NIPT(非侵襲的出生前検査)は精度の高い検査ですが、確定診断にはならない「非確定的検査(スクリーニング検査)」です。第5章では、その理由を、スクリーニング検査の考え方、精度の読み方、偽陽性の原因、陽性後の確定検査と偽陰性の順に、13のページに分けて解説します。

PART 1
スクリーニング検査と研究の読み方
NIPTの結果を読む前提となる、検査と研究の基本的な考え方です。
5-1はじめに第5章で扱う問い:高精度なNIPTが、なぜ確定診断にならないのか
5-2診断的検査とスクリーニング検査「ふるい分け」と「診断」の違い、感度・特異度の考え方
5-3コホート研究とはNIPTの精度を示す研究が、どのような設計で行われているか
5-4エビデンスレベルとは研究の確からしさの階層と、推奨グレードとの関係
PART 2
NIPTの精度を正しく読む
感度・特異度・陽性的中率の関係と、数字が変わる理由です。
PART 3
偽陽性はなぜ起こるのか
陽性なのに赤ちゃんに異常がない「偽陽性」の原因を、5つに分けて解説します。
5-6cffDNAベースの出生前検査(NIPT)の偽陽性の原因
5-6-1限局性胎盤モザイク胎盤と赤ちゃんで染色体が食い違う、偽陽性の代表的な原因
5-6-2バニシングツイン(Vanishing Twin)育たなかった双子の一方のDNAが、血液中に残り続ける
5-6-3珍しい常染色体のトリソミーや染色体の構造異常21・18・13番以外のトリソミーや部分的な欠失・重複の解釈
5-6-4胎児の性別の不一致NIPTの性別と超音波・出生後の性別が食い違うとき
5-6-5母体側の要因母体の染色体モザイク、コピー数バリアント、腫瘍などの影響
PART 4
陽性のあと、陰性の限界
陽性が出たときの確定検査と、陰性でも残る可能性です。
5-7陽性の結果がでたときの確定検査羊水検査と絨毛検査の使い分け、胎盤モザイクとの関係
5-8NIPTの偽陰性陰性なのに異常がある場合の確率と原因、技術的な背景



