠生活をイメージできますので、ぜひご活用ください。
知らないと危険?妊娠初期の6つの注意点
妊娠初期はホルモンの分泌が盛んになり、体の変化が著しい時期でもあります。そして妊娠してお腹が大きくなるにつれて行動にも制限がかかってきます。
また、お母さんの行動や習慣が胎児への健康被害になりうるのです。
そこでこの章では、妊娠初期の注意点について、以下の6つをお伝えします。
- ・喫煙・飲酒を辞める
- ・激しい運動はしない
- ・風疹の抗体検査を受ける
- ・葉酸を摂取する
- ・歯科検診を済ませる
- ・かかりつけ医へ内服の相談
知らず知らずのうちの行動が胎児を苦しめたり、中には流産や死産になったりするケースもあります。今からでも遅くないので、胎児を命の危険に晒す前に、改善できることは積極的に取り入れていきましょう。
注意点①:喫煙・飲酒を辞める
妊娠中の飲酒・喫煙習慣は、胎児への健康被害が大きいことを知っておきましょう。
そうはいってもすぐに止められないと感じる人もいますので、断ち切るのが難しい場合、徐々に量を減らすところからでも始める価値ありです。
タバコに含まれるニコチンは血管収縮作用があり、喫煙時に発生する一酸化炭素と相まって、胎児へ十分な血流が届けられなくなります。結果として、胎児は低酸素血症になり、発育不全や乳児突然死症候群(SIDS)の発症リスクが高まります。
一方で、妊婦の飲酒は胎児アルコール・スペクトラム障害の原因そのものです。胎児性アルコール・スペクトラム障害とは、低体重や特徴的な顔面、脳障害などの症状を伴う先天性異常です。
厚生労働省の調査によると、妊娠中も習慣的に飲酒した女性の子供の約30%が胎児性アルコール・スペクトラム障害だったというデータもあります。代表的な胎児性アルコール・スペクトラム障害として、胎児性アルコール症候群があり、喫煙習慣がある方ではさらに発症率が高まると考えられています。
このように妊娠中の飲酒・喫煙が及ぼす胎児への健康被害は、計り知れないのです。
参考資料
厚生労働省 e-ヘルスネット/胎児性アルコール・スペクトラム障害
奈良県/喫煙が及ぼす健康被害について
注意点②:激しい運動はしない
「妊娠期の運動は早産や流産の原因になるのでは?」とお考えの方もいるのではないでしょうか?
実は、妊娠期に運動することで母子ともに健康な体作りができます。ただし、週数に合わせて無理のない運動をすることが前提です。息切れをしたり、体がぶつかり合ったりするような激しい運動は胎児への負担が大きく、かえって健康被害になりかねません。
妊娠期の運動の影響について、日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会は以下のように述べています。
(公益社団法人 日本産婦人科医会・公益社団法人 日本産婦人科医会/産婦人科診療より画像引用)
また、パートナーとの性生活についても控えるに越したことはありません。特に安定期までや妊娠後期は、早産や流産を助長してしまうからです。
一方で妊娠中の運動には、以下のメリットがあります。
- ・出産に備えた体力低下の予防
- ・妊娠糖尿病・高血圧症候群の予防
- ・血流改善により胎児へ十分な酸素・栄養素を供給
- ・気分転換やストレス発散
- ・腸の動きが活発になり便秘予防
妊娠週数やあなた自身の状況により程度な運動量は違います。妊娠期でも運動をしたいなら、産婦人科医に相談しつつ無理のない範囲で行いましょう。
参考資料:公益社団法人 日本産婦人科医会・公益社団法人 日本産婦人科医会/産婦人科診療
参考資料:NIID 国立感染症研究所/先天性風疹症候群とは
注意点④:葉酸を摂取する
葉酸の効果は、以下の2つです。
- ・貧血予防
- ・先天性異常の予防
ビタミンの一種である葉酸は、ビタミンB12とともに赤血球のもととなる赤芽球の合成を促す働きがあります。赤血球が確保されることで貧血予防となります。生理や出産で大量に出血するため、普段から貧血予防として葉酸を摂取しておきましょう。
また葉酸はDNA合成にも関わっており、神経管閉鎖障害などの先天性異常の予防ができることも分かっています。神経管閉鎖障害とは、胎児が成長する過程でDNA合成が上手くいかず、脳や脊髄などの神経が十分に作られず発症する障害です。
代表的なものとして、運動や排泄障害の伴う「二分脊椎」や、脳の一部が欠損した「無脳症」があります。特に無脳症は生命維持が難しく、死産や出生後数日以内に死亡します。
葉酸の摂取目安は、以下の通りです。
妊娠時期 | 摂取目安 |
---|---|
妊娠初期 | 240 μg/日 |
妊娠中期 | 440 µg/日 |
妊娠後期 | 440 µg/日 |
葉酸はサプリメントとしてドラッグストアやコンビニで販売されています。簡単に手に入る上に値段もそれほど高いわけではないため、今日から始めてみるのも良いでしょう。
参考資料
厚生労働省e-ヘルスネット/葉酸とサプリメント ‐神経管閉鎖障害のリスク低減に対する効果
厚生労働省/日本人の食事摂取基準 P232
注意点⑤:歯科検診を済ませる
お母さんや胎児への健康被害を考慮すると、妊娠前に歯科治療を終わらせておいた方が良いでしょう。
妊娠中に歯科治療を受けるリスクは、以下の通りです。
- ・早産になるリスクが高まる
- ・治療やレントゲン検査が難しくなる
- ・麻酔・内服薬が推奨されない
人はプロスタグランジンというホルモンが分泌されることで痛みを感じます。そして、虫歯による痛みも例外ではありません。プロスタグランジンには子宮収縮作用があり、過剰に分泌されると早産になるリスクが高まるのですよ。
また、お腹が大きくなると仰向けで治療台に横になるのが難しいです。レントゲンなど胎児が被曝することも考えると、検査も避けるに越したことはありません。
麻酔や内服薬は胎盤を通じて胎児へと届けられる可能性があります。種類によっては赤ちゃんへは禁忌な薬もあるため、注意が必要です。例えば、治療後に痛み止めとして処方されるロキソニンは、ライ症候群の発症リスクの観点から禁忌とされています。
このようによく聞く名前の薬でも、胎児にとっては健康被害になることもあるため注意しましょう。どうしても治療が必要なら、予約や治療前に妊娠していることを伝えておきましょう。
参考資料:公益社団法人日本歯科医師会 P4
注意点⑥:かかりつけ医へ内服の相談
妊娠中に内服を始めとする薬剤の使用は、胎児への健康被害が予測されます。そのため、かかりつけ医や産婦人科医に相談しておくことをおすすめします。
特に持病がある方は、内服継続をしなければ命の危険に晒される場合もあるでしょう。同じ薬効で胎児へ影響の少ない薬への変更や薬の量を減量してもらうなどの相談が必要です。
また妊娠中に風邪を引いた場合でも、市販の薬を使う前にドラッグストアに常在している薬剤師や妊婦健診時に事前に相談しておくことでスムーズに対処できるでしょう。
まとめ: 妊娠の流れを理解して出産までをイメージしよう!
以上、妊娠の流れについて詳しく解説しました。
この記事のポイントを以下にまとめたので、一緒に振り返りましょう。また、分からないことがあれば、読み返していただけると理解が深まります。
- ・妊娠成立は「受精」ではなく「着床」したタイミング
- ・妊娠初期症状の程度は人それぞれ
- ・妊娠の有無を確認するなら「基礎体温」「妊娠検査薬」「産婦人科」
- ・妊娠週数により特徴・注意すべきことが異なる
- ・喫煙や飲酒、激しい運動は胎児への健康被害のリスクがある
- ・葉酸の摂取や風疹ワクチンの接種は妊娠前からすべき
妊娠は受精卵が無事着床したタイミングから始まります。そして妊娠したことでお母さんの体は著しく変化し、様々な妊娠初期症状として現れます。
また、妊娠したかを確認するには、基礎体温や妊娠検査薬が有効です。特に妊娠検査薬はドラッグストアなどで簡単に手に入る上に、10〜15分で結果が分かります。ただし、確定診断ではないため、確実な結果がほしい方は産婦人科を受診しましょう。
妊娠すると週数別の特徴や注意点がありましたね。この記事でも出産までの経過を妊娠週数別で解説しているので、都度振り返りに使ってもらい、出産までをイメージするのに活用いただけると幸いです。
この記事が妊娠初期の方の不安の解消に役立てれば嬉しいです。