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出産お祝いメッセージの書き方と知っておきたい3つのマナーを紹介大切な友達やお世話になっている職場の上司に宛てる「出産お祝いメッセージ」の書き方に悩んだことはありませんか?
おめでたい出産を心からお祝いしたい気持ちが強くても、その気持ちを文字で表すのが苦手な方はたくさんいます。
また、職場の上司などの目上の人に贈るお祝いメッセージでは、マナー違反をしていないか気になってしまうものです。
そこでこの記事では、出産お祝いメッセージの書き方と知っておきたいマナーを詳しくご紹介していきます。
出産お祝いメッセージの書き方で失敗したくない方は、是非参考にしてみてください。
相手に合わせた出産お祝いメッセージの書き方
まずは、お祝いメッセージの正しい書き方、相手との関係性を踏まえた書き方をご説明していきます。
正しいメッセージの書き方
出産を祝うメッセージは、メッセージ単体ではなく基本的に贈り物に添えて贈る形となります。
親しい相手に贈る際に忘れがちなのが、出産は慶事であるため基本的なマナーを守ってメッセージを書くべきであるということです。
言葉遣いについては、普段の会話で使用している口調をそのまま選んで問題ありませんが、メッセージは本人だけではなくパートナーやご家族が目にする可能性もあるため、軽すぎるノリやジョークを交えたメッセージはよっぽどのことがない限り控えておきましょう。
積極的に使いたいポジティブなワード
メッセージを書く時に積極的に使いたいのが、幸せを連想するポジティブなワードです。
【幸せを連想するワードの例】
- 嬉しい
- 楽しい
- 笑顔
- 健やか
- 愛情
- 明るい
- にぎやか
- ハッピー
読んでいて思わずにっこり笑顔になるような文章を作ることを心掛け、不自然に持ち上げすぎないようにポジティブなワードを織り交ぜていきましょう。
絶対に避けるべきネガティブなワード
忌み言葉のようなネガティブなワードの使用は絶対に避けましょう。
【忌みとなるワードの例】
- 別れる
- 離れる
- 離婚
- 辛い
- 大変
- 苦労
- 苦しい
- 死ぬ
「私の分まで幸せになってください」のように自分を引き合いに出してお祝いすることも望ましくありません。
また、「これから育児頑張ってください」や「本当に育児は大変でしょうが…」などの言葉も使い方によっては投げやりに見え、産後不安定な状態であるママさんには相応しくないメッセージとなるので注意が必要です。
友達宛にメッセージを書く場合
いつも仲良くしてもらっている友達宛に書く場合は不自然に堅苦しくならず、普段通りの雰囲気で書いた方が喜ばれます。ただし、ふざけすぎて出産を祝うことから主旨がズレすぎないように注意しましょう。
今はメッセージカードや封筒もおしゃれなデザインや変わったデザインがたくさん販売されているため、じっくりと選んでみましょう。
メッセージカードにデコレーションを加えれば世界に一枚だけのお祝いメッセージカードが誕生するので、友達も心から喜んでくれるでしょう。
親戚宛にメッセージを書く場合
顔見知りの親戚に対して書く場合、友人宛に書くように自然体でポジティブな内容になることを心掛け、まるで自分のことにように喜んでいる雰囲気を出していきましょう。
出産で苦労した方の場合は、産後の生活に気遣い「いつでも相談にのります」のようなメッセージを入れておくと優しい温かいメッセージに仕上がります。
先生宛にメッセージを書く場合
学校や習い事の先生宛に書く場合、近くもあり遠くもある関係性でどのような内容にすればいいか悩んでしまうこともありますが、ブレてはいけないのが、相手が目上であるという点です。
丁寧語・敬語を正しく使ってフォーマルな内容に仕上げるように気をつけ、お子さんの成長や家族の幸せを祈るようなメッセージを書きましょう。
先生と友達のような関係性であっても出産は慶事となるのでフレンドリーになりすぎないように気をつけましょう。
上司や先輩宛にメッセージを書く場合
最も書き方に悩むのが、職場でお世話になっている上司や先輩宛の出産お祝いメッセージです。
心掛けるのは丁寧語・敬語を礼儀正しく使うことで、関係性の深さに応じて親しみやすさを入れていきましょう。
最後に言葉遣いや漢字にミスがないかしっかりと目を通して、失礼のないメッセージに仕上がったことを確認した上で贈るようにしましょう。
後輩宛にメッセージを書く場合
気持ち的に楽に書けるのが後輩宛のお祝いメッセージですが、そっけない感じにならないように柔らかく温かい文章になるように仕上げていきましょう。
敢えて敬語を使う必要もないので普段の話し口調でフレンドリーな雰囲気を出しつつ、赤ちゃんが生まれた幸せな家庭を心からお祝いしましょう。
出産祝いを贈る際に知っておきたい3つのマナー
ここからは、一般的に知られているマナーや意外に知らない注意点について詳しくご紹介していきます。
時代によって変化したマナーもあるため、しっかり目を通しておきましょう。
句読点を使わない書き方について
実は、出産お祝いメッセージでは「、」や「。」といった句読点を使わない方がいいという考え方があります。
このルールは、句読点が「終止符」をイメージすることが由来となっていますが、現在は句読点を使ったお祝いメッセージも多くみられます。
マナーに厳しい目上の方に向けてメッセージを贈る場合は、句読点を使わないというルールで書くことをおすすめします。
お祝いメッセージを贈るタイミング
友人や知人に出産を知らされるタイミングはさまざまですが、お祝いメッセージを贈るのは出産内祝い以前が良いとされています。
出産内祝いは出生後1ヶ月後のお宮参りの時期となるため、生後7日〜1ヶ月までを目安にして出産お祝いメッセージを贈るようにしましょう。
お祝いメッセージが遅れてしまった場合
事情によって出産内祝い以後にお祝いメッセージを贈ることになった場合、受け取り側は出産内祝いを再び用意しなければならないため、手間をかけてしまう可能性があります。
そんな場合は、お祝いを贈るタイミングを「ハーフバースデー」や「1歳の誕生日」に合わせるのがおすすめです。
または、しばらく期間を置いてから赤ちゃんの成長に合わせておむつなどの必需品と一緒にお祝いメッセージを贈るようにしましょう。
どちらのパターンにしても、遅れてしまったことに対するお詫びの言葉を添えておくのがマナーとなっています。
コロナ禍での贈り方
新型コロナウイルスの流行によってあらゆる行事を自粛せざるを得なくなりましたが、出産祝いに関しても「本当に今贈っていいのだろうか?」と疑問に思っている方がたくさんいると思います。
ですが、コロナ自粛中でも出産祝いやメッセージを贈ることに対して問題はないというのが一般的な考えとなっています。
対面できないからこそ、贈り物やメッセージで気持ちを伝えることに意味があり、お祝いまで自粛する必要はないといえます。
直接手渡しで渡すのはコロナ収束後が推奨されるので、それまでは宅急便を利用するようにしましょう。
まとめ
出産お祝いメッセージの書き方と知っておきたい3つのマナーをご紹介しましたが参考になりましたか?
メッセージは出産という幸せな出来事を心からお祝いすることを前提として、普段の関係性を考えた言葉遣いで書くのが一般的です。
友人に対して贈る場合は、フレンドリーな雰囲気を前面に押し出しつつ、メッセージカード・封筒・デコレーションにもこだわってみましょう。
メッセージを贈る際のマナーとして気をつけなければならないのが、マナーを重んじる方には句読点を使わないメッセージに仕上げること、出産内祝いを過ぎて場合はハーフバースデーや1歳の誕生日に合わせること、コロナ禍では対面ではなく郵送で送ることなどになります。
ただし、時代の流れと共に変化したマナーもあるため、相手が親しい関係なら相手が最も喜ぶ形でお祝いとメッセージを贈れば特に問題はありません。
マナーを知っているかどうかで柔軟な対応ができるため、出産お祝いメッセージを贈る際は、この記事を是非参考にしてみてください。